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  • プランドロール・シップヤード

決闘バトルロイヤル @ ウィキ

プランドロール・シップヤード

最終更新:2025年05月13日 23:41

konryu

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「お前の世界ではアイツの言う通りでカードでしかないと?」

「ああ。そのはずだ。モンスターが実体化するという現象についても心当たりもあるが、
 あそこまで意志をもって、此処まで行動を起こすカードは、俺も初めて見ることになる。」

「こうして集ってみると、本当に異世界とかそういうのなんだなって実感しますねー。」

 荒野のような港に停められた護送船のとある一室。
 質素な椅子と机だけの簡素な部屋の中に、三人の男女が集う。

「船が人になるとかっつー、そっちの所も大概だと思うぞ。」

「いやいや、世紀末みたいな日本も似たようなものですよ。」

 殺し合いの場ではあるがさほど重苦しい空気は感じられず、
 互いのことをある程度知る程度に打ち解けている状態にあった。
 一人はステレオタイプの海賊を彷彿とさせる、右腕が異形の腕の男性。
 一人は長いピンクの髪を揺らしている、セーラー服を着た妙齢の女性。
 一人は青ジャケットを羽織った、蟹のような独特な髪形をした青年。
 共通性があるとすれば、いずれも海に関わる要素があるというべきだろうか。
 まあ、一人は海に関して特別深い関わりがあるわけではないのだが。

 海賊の名は蛇王院空也。キュウシュウを統治していた連合組織『スカルサーペント』の番長。
 セーラー服の女性は明石。深海棲艦から制海権を奪還せんとする、戦船の魂を持つ工作艦の艦娘。
 蟹頭の彼は不動遊星。この中で最もハ・デス達を知る、シグナ―の痣を持つ男。
 この場にはその三人の男女が一堂に会していた。

 三者共に殺し合いには懐疑的な人物。
 最初は遊星と明石が邂逅して、見つけたこの船へ足を運べば蛇王院と出会い、
 彼のそのステレオタイプな恰好は二人を警戒させるに至るには十分だったが、
 話してみれば思いのほか気さくな人物であったことがり割と馴染めている。

「やはり、私達にとって現状主催に一番近いのは遊星さんですね。」

 話を互いの事を知ったことで、明石は結論を出す。
 この中で唯一あの主催陣営を知ってる存在が彼だ。
 ハ・デスと言うデュエルモンスターズのカードに加えて、
 KCのロゴが入ったデイバック。この会社についても遊星は知っている。
 ネオ童実野シティでも海馬コーポレーションの存在は忘れてはならない。
 永久機関モーメントを完成させ、街を発展させたのだから当然のことだ。
 同時に、彼の両親とも深い縁があるのだがその辺は割愛させていただく。

「海馬コーポレーションっつー会社は今のこれが実現できるのか?」

「いや、あの会社は軍需産業だけは控えていたことを考えると、
 恐らく磯野と海馬コーポレーションは利用されてるだけかもしれない。
 本田と言う彼も、そういうことをする人物とは思ってなかったようにも見える。
 それと技術だけで言えば、この状況はもしかしたらできる可能性はないとは言えない。」

「いや、どんな会社なんですか……」

 遊星はイリアステルの過去へ来る技術を考えれば、
 今も既にそういうのができあがってるのではないかと察せられる。
 当然、明石からすれば無茶苦茶すぎるにもほどがある会社の認識だ。
 ゲーム事業どころでは済まされないレベルに手を出してるのも中々にぶっ飛んでいる。
 一つの企業で、一人の若い社長の存在からそこまでできる会社など想像つかない。

「それでだ遊星。武藤遊戯を探す……この方針だが大丈夫なんだな?」

「ああ。遊戯さんは必ず俺達に協力してくれる人だ。」

「それを俺は信じるつもりだが、その前に聞いておくぞ。
 あいつは最初に仲間をやられていた。あれが俺の女、
 美汐やシャイラだったら俺だってキレる可能性は十分にある。
 まあ、俺ならその後ハ・デスの野郎をぶっ殺すことを選ぶだろうがな。」

