『その日、幻想郷で新たな博麗の巫女が誕生した
幻想郷の期待を背負って生まれた新たなる巫女
しかし、その巫女は期待に答えることはできなかった……』
幻想郷の期待を背負って生まれた新たなる巫女
しかし、その巫女は期待に答えることはできなかった……』
「朝ですわ~」
その声で目が覚める
見慣れた天井が目に映る
ここは館にある私の部屋
目を擦りながら起き上がると声が聞こえてきた
「朝食の準備が出来ましたよ」
ドリアードだ
この館の主人であるあなたの仕事仲間であり友人である彼女
適当に返しながら、布団から抜け出す
部屋から出ると朝食の匂いが漂ってくる
良い匂いだが、いつも通り野菜ばっかりのメニューなんだろう
美味しいし、飽きる味でもないのだが
もう少し別の食材を使ってみてもいいんじゃないだろうか
そんなことを考えながら、食堂へと向かった
その声で目が覚める
見慣れた天井が目に映る
ここは館にある私の部屋
目を擦りながら起き上がると声が聞こえてきた
「朝食の準備が出来ましたよ」
ドリアードだ
この館の主人であるあなたの仕事仲間であり友人である彼女
適当に返しながら、布団から抜け出す
部屋から出ると朝食の匂いが漂ってくる
良い匂いだが、いつも通り野菜ばっかりのメニューなんだろう
美味しいし、飽きる味でもないのだが
もう少し別の食材を使ってみてもいいんじゃないだろうか
そんなことを考えながら、食堂へと向かった
『少女は才能に恵まれなかった
博麗の巫女でありながら、陰陽玉や御札を使うことができず
少女が唯一使うことができたのが針だった』
博麗の巫女でありながら、陰陽玉や御札を使うことができず
少女が唯一使うことができたのが針だった』
「戴きますですわ~」
私の隣に座っているリリーグレイの声で食事は始まる
食事中、私はあなたの正面に座る
あなたの隣には触手娘が座っており、その隣にはドリアード
触手娘はまだ寝ぼけているのか、食べ方が汚い
隣の二人、ドリアードとあなたは、そんな触手娘の様子を見て
食べ方を注意をしたり、汚したところを拭いてやったりしてやっている
なんだか、傍から見ていると……
いや、なんでもない
一方、リリーグレイはというと、食事中は意外に静かだ
周囲のそんな様子を眺めながら、私も食事を続ける
私の隣に座っているリリーグレイの声で食事は始まる
食事中、私はあなたの正面に座る
あなたの隣には触手娘が座っており、その隣にはドリアード
触手娘はまだ寝ぼけているのか、食べ方が汚い
隣の二人、ドリアードとあなたは、そんな触手娘の様子を見て
食べ方を注意をしたり、汚したところを拭いてやったりしてやっている
なんだか、傍から見ていると……
いや、なんでもない
一方、リリーグレイはというと、食事中は意外に静かだ
周囲のそんな様子を眺めながら、私も食事を続ける
『博麗の巫女としての役目を果たせない少女は
役立たずと神社から追い出される
行く当てもなく彷徨う少女』
役立たずと神社から追い出される
行く当てもなく彷徨う少女』
「美味しいか?」
ふとあなたがそんなことを尋ねてきた
私はそれに対して針で返答する
あなたに針が刺さるのを見て
触手娘はビクッと反応し、ドリアードは少し身を固くする
当のあなたとリリーグレイは平然としているが
「そうか」
正しく伝わっているのかいないのかよくわからないが
とりあえず、何かは伝わったらしい
深く聞いてみる気はないが
ふとあなたがそんなことを尋ねてきた
私はそれに対して針で返答する
あなたに針が刺さるのを見て
触手娘はビクッと反応し、ドリアードは少し身を固くする
当のあなたとリリーグレイは平然としているが
「そうか」
正しく伝わっているのかいないのかよくわからないが
とりあえず、何かは伝わったらしい
深く聞いてみる気はないが
『神社から追い出されたとはいえ
