アースガルド大陸の吸血鬼
概要
分類 |
屍鬼・吸血鬼系 |
主な生息地 |
不明 |
知能 |
動物並~人間並 |
属性 |
死 |
危険度 |
A+ |
備考 |
種類によって性質が異なる ねずみ算的に数を増やしていく |
屍鬼の一種。
人間や
魔族の血液を糧にする魔物で「ヴァンパイア」とも呼ばれる。
外見は死人のような肌色をしていることと大きく尖った犬歯を持つことを除けば
人間と変わらない。
血を吸い尽くした相手を同じく吸血鬼にかえ、ねずみ算的に数を増やしていく。
身体能力が非常に高いほか、再生能力や変身能力をはじめとする数々の特殊能力を持ち、アンデッドの中でも特に強力な種族。
また、浄化するか特殊な攻撃で仕留めない限りは決して死なない。
総じて多くのアンデッド同様に日光には極度に弱く、日光を浴びると体が崩壊して死んでしまう。
吸血鬼の種類
ノーヴル
吸血鬼同士の生殖や胎内にいる段階で母体が吸血鬼となったことなどが原因で生まれる先天的な吸血鬼。
人間と同様に肉体が成長するというアンデッド全体でも特異な存在。
知能は人間と全く同じ。
個体差はあるが大体は20代後半になると外見の成長は止まる。
スレイヴ
年上の吸血鬼に血を吸い尽くされたり、魔法などで後天的に吸血鬼になったもの。
生前の人格と記憶、外見をそのまま保有している。
吸血鬼になった時点で成長も老化も止まり、滅びるまで姿は変わらない。
もっとも一般的な吸血鬼。
ネイヴ
年下の吸血鬼に血を吸い尽くされて吸血鬼になったもの。
知能は動物並で性質は非常に凶暴。
吸血鬼になった時点で成長も老化も止まり、滅びるまで姿は変わらない。
自分の血を吸い尽くした吸血鬼の命令には絶対服従する性質を持つ。
吸血鬼と血液
吸血鬼が血液を必要とするのは自分の存在の維持に生命エネルギーを必要とするため。
吸血鬼の肉体は完全な不滅ではなく、生命エネルギーが枯渇すると肉体を維持できずに崩壊、死んでしまう。
血液は高純度の生命エネルギーと
魔力の塊であり、血を吸うことが最も効率的に生命エネルギーを摂取できる。
また、吸血行為自体が吸血鬼側に依存性の強い快感をもたらすため、中毒状態になって吸血を止められない者が殆ど。
なお、
人間か
魔族以外からの吸血は吸血鬼側に不快感をもたらし、生命エネルギーも殆ど摂取できない。
吸血鬼と食物
吸血鬼は味覚を持ち、人間などと同じように食物を摂取することができる。
食物が内包する生命エネルギーもこの際に吸収できる。
ただしこの手段で吸収できる生命エネルギーは少量。
吸血鬼と増殖
吸血鬼が数を増やす方法は大きく分けて3通りある。
生殖
通常の生物と同じように吸血鬼同士での生殖で子孫を作る方法。
この場合はノーヴルの吸血鬼が誕生する。
吸血
獲物の血を吸い尽くし、犠牲者を吸血鬼に変える方法。
吸血鬼側が吸血鬼となって経過した年月 > 獲物の年齢
の場合は獲物はスレイヴになる。
吸血鬼側が吸血鬼となって経過した年月 ≦ 獲物の年齢
の場合は獲物はネイヴになる。
いずれの場合も
人間、
魔族以外は吸血鬼にならない。
魔法による変化
特殊な魔法の類で吸血鬼に変える方法。
スレイヴかネイヴになる。
その他の特殊なケース
妊娠中の母親が吸血鬼になると胎内の胎児も吸血鬼になる。
この場合、母親はスレイヴかネイヴに、胎児はノーヴルになる。
吸血鬼の弱点
太陽
多くのアンデッドと同様に日光に極度に弱く、日光を浴びると身体が崩壊して死んでしまう。
浄化攻撃
多くのアンデッドと同様にアンデッド浄化の効果を持つ攻撃を受けると身体が崩壊して死んでしまう。
また、ニンニクなど魔除けの類も苦手としている。
杭
木の杭によって心臓を破壊されると死んでしまう。
由来
「ヴァンパイア(Vampire)」…ヨーロッパ各地の伝承に登場する吸血鬼。マジャール語で「死にきれない者」の意。現在のヴァンパイアのイメージはブラム・ストーカーの作品「吸血鬼ドラキュラ」の影響が非常に大きい。
最終更新:2013年03月21日 16:34