 あの場で殺された本田と遊戯の関係は知らないが、
 あの様子から遊星におけるジャックやクロウに近しい間柄だ。
 殺し合いに乗る、と言うことは完全にないと判断できる程遊星は遊戯とは親しくはなかった。
 確かに一度パラドックスを十代と共に戦い通じ合ったと言えども、基本の交流関係とは別だ。
 彼が万が一殺し合いに乗るなんてことになって困るのは間違いない。

「完全にないと言い切れるほど、俺はあの人と彼の関係をよく知らない。
 だが、俺は信じる。共にパラドックスを倒したように、この戦いを終わらせる!」

 自分と遊戯の間にも絆があると思っている。
 であれば、それを信じずにどうするのだ。
 絆の力がチーム5d’sであり、絆の力で多くの事を乗り越えた。
 時空どころか世界を超えた絆で、ハ・デスを打ち倒す覚悟はある。
 真っすぐな瞳。蛇王院にとってはとても見覚えのある瞳だ。

「斬真狼牙みてえないい面じゃねえか。
 いいぜ、お前の言う絆を俺は信じてやるさ。」

「俺のわがままを聞いてくれてすまない。」

「代わりにと言っちゃなんだが、
 ハ・デスが持つ願望を実現させる能力。
 あれが手に入るなら、俺が貰ってもいいか?」

「え、まさかハ・デスの力を手に入れる気ですか!?」

「そうだが、信用はならねえかか?」

 驚嘆する明石に顔を近づける蛇王院。
 彼自身は別に威圧するつもりはなく、単に確認したいだけだ。
 強面ではあるが女性受けは良さそうな顔つきに、明石は視線を海へと逸らす。

「あー……えー、ちょっと不安になってしまって。すみません。」

 何でも願いが叶ってしまう。
 まかり通れば一体どうなるか想像もつかない。
 一個人の人間が持っていいものとは思えなかった。
 或いは、持てるのかもわからない危険な力の可能性もある。

「ま、そういうもんだろな。信じるかは別だが、俺は悪用するつもりはねえさ。
 元々海賊なんてアウトローをやってた以上は、その辺は艦娘からは信用が薄いかもだがな。」

 別に蛇王院は悪用するつもりなどなかった。
 元々身寄りのない連中を保護したり引き取ったりと、
 特体生同士の戦いに疲れ切った他の学園の生徒の面倒を見てきている。
 日本の後のことは自分に勝った狼牙に任せた。どうせ目的を考えるなら、
 燃えるグランメサイヤに置いてきてしまった美汐やシャイラ、それにスカルサーペントの連中。
 彼らを引き連れて、異世界のそういう身寄りのない奴を引き取って新たなスカルサーペントを築く。
 なんてのも面白いかもしれないと思っているが故にその力はある意味ほしくもあった。

「んじゃ信用できねえって言うなら、その力が手に入ったらお前にやるよ。」

「え? 私!? なんで!?」

 あっさりその権限を渡してくるとは思っておらず、
 明石は思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。

「俺が信用できねえって言うなら、
 俺が信用しているお前にやる方がいいだろ。
 そっちは深海棲艦とやらで海もゴタゴタだし、お前もいいよな?」

 日本は狼牙なら統一し、神威も倒してくれる。
 あいつなら成し遂げられる。似た者同士なのでよくわかる。

「ああ、俺が持つべきではないとも思っているから二人に任せたい。」

 嘗てのゼロリバースをなくしたい気持ちはあるが、
 それは今まで築いてきたチーム5d’sの絆を否定することになる。
 事故を引き起こした両親を持つのに、それで家族を失ったというのに。
 それでも受け入れてくれたジャックたちのおかげで乗り越えることはできたが、
 万が一にでもそれを願ってしまって誤作動が起きてからでは手遅れになる。
 故に遊星は手に入れない。手に入れれば過ちを起こすのが分かっているから。
 二人が不要で野放しにもできない。となれば結果的に明石になるのは必然だ。

「わ、私の方でも無用の長物と言うか……と言うより、あるとはちょっと思えないので。」

 頬を掻きながら願いについて語る二人に申し訳なさそうに返す。
 深海棲艦を消し去ることができれば、それはどれ程いいだろうか。
 ただ彼女は工作艦。多くの戦場において守られながら仕事をこなす艦娘。
 だから彼女は旗艦として見てきた。大破する艦娘や、時には轟沈もする厳しい世界を。
 やってることは戦いだ。いつ、誰が沈んだっておかしくはないと分かっている。
 沈んだ艦は戻ったことはない。故に、それを覆せるだけの力があるとは思えなかった。

