eraシリーズにおいて、CSVを使うことは避けられないがそのときの注意点を理解している範囲で記してみる。なお実際にこうなるかどうかはしっかりと各自検証してもらいたいし、間違いなどの指摘や修正および増補などは大歓迎する。eramakerおよびEmuera対象でEmueraの場合は最新私家版を一応の基準としている。eramaker2は仕組みが違うので対象外である。
eraにおけるCSVファイルはテキストファイルである
eramaker(Emuera)においてのCSVファイルの中身はコンマで区切られたテキストファイルに他ならない。よって編集するときはEXCELなどの表計算ソフトを使うよりはサクラエディタなどのテキスト編集ソフトを使ってもらいたい。そうでないと、余計な区切りや整形をしてしまってeramaker(Emuera)側が読み込めないCSVになってしまうこともありうる。
eramakerにおける注意点
ラストをしっかり改行する。
CSVファイルにおいても最終行はしっかり改行してほしい。改行されていない行はeramakerは読み込まないのでなかったものとして扱われるのであるから。
小数の数値の取り扱い
eramakerにおいては、小数の数値は整数に丸めて解釈される。すなわち、
0.1,ばか
というCSVがある場合、これは0が「ばか」であるということである。0.1が「ばか」ということではもちろんないので注意すること。
TALENTに関しては内部に数値を放り込めない。
eramakerにおいて、Chara**.CSVによる設定を行うときに以下の通りにすると、
素質,1,2
これは、このキャラが最初にADDCHARAされたときのTALENT:1には[1]が代入された状態となる。つまり、上のCSVにおける「2」は無視されてしまうのに注意すること。
MARK(刻印),JUEL(宝珠)はChara**.CSVで設定できない。
eramakerにおいては、Chara**.CSVにより初期刻印や初期宝珠の設定をおこなうことはできないことに注意すること。
文字定義ができない
eramakerにおいては文字による定義をChara**.CSVで使うのは不可能である。すなわち、
素質,処女 能力,殺人技能,2 経験,臨死経験,5 刻印,天災刻印,1
という感じでの文字による定義はeramakerは理解できない。
基礎や能力や経験や相性などの数値を省略したら0と解釈する。
eramakerにおいては、必要な数値を省略した場合はそれを0と解釈する。たとえば、
基礎,0 能力,1 経験,2 相性,1
とした場合には、BASE:0もABL:1もTALENT:2もRELATION:このキャラ:1もみんな「0」として解釈することに注意すること。
Train.csvにおける上限はCOM定義次第
eramakerにおいて調教コマンドとなるべきTrain.csvにおける番号の定義に999より大きな値を使ってもいい。ただし対応するCOM***関数が定義されていること。本当の上限は数値変数の上限である。
一方、負の値を設定しても動作するし、調教においては表示もされるがこちらはそこでその調教を選んでも何もしないことに注意。COM***関数の存在とは関係なくである。
一方、負の値を設定しても動作するし、調教においては表示もされるがこちらはそこでその調教を選んでも何もしないことに注意。COM***関数の存在とは関係なくである。
Emueraにおける注意点
小数の数値の取り扱い
Emueraにおいては、小数の数値がある行は無視される。すなわち、
0.1,ばか
というCSVがある場合、Emueraではなにも定義しない。
RELATIONにおいて文字定義ができない
Emueraにおいては通常、文字による定義がChara**.CSVにおいても可能である。すなわち、
素質,処女 能力,殺人技能,2 経験,臨死経験,5 刻印,天災刻印,1
という感じで文字による定義が可能である(もちろん、それぞれ Talent.CSVやAbl.CSVやExp.CSVやMark.CSVなどで定義しないといけない)
ところが、RELATIONにかんしては、そういうことができない。つまり、
ところが、RELATIONにかんしては、そういうことができない。つまり、
相性,霊夢,120
という表記は無理である。これは、NOとCharaの名前の対応をEmueraが読み込む前にChara**.CSVを読み込んでいるからである。
基礎や能力や経験や相性などの数値を省略したら1と解釈する。
Emueraにおいては、必要な数値を省略した場合はそれを1と解釈する。たとえば、
基礎,0 能力,1 経験,2 相性,1
とした場合には、BASE:0もABL:1もTALENT:2もRELATION:このキャラ:1もみんな「1」として解釈することに注意すること。
Train.csvにおける下限は0上限は999がデフォルト
Emueraにおいて調教コマンドとなるべきTrain.csvにおける番号の定義の範囲は通常0~999までである。ただし、VariableSize.csvにより上限を変更することができる。一方下限は0であり負の値は使用できない。