アイテム一覧表
※注意事項※
ここに記述されるのは作者:泰紀が考案したアイテムのみです。
したがって作者の世界観の中心であるローイア諸島のモノメインで記述されています。
だからって輸出入してないわけじゃないし、まぁ別に目立った記述がなかったら他の大陸にあってもいいんじゃないかな!
アイテム一覧と銘打ってはいますが、戦闘に役立たない系のものも順不同で思いつくかぎり書いていきます。
特別な食材も書きはじめました。
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ラズワルドハイビスカス
ローイア諸島にのみ群生が確認されている瑠璃色のハイビスカス。英名「lazward hibiscum(ラズワルドヒビスクム)」、和名「瑠璃仏桑華(ルリブッソウゲ)」。
他大陸ではしばしばブルーハイビスカスと誤認されがちだが別物。そもそもブルーハイビスカスは通常のハイビスカスの近種である。
鑑賞用などに栽培・販売されるが、花びらを乾燥させて湯で濾し、紅茶として飲むのがローイア流。ごく薄い瑠璃色の紅茶ができる。
そしてこの花は
ヒトには無害だが、魔物や悪魔などが体に含むと非常に強い麻痺を齎す特性をもつ。
花言葉は「古き良き時代」、「懐かしき恋」、「秘めやか」、また先述した特性から「天の清め」の花言葉もある。
コトノハチョウ
ローイア諸島が原産の蝶。
タイコウの魔力遺伝子改造で作られた種である。英名「roia rhopalocera(ローイアロプロツェラ)」、和名「言葉蝶(コトノハチョウ)」。
先述したとおり
タイコウの先代の王の方針により近年生み出された種である為、野生には存在しておらず、手に入れるには贖うしかない。
この蝶を指先に乗せて話すと、その言葉を記憶してその言葉を送りたい相手のところまで飛んで運んでくれる。それがどんな遠い場所でも届けてくれるが、この蝶自体が不死身や無敵というわけではない。
またこの蝶がやってきた相手の肩にのると、記憶した言葉をその人の声で話し出す。用を終えると持ち主(言葉を記憶した人物)のもとへ帰っていく。
見た目が完全に普通の蝶と変わりなく、その辺を飛んでいてもコトノハチョウとはわかりにくい。
ローイア契約型召喚獣大全集
ローイア諸島に存在する
召喚獣のみを記載した本。分厚い。
この手の本を販売する業者は色々あるのだが、一番ポピュラーなのがこちらの大全集である。子供向けの絵本版を販売しているところも。
召喚獣の様々な概要や特性・エピソード・契約方法などが、契約可能ランクが低い順に書かれている。
今現在、上巻と下巻が発売している。
水晶
ローイア諸島の
タイコウの名産物。
タイコウには水晶泉(スイショウセン)と呼ばれる泉があり、そこに種となる水晶の屑をいれると勝手に育っていくという特徴をもつ。
これが普通の水晶と違うところから、明確に他の産地の水晶と分けられる場合「泉水晶」や「太綱水晶」と呼ばれることも。
様々な色があるが一番珍しいのは内側がところどころ虹色に反射する虹水晶。
余談だがこの泉があるおかげで
ローイア諸島は水晶は他と比べて多く出回っており、水晶より海で採れる真珠の方が遥かに高価なのである。
青龍の聖水
ローイア諸島の一国
セヲの観光名所「トンチュンの滝壺」から汲み上げられた水。セヲ語でいうと「チャンギュイェ・シャンクス」。
桜の芳香がし、よく土産として観光客が汲んで持ち帰る。薬湯や香水、清めや禊、風水などにも使え、飲んでも平気。
これらの効果は
四聖獣のうちの一匹、「青龍」がその水底で眠っており、彼のものが浸かった水が聖なる力をもつようになったのだと言われている。
果実竜のたまご
ローイア諸島を始めとする南国の島々に生息する草食竜「フルーツドラゴン」の雌が生む卵。