「そうか……んじゃとりあえずそれがあったら明石に任せるって方針として。」

「あ、結局私なんですね。」

「信用できねえ奴に渡して納得すんならいいけどよ。」

「いえ、そんなにあっさり譲ってくれる人ですし、
 多分悪いことには使わないと思いますから、蛇王院さんが持っていいですよ。」

 自分達よりもずっと強いこの人なら優勝して願いを叶えられるだろうに、
 それをせず態々協力してこのバトル・ロワイアルを終わらせてくれるのと、
 どうにも土壇場で裏切る狡猾さと言うものが彼からは感じられなかった。
 馬鹿正直と言うかストレートと言うか、提督一直線の金剛を思い出させる。

「話が脱線したが、当面は遊戯を探すのが一番ってことにするが、
 俺は元の組織でも同じように保護やら何やらで傘下を広げるつもりだ。」

 することは変わらない。
 戦いから逃げたい奴、戦いたくない奴。
 スカルサーペントはそういう連中が集い一つの勢力となった。
 何も変わらない。自分がやるべきことは常に同じだ。
 ホーリーフレイムのジャンヌのようなイカれた野郎とは違う。
 日本人だから穢れた血を滅ぼすなんて排他的な考えをするアイツとは絶対に。

「分かってる。俺も人を集めるつもりだが……この場合三人行動は安全だが得策じゃない。」

 遊星はテーブルに地図を広げて現在地を示す。
 フィールドは広大だ。仮にこれが百人と多めでも、
 一つのエリアに参加者がいる確率は相当低いものになる。
 あくまで百人だ。実際は半分以下の可能性だって存在するのだから、
 出会う確率や人数は一、二時間では全然足りないだろう。

「本来は三手に別れて広範囲に行くのがベストだが、
 明石さんは余り戦闘は不向きではない工作艦では危険だ。」

「艦娘なので常人よりは強いのと頑丈ですが、
 一方で私の武器って艤装もないので残ってるの、これですから……」

 気が引けてることが分かるような言葉と共に出された猫の顔がついたマイク。
 一応ただのマイクではないのと明石にも十分扱えるものであることは確認したが、
 実戦でちゃんと使えるかどうかと言われてしまうと、少々難しいのは想像がつく。
 と言うより、マイクによる超音波とかいきなり一人だけで扱える気がしない。

「となると二手に分かれるのがベストだ。蛇王院、悪いが明石さんを頼む。」

 この中で最も実力に優れているのは彼だ。
 工作艦である彼女は機械にも強く精通しており、
 メカニックである遊星よりも首輪の解除に重要かもしれない。
 彼に守ってもらうのがこの殺し合いを打破できる最大の要因になりうる。

「構わねえが、そっちは武器は大丈夫か?」

 彼の言っていたデュエルディスクはつけているようではあるが、
 デッキが置かれそうな場所にはほんのちょっぴりしかカードがなかった。
 カードがないということはそれだけ出せるカードの選択肢は減っていく。
 デュエルモンスターズに理解はないが、カードゲームのセオリーは理解している。
 7並べで言えば、カードが多い程できることが多い。盤面の理解もある方だ。

「カードはこれから拾っていく。」

「は?」

 蛇王院は変な声が出る。
 いやカードってそんなホイホイ拾えるものなのか。
 一瞬疑問に思ったところある違和感に気付く。

「明石、お前は知ってるのか?」

 彼女は特別驚いていなかった。
 恐らくそれの意味を知っており尋ねる。

「遊星さんの支給されたデッキ? が特殊でして。
 私、出会って早々NPCに襲われたんですよね……」

「セイクリッド・アクベスを召喚!」

 遊星がデッキ……と呼べるほどではない中から。
 カードを一枚引いてそれをデュエルディスクにセットする。

 彼の前に現れたのは、白銀の装甲を纏ったロボットのような戦士。
 左腕は盾を、右手には蟹のハサミのような武装をしたモンスターだ。

「これに。」

「お前、NPCを使役できるのか?」

「厳密には俺の支給品がこれになる。」

 彼の持つカードの大半は白紙であり、
 それでカード化できれば自分のモンスターとして使役できる。
 つまり遊星は此処で出会ったNPCの質によって強さが変わっていく。
 元々遊星はカードを拾ってデッキを組むぐらいにカードを無駄にしない主義だ。
 だからライディングデュエルでは装備魔法には多大なリスクがあるというのに、
 タイミングが極めて限られる罠カードのイクイップ・シュートとかも入ってた。
 集めたカードで戦うことには慣れているものの、この都合殆どデッキはモンスターカードだけになる。
 その上で性能もNPC次第のランダムだ。

