"這い寄る混沌"ナイアルラトホテプ


※上の挿絵はランダムで変化します
「あーら、失礼!自己紹介が遅れたわ!!私はナイアルラトホテプって言うの!「膨れ女」とか人権無視の酷いあだ名もあるけどまぁ好きに呼んで頂戴!!」
「捧げるべきは我々を苦しめる悪しき支配者たちの血肉だ!!滅ぼせ同胞達よ!!悪しき支配者たち血と屍の果てに、『蛆井大神(うじいのおおかみ)』は降りて来る!!世界の終末はすぐそこだ!!!」

概要

分類 神霊
所属 妖月帝国根禮教
異名 這い寄る混沌、無貌の神など多数
知能 人間並
属性 聖・闇
危険度 S++
備考 極めて危険
72の魔神・番外位
根禮教・幹部
大種族は外神
かつてアースガルド大陸を支配し、旧支配者とも呼ばれる神々の一柱にして72の魔神の一柱、番外位。
「沸騰する混沌の核」アザトースから生まれ、彼の配下でもあったと自称する。
「這い寄る混沌」「無貌の神」「膨れ女」「闇に吠えるもの」など数多くの異名を持ち、決まった姿を持たない。
人間に化ける際は上質の衣類に身を包んだ太った中年女性の姿やまたはチャイナドレスを着た東洋的な美女、或いは神父服に身を包んだ黒人男性の姿をとる場合もある。

傲慢で冷笑的、残忍で享楽的。
他人を煽り、追い詰め、絶望に叩き落すのが大好きなサディスト。
自分が直接動くよりも謀略を張り巡らせ、裏から事を動かすことを好む。
特に『人民自身の願望によって絶望的な破滅を引き起こさせる』という手法を最も好む。
善悪正邪全てを嘲笑う、底無しの悪意の持ち主。


表面上、慇懃な態度をとることはあるが他人への敬意とは無縁。
人間や亜人、またはそれに類する知能を持つ者(ロボットなども含む)に強い嫌悪と侮蔑の感情を持ち、王侯貴族や政治家など権力のある者に対しては特にその傾向が強い。

その所業や性格から様々な人物に「リアル神性発揮して話の通じないロクデナシ」「ド畜生のクソ外道」などと蛇蝎の如く嫌われている。


かつての神々魔王ベルフェゴルの戦争で神々が敗北することをいち早く悟り、同胞達の弱点の情報を手土産に魔王ベルフェゴルへと寝返った過去を持つ。
その後は紆余曲折あってラスタルに封印されたが数年前に復活したらしい。


現在は「ナイ=A=ルラート」を名乗り、根禮教の幹部として活動。
世界各地で破壊行為やテロ、革命を扇動している。
現在は教祖が活動できないため、彼女の代理として根禮教を動かしている。

太古より存在するではあるらしいが長期に渡る封印や信仰が失われていたことで全盛期に比べると大きく弱体化している。
だが最近では根禮教の活動により信仰を獲得、力を取り戻しつつある。

口調


変身した姿によって口調は変化するため一定しない。

  • 「僕は『這い寄る混沌』ナイアルラトホテプ。国によっちゃニャルラトホテプとかナイアーラソテップとか発音するとこもあるけど好きに呼びな」
  • 「あらあらまぁまぁ、フルーレティちゃんのこと?や~ねぇ、あんな猪みたいな子、長生きできるわけないじゃない」
  • 「何処までも御目出度い連中だ。万人が『強い心の持ち主』だとでも思うかね?」
  • 「キミの欲しいものを言って。金?女?日々の安息?あるいは生きて叶えたい夢があるの?」
  • 「よく勘違いされるけど、あたしは無理強いは嫌いよ。あたしの力を借りるかどうかはその人達が決めることよ?」
  • 「流石は樹の神、自分のことがよーくわかっている……その悪意はどんな姿をしても、顔をしても嘘をつかない…ゲホッ…どんなに弱々しい姿と声をしていても…ゲホッ…!どんな優しそうであっても…ゲッホ…!!………………成すことはエゴでしか、ない………」
  • 貴様はこの世の滅びを目指した。貴様の信徒どもはこの世の破滅を願った。愚かな者達もこの世の崩壊を祈った。だから望み通りに破滅(わたし)が来てやった。私は私の主義主張を押し付けたりはせん。全て、貴様らが望んだことだ!!!」
  • 「私は願いを叶えてやっているだけだ。神とは願いを叶えてくれるもの、そう定義したのは貴様ら人間自身…違うかね?」
  • 「足掻き祈れ!!そして自らの願(のろ)いに食い尽くされろ!!それが人間の本質だ!!フハハハハッ!!!」