博麗の血を引く少女は、妖怪たちにとってはご馳走らしい
少女は妖怪たちとの命がけの戦いの日々を送る』
博麗の血を引く少女は、妖怪たちにとってはご馳走らしい
少女は妖怪たちとの命がけの戦いの日々を送る』
「ご馳走様ですわ~」
リリーグレイのその言葉で食事は終わる
「良かったらこれどうぞ」
食事の後にドリアードがそう言いながら私に何かを差し出す
「本当は女性から男性に渡すものなんでしょうけど、
最近は女性同士でも友人などに渡すことがあるみたいなので」
その言葉に私は首を傾げる
とりあえず、貰ったものに目を向けてみる
「……チョコ?」
「バレンタインですよ、知りませんか?」
聞き覚えがあるようなないような
どちらにしろ、今はそれがなんなのか私にはわからない
素直に知らないと答え、彼女にそれがなんなのか尋ねてみることにした
リリーグレイのその言葉で食事は終わる
「良かったらこれどうぞ」
食事の後にドリアードがそう言いながら私に何かを差し出す
「本当は女性から男性に渡すものなんでしょうけど、
最近は女性同士でも友人などに渡すことがあるみたいなので」
その言葉に私は首を傾げる
とりあえず、貰ったものに目を向けてみる
「……チョコ?」
「バレンタインですよ、知りませんか?」
聞き覚えがあるようなないような
どちらにしろ、今はそれがなんなのか私にはわからない
素直に知らないと答え、彼女にそれがなんなのか尋ねてみることにした
『妖怪たちとの命がけの戦いが少女を強くする
強い力を手にした少女は今ならと神社に戻ろうとする
しかし、強くなりすぎたその力は恐れられ、少女の命を狙う』
強い力を手にした少女は今ならと神社に戻ろうとする
しかし、強くなりすぎたその力は恐れられ、少女の命を狙う』
今、私はドリアードに教わりながらチョコを作っている
触手娘も一緒に教わっている
深い意味はない、暇つぶしにはなるだろうと思っただけだ
ドリアードが私の手元を見ながら微妙な顔をして声をかけてきた
「……なんで針が入ってるんですか?」
「隠し味よ」
そう答えてやると、彼女は微妙な顔をしたまま黙る
何か考えてるようだが
その様子を眺めていると再び彼女が声をかけてくる
「……誰に渡すんですか?」
「さあ、適当に渡s」
「針は抜いてください」
即座にそう言われた
思わず睨みつける、ドリアードは一瞬身を固くするが
「抜いてください」
と繰り返した
触手娘も一緒に教わっている
深い意味はない、暇つぶしにはなるだろうと思っただけだ
ドリアードが私の手元を見ながら微妙な顔をして声をかけてきた
「……なんで針が入ってるんですか?」
「隠し味よ」
そう答えてやると、彼女は微妙な顔をしたまま黙る
何か考えてるようだが
その様子を眺めていると再び彼女が声をかけてくる
「……誰に渡すんですか?」
「さあ、適当に渡s」
「針は抜いてください」
即座にそう言われた
思わず睨みつける、ドリアードは一瞬身を固くするが
「抜いてください」
と繰り返した
『力がない故に役立たずと追い出された少女
力を得た故に恐れられ、命を狙われる少女
認められない悲しみが、ついに少女に悪意を持たせる』
力を得た故に恐れられ、命を狙われる少女
認められない悲しみが、ついに少女に悪意を持たせる』
とりあえずチョコは出来た
ドリアードは触手娘に教えるのに苦労している
誰に渡すか考えながら館の中を適当に歩き回る
気がつくと奴隷たちの部屋がある地下に足を踏み入れていた
何故ここに来たのだろう
ここの連中に渡すなどありえない、私は彼女らが大嫌いなのだから
こんなところからはすぐに立ち去ろう、そう思っているが足は奥へと進んでいく
そして、調教部屋へと足を踏み入れる
ドリアードは触手娘に教えるのに苦労している
誰に渡すか考えながら館の中を適当に歩き回る
気がつくと奴隷たちの部屋がある地下に足を踏み入れていた