(ジャックにも言われたが、これが今できる俺の全力だ。)

 『デュエルとは、モンスターだけでは勝てない』とはジャックの言葉だ。
 確かにその通りだが、自分のデッキを取り戻すまでの間は彼等が頼りになる。
 この戦いは単なるデュエルでは終わらない。長丁場の中でカードが確保できるのは大きい。

「だったら戦力はある程度整ってるか、整えられるみてえだな。
 なら問題ねえ。ひとまず九時間経過したら指定の場所に集合する。
 敵でない参加者を集めて、再度作戦会議と行こうじゃねえか。」

「了解です!」

「ああ。だが念の為三つポイントを作っておこう。
 ルールには禁止エリアと言うのがある。具体的には書いてないが、
 エリアに入ることができなくなったら集合できなくなる可能性もある。」

「やっぱブレインはいねえと、見落とすな……」

 蛇王院はスカルサーペントのボスではあるが、
 主に作戦に関しては提督こと美汐が請け負っていた。
 明石も遊星も、何方も十分に頭が回り気配りもできる。
 今の彼にとっては重要な存在でもあるのは間違いない。


 ◇ ◇ ◇


「それと遊星。これを使っていきな。」

 三人は船から地上へと降りると、
 蛇王院が開けた場所でデイバックからカードを取り出して翳す。
 光を放った後、そこには黒を基調とした小型の飛行船と思しきものが鎮座する。
 タイヤに当たる部分ははなく、どうやって動くのかについて外見だけでは判断がつかない。

「Dホイール、とは違うな。」

「走艇っつーらしい。名前は『ナイトサイファー』だそうだ。
 俺は特体生だし明石は艦娘だ。体力には常人よりもずっとあるぜ。
 だがお前一人じゃ限度があるし、乗り物も乗りこなせるってのは分かった。
 俺が持つよりも有効活用してくれるだろうし、移動速度も兼ねてるし便利だろ?」

「……誰のかは分からないが、大切に使わせてもらう。」

 素直に受け取り、軽く練習がてらナイトサイファーを操縦する遊星。
 高速で動くなんてことはまず望めない安全運転ではあるものの、
 操作自体は蛇王院から説明を貰って多少はなれることはできた。
 元々レース用の走艇からすれば、あり得ないぐらいに遅いが。

