よく使われる用語等を解説する。
目次
用語集
あ行
朝日新聞クロスサーチ
朝日新聞社が提供する、朝日新聞の過去記事を検索できるサービス。情報収集に有用だが古い記事の検索精度は少々低めなので、調べたい事件の発生日や犯人逮捕日以降の記事をしらみつぶしに調べていくといった根気も必要になる。
網走刑務所
北海道網走市に位置する刑務所のひとつ。かつては主に政治犯の収容を担い、日本一厳しい刑務所と恐れられた。
オウム真理教
日本にかつて存在した宗教団体。教祖は麻原彰晃こと松本智津夫。いわずと知れた地下鉄サリン事件を始めとするオウム真理教事件を引き起こし、最終的に国家転覆を狙っていたとされる。
アルカイダ
イスラム教過激派によるテロ組織。ウサマビンラディンを主体とし、9.11テロなどを引き起こした。
恩赦
刑罰を減刑・免除する制度。
政令恩赦(ある一定の基準を設けて機械的に恩赦する)と個別恩赦(個別に審査され行われる恩赦)の二種類が存在し、前者には大赦(有罪判決前の場合、起訴や有罪判決ができなくなり、有罪判決後の場合、刑の言渡しの効力が失われる)・減刑・復権(有罪判決に伴う権利はく奪、例えば選挙権の喪失等を取り消し回復させる)の3種類が、後者には特赦(刑の言い渡しの効力が失われる)・減刑・刑の執行の免除・復権の4種類が存在する。
死刑囚に恩赦が行われた例は1975年の石井健次郎(福岡事件)が最後だと思われる。昭和天皇崩御の際、恩赦を見込んで上訴を取り下げた死刑囚が3人ほどいるが、実際に恩赦が行われることはなく、ただ自身の寿命を縮める結果に終わっている。
政令恩赦(ある一定の基準を設けて機械的に恩赦する)と個別恩赦(個別に審査され行われる恩赦)の二種類が存在し、前者には大赦(有罪判決前の場合、起訴や有罪判決ができなくなり、有罪判決後の場合、刑の言渡しの効力が失われる)・減刑・復権(有罪判決に伴う権利はく奪、例えば選挙権の喪失等を取り消し回復させる)の3種類が、後者には特赦(刑の言い渡しの効力が失われる)・減刑・刑の執行の免除・復権の4種類が存在する。
死刑囚に恩赦が行われた例は1975年の石井健次郎(福岡事件)が最後だと思われる。昭和天皇崩御の際、恩赦を見込んで上訴を取り下げた死刑囚が3人ほどいるが、実際に恩赦が行われることはなく、ただ自身の寿命を縮める結果に終わっている。
か行
カルバリ会
免田栄氏と親しかったことでも知られる、内田又雄元死刑囚が福岡刑務所藤崎拘置区に設立したキリスト教信者の死刑囚の集まり。のちに死刑囚のみならず全国の拘禁者にも入会者があらわれるようになり、また内田死刑囚も本会をきっかけに名が知れるようになった。このためキリスト教関係者からの処刑延期嘆願が集まったりもしていたが、彼は1959年に執行されている。
禁錮
現在廃止済み。刑務所で収容される刑で、労役義務がない。労役義務があるものは懲役と呼び区別されていたが、2025年に拘禁に統一された。
紅林麻雄
静岡県警に在籍していた刑事。迷宮入りしている事件の被疑者から自白を引き出して事件を強行的に立件する手法を確立。早い話が袴田事件などの冤罪事件の黒幕である。静岡県警全体にこの手法は広まり、静岡県警は冤罪の温床となる。ついたあだ名は「昭和の拷問王」、この界隈では無能扱いされ蛇蝎のごとく嫌われている。
警察庁広域重要指定事件
各地の都道府県警が協力して捜査網を形成することが定められた事件。すなわち殺人や連続爆破事件などといった重大事件がこれに指定される。
係属
法律用語で訴訟が裁判所で扱われている最中のことをさす。例えば二審で死刑判決を受け被告が上告中の事件は「最高裁係属中の死刑事件」などと称される。
拘禁
日本において2025年に懲役と禁錮を統一してできた新しい呼称。労役義務なし。
強殺
強盗殺人の略。
拘置所
判決が出ていない被告人と死刑囚が拘置される場所。ちなみに死刑囚が刑務所ではなく拘置所におかれる理由は、「死」そのものが刑罰であるゆえに刑務所での拘禁はその刑罰に含まれないためである。死刑執行設備を備えた拘置所・拘置支所は日本に7か所存在。
