この記事には一部猟奇的な表現が含まれています。
この事件の一般的名称は「浜名湖連続殺人事件」ですが、2024年に発生した男子高校生が拉致され浜名湖で溺死した事件との混同を避けるため本wikiでは「浜名湖連続バラバラ殺人事件」としています。
この事件の一般的名称は「浜名湖連続殺人事件」ですが、2024年に発生した男子高校生が拉致され浜名湖で溺死した事件との混同を避けるため本wikiでは「浜名湖連続バラバラ殺人事件」としています。
目次
概要
| 状態 | 解決 |
| 犯人 | 川崎竜弥 |
| 被害者 | 2人死亡 |
| 罪状 | 強盗殺人、死体遺棄、有印私文書偽造など |
| 判決 | 死刑(未執行) |
| 発生国 | 日本 |
| 発生年 | 2016年 |
| 残虐度 | ★★★☆☆ |
| 計画性 | ★★★★★ |
| 影響力 | ★★☆☆☆ |
犯人である川崎竜弥(当時33歳、職業・宅地建物取引士)が二人を殺害・浜名湖周辺に遺棄した事件。殺害後に不動産・自動車・銀行預金などのすべての被害者の財産を奪う大胆な犯行であった。
第一被害者であるS.A.さんは川崎のかつての勤務先の同僚。一カ月前からS.A.さんの財産の情報を収集していた川崎は、2016年1月25日、S.A.さん宅の合鍵を作製、29日に合鍵を用いてS.A.さん宅に侵入、何らかの方法で殺害している。
その翌日、S.A.さん宅から出てきた川崎は白いカバーで覆った何か、またその翌日には
何らかの赤いしみが広がっている畳を搬出していたという…
その翌日、S.A.さん宅から出てきた川崎は白いカバーで覆った何か、またその翌日には
何らかの赤いしみが広がっている畳を搬出していたという…
実際に川崎が強取したものは、
- 現金・クレジットカード・印鑑・運転免許証・携帯電話・図書カードなどの小物
- 2月にはS.A.氏の軽自動車やマンション、オートバイの所有権
- S.A.氏名義の信用金庫口座から自身の口座に送金した約454万円
- 厚生年金の受取口座を自身の口座に変更して不正受給したおよそ16万円
このように全ての財産を奪い、そののちにS.A.さんの遺体を焼却し浜名湖に遺棄している。
第二被害者であるD.Y.(死亡時)さんは一歳川崎より年下のかねてからの知人であり、ゲーム仲間でもあった。
ただD.Y.さんは覚せい剤所持により一度京都刑務所に服役している。その時に荷物を預かってもらっていたのが川崎だった。(*1)
D.Y.さんの出所後、川崎は「7月3日に静岡にいなければ(荷物が入った)段ボールは処分する」と圧力をかけていた。そのようにして浜松にD.Y.さんを呼び寄せ、7月5日、D.Y.さんの右腹部を二回刺して殺害し、遺体の頭部と両足の付け根を両断して遺棄したと考えられている。(*2)
同年7月8日、D.Y.さんの右足が浜名湖で発見される。通報を受けた警察が左足、頭部、繋がっている胴体と腕(すなわち首から下~腰から上)を次々発見し、事件発覚。のちにS.A.さんの骨も見つかっている。
ただD.Y.さんは覚せい剤所持により一度京都刑務所に服役している。その時に荷物を預かってもらっていたのが川崎だった。(*1)
D.Y.さんの出所後、川崎は「7月3日に静岡にいなければ(荷物が入った)段ボールは処分する」と圧力をかけていた。そのようにして浜松にD.Y.さんを呼び寄せ、7月5日、D.Y.さんの右腹部を二回刺して殺害し、遺体の頭部と両足の付け根を両断して遺棄したと考えられている。(*2)
同年7月8日、D.Y.さんの右足が浜名湖で発見される。通報を受けた警察が左足、頭部、繋がっている胴体と腕(すなわち首から下~腰から上)を次々発見し、事件発覚。のちにS.A.さんの骨も見つかっている。
裁判
取り調べ~裁判までに100回以上の黙秘を繰り返し、全容解明には至らなかったものの、検察側の状況証拠の積み重ねによって立件された。
取り調べから裁判にかけては黙秘していたとはいえ、彼はよく周りの人に殺害について話しており、知人が証人喚問されている。
また、川崎が拘置所で横の房にいた男(*3)に犯行を告白しており、彼の証言が重要な証拠として採用されている。
また、川崎が拘置所で横の房にいた男(*3)に犯行を告白しており、彼の証言が重要な証拠として採用されている。
川崎の告白
裁判記録より、
- 「おじさんを殺したあと若い子を殺した」
- 「おじさん,若い子とも浜名湖周辺の同じところに捨てた」
- 「今は詐欺で捕まっている,でも警察は殺人であげたがっている,若い子の面倒を見てあげていたが,先生(*4)の家に泥棒に入ったので許せなくて殺した(*5),施設育ちのポン中だから殺されても警察はいちいち相手にしない,急ぎ仕事だったからちょっといろいろあった」
- 遺体処理について、
「本来はパーフェクト犯罪をやりたかった,だけど急ぎ仕事でこうなった,急ぎ仕事だけど中性洗剤でやればDNAごと拭きとれる
浜名湖に捨てたが,大雨が降ったので,思った以上に流れている,ダイバーが潜っても大丈夫,海水に何週間も浸かっているので,もうDNAは出ない」 - 詐欺やクレジットカード関係は大丈夫なのかと男が問うた際の返答
「もう本人がこの世にいないから,そっちはマンション取るために殺したんで意味のない殺人ですね」 - 「犬ってどれくらい嗅覚あるんですか」
- 上記の質問の趣旨を問われた際、
「肉片とか出たら困る」
なお男(「自分」)と川崎(「被告人」)は少々喧嘩している。
8月18日に,自分がo警察署長と宗教の自由をめぐってもめると,被告人は「さすが国家公務員」などと言ってo警察署長の味方をするような態度をとったので,同年8月19日,被告人に対し,こういう時,普通俺側につくだろう,腕をへし折ってやるなどと言ったものの,その直後,自分としては,被告人との関係は良好に戻ったと認識していた。8月20日に警察官に対し,被告人から聞いた上記犯行に関する話を伝え,供述調書をとられた。
これに関して、川崎の弁護側からはこのことがきっかけで関係が悪化したのではないか(川崎を陥れようとして虚偽の発言をしているのではないか)と指摘し、川崎も男に対して問い詰めたが、男は「それは仲直りしているでしょ」と返した。
第一審、控訴審ともに求刑・判決ともに死刑、また上告審は川崎が上告を取り下げて2023年2月13日死刑確定。詳しくは川崎竜弥を参照。
補足
スコア
残虐度:動機は不明だが二人をバラバラにした恐ろしい事件である。そのためスコアは★★★☆☆とする。
計画性:宅建士や司法書士の知識を悪用しており、さらにはS.A.さんの遺体の歯を抜いたことや、潮の満ち引きを計算して遺体を捨てたことを告白しており、計画性は極めて高い。そのためスコアは★★★★★とする。
影響力:死刑案件の中ではかなりマイナーで、本来は★☆☆☆☆相当だが、最近の事件なので★★☆☆☆とする。