3派閥 - DX3rd 名入市 設定･裁定まとめWiki

〇UGN日本支部設立時からサポートしている3派閥

　護人会がUGNに協賛した16年前、組織の規模拡大の補佐として国や各企業に打診を行なったUGNに答えた初期の3つのスポンサー。その後数年間、主に赤井派と亜鶴 瑠璃の対立により内部政治が混沌とし、様々な混乱を招くことになった。現在のUGN日本支部の特質に影響を強く及ぼしており、日本支部の歴史としてエージェントの間で話題の俎上に上げられている。
　それぞれ、穏健派かつ理想家の赤井派はUGN日本支部の中枢に、強硬派でレネゲイド研究推進派の亜鶴 瑠璃は研究班に、中立派で利益を最優先とする三簾財閥はイリーガル･カヴァー組織に強い影響を与えている。

詳細版

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◆赤井派

　UGN日本支部情報本部の本部長である赤井 勝美を中心とした派閥。所謂穏健派。
　UGNに与えたものは『権力』。日本政府と連携し、諜報や情報統制を行なえる力をUGNに与え、レネゲイド関係では他組織とは比べ物にならない特権を持たせた。
　理念は『理想』。レネゲイドは日常から隔絶するべきであり、そのために市民の目に届かないように"偽装"する。

　赤井は元々日本政府の所属だったと噂される実年の非オーヴァードの男性で、その思想はかつてのコードウェル博士とほぼ同じく『オーヴァードと人間の共存』。ただし、その理念からか現状維持を優先するきらいがあり、コードウェル博士の離反による影響で疑問視されることが多くなった。現在も上層部の多くがこの赤井派に属しており、実質的には3派閥の中で最大手となっている。人格者であり人望も厚いが、その過去については不鮮明であり、元(UGNを敵視しているはずの)公安の人間ではないかとも言われている。
　レネゲイドの真実を追求するために手段を厭わない亜鶴 瑠璃を危険視しており、しばしば対立していたが、亜鶴 瑠璃の失踪を機に盤石な地位を獲得した。その為、この失踪が赤井による企みだと噂されることもある。赤井派はこの失踪の原因を同時期に発生した彼女が管理する研究所の大規模な爆発事故と結論付けており、その後の調査については不鮮明である点も噂の火種となっている。

◆三簾財閥

　UGN日本支部工廠局 別名"アーセナル"の現局長 翠 流時を中心とした派閥。
　UGNに与えたものは『金銭』。かなり直接的なスポンサーとして知られ、資本に加えて、一部自社グループ企業の運営権をUGNに明け渡している。
　理念は『調和』。いつか必要になるレネゲイドと日常との融和の落としどころを探るためと主張し、レネゲイドを商業に"利用"している。

　齢60となる翠 流時が総帥である三簾財閥が擁する三簾グループは主に総合商社として知られているが、運輸や冠婚葬祭の式場の運営も行なっている。UGNにとって特に有用だったのは、隠匿するべきレネゲイド関連の資材･人材を安全に運ぶ 物流のノウハウと、人間の死を偽装する際に行う 偽りの葬式を行なえる立場。この2つによりUGN内の三簾財閥の影響力は日に日に増していき、亜鶴 瑠璃及び赤井派の両者と協力する立場となった。
　その結果、工廠局をUGNに設立させる事に成功し、その局長の座についた。基本的には研究班と協力して対レネゲイド用装備の開発、輸送本部と協力しての装備のレンタルを行なっている。レンタル料はあくまで運送料や手数料をカバーする為とされているが、どうやら三簾グループは実利を得ているようで、営業として物品のカタログを配っている姿が度々散見されている。実利を得る事により、どうやら研究者への投資につながっているらしく、工廠局導入以降アールラボでの実用的な道具やEXレネゲイドの研究・開発のスピードが高まっていた。余談だが、流時は装備に関するセンスが特殊な事で知られており、"戦闘用きぐるみ"や"アルティメイド服"の考案者、その他多くのユニークアイテムの商品名の命名者としても知られている。
　日本支部の内政混乱が収まったことで工廠局の業績が安定化し、本業を息子を相談役に育て上げた現在は、娘の結乃･娜理夜･絵里座へ『みどり斎場』の跡取りとしての教育に注力している。しかし、様々な理由でお家騒動が続いている。また、翠家の人間のほとんどがブラム=ストーカーのシンドロームに覚醒しているオーヴァードという点で、亜鶴 瑠璃の研究の実験に関わっていたのでは、とまことしやかに囁かれている。

