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ヴラド三世/性能 - (2022/02/01 (火) 00:40:16) のソース

『Fate/Apocrypha』に登場した黒のランサーがなぜかバーサーカーで実装。[[第一章>メインクエスト/第一特異点]]ではバーサーク・ランサーとして登場する。~
バランス型のステータス、防御寄りのスキル構成、Arts2枚にArts宝具と、バーサーカーらしからぬ文字通り異色のサーヴァント。~

Arts宝具が多段ヒットするため、NP獲得量が他のサーヴァントに比べて著しく低く設定されており、かつ通常攻撃はヒット数が少ないのでNP効率が悪い。~
そのためNPはカード構成を生かしてアーツチェインで稼ぐのが中心となる。~
パーティを組むときはArtsのカードが多くなるように意識したいところ。~
狂化のランクはEXと最高ランクのためBusterでダメージを稼ぐこともできる。~

狂化により受け入れた吸血鬼ドラキュラとしての面が強く出ており、属性は混沌・悪・地。~
国に殉じた[[串刺し公としての自身>ヴラド三世〔EXTRA〕]]が秩序・善・人であるのとは対照的。また、その特攻対象にもなっている。~

**スキル
''【スキル1】吸血A'' CT:8-6~
敵1体のチャージ減+NP獲得の複合スキル。最大30%のNP獲得でヴラドの低いNP効率を補える。~
また、他のサーヴァントのチャージ減スキルや宝具と組み合わせることで、敵にずっと宝具を撃たせないことも可能。 ~

''【スキル2】変化 C→鮮血の伝承 A+'' CT:7-5~
防御力を3T増加させるスキル。バーサーカーのクラス補正を補えるほどではないが、確かに耐久力を上げられる。~
17/5/25に追加された2つ目の幕間の物語をクリアすると「鮮血の伝承A+」へと変化。~
防御力の増加量が純粋に増加する上、同率の攻撃力アップも得られる。~
CTも標準的な範疇で、スキル1・3も回していけば再使用も現実的に狙える~

''【スキル3】戦闘続行 A→戦慄の不死者 A+ '' CT:9-7~
自身に5T持続するガッツ状態を付与する。~
鮮血の伝承の切れ目の保険に使ったり、敵の宝具をやり過ごすために使ったりと、地味であるが安定感をもたらしてくれる。~
強化クエストをクリアすることで、&bold(){重複可能なガッツ}(1回・1ターン)とNP獲得量UP(3ターン、20%~30%)が追加。~
NP獲得量バフは根本的に性能が低いAカードのフォローとしては物足りないが、宝具後のリチャージ量を8%~10%向上させるため、宝具を連射するための補助スキルとしては十分な効果を発揮する。~
一方で、重複ガッツは使い方によって複数回のターゲッティングによる事故や相手の全体攻撃→通常攻撃を凌ぐことも可能になるが、1Tしか持続しないため有効活用できるタイミングが限られる。~
1Tガッツが空撃ちになったとしても元々持っている保険としての5TガッツとNP獲得量バフが無駄になるわけではないため、過度に出し惜しむよりは積極的に使っていきたいスキル。~

**宝具「&ruby(カズィクル・ベイ){血塗れ王鬼}」
宝具はArts属性単体攻撃。追加効果としてOC100%で20個のスターを獲得する。また、宝具強化によって3TのArts耐性ダウン効果が追加される。~
ヴラドはバーサーカーであるためスター集中率が極端に低い。そのため、ヴラド以外へのスター配布としても使うことができる。~
攻撃が多段ヒットするため、ある程度のNPのリチャージが可能。~
スキル1とスキル3を活用すれば宝具の連発も現実的に視野に入り、耐性ダウンが重複するためNP回収率も打つたびに向上する。

実装当初は宝具威力が通常の単体宝具より低く設定されており、強化後も他のサーヴァントにおける未強化状態まで戻っただけという状態が続いていた。~
2021年4月14日に2回目の強化クエストが実装され、他の強化済みArts単体宝具と同じ倍率に引き上げられると共に攻撃後Arts耐性ダウンが追加された。~
2度強化クエストをクリアする手間はあるが、これにより宝具威力で不当に劣るという問題は解消された。~

**総評
***相性の良い礼装
-[[フォーマルクラフト]]→アーツ性能を底上げする礼装。NP効率や宝具威力がアップする。
-[[カレイドスコープ]]→吸血からの宝具即撃ちが可能になる。周回にオススメ。
-[[黒の聖杯]]→宝具威力を大幅に上げられる。他のサーヴァントで防御面のサポートができるならオススメ。
-[[プリズマコスモス]]→毎ターンNPを獲得して宝具回転率を高める。通常攻撃でのNP効率が悪いため、獲得量アップより毎ターン獲得のほうが相性が良い。
-[[ゴールデン相撲~岩場所~]]、[[聖夜の晩餐]]→初期NPに加えてArtsバフと乗算バフになる礼装。吸血+魔術協会制服などからのNP供給で即宝具も。
-[[ペインティング・サマー]]、[[ダイブ・トゥ・ブルー]]→アーツバフと初期NPを得られる礼装。