さ行
再審請求
一度確定した判決に対して冤罪や量刑不当を主張してもう一度裁判をやり直すよう請求すること。
本来は冤罪救済用(のはず)だが、死刑囚は再審請求中に執行されることはまれであることを逆手に取り、明らかに延命のために再審請求を行っている場合も存在する。(西川正勝など)
再審請求は検察も行うことができ、氷見事件などは検察からの再審請求により冤罪被害者の男性の無罪が確定した。
被告人からの再審はただでさえ通ることはほとんどないが、さらには一度再審請求が認められても検察から抗告を受け却下されるなんてことも…(奥西勝など)。しかし、2026年に再審制度が見直され、検察からの抗告が原則禁止になる方針である。(*1)
なお通ることはほとんどなく、特に死刑判決が確定したのちに再審が行われたのは戦後5回のみ。
本来は冤罪救済用(のはず)だが、死刑囚は再審請求中に執行されることはまれであることを逆手に取り、明らかに延命のために再審請求を行っている場合も存在する。(西川正勝など)
再審請求は検察も行うことができ、氷見事件などは検察からの再審請求により冤罪被害者の男性の無罪が確定した。
被告人からの再審はただでさえ通ることはほとんどないが、さらには一度再審請求が認められても検察から抗告を受け却下されるなんてことも…(奥西勝など)。しかし、2026年に再審制度が見直され、検察からの抗告が原則禁止になる方針である。(*1)
なお通ることはほとんどなく、特に死刑判決が確定したのちに再審が行われたのは戦後5回のみ。
※認められているのは被告人の利益となる利益再審のみ。例えばのちに被告人が真犯人であることがわかっても、無罪判決が確定しているのに再審を開始することはできない。
差し戻し
下級審の審理に重大な不備があると上級審が判断した場合に、審理を下級審に差し戻すこと。最高裁が高裁・地裁に差し戻したり、高裁が地裁に差し戻すことになったりするが、実際行われることはあまりない(永山則夫連続射殺事件、光市母子殺害事件などが筆頭か)
重要指名手配
指名手配犯の中で特に
シャワーパシ
ジャマイカのギャング。首領はクリストファー・コーク(拘束中)であり、アメリカ司法省の世界で最も危険な麻薬組織のリーダーにリストアップされている。
心神耗弱・喪失
精神障害などによって犯行時善悪の判断能力が弱まっていた(または従うことが難しかった)ことを心神耗弱、判断能力が全くなかった(または全く従えなかった)ことを心神喪失という。犯人が心神耗弱であったと認められた場合減刑され、また心神喪失の場合は責任能力なしとして原則無罪となる。ただしそのまま社会復帰させるわけにはいかないので、治療を行う施設に強制入院となる。
仙台送り
昭和中期、東京拘置所には死刑執行設備がなかったので、死刑執行が近づいた死刑囚は仙台刑務所内の仙台拘置支所に移送されて拘置されていた。これを仙台送りといい、死刑執行が近づいた合図として恐れられていた。
捜査第一課
殺人や放火といった重大犯罪の捜査に当たる警察庁の一部署。
た行
ターリバーン
アフガニスタンを実効支配する犯罪組織。
特別指名手配
トクリュウ
「匿名・流動型犯罪グループ」の略称。SNS等で募集した闇バイト等の結びつきの緩い犯罪グループ。 例:ナチュラル
懲役
現在廃止済み。刑務所で収容される刑で、労役義務がある。労役義務がないものは禁錮と呼び区別されていたが、2025年に拘禁に統一された。
な行
永山基準
永山紀夫連続射殺事件で初めて提示された死刑判決を下す目安。犯罪の性質(例:単純殺人か、強盗殺人か)、犯行動機、犯行態様(残虐性・執拗性、さらには明示されていないが計画性。生き埋め・焼殺やバラバラ・コンクリ詰めなどは非常に心証が悪いようである)、結果の重大性(特に被害者の数)、遺族感情、社会的影響、犯人の年齢、前科、情状が挙げられ、現在でも一定の基準となっているようだが、前時代的という批判もある。