◆亜鶴 瑠璃

　UGN日本支部研究班に属していた妙齢の女性資産家 亜鶴 瑠璃に影響を受けた研究班を中心としていた派閥。現在は彼女の失踪によりUGN内部権力争いから脱落している。
　UGNに与えたものは『施設』。ほぼ無償でUGNに土地を譲り、その多くをレネゲイドの真実を"追求"するための研究施設として利用させた。
　理念は『真実』。レネゲイドの解明を急ぎ、その研究を元にして次なる真実の"追及"を進め、人を救う糧にする。

　亜鶴 瑠璃はUGNの話を何処からか聞きつけ、自らUGNにスポンサーとして名乗り出た人物であり、東京を中心としてマンション不動産や株で成功した人物。また、各地の土地･山を買い漁り、地主として国や教育機関･研究機関･個人へ研究･医療施設の設立を提案するビジネスを行なっている事でも知られる。亜鶴家は元はしがない地主だったが、瑠璃の父の代でバブル期での土地ころがしによって一気に成りあがった、所謂成金。その後、瑠璃が投資･株に成功し、現在の財力を得るに至る。これらで得た研究所の一部をUGNに譲り、レネゲイドの実験を行わせていた。現在は瑠璃の不在により土地の管理に苦心しており、多くの廃研究所が何故か山の中で放置されている理由の1つでもある。
　今日、UGN日本支部研究班の特色として『他支部より人体に対するレネゲイドの研究が進んでいる』ことが挙げられる(公式)が、これは瑠璃の嗜好の影響が強い。レネゲイドへの探求心が高く、研究者自らの肉体さえも実験体として用いる姿勢には当時から批判が多かったが、結果的に日本支部研究班の"研究結果"自体は各国支部で評価され、活用されている。
　10年前、突如としてその姿を消した彼女は、生きているとした場合 年齢は50歳を超える。病床に臥せている瑠璃の父による捜索も虚しく未だ見つかっていない。この失踪により「知ると殺されるような真実がレネゲイドにはある」と噂され、コードウェル博士の事件及び後の離反も相まって多くの研究者が研究に消極的になった。しかし、その噂で逆に探究心に火をつけられ研究にのめり込んでいった人物もおり、彼らが現在の日本アールラボの上層部にいる事実が、現在にまで残る亜鶴 瑠璃の影響力の証左である。

〇結局さっきのクソ長い設定は何？

アーセナル⇒購入判定の演出に使ってくれ！！
派閥争い⇒UGN内部でゴタゴタがあってもいいぜ！！
亜鶴瑠璃⇒UGNが怪しげな研究をしていても全部こいつのせいだ！！山奥に変な研究所が乱立しててもこいつのせいだ！！
　詳細版の設定については、基本当方のシナリオでちょくちょく深堀りするかも程度なので、「そんなんあったな～」ぐらいのテンションで大丈夫です。公式NPCの設定欄ぐらいの認識で。

▶補遺：部局名について。

　基本的に「～部」とある組織は、護人会の頃から存在していた「～班」の上部組織としてUGN支部設立時に作られたもの(オリジナル設定)。
　また、UGNでは基本となる4つの部(執行部、研究部、管理部、査察部)の下部組織として「～本部」がある(公式設定)。
　「～局」は独自性が高く、その専門性ゆえにほぼ独立組織として活動する組織。公式での清掃局、遺物探索局等があたる。そのほとんどが日本支部設立以降に設立されている。
　という考察の元、工廠局等を命名。