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2304●日銀植田新総裁

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 23年4月日銀の新総裁に経済学者出身の植田和男が就いた。過去の日銀総裁は、日銀と財務省(旧大蔵省)出身者でほぼ占められてきたが、植田は学者出身で戦後初の日銀総裁となる。植田は、98年から7年間日銀の審議委員を務め、日銀が「ゼロ金利政策」を解除して金融引き締めを決めた2000年8月の金融政策決定会合で反対票を投じている。
 前任の黒田東彦総裁は、アベノミクスの柱である「大規模な金融緩和」を10年にわたって主導したが、賃金上昇を伴う形での物価上昇率2%の目標は達成できなかった。新総裁はその「大規模な金融緩和」の修正に動くのではないかと注目された。
 新総裁のもとでの最初の金融政策決定会合で、日銀は緩和路線の継続を決めた。同時に、90年代後半から続いてきた日銀の金融緩和策について「多角的なレビュー」をすることも決定した。
 さらに日銀は7月の会合では、低く抑え込んでいる長期金利の上限を0.5%程度から1.0%に事実上引き上げる決定を行い、ゆっくりと金利を正常化していく姿勢を見せた。。
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