日本赤軍
1971年から2001年までに存在した日本の極左テロ組織。彼らが起こした事件を総称して日本赤軍事件と呼ぶ。連合赤軍とは異なる団体。
は行
破棄自判
下級審の判決を破棄し、新たに判決を下すこと。例えば地裁で下った死刑判決を破棄して高裁で無期懲役判決を言い渡すといったことを指す。下級審の判決が余程おかしい場合は差し戻しになる。
バタンコ
死刑執行における刑場の踏み板を指す隠語。転じて、死刑の執行。
判決訂正申し立て
判決書に誤記などがあった場合にその訂正を要請する申し立て。刑罰を訂正するものではない(ので天と地がひっくり返っても死刑判決が取り下げられるわけではない)
死刑判決を受けた場合、確定日を少しでも先に延ばそうと慣例的に行われる(造田博などは行っていない)。たいていは棄却されるが武安幸久には判決に明確な誤りがあって申し立てが受け入れられた。
そのため、真の「死刑確定」は上告審判決から数日後になるのだが、流石に判決訂正申し立ての有無のような細かい報道はされないので便宜上上告審判決日を確定として扱うことが多い。
死刑判決を受けた場合、確定日を少しでも先に延ばそうと慣例的に行われる(造田博などは行っていない)。たいていは棄却されるが武安幸久には判決に明確な誤りがあって申し立てが受け入れられた。
そのため、真の「死刑確定」は上告審判決から数日後になるのだが、流石に判決訂正申し立ての有無のような細かい報道はされないので便宜上上告審判決日を確定として扱うことが多い。
犯罪人引き渡し条約
国外逃亡した犯罪者に対し、逃亡先の政府に犯罪者を引き渡すことを定めた国際条約。日本はアメリカと韓国の二か国と締結している。
その二か国以外の国に日本で犯罪を起こした犯罪者が逃亡した場合、多くは代理処罰を申請することになる。ブラジルや中国での適用例などがある。
その二か国以外の国に日本で犯罪を起こした犯罪者が逃亡した場合、多くは代理処罰を申請することになる。ブラジルや中国での適用例などがある。
ま行
マイサク
毎日新聞社が提供している、過去の毎日新聞記事を検索できるサービス。情報収集に有用。
マル特無期
無期懲役囚のうち特に悪質なもの(裁判において求刑死刑、判決無期懲役の場合など)に仮釈放を認めないとすること。実質的な終身刑。
未決勾留日数
刑事事件で逮捕・起訴されてから判決が確定するまでの間に警察署や拘置所に拘束された日数のこと(厳密にいえば勾留状執行日~判決言渡の前日までの間)。
拘禁刑に処せられた多くの場合、本日数が刑期に算入される。(犯情がよほど悪質な場合などは算入されないことも)無期刑の場合にも算入されるが…多くの場合大した効果はない。ただ、恩赦等で有期刑に減刑された場合は適用される。
拘禁刑に処せられた多くの場合、本日数が刑期に算入される。(犯情がよほど悪質な場合などは算入されないことも)無期刑の場合にも算入されるが…多くの場合大した効果はない。ただ、恩赦等で有期刑に減刑された場合は適用される。
や行
扼殺
手や腕で首をしめて殺害すること。絞殺はひも状の物体を用いるという点でそれと異なる。
ヨミダス
読売新聞社が提供している、過去の読売新聞記事を検索できるサービス。情報収集に有用。紙面画像や記事画像が閲覧できる記事とそうでない記事があるため、紙面が見たい場合は縮刷版やマイクロフィルムと併用しよう
ら行
連合赤軍
1971年から1972年までに存在した日本の極左テロ組織。よど号ハイジャック事件などを起こした。日本赤軍とは異なる団体。
わ行
英数字
D1-Law
過去の判決文を検索し、閲覧できるサービス。大きい図書館等で閲覧可能。民事刑事問わずかなりの網羅度で掲載されているが、すべての判決文が掲載されているわけではないので注意。
ICPO
インターポール(INTERPOL)のことを指す。各国の警察が捜査協力し、国際犯罪の防止や国際手配犯の確保に向けて活動している。