「フルーツドラゴン」とはその名の通り果実を主食とする竜。ドラゴンの見た目をしているが全長は最大1mほど、温厚な性格で肉食は一切せず、その食生態系のせいか気候が暖かく果実がたくさん実る場所にしか生息が確認されていない。
そのドラゴンの雌が生む無精卵の卵は、卵といえど中身がなく殻がぎっしり詰まった状態のものというかただの塊。つまりは食べられない。
では何に使用するのかというと、これはよく水に溶け、また溶かすと様々なフルーツの香りが広がり、成分もフルーツのものがたくさん入っている。
つまり使用目的は入浴剤。余談ではあるが香りはどのフルーツをどのくらい食べたかによって変わるらしい。
譜石(スコアペトラ)
ローイア諸島が一国
ナノウリスマの名産物。
乳白色でところどころ音楽記号のようなそうでないような模様がある。一言でいうと「音を奏でることによって様々な効果を施す石」である。
しかも何回も使える。石の大きさに比例して記号模様が増え、その分効果も大きなものとなる。非常に軽いが拳ほどの大きさでやっと火を熾す程度。
しかしこれは加工前の話。譜石専門家「響師(シンフォニア)」により加工された石(結晶化ともいう)は二分の一以下の大きさで初級魔法を放てる程度にはなる。
使い方は石の音を使用者が念じ、音を読み込むことによって初めて効果が得られる。
模様の色によって何属性の効果があるかはわかるが、具体的な効果は専門家「響師(シンフォニア)」まかせとなる。
ちなみに色別の属性は・・・
火→赤、水→青、氷→水、地→橙、光→真珠、闇→灰、夢→桃、風→黄緑、雷→黄 となっている。
ごく稀に銀色の模様がある譜石が見つかることがあり、それらは天属性に分類され、普通の譜石とは違う特別な効果をもたらすという。
石言葉は「遵守」。
サクリファイスストーン
ローイア諸島全域(海底含む)で採れる石。しかし他の大陸でもとれるとかとれないとか。
見た目は宝石のようで様々な色があるが共通してみられる特徴は中に砂金をいれたような液体が閉じ込められているという点である。
とても綺麗だが手に入れるとその姿は宝石でできた羽の腕をもつ小さな妖精のようになる。意味不明な言語で喋るが理解はできない。しかし喋られていることは理解しているようである。よく懐く。
名前通り自らが犠牲となって所有者をただ一度だけ危険から守ってくれる石。犠牲となった後は砕け散って中に満たされていた水が酷く濁る。
こういった性質の為か妖精姿のサクリファイスストーンに愛着が湧いてしまい使用をためらってしまったり使用後の石を悼む冒険者もしばしばいるとかいないとか。
石言葉は「犠牲」。
フェアリーチェリー
内陸部で採れる果実。丸みを帯びた艶やかで明るい赤い実をしている。夏が旬の果物だが
ローイア諸島を始めとする暖かい地域では年中採ることが出来る。
英名「prunus fairy(プラナス ファイリー)」、和名「妖精桜桃(ヨウセイミザクラ)」。
見た目は本当にただのサクランボだが、通常のサクランボと決定的に違うのがその大きさ。なんと人の顔ほどのサイズもあり、両手で持って食さなければならない。
「もし妖精が普通のサクランボを食べるのならこのようにして食べているのだろう」ということからこの名前がついた。
味は通常サイズのサクランボよりやや大味だがあまり大差はなく、美味しくいただける。
花言葉は「大いなる恋人」、「上品」。
カーゼモナイノニブーラブラ
英名「swing cucurbitaceae(スウィング キュクロビタシア)」、和名「金玉狸草(キンギョクリソウ)」。
非常に大きなつる性の植物。成長すれば一つの実の全長は1m以上にもなる。巻きひげで壁や他のものに絡みつきながら成長する。雌花と雄花に別れており、自家和合性で同一株で受粉が可能である。
