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2102●菅首相長男問題
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dunpoo
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2102●菅首相長男問題から総務省疑惑へ
いまひとつ、菅首相を悩ませたのは、長男をめぐるスキャンダルであった。長男は、菅が総務相時代、その秘書官を勤めていたが、退官後、東北新社というメディア会社に再就職していた。東北新社は衛星放送事業で総務省の監督を受ける企業であったが、長男は、その社員として総務省の高級幹部を接待していることが週刊文春に暴露されたのである。
東北新社は当時、外国人株主比率で放送事業会社の基準を上回っており、衛星放送事業の免許継続が危ぶまれていた。長男はこの問題を会社側に有利に解決するために総務省幹部に接触したのではないかと推測された。菅首相の威光なくして総務省幹部らが接待に応じることは考えられないことであった。首相は追及に対して長男と自分は「別人格」であり、接待の動機や会話の内容について承知していないと突っぱねた。
その後、総務省の幹部がNTTなど監督対象である民間会社から接待を受けかつルール上なすべき報告を怠っている事例が数々明らかになり、その幹部の中には、菅首相の肝いりで就任したばかりの内閣広報官も含まれていた。在任中の総務省幹部は処分を受け、広報官は辞任したが、総務省に対する影響力を自身の政治資産としていた菅首相の株も下がったのであった。
★2021年
いまひとつ、菅首相を悩ませたのは、長男をめぐるスキャンダルであった。長男は、菅が総務相時代、その秘書官を勤めていたが、退官後、東北新社というメディア会社に再就職していた。東北新社は衛星放送事業で総務省の監督を受ける企業であったが、長男は、その社員として総務省の高級幹部を接待していることが週刊文春に暴露されたのである。
東北新社は当時、外国人株主比率で放送事業会社の基準を上回っており、衛星放送事業の免許継続が危ぶまれていた。長男はこの問題を会社側に有利に解決するために総務省幹部に接触したのではないかと推測された。菅首相の威光なくして総務省幹部らが接待に応じることは考えられないことであった。首相は追及に対して長男と自分は「別人格」であり、接待の動機や会話の内容について承知していないと突っぱねた。
その後、総務省の幹部がNTTなど監督対象である民間会社から接待を受けかつルール上なすべき報告を怠っている事例が数々明らかになり、その幹部の中には、菅首相の肝いりで就任したばかりの内閣広報官も含まれていた。在任中の総務省幹部は処分を受け、広報官は辞任したが、総務省に対する影響力を自身の政治資産としていた菅首相の株も下がったのであった。
★2021年