***運用
単純なバーサーカーアタッカーとしても一定の仕事は出来るが、[[クー・フーリン〔オルタ〕]]、[[坂田金時]]や[[ガラテア]]など強烈なライバルが多い。~
バーサーカーにもかかわらずBが2枚止まりためBusterブレイブチェインが狙えず、火力が伸び悩むことも多い。

ヴラドを運用する場合、Artsを通常攻撃2枚+宝具と多めに持つことを生かしたパーティ構成が求められる。~
最もオーソドックスなのが☆5キャスターである[[玉藻の前]]および[[諸葛孔明>諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]]との組み合わせであり、敵のチャージ攻撃までに倒せないほどの超高HPを持つ高難度クエストなどで度々使用されてきた。~

#openclose(show=◇アーツパーティー/ヴラド玉藻孔明システム){{{
このパーティーの利点は大きく3つある。~
~

①NPチャージの高速化~
ヴラド三世のスキル吸血に、[[諸葛孔明>諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]]の3種スキルを織り交ぜ、これらを[[玉藻の前]]の宝具を駆使して何度も発動させることで、固定量のNP獲得を繰り返し、ヴラド三世の劣悪なNP効率を補う。~
また、狐の嫁入りでアーツ性能をアップさせることでヴラドの宝具自体でのリチャージにも期待できるようになる。
加えて積極的にアーツチェインを組むことも心がければ、そう苦しむことなくNPを貯めることができる。~
~

②宝具威力増強~
一方で、ヴラド三世の鮮血の伝承、[[玉藻の前]]の狐の嫁入り、[[諸葛孔明>諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]]の軍師の指揮および石平八陣など、攻撃力を増強する要素も詰まっており、~
バーサーカーのクラス相性も相まって、宝具「血塗れ王鬼」に大きなダメージが見込める。~
~

③敵のチャージ攻撃の遅延~
ヴラド三世の吸血と[[玉藻の前]]の呪術を[[玉藻の前]]の宝具で回転させることで、相手の宝具の発動を大幅に遅らせる。~
また[[諸葛孔明>諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]]の宝具にもチャージ減効果があるので、それも併せれば10ターン近く遅延することが可能。~
ついでにバーサーカーの宿命である耐久面での脆さについても、ヴラド三世の鮮血の伝承と[[諸葛孔明>諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]]の軍師の忠言を重ねがけすることでかなり抑え込むことができる。~
しかしながら確実な回避手段は持たないため、いざチャージ攻撃を食らった際には戦線が崩れてしまう可能性が高いことに注意。~
極力チャージ攻撃を受ける前に倒すよう努め、間に合わなければマスター礼装の回避・無敵付与に頼るなどしたい。~


他には[[ネロ・ブライド>ネロ・クラウディウス〔ブライド〕]]や[[弓アルトリア>アルトリア・ペンドラゴン〔アーチャー〕]]や[[アビゲイル>アビゲイル・ウィリアムズ]]や[[術ギルガメッシュ>ギルガメッシュ〔キャスター〕]]、強化後の[[マシュ>マシュ・キリエライト]]や[[ジャンヌ・ダルク]]等もよい相方として活躍できる。~
低レアでは攻守バフ&回復役の[[アンデルセン>ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]、Artsバフとスター供給の[[アマデウス>ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト]]、盾役になれる[[ゲオルギウス]]などが鉄板。~
サーヴァントの増加に伴ってアーツ宝具のアタッカーも増えてきているが、その中でもバーサーカーは未だヴラドのみである。~
複数のクラスの高HPサーヴァントと連戦するようなクエストでは、安定した火力を出すことが出来るだろう。~

}}}

Arts寄りのカード構成のため、[[玉藻の前]]を筆頭としたキャスターなど補助能力の高いサーヴァントとの共同運用によって戦術の幅を広げられる数少ないバーサーカーといえる。~
耐久は出来ないが宝具で出したスターを活用できる[[新宿のアーチャー]]や[[シャーロック・ホームズ]]とも相性が良い。~
前者は「邪智のカリスマ」で相性が良く、後者は宝具で味方全体にクリティカル・防御無視バフを配ることが出来る。~
特に近年では、[[アルトリア・キャスター]]の二重起用によって、最上位難易度の周回クエストに増加した単体敵ウェーブの連続突破なども可能となっている。~