日当たりがよく水がある場所であればどこでも育つ強い植物であり、この植物があるところの水は穢れが無く綺麗で飲み水として利用できる。この植物を目印に飲み水を捜す旅人も多い。
何故かというとこの植物は普通の植物の光合成と同じように、太陽の光を受けると自らの根でくみ上げた水を濾過し、綺麗な水として還元する働きをしてくれるとても有意義な植物なのである。どうやら水の中の穢れを栄養としているようだ。
まず見た目であるが実は長くナニかを目指しているかのようにそそり立っている。また蔕の形も独特で、二つの膨らんだ玉がくっついているような形をしている。
実の先端からは水を濾過した際に穢れ(栄養)を吸い取った後の粘り気のある白濁の液がたまに溢れてくる。毒素は全て消化された後なので人体には無害である。
益虫ならぬ益植物なのだが諸々の事情によりこの植物が群生するところに未成年が立ち入ることを禁止している地域もあるとかないとか。
ネブクロバナ
英名「sleepingbag flora(スリーピングバッグ フロラ)」、和名「寝袋花(ネブクロバナ)」。
地面を這うようにして広がり、大きなものでは大人一人が寝そべられるほどの大きな花を咲かせる。一株で4~5つほどの花をつけ、放射対称花、離弁花冠である。
花の色は様々であるがどれも明るく華やかな色合いをしている。匂いもほぼ無臭に近く、ほのかに甘い香りがする程度。
花の上から重みを感じると花弁を閉じて蕾状になる性質を持つ。食虫植物ではないのでご安心ください。
この状態だと中に保温保湿効果があるため、この性質を利用して花の中で夜を過ごす生き物たちが多く存在する。また、それをみた先人たちも同じ様にこの花を野宿の寝袋代わりに使い始めたことから、「寝袋花」の名がついた。
ご利用の際、花の蜜に誘われてくるハチ等にはお気を付け下さい。
聖欠片(ホーリーピース)
ローイア諸島に語り継がれる伝説の
召喚獣、
ダクティリディ・ティス・ソフィアの体の一部だったとされるもの。ほんの少しではあるが彼の者の力が未だに宿っており、装備するとその加護が受けられる。全種属性に対する耐性、及び全種属性付属攻撃力がそれぞれ5%ずつ上昇する。
聖環(ホーリーリング)
ローイア諸島に語り継がれる伝説の
召喚獣、
ダクティリディ・ティス・ソフィアの体の一部だったとされるもの。先述した「聖欠片(ホーリーピース)」より大きく、大体のものが金の延べ棒を細長く伸ばして螺旋状にした指輪や腕輪のような形をしている。
一部の
召喚獣が所持していて、ごく稀にドロップもできるがかなりのレアアイテム。「聖欠片」よりも加護の力が強い。
装備者に全種属性に対する耐性、及び全種属性付属攻撃力が15%ずつ上昇する。
聖環鎖(ホーリーチェーン)
ローイア諸島に語り継がれる伝説の
召喚獣、
ダクティリディ・ティス・ソフィアの体の一部だったとされるもの。そして、その存在を召喚するにあたって必要なアイテム。
召喚獣に関する文献によると「聖環鎖(ホーリーチェーン)」を手にした者だけがただ一度だけ会うことが許されるというが、入手方法、及び装備した際の効果は不明。
サンダーサイダー
採取場所の危険性と定期的な供給が難しいことから採取ランクA。
聖域(サンクチュアリ)の何処かに発生している雷属性の
魔力が集中している特定の場所でのみ湧き出ている天然のサイダー。
天然で湧き出しているだけにも関わらず美味。飲めば痺れるような強い炭酸がピリピリと舌で弾け、刺激的であるにも関わらず、まるで極上のシャンパンのように泡がきめ細やかで口当たりは不思議となめらか。そして天然ならではの自然で優しい甘味が口いっぱいに広がり、鼻からマスカットのようなさわやかな香りが抜けていく。
また採取できる土地柄なのか、周辺には雷属性の
魔物が多く生息している。
天災級大妖鮫の卵
「
