タイコウ国
概要
ローイア諸島にある国のうちのひとつ。王政国家。
現国王はタツ・レイシ(達 黎紫)。王名は俊王(シュンオウ)。つい十年ほど前に即位したばかりの女王である。タイコウでは王のことを「主上」と呼ぶ。
王都の名前はケイセイ(景清)。平野に広く街が四方碁目状に広がり、街の一番北に宮がある。
また国民は全員漢字名で苗字・名前の順番。更に王となった者にはその証として王名がつけられる。
王を名前で呼ぶことは恐れ多いという考えのもと、王より下位の者たちはこの王名と「主上」という呼び方を使う。
四国のうちで最も科学文明を取り