技・魔法



月の爪痕

黒く輝く斬性の衝撃波を発生させて攻撃。



輝くトラペゾヘドロン

ナイアルラトホテプの天使を召喚。
召喚する対象は自由に指定できる。
暗所で使用するとより強力な天使を召喚できる。


這い寄る混沌

魔法陣から膨大な数の触手を放って攻撃する。
刺突、鞭打、圧迫、溶解、吸収など多彩な攻撃が可能。


終幕の白

擬似的な核爆発を発生させて攻撃。
強烈な浄化効果と電磁波を伴い、生物や機械の機能を破壊・低下させる効果もある。
これらはすぐ霧散するため、爆発の瞬間以外は無害。


フェイスレス

自由自在に変身し、自身の能力も変化させる。


他にも色々使えるらしい。

経歴


2009年1月25日遺跡なりチャ
遺跡でのベルゼエル達との戦闘が終わった後に登場。
ザガンに呼ばれ、戦闘を記録していたらしいが詳しいことを語る前に遺跡の崩壊が始まり、そのまま姿を消した。


2009年8月8日VS「モイライの月」その2(工場破壊)なりチャ
エドに呼び出されて登場。
マルシェデスエデンに変身、大暴れして一行を攻め立て、周囲一帯に甚大な被害をもたらす(この際、スピカは死亡し吸血鬼化)。
だがテトが呼び出した本物のデスエデンには手も足も出ず、吹き飛ばされた。

2012年8月19日海賊討伐なりチャ
「ルラート」として登場。
追い込まれたウィルソンことマンドゥルゴを回収、そのまま転移で去って行った。

2012年12月12日幕間
「ルラート」としてゲオルギーネシュメッターリングと共に登場。
と共にゲオルギーネシュメッターリングからマンドゥルゴ敗北の報告を受ける。
その直後、と共に儀式を開始しその後は不明。

2013年2月25日幕間
「ルラート」としてと共に登場。
異形化したを嘲笑し、儀式を進めていた。

2013年6月16日訓練
最初はユプシロンに化けて登場。
ジェイソンとじゃれていたが途中で本性を現し、散々に挑発して立ち去った。

2014年4月10日木霊長編2話『雪に似た灰』
木霊に化け、「テープ」と名乗ってメリアスリンセーザイロフォーンらと共に登場。
徹底抗戦派として人間達への憎悪を謳い、侵攻を焚き付けようと散々煽るが『楽園』の崩壊を悟ると本性を現し、去って行った。

由来

「ナイアルラトホテプ(Nyarlathotep)」…クトゥルフ神話に登場する邪神。他の邪神たちのメッセンジャーで、人類に狂気をもたらすことを好む。決まった姿を持たず、「這い寄る混沌」「無貌の神」「膨れ女」「闇に吠えるもの」など数多くの化身や異名を持つ。

余談

TVゲーム「ペルソナ2」に登場する同名のキャラクターの影響が非常に大。
レインさんは関係ないよ!!

ページ冒頭の挿絵はランダムで変化します。
挿絵はいずれも シアンのゆりかご 様から借用



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最終更新:2020年04月19日 17:38