「とりあえずは操縦できそうだ。助かる蛇王院。」

「なら問題はないな。これから俺達は……いや、
 どうせだから新しく、此処での組織名でも考えるか。」

 スカルサーペントはあの日本での組織だ。
 どうせだから此処では特別な名前で行きたい。
 軽く思案した後、蛇王院は思いついたものを宣誓する。

「今から俺達は『プランドロール』としてこの殺し合いに叛逆する!
 ハ・デスの野郎! 待ってやがれ! てめえのようなイカれた野郎は必ずぶっ飛ばす!」

 高らかな宣誓は周囲によく響く。
 敵に聞かれても構わないという程に包み隠さない発言に、
 明石が少し戸惑いながら周囲を見てるが、彼は気にしない。

「プランドロール……どういう意味になるんだ?」

「Plund(奪う)とRole(任務)……でしょうか。
 ハ・デスに奪われた自由を奪う任務で『プランドロール』ってことですね!」

 敵に聞かれてないことが分かると、
 優勢の疑問に対し明石が冷静になって答える。
 彼としてはよく考えられた名前だと感心するも、

「ん? そうなのか? 響きがいいからロールってつけたんだが。」

 全く違ったことを知って思わずこけそうになる。
 この人は思ってる以上に感覚で動いてる人だと、
 そろそろ覚えるべきだと明石も感じ始めていた。

「じゃあな遊星。九時間後にまた会おうぜ。」

「ああ!」

 ナイトサイファーがゆっくりと動きながら、港から去っていく。
 しばらくその後姿を見送った後、二人も別の方向へ歩き出し行動を開始する。

「しっかし、いい女に出会っただけに残念だな。」

「え?」

 突然の一言に明石は戸惑う。
 艦娘は女性である以上そう見られることもあるが、
 いきなり言われるとは思ってもみなかった。

「流石に既婚者相手には手は出せねえさ。」

 蛇王院は女好きでもあるものの、
 そこは狼牙と同じで無暗に略奪するようなことはしない。
 何故そんなことを言うのか。明石の左手にはめられた指輪が輝いてるからだ。
 特別飾っているわけでも、宝石があるわけでもない。何処にでもあるようなシルバーリング。
 薬指にある以上、それが何を意味するかなど分かりきったことではあった。

「え? あ、ああ! これですか! 人の結婚とは少し違うんですよ。
 ただまあ、私にとって大事な提督が待ってるのは、変わりありませんが。」

 実際の所はちょっとだけ違う。
 艦娘の中でも特別な条件を満たさない限り得られない指輪。
 『ケッコンカッコカリ』と呼ばれるそれにより得た指輪を、彼女は貰っていた。
 戦艦でも空母でもない。戦場での戦力ではとても乏しい自分なんかにこれをくれた。
 とても貴重品であるそれを使ってくれたものであり、だからこそ帰りたいと思う。

「羨ましい限りだな。いい男に恵まれてるじゃねえか。」

「いやいや、恋仲とかそういうわけじゃ……どうなんでしょう?」

「いや俺に聞くな。」

 あくまで提督と艦娘だ。
 特別な感情はあるとしても、それは恋愛とは少々違うがする。
 もしかしたら、提督にとっては恋愛感情込みかもしれないが。
 普通に考えてみればそうかもしれない。戦力の向上を顧みずに、
 工作艦に指輪を送る提督など早々いないのだから。

(あれ、もしかしてあれってそういうことだった?)

 真意について少し察して頬が赤くなる。
 事実かは不明だし真意については一先ずしまうとして、
 戻ったらそのことを聞いてみようと思う明石だった。





 殺し合いの最中に結成された連合組織『プランドロール』。
 殺し合いと言うルールそのものを奪って、殺し合いを終わらせんとする。

【蛇王院空也@大番長 -Big Bang Age-】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]基本方針:普段どれだけキレても殺しはしないが、てめえも別だぜハ・デス。
1:うちの傘下や同じ考えの奴がいるならなるべく優先する。
2:九時間後に指定されたエリアの一つに向かい、再度作戦会議。
3:明石、いい女なんだが残念だな。

[備考]
※参戦時期は狼牙に敗北後。
※異形の腕はそのままです。そのためゲーム上の攻撃で使ってる砲撃も可能です。
※遊星、明石と情報交換しました。

【明石@艦隊これくしょん】
[状態]:ケッコンカッコカリによる強化(耐久や幸運以外意味なし)
[装備]:指輪@艦隊これくしょん、大地鳴動『ヘヴィプレッシャー』@アカメが斬る!
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]基本方針:ハ・デスを倒して生きて提督(元の世界の方)へ帰る。
1:蛇王院さんと行動する。
2:九時間ほど散策して、指定の場所に遊星さんと合流。
3:帝具、ちょっと調べたくなってしまいますねー。
4:首輪を解除できるだけの装備を整えないと。
[備考]
※改装後、ケッコンカッコカリ済み、所謂ジュウコンなし、轟沈経験ありの鎮守府の明石です。

※艤装はありませんが、水上スキーそのものは可能です。
※指輪は没収されていませんが、偽装がないため耐久以外ほぼ意味がありません。
※蛇王院、遊星と情報交換しました。

