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2310●辺野古訴訟で沖縄県が敗訴
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米軍普天間基地の移設先となっている名護市辺野古沖では、埋め立て予定地で軟弱地盤が見つかり、国が地盤の改良工事を行うため埋め立て承認の設計変更を申請したが、県がこれを「不承認」としたため、工事が進んでいなかった。
埋め立て承認は、国の業務を自治体が代わりに担う「法定受託事務」で、国は県の不承認を取り消す「裁決」を行ったが、県はやはり承認を拒んだ。次に国は、承認するよう県に「是正指示」を出したが、県はこれを違法だと裁判所に訴えた。その訴訟で、最高裁第一小法廷は9月4日、県の上告を棄却する判決を言い渡した。判決では、県の対応は地方自治法に違反しており、違反を正すための国の「是正指示」は適法だと結論づけた。高裁判決では県が不承認の根拠として主張した工事の問題点などを具体的に検討した上で訴えを退けたが、最高裁はこうした点には踏み込まず、「是正指示」に関する手続き論だけで県の敗訴とした。
県の敗訴が最高裁判所で確定したことから、国は県に対し申請を承認するよう「指示」を出した。これに対し沖縄県の玉城知事は「(回答期限の)4日までに承認するのは困難」と国に回答した。そのため国は、裁判所が県に承認を命ずることを求めて訴訟を起こした。高等裁判所が国の訴えを認めた場合、期限を設けて承認を申請するよう県に命じる判決を出し、その後も県が承認しないときには国が知事の代わりに承認する代執行を行うことができる。
埋め立て承認は、国の業務を自治体が代わりに担う「法定受託事務」で、国は県の不承認を取り消す「裁決」を行ったが、県はやはり承認を拒んだ。次に国は、承認するよう県に「是正指示」を出したが、県はこれを違法だと裁判所に訴えた。その訴訟で、最高裁第一小法廷は9月4日、県の上告を棄却する判決を言い渡した。判決では、県の対応は地方自治法に違反しており、違反を正すための国の「是正指示」は適法だと結論づけた。高裁判決では県が不承認の根拠として主張した工事の問題点などを具体的に検討した上で訴えを退けたが、最高裁はこうした点には踏み込まず、「是正指示」に関する手続き論だけで県の敗訴とした。
県の敗訴が最高裁判所で確定したことから、国は県に対し申請を承認するよう「指示」を出した。これに対し沖縄県の玉城知事は「(回答期限の)4日までに承認するのは困難」と国に回答した。そのため国は、裁判所が県に承認を命ずることを求めて訴訟を起こした。高等裁判所が国の訴えを認めた場合、期限を設けて承認を申請するよう県に命じる判決を出し、その後も県が承認しないときには国が知事の代わりに承認する代執行を行うことができる。