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0106●骨太の方針
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0106●骨太の方針
小泉首相が「聖域なき構造改革」を進めるにあたって最大限利用したのが、経済財政諮問会議であった。森内閣のときに発足したもので、首相を議長に経済財政相、財務相、総務相、経済産業相、官房長官と日銀総裁、民間議員4人で構成されていた。それまで大蔵省が握っていた予算編成の主導権を内閣に移すため、「基本方針」(骨太の方針)が答申されることになっていた。
会議の司会をする竹中経済相は、民間議員と事前に議案を整理し、各省からの議論の積み上げを待たずに答申策定作業の主導権を握った。内閣で政策の新機軸を打ち出すときには与党自民党の事前審査を受けるのがこれまでの習いだったが、小泉は竹中に「気にせずどんどんやってくれ」とハッパをかけ、進めさせた。
6月、小泉は会議の答申をもとに「骨太の方針2001」を閣議決定した。真っ先に、「不良債権問題を2,3年以内に解決する」とうたった。その集中調整期間は低成長を甘受しながら、経済資源を効率の低い分野から成長分野に回す構造改革の断行を打ち出した。細目では、日本国債発行30兆円以下、特殊邦人・郵政3事業の民営化、地方交付税の見直しなど小泉の持論・公約を盛り込んだ。
★2001年
小泉首相が「聖域なき構造改革」を進めるにあたって最大限利用したのが、経済財政諮問会議であった。森内閣のときに発足したもので、首相を議長に経済財政相、財務相、総務相、経済産業相、官房長官と日銀総裁、民間議員4人で構成されていた。それまで大蔵省が握っていた予算編成の主導権を内閣に移すため、「基本方針」(骨太の方針)が答申されることになっていた。
会議の司会をする竹中経済相は、民間議員と事前に議案を整理し、各省からの議論の積み上げを待たずに答申策定作業の主導権を握った。内閣で政策の新機軸を打ち出すときには与党自民党の事前審査を受けるのがこれまでの習いだったが、小泉は竹中に「気にせずどんどんやってくれ」とハッパをかけ、進めさせた。
6月、小泉は会議の答申をもとに「骨太の方針2001」を閣議決定した。真っ先に、「不良債権問題を2,3年以内に解決する」とうたった。その集中調整期間は低成長を甘受しながら、経済資源を効率の低い分野から成長分野に回す構造改革の断行を打ち出した。細目では、日本国債発行30兆円以下、特殊邦人・郵政3事業の民営化、地方交付税の見直しなど小泉の持論・公約を盛り込んだ。
★2001年