何故ここに来たのだろう
ここの連中に渡すなどありえない、私は彼女らが大嫌いなのだから
こんなところからはすぐに立ち去ろう、そう思っているが足は奥へと進んでいく
そして、調教部屋へと足を踏み入れる
『今まで自らの身を守るためだけに使ってきたその力を
全てを傷つけるために使い始める
憎かった、幻想郷が、幻想郷に生きる全てが』
全てを傷つけるために使い始める
憎かった、幻想郷が、幻想郷に生きる全てが』
私は館の外へ出た
そうだった、今私がこれを渡せるような存在なんて一人しかいない
私があの場所へ足を踏み入れたのは彼、あなたの姿を探していたからなのだろう
ドリアードと触手娘はまだ忙しそうだったし、リリーグレイは普段どこにいるのかわからない
あなたなら調教部屋か畑にいるだろう、館の掃除をしていることもあるが
あなたはあまり時間をかけずに掃除を終わらせるのでどちらかにいればすぐに来るだろう
それに忙しかったとしても、あなたなら大して気にすることもない
そう思いながら、私は畑へと向かった
そして、その姿を見つける
そうだった、今私がこれを渡せるような存在なんて一人しかいない
私があの場所へ足を踏み入れたのは彼、あなたの姿を探していたからなのだろう
ドリアードと触手娘はまだ忙しそうだったし、リリーグレイは普段どこにいるのかわからない
あなたなら調教部屋か畑にいるだろう、館の掃除をしていることもあるが
あなたはあまり時間をかけずに掃除を終わらせるのでどちらかにいればすぐに来るだろう
それに忙しかったとしても、あなたなら大して気にすることもない
そう思いながら、私は畑へと向かった
そして、その姿を見つける
『幻想郷の全てを壊すための戦い
その戦いで少女は力は更に強くなる
そして、その力はやがて幻想郷を滅ぼす』
その戦いで少女は力は更に強くなる
そして、その力はやがて幻想郷を滅ぼす』
「霊夢様か」
声をかける代わりに針を投げてやると
あなたはそれに刺さりながら返事をした
「これ」
そう言いながら私はチョコを差し出した
怪訝な顔をしながら受け取るあなた
とりあえず、針の雨を降らせてやった
「ただの暇つぶしよ」
「……そうか」
再生しながらそう答えると、あなたはそのチョコを齧った
「美味しいよ」
何気ない言葉だった、適当に相槌を打って帰ろうとした
でも動けなかった、頬を伝う何かの感触に私は固まった
声をかける代わりに針を投げてやると
あなたはそれに刺さりながら返事をした
「これ」
そう言いながら私はチョコを差し出した
怪訝な顔をしながら受け取るあなた
とりあえず、針の雨を降らせてやった
「ただの暇つぶしよ」
「……そうか」
再生しながらそう答えると、あなたはそのチョコを齧った
「美味しいよ」
何気ない言葉だった、適当に相槌を打って帰ろうとした
でも動けなかった、頬を伝う何かの感触に私は固まった
『少女の本当の願い
何でもいい、誰でもいい
ただ、認められたかった……』
何でもいい、誰でもいい
ただ、認められたかった……』
あなた「みたいなことが書かれてるノートを拾ったんだが」
ドリアード「……処分しておいてあげましょう?」
カエセ、ソレカモヤセ
ドリアード「……処分しておいてあげましょう?」
カエセ、ソレカモヤセ
あとがき
まさかのシリアス、思わずオチをつけてしまった、つか、台詞少ないな……
霊夢様の針しか使わないという設定とあなた以外と相性が悪いという部分からの妄想
ちなみにノート内の設定では、霊夢様は平行世界の住人だったということになってます
厨二臭いとか言わないでー
まさかのシリアス、思わずオチをつけてしまった、つか、台詞少ないな……
霊夢様の針しか使わないという設定とあなた以外と相性が悪いという部分からの妄想
ちなみにノート内の設定では、霊夢様は平行世界の住人だったということになってます
厨二臭いとか言わないでー