REC/駒鳥 丹心 - DX3rd 名入市 設定･裁定まとめWiki

コピペ元最終更新：2022/11/18

"真っ赤な嘘"(モードレッド)　駒鳥 丹心(こまどり まごころ)
名前：駒鳥 丹心 性別：女　年齢：24歳 ブリード：ピュアブリード シンドローム：オルクス ワークス/カヴァー：UGN支部長A/UGN支部長 所属：UGN名入市支部　 コードネーム："真っ赤な嘘" 誕生日：5月1日 身長/体重：151cm/40kg 好きなもの：コーヒー(ブラック)、人をからかう事 嫌いなもの：いい加減な理想、人体実験 苦手なもの：信頼されること、プリンの食感

■嘘に塗れた赤い外套

　不穏な影が渦巻く名入市の、その中心に居座り我が物顔で闊歩するUGN名入市支部長。
　赤色で纏められたファッションとその小さな体躯、そして常に電動車椅子に腰を据えている姿が、総じて珍妙で奇妙と評される。冷徹で狡猾で怠惰なニヒリスト然とした態度を崩さない為、周囲からの評価は世辞にも良いとは言えない。
　真意が読み取れない言動を繰り返し、職務はこなすがUGNへの愚痴をあたりに垂れ流す。何故このような人物が支部長という立場に就いているのか度々疑問視されては、それを理由づける"噂"が作られていく。 そうして"嘘"で形作られた存在が、この駒鳥という人物だ。

⬤"噂"

　彼女を語る上で、彼女を取り巻く"噂"の存在は外せない。独特な風体からか、経歴が不明だからか、彼女が秘密主義で含みのある言い回しを好む為か、それらを曲解したような噂が度々UGN内に発生する。
　実は男だとか、睡眠とトイレ以外車椅子から降りないとか、その幼くも老人にも見える外見は不老不死だからとかいうバカバカしいものから、支部長という地位はコネで得たものだ、FHやゼノスと癒着がある、UGNエージェントを故意に殺害したことがある等黒い噂も絶えない。
　そういう噂に対して彼女は箝口する姿勢を貫いているが、案外楽しんでいるような素振りも見せているらしい‥‥という噂がある。

⬤UGN名入市支部長として

　彼女の支部長としての仕事ぶりは以外にも優秀である。‥‥少なくとも、書類上では。
　名入市内で発生する事件の件数は周囲と比べて異例の多さであるが、それらを捌ききっているのは彼女の手腕だろう。事務に関してはノイマンシンドロームではないにも関わらず、常人のスピードを遥かに超えている。そのため、名入支部の管理部は形こそ残されているものの、事務関係の職員は駒鳥以外誰も所属していないらしい。
　とはいえその事務仕事によって時間は拘束されており、実際に任地に赴くことはほとんどなく、彼女の戦闘を目にしたものは少ない。クマを作るほど睡眠時間を削ってでも仕事に専念しているらしく、それを聞いた多くの者が「管理部で人雇えばいいのに」と思っている。

⬤機械感応

　彼女はピュアブリードのオルクスだが、その能力はやや特殊だ。噂されている規格外の領域サイズ以外にも、機械感応に長けていることが知られている。支部内の物であれば、パソコンやスマートフォンからコーヒーメーカーまで因子によって触れることなく操作することができる。
　特筆すべきは、足を悪くしているわけでもないのに常に座っている電動車椅子だ。 彼女はその車椅子を「知り合いに作ってもらった」と言っているが、その知り合いが誰なのかという疑問に口を開いたことはない。

活動の軌跡

　初登場は「■■の名のもとに-Kill in the name of…-」(プレイヤー：御井庭)。
　数少ない駒鳥が現地へ実動した例であり、《領域の盾》により何度も同じエージェントを盾にする非道な姿が目撃された。実動した理由として、FHとゼノスの両方に関わる事件だった為と推測されている。今考えました。
　その後は「World End Juvenile」でNPC、N市支部長として登場し、そこそこPC達をサポートした。多分。現在のところ、それだけのキャラクターである。何故そんなぽっと出のキャラに、こんなにも御井庭が彼女への執着を見せているかは謎である。
　彼女の戦闘スタイルは、確認されている限り《導きの華》《妖精の手》による味方の支援と、《絶望の領域》による敵への妨害、そして《領域の盾》での盤面調整だ。度々味方を”駒”として扱っているような発言が見られ、戦闘をボードゲームと見ている節がある。《領域の盾》はその彼女の思想を強く受けているエフェクトだろう。
　自ら手を下すのは彼女の理念に反するのか、もしくは単純に肉体がそれに追いつかないのかは不明だ。

