言の葉


概要

ことば。言葉。言語。文章の構成要素。
人が言ったり書いたりしてあらわす、意味のある表現。
音声や文字にすることで人の感情・思想を伝える表現法。


人(ヒト)が使用する最古で最大のコミュニケーションの手段であり、この世に存在する森羅万象を表すためのもので、常に周りに溢れているものである。

しかし言の葉は非常に身近でありながら、最も恐ろしい凶器である。
例えるなら磨かれた刃。常にむき出しの状態で、普段は斬れないように刃の背をむけて使用してるが、それを返せばすぐにどんなものでも斬ることができる。
一度使用したらなかったことには決してできず、確実に相手の心に音速で届く。切り裂く白刃(ナイフ)、切り裂く人生(ライフ)。


言の葉は絶大な力を秘めている。扱いは簡単なようで、難しい。
それは日常においても、どんな人でも同じである。



戦闘における言の葉の使用


言の葉は絶大な力を秘めている。扱いは簡単なようで、難しい。
森羅万象を表現する。「言葉にできない」とすら言葉で表現してしまう。
言の葉を紡ぎ、繋ぎあわせることでなんらかの力を発揮する。また、その力は使用者の精神に非常に左右される。
戦闘における基礎。以下にはこれを使用、発展させた言の葉の使い方を説明する。

壱、魔法の詠唱
魔法はその人の魔力の消費量とイメージで構成される。
そこに言の葉による連携をあわせ、魔法のイメージを表現することでより確固とした魔法ができあがりやすくなる。
つまり術者のイメージと魔法そのものの補助を目的とする。

壱、魔法干渉
別名「言の葉返し」。
相手が起こした魔法の詠唱に、その魔法を相対する言の葉をかぶせることで相手の魔法を弱める。言の葉が上手なものであれば完全に打ち消すことも可能だが非常に難しいし、出来る人はいない・・・・とされている。
逆に相手の詠唱を利用して、便乗の形で自分の魔法の威力を強める、などといったこともできる。

壱、自己暗示
文字通り言の葉を自分に言い聞かせ、自己暗示をかける。
それは戦闘における冷静を取り戻すためであったり、逆に気分を昂揚させるためであったり、痛みに耐えるためであったり。
使い方は人それぞれ。上二つに比べて難しいのはいうまでもない。



零、言の葉による闘争
魔力や魔法を使わずに言の葉の組み合わせのみによって戦闘をすること。
連携が多彩で多く、素早いものであればあるほどその力は大きなものになる。
魔法的効力を発揮するものから、相手の精神を攻めるものであったり、自己暗示であったり・・・つまりはこれがすべての基礎である。
何度も繰り返すが、言の葉は扱いが簡単なようで、難しい。
したがってこれをマスターできるものはいないとされている。
最終更新:2012年03月28日 19:46