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2:アイドレス2と文殊

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echizen

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§2 アイドレス2と文殊


 アイドレス1において、文殊は藩国・キャラクター・根源力を管理していました。アイドレス2においては、文殊の管理する範囲が拡大し、それに対応して紋章部以外にも関わる吏族が増えました。
 この章では、今の文殊がどんなデータを、誰が管理しているのか。そして何を管理していないのかについて説明していきます。


クラス図について


 図2.1をごらん下さい。この図は、文殊が管理しているデータの一部を示しています。
図2.1 クラス図の例

 この図はソフトウェア開発の現場において「クラス図」と呼ばれるものを、簡略化して書いています。このクラス図の書き方・読み方について、少しだけ説明しておきます。

クラス:一つの四角形は「クラス」を表します。ここでの意味合いとしては、あるデータの「ひな型」といったところです。この図ではクラスとして「藩国」「キャラクター」「リザルト」が示されています。

関連:クラスの間を結ぶ実線は「関連」を表しています。両者のクラスの間になんらかの結びつきがある場合、こうして線を結んで表現するわけです。

 この図においては

  • 「一つの藩国に複数のキャラクターが『国民』として関連付けらている」
  • 「キャラクターは一度に一つの藩国にだけ『所属』する」
  • 「一人のキャラクターは複数のリザルト根源力を『所有』する」
  • 「一つのリザルト根源力は、ただ一人のキャラクターに『所有』される」

といったことが表現されています。クラス図の記法はともかくとして、それが示す内容は、アイドレスプレイヤーのみなさんにとっては馴染み深い概念でしょうから、この辺りに多くの説明は不要なはずです。

文殊の管理対象と担当吏族


 では、このクラス図を用いて、現在文殊が公式に管理している対象について表現してみましょう。こちらになります。
図2-2 文殊が管理するデータと管轄 (PDF版)

 この図のうち、箱に色が付いているものが「公式管理対象」です。藩国・キャラクター・根源力については紋章部が、財務表・マイルは金庫番が、そしてアイテムはアイテム図鑑といった具合に、それぞれが縦割りで管理していることがわかります。
 「組織」を金庫番が担当しているのは、ショップ開店や騎士団設立の都合上、金庫番に任せるのが一番手っ取り早いからです。「ACE」がアイテム図鑑担当なのも同様の理由で、ACEに譲渡したアイテムをアイテム図鑑が管理している為です。
 「口座」は、文殊開発の都合上、便宜の為に定義しているクラスで、アイドレス2のルール上には存在しません。あんまり気にしないように。(気になる人は個別に質問を下さい) 

なぜ「縦割り」?


 文殊上のデータについて修正を依頼する場合、その窓口は紋章・金庫番・アイテム図鑑で分散しています。これはなぜかというと、それぞれ担当吏族が違うためと、それぞれの吏族が自分の職権以外のデータを修正できないよう、文殊の機能として制限しているからです。
 ある意味融通の利かないやり方ですが、公式のデータ管理所としてこれくらい「硬く」あるべきだと、私は考えています。

文殊上の職業アイドレスは非公式管理

 先ほどの図2-2の中で、「保有職業アイドレス」だけはどこの管轄にも入っていません。これは文殊運用初期から機能としては用意しているのですが、吏族に制式採用されていないためです。各国の保有アイドレスの管理は工部がチェックしていますが、現状も各藩国HPの記載が原本と見なされています。
 こういう状態ですので、文殊上の各国保有アイドレスは吏族でなく、私が管理しています。私の管理なので、あちこちエラーがあったり、最新の状況に追随しきれてなかったりしてます。(ごめんなさい。)

 また、キャラクターの「着替え」についても同様です。編成フェイズ・臨時編成・特例的着替えの度に工部吏族がこれを記録しますが、文殊の機能は使っていません。
 これについては、VCC出力機能との関わりもあるため、着替えだけは誰でも編集できるようになっています。そうした方が、VCCを使いながら編成で試行錯誤するのに便利だからです。

 図の中には書いていませんが、「職業アイドレス定義」も文殊に機能として用意しながら、公式管理とはなっていません。これについては、ルウシィさんの<ORACLE>が工部吏族に採用される予定と伺っています。

コラム:なぜこの機能が最初からあるのか
文殊のなかで、職業アイドレスと着替え管理機能は実に中途半端な位置づけになっています。この理由は歴史的経緯(成り行き、とも)が多分に含まれています。
当初、文殊は部隊編成ツールとして開発されていました(VCCも無かった頃です)。部隊編成ツールですから、根源力と着用アイドレスの双方の管理を必要だろうと考え、これを含めていたのです。
しかし、職業アイドレスの「特殊」ルールがあまりに多様かつ複雑だったため、部隊編成ツールとしての開発は断念しました。現状の着用アイドレス管理の半端さは、いわばこの名残なのです。
結局、着替え機能はVCC書式出力機能で利用されているだけ、というのが実情ですね。

今後の開発予定

 金庫番及びアイテム図鑑関連の開発が済んだことで、2008年11月現在、文殊の開発は一段落した状態となっています。
 今後も下記のような機能を拡張していく予定でいます。

  • アイドレスWiki ・<ORACLE>からの定義参照
 職業アイドレス定義の文殊への反映は私一人で行っており、これが結構苦労してたりします。<ORACLE>に登録されたアイドレス定義を文殊が自動的に更新・参照できる仕組みを作りたいところです。(私が楽できるので。)

  • 部隊編成と特殊込みの評価値計算
 これも夢です。現状、特殊の新書式を自動解釈する機能を作っているところですが、なにぶんアイドレス定義の数が膨大であるため、網羅とチェックするのが大変という状況です。

  • 携帯対応
 よく聞かれる事として、文殊の携帯対応があります。現状でも携帯の機種によっては割りと見られるのですが、大きな表はどうしてもレイアウトが崩れて読みにくくなります。これらについて、携帯専用のレイアウトを用意して対処したいのですが、文殊の画面数からして単純に作業量が増えるため、二の足を踏んでおります。
 なお、吏族による編集機能の携帯対応は技術的に無理です。あしからずご了承下さい。(Cookieによるログイン管理が難しい・そもそも携帯で編集操作が面倒すぎる)

  • イグドラシル管理
 文殊でも一応、各国保有の職業アイドレスを管理する機能はありますが、これには各アイドレス同士の派生関係は記録していません。このため、HQ継承なども個々に値と登録していたりします。これについて、統一的に管理する機能を作りたいと考えています。ただ、これもアイドレスWikiによる管理で必要十分である可能性があるため、担当の方と相談しながら採用を決めるつもりです。


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