【駒鳥 丹心のスケジュール‥‥の噂(作:北条 紫煙)】

0700　支部長室に入ると、前日からの作業が一段落ついたらしく、ラジオを聴きながらどす黒いコーヒーを手にリラックスする姿を見ることができた。軽い挨拶の後、いくつかの書類を引き取った。
0845　電話及び対面で、各班への今日の分の指示を終わらせたようだ。
0900　ビル外から見て、支部長室の照明が消えるのを確認した。
0956　部屋内の照明がついたらしい音が聞こえた。その少し後、彼女宛てに監視任務に就いているエージェントからの入電し、連絡が数分行われていた。
1053　日本支部からの事件対応依頼の電話が支部長に。彼女は小言を言いながら何人かのエージェントへの指示を行う。
1302　支部長が外に出て、コンビニ弁当が入っているらしいビニール袋と共に戻って来た。その後、支部長室へ戻っていった。
1500　しばらく離れる旨を情報班に連絡された。支部長室は施錠されていた。
1530　いつのまにか支部内に置かれている冷蔵庫からプリンが1つ消えているのを確認した。
1655　日本支部とのリモート会議が行われたようで、目つきがより悪くなっていた。
1823　監視任務を終えた何人かのエージェント･イリーガルと談笑していた。
1930　先ほどのエージェント達と食事に出かけたようだ。今日は焼肉か寿司か。
2224　名入市に発生したジャームへの対応を数人のエージェントに指示。情報班が通報を受け取ったのとほぼ同時に指示を行い始めた。
2330　今日報告された事件や提出された書類を目に通し、適切な対応を行い始める。
0300　支部長室の照明の強弱が安定しないのをビル外から確認できた。

【他者からの人物評】

⬤霧谷 雄吾

　どうやら私は駒鳥支部長にはひどく嫌われているようですね。私の事を現実的でない理想を掲げる者として批判する人物は多くいますが、彼女のそれとは少し違ったものに感じます。
　支部長としての手腕は素晴らしく、近頃事件が頻発する名入市を上手くまとめ上げています。それゆえこちらとしても彼女の負担を減らしたいのですが‥‥「君の援助はいらない」の一点張りでして。
　時折、彼女の心無い噂を耳にしますが‥‥それら噂が示すような、非道で冷酷な暴君とは私は思えません。存外人間らしく、義理人情に溢れた優しいお方だと思いますよ。

⬤鈴城 茉莉

　お金に糸目をつけない良い人ですよね！いいとこのお嬢様かってぐらい！
　此処だけの話なんですけど、駒鳥支部長、偶に仲のいいエージェントと食事に行ってるんですよ。
何故知っているか？‥‥そう、私もその1人なんです。いいでしょ。人の金で焼き肉食べれるんですよ。たっけぇの。
　いやはや、いろんな変な噂ありますけど、あんないい人がそんなUGN裏切るわけないじゃないですか！ あなたも支部長の事を好きになったほうがいいですよ。一緒に回らない寿司食べましょうよ！

⬤北条 紫煙

　色々面白い人ですねぇ。同じオルクス能力者としても興味がありますが、やはりその噂が何より。私がここに配属されたのも彼女の"噂"を集める為みたいなところありますし。いったいどこから湧いてくるんですかねぇ、次から次へと変な噂が‥‥調べ甲斐があって楽しいですが。
　UGNへの忠誠心が低い気はしますが、案外そういう人物がいる方がバランスが取れるのかもしれません。
まぁ、多くの上層部の人間はそう思ってないようですがね。

⬤春日 恭二

　私から何も語ることはない。
　‥‥まぁ、一つ言うなら、何故私の任務の多くが名入市になってるんだ。互いに顔を見たくないだろうに。不幸な事だ。
　そういえば、この前不意に会った時に声をかけようとしてきたような‥‥いや、私の勘違いだろう。そうであってくれ。頼む。