天災級大妖鮫(カタストロメガベルーガ)」の雌から採取できるキャビア。魔物としての討伐ランク、捕獲ランク共にSS(最上)。
全長30メートル前後、普段はヒトの手が届かない深海に生息している。「鮫」とついているし見た目もほぼ鮫だが、卵を産むということで魚の類である。
卵を抱えた雌は、卵に大量の酸素を供給するため、複数の雄(こちらは雌と比べると小型だが、それでも5メートル程もある)と共に一度だけ海上に上がってくる時期があり、そこを狙って捕獲される。
ちなみに過去に無人の小型偵察機を使用して深海にいる「天災級大妖鮫」の卵を調査したところ、酸素を得る前のキャビアは旨味も何もなく、一度海上で酸素を得て戻った後のキャビアは既に表皮も堅くなって成長も進んでいるため、食べることができないらしい。
つまり卵の食べ頃は海上に上がってきた時のみである。
どのくらい捕獲が難しく危険かは「
天災級大妖鮫(カタストロメガベルーガ)」の項目を参照していただければ良いだろう。
魔物自体の大きさも相俟ってひとたび捕獲に成功すれば大漁であるが、さすがに
聖域(サンクチュアリ)の世界中に普遍的に供給できるほどではないし、捕獲に失敗することの方が多い。現在、
聖域(サンクチュアリ)に出回っているものは一年以上も前に捕獲され長期保存できるように塩漬けにされたものである。
ローイアシャコガイ
ローイア諸島周辺の海域にのみ生息している巨大な二枚貝。
ローイア諸島の固有種である。
どれほど大きく成長するかは不明だが、現在見つかっている最大のものは3メートル、重量300キログラム。移動することはなく、海底にごろりと転がっているか、珊瑚の隙間に入りこんでいる。
海底で上を向いて殻を半ば開き、その間にふくらんだ外套膜を見せ、この部分に沢山の微生物や藻を住まわせ、光合成・魔力合成を行わせて自身の栄養を補っている。なお、光合成を必要としているので深海などには生息していない。
別名「障壁蝦蛄貝」と呼ばれ、ある程度成長した個体は非常に優れた対魔法障壁・対物理障壁を共存関係にある微生物から魔力をもらい、常時展開しているため、通常そのままでは収穫できない。アイテムを使うか満足に光合成を行えない日が続いた時などは障壁が消えている。
貝殻は扇形、太い五本の放射肋が波状に湾曲し、光沢のある純白色で非常に分厚い。そして魔力を溜める性質から、特に大きな個体は貝の裏側が魔力の籠った貝アゲートと化していることもある。その迫力と美しさのある姿から、貝殻は装飾品として人気が高い。ごく稀に魔力がこもった真珠も発見されるという。
また
ローイア諸島では一般的に身を生食する。触感としてはコリコリとしていて貝柱はさっぱりとした味わいだが、外套膜は磯の香りが強く味が深い。しかし一番に美味しいのは肝であるという。
地元の人曰く「生で食べるのが一番うまい」。
生きた状態、装飾品などに加工される前の状態での輸出が禁じられており、この貝を食べられるのは
ローイア諸島のみ。
エルオランポートワイン
ローイア諸島の
エルオランのみで作られているポートワイン。分類上は甘味果実酒である。アルコール度数は20%前後と通常のワインより高め。
まだ糖分が残発酵行途中のワインに度数77%のブランデーをいれて発酵を止めることで、独特の甘みとコクが生まれる。また、非常に保存性に優れており、通常のワインのように一度封を開けても劇的な風味の劣化が起こることなく、長期の保存が可能である。
「旧要塞丘都市アスレドヴァルレッコ」にて作られるクリスタルガラスの容器に入れられて販売される為、土産品として人気。合せてワイングラスも購入する観光客も多いという。
白と赤があり、前者は食前酒としておつまみなどと一緒に、後者は食後酒としてチョコレートや葉巻などと一緒に楽しむ。
最終更新:2018年10月03日 02:26