【不動遊星@遊☆戯☆王5d’s】
[状態]:健康、ナイトサイファー操縦中
[装備]:ホカクカード×70枚@スーパーペーパーマリオ、何かしらのモンスターカード×5@遊戯王OCG、オベリスク・フォースのデュエルディスク@遊戯王ARC-V、ナイトサイファー@グランブルーファンタジー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]基本方針:ハ・デスの野望を止める、俺達の手で。
1:蛇王院と協力する。第一放送終了後指定の場所(有事に備えて三か所のどれか)に集まる。
2:遊戯さんを探す。
3:デッキを作る。カードは今拾った。
4:海馬コーポレーション……どういうことだ?
5:5d’sのみんながいたら合流したい。
[備考]
※参戦時期はジャック戦(4戦目)終了後(原作で言う最終回)。
※何のモンスターをホカクカードによってカード化したかは後続にお任せしますが、
 モンスターカード、或いは罠モンスター等効果でモンスターカード扱いになれるカードのみが対象です。
※デッキの代わりにホカクカードが割り当てられています。
※蛇王院、明石と情報交換しました。


【ホカクカード×75@スーパーペーパーマリオ】
不動遊星に支給。作中ではコレクション兼特効アイテム。
一定確率で生物をカードにするアイテム。所持してるだけで対象に二倍のダメージを与えるが、
NPC以外でこの効果を受けるのはNPCに同名の存在がいる場合でレイ、ロゼ、冥王、
及び同名キャラが参加する心愛、海馬にのみ適用される。マサツグ様については不明。
レベル差があるとより成功しやすくなるのがゲーム上での扱いだが、
NPCは不意打ちや疲労、参加者は疲労してるほどカード化されやすい。
カードにされた参加者やNPCについて死亡した扱いではなく、破いたり燃やせば元の状態へと戻る。
カード化の際は相手が視界に入ってる必要があり、成否問わず使用したら消耗するので無暗に使えない。
ぶっちゃければ参加者に使えるモンスターボール、ないしエニグマの紙。
また断片的ではあるが、カードにした参加者にヒストリーが書かれる。
本ロワではカード化すると、デュエルモンスターズのカードになる。
エクストラデッキのモンスターを想定した75枚セット。一応怪人にも使える。

【オベリスク・フォースのデュエルディスク@遊☆戯☆王ARC-V】
不動遊星に支給。融合次元のオベリスク・フォースが持つデュエルディスク。
デッキの代わりにホカクカードが支給されている。

【大地鳴動『ヘヴィプレッシャー』@アカメが斬る!】
明石に支給。ワイルドハントの一人、コスミナが所持していた帝具。
ネコの顔がついたマイクの帝具で、耳を塞がなければ骨が砕ける程の超音波を発生する。
ただし基本的には正面と極めて近い場合限定で、カロリーもかなり消費する帝具。
奥の手の『ナスティボイス』で無差別広範囲に超音波を放ち、
範囲内にいる人間を行動不能にする。

【指輪@艦隊これくしょん】
明石に支給ではなくデフォルト装備。効力が低いので没収されなかった。
極めて練度の高い艦娘にのみ効力を発揮する、ケッコンカッコカリに用いる指輪。
使うと燃費やステータスが向上するが、艦娘の偽装がない為耐久や幸運以外ほぼ効果はない。
また、明石の性能ではそれらが上昇しても微々たるものなのでさして強みでもない。

【ナイトサイファー@グランブルーファンタジー】
蛇王院空也に支給。騎空艇と違いレース用の走艇と呼ばれるレースマシン。
グラン(またはジータ)がレースに参加する際にシェロカルテから譲ってもらったもの
ナイトサイファーは星の民の技術が使われてたりするちょっと特殊なもの。
走艇は空を飛ぶ能力はなく、飛ぶ場合は滑空に近い代わりにスピードがよく出る。
速度制限はかけられてるが、そもそも乗りこなせない遊星は速度を出さない。
少なくとも二人乗りは可能。

【セイクリッド・アクベス@遊戯王OCG】
星4 光属性 機械族 攻撃力800 守備力2000
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
自分フィールド上の全ての「セイクリッド」と名のついた
モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
効果の都合実際のステータスよりは強い。
因みにこのカードのモチーフは「蟹座」である。

【隠れ港+護送船@テイルズオブアライズ】
ダナの惑星、アウメドラが統治するミハグサール地方に存在する港と、
アルフェン達が逃走したアウメドラを追うためマハバルが操船した護送船が置かれている。
護送船であるため戦うには向いておらず、また動かすことは現状ではできない。
マハバル曰く「からっぽで速い」とのことなので、大したものはない様子。
内装はゲーム上では見れないが、広いのでそれなりの部屋はありそう。
内装については書き手任せ。
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