⬤都築 京香

　扱いやすい方ですね。わかりやすいとも言えますか。しかしながら、駒鳥さんも私の事をそう思っているでしょう。
　今、彼女は私の"プラン"において重要な立ち位置にいますが、それはもしかしたら彼女自身がそうさせたのかもしれません。とにかく今は彼女との取引を続ける以外に道はないでしょう‥‥おっと、ふふ、あまり喋り過ぎると駒鳥さんに怒られてしまいますね。私からはこの程度にしておきましょう。また会う日を楽しみにしておりますよ、駒鳥支部長。

【簡易SS】

工事中

【駒鳥丹心台詞集】

一人称：ボク
二人称：君、～クン
口調：～だ、～だろう
分け隔てなく、古風で文語的な口調を用いる。全てを心内で見下しているような、癇に障る発言が多い。 特に彼女が好む言い回しとして、いわゆる『上げて落とす』ものが挙げられる。
実例「悪い奴じゃない。ただ単に変なだけだからな」等。
挨拶1：「歓迎しよう。ようこそ、この薄っぺらい平和の裏側へ」
挨拶2：「ボクの手駒として今日も任務に励んでくれ。君もそれを望んでいるだろ?」
好感度(弱)：「ボクの部下になった事を憂いているのならば謝罪する。だが、既に始まってしまったのだから、相応の役には立ってくれよ」
好感度(中)：「君の仕事振りは平均のそれを超えている。普通ここに来た者は須らく士気を落とすものだが‥‥変人だな、君も」
好感度(強)：「君の忠誠心はUGNに向けるべきだ。ボクに仕えているつもりならば、即刻その態度は改めるべきだと思うがね」
プライベート：「呼んでもないのにボクの部屋に来るなんて、大した暇人じゃないか。コーヒーぐらいしか出ないぞ」
ビジネス：「以上が今回の君の任務だ。無理とは言わせない、君の出来る限りを尽くしてくれ」
会話1：「君の態度は模範的なものだ。その調子で、すべてを疑ってくれよ」
会話2：「UGNに、名前の通りの守護者気取りの奴は減りつつある。それでいいのだろう、純粋な正義ほど歪みやすいものはない。もしくは、その結果が今なのかもな」
会話3：「最近は変な輩が増えて、名入も騒がしくなったなァ。無論、その輩とは君の事を含めているんだがね。マ、退屈しないから助かるよ」
戦闘1：「はぁ、仕方ない。もうこの肉体に鞭打つような真似したくなかったんだが」
戦闘2：「おや、この程度か?もう少し張り合ってくれよ、つまらないゲームにはしたくないんだがな」
ダメージ：「アー、クソが。盤面が余り良くないな」

【RECデータ】

『コネ：駒鳥丹心』

種別：リレーション/コネ
必要経験点：10
REC：駒鳥丹心
解説：
通常効果：〈情報：名入市〉〈情報：UGN〉判定の達成値を+10する。この効果は1シナリオに1回まで使用できる。
強化効果：

『奈落の華弁』

種別：
必要経験点：20
REC：駒鳥丹心
解説：
通常効果：
強化効果：

『死鳥の刃』

種別：リレーション/白兵　技能：白兵
命中：-0　攻撃力：8
ガード値：1　射程：至近
必要経験点：40
REC：駒鳥丹心
解説：
通常効果：あなたが移動する時に使用できる。その移動では、シーン内の好きな場所に出来る。離脱可能。ただし、HPを5点消費する。この効果は1シナリオに3回まで使用できる。
強化効果：あなたが通常効果を使用したメインプロセスの攻撃でこの武器を使用した場合、攻撃力+10。

【GMへのコメント】

　彼女のイメージは、盤上の駒を掴み少し手で弄んだ後、相手の目と表情を一瞥し、卑しく口角を上げて相手が嫌がる陣形に整えるような、卑賎な態度のチェスプレイヤーだ。
　メタ的に言えば、アッシュ・レドリックとだいたい同じ態度を取る。しかしながら、アッシュほど結果主義ではなく、直接的な罵倒はしない。また、駒鳥個人の理念・欲望によって動いている。
　権力というものにさして興味はなく、支部長という地位はあくまでその理念の根源たる目的を達成するためだけのものだ。

