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1907●第25回参議院選挙

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 第25回参院選は、2019年7月21日に投開票された。
 一票の格差是正のための制度見直しで、参院の定数が選挙区2、比例区4の計6増となったため、今回の選挙は、埼玉選挙区で1増、比例区で2増して実施された。また、比例区には、各党が優先的に当選できる候補を事前に決められる「特定枠」が導入された。
 安倍首相は選挙戦で「政治の安定」を掲げた。立憲・国民民主・共産などの野党は、選挙区のうち32ある一人区で候補を一本化する野党候補で対抗し、老後資金2000万円問題や消費増税を批判し、「暮らしを立て直す」(立憲・枝野代表)などと主張した。
 結果は、自民党が57議席獲得で、選挙前の122議席から9議席減らして113議席となった、公明党は14議席獲得し、4議席増やして28議席となった。自民は単独過半数を失ったが、非改選を含む全議席(定数245)では、与党は148議席から141議席となり、過半数を維持した。
 野党は、立憲が17議席獲得で、非改選との合計で選挙前の24議席を32議席に伸ばし、野党第一党を確保した。国民民主(19年4月に自由党が合流していた)が6議席で、選挙前より2議席減の23議席となった。共産は7議席で、1議席減らして13議席となった。共闘を組んだ一人区のうち10県で勝利したことで野党は踏みとどまったといえる。維新は10議席獲得し、3議席伸ばして16議席となった。選挙直前に結党し「消費税の廃止」を掲げたれいわ新選組は比例区で2議席、NHK批判のみを訴えた「NHKから国民を守る党」も1議席を得た。社民は1議席、非改選と合わせて2議席を死守した。
 与党に日本維新の会などを加えた「改憲勢力」は憲法改正の国会発議に必要な「3分の2」を下回った。
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