▼NPCとしての機能

• 依頼者

　駒鳥の支部長としての立ち位置からの任務依頼、それが駒鳥のNPCとしての機能のすべてと言っていい。

REC:Dロイス(製作途中)

Dロイス『No.NN 01 巣の小枝(マイナーピース)』

　駒鳥 丹心には信者と呼ぶべき親衛隊がいる‥‥そういう噂を聞いたのは、あなたが駒鳥に淹れてもらったコーヒーを飲み終え、支部長室から出た時だった。
　それを口にした日本支部からのエージェント達はあなたに気が付くと、すこし気まずそうに表情を歪め、愛想笑いをして去っていった。 駒鳥の悪い噂はよく耳にする。でも根拠はいつも不鮮明だ。 この前「支部長はあの"ディアボロス"春日 恭二と元恋人だったんだよ」という噂を聞いたときは、思わず吹き出してしまった。彼女が恋愛感情を持つような人間には到底思えない。「無意味だ」とバッサリ切り捨てそうなものである。彼女の滑稽な恋愛模様を空想して、しばらく笑いが止まらなかった。
　とかく、駒鳥支部長は彼らの噂のように、荒唐無稽で残虐で非道な人物ではない。末端の自分にさえ、こんなにおいしいコーヒーを入れてくれるのだ。 いくら人相が悪かろうが、悪人ではないだろう。
　そう信じ、あなたは1つ、歩を進めた。

⬤解説

　あなたは駒鳥を信用している。仕事ぶりに感心して、ちょっとした愚痴に共感して、命を助けて貰って‥‥理由は様々だろう。
　彼女には案外人間臭いところがある。彼女の過去は微塵も知らないが、一から十まで彼女を疑う事は、あなたの中では非効率的な事だ。
そういった、嫌われ者とも言える駒鳥に少しでも理解を示している者を、周囲は”巣の小枝”と呼んでいる。
　周りの人物はあなたを”小枝”として使い捨てられる事を危惧している。あなたはそれらの警句を躱しながら、駒鳥の隣にいる事を望んでいる。そして、あなたの小さな期待に応じて、彼女は少なくない寵愛を齎すだろう。
　もしかしたら本当に‥‥あなたはこの名入市という鳥巣の、単なる小枝に過ぎないのかもしれないのに。

　あなたはUGNイリーガル、UGNエージェントのどちらでも構わない。
　名入市支部所属ではなくても構わないが、このロイスの効果は名入市でしか使用できない。

⬤効果

REC：駒鳥 丹心
ステージ：名入市

▼通常効果

　あなたが判定を行う時に使用する。

/*調整中*/

▼強化効果

　「通常効果」での判定の直後、その判定のダイス目のひとつを10に変更する。この効果は、あなたが判定を行っている最中にも使用できる。

Dロイス『No.NN 02 すりこみ(メジャーピース)』

/*調整中*/

●解説

　あなたは駒鳥の過去を、一部だが知っている。それは彼女の『触媒』としての力にまつわる出来事だ。
　その事件を話すということは、それなりに彼女もあなたを信頼しているという事だろう。そしてあなたは、その力を受け入れる事を良しとしている。

　あなたはUGNエージェントでなくてはならない。少なくとも、過去にそういった経験をしていなければ、駒鳥はあなたに自分の過去を話すことはないだろう。
　名入市支部所属ではなくても構わないが、このロイスの効果は名入市でしか使用できない。

●効果

REC：駒鳥 丹心
ステージ：名入市

▼通常効果

　戦闘中、イニシアチブプロセスに使用できる。あなたはメインプロセスを行える。このメインプロセスは行動済みでも行え、行っても行動済みにならない。
　ただし、あなたは脳内に何か夥しい量の異物が入り込む感覚を覚え、侵蝕率が+2D上昇する。
　この効果は1シナリオに1回まで使用できる。

▼強化効果

　「通常効果」を使用するとき、「駒鳥丹心」へのロイスをタイタス化させ、昇華することができる。
　そうした場合、そのメインプロセスでの攻撃の攻撃力を+5Dする。ただし、あなたは暴走のバッドステータスを受ける。
　これによってRECロイスがタイタスになった場合でも、特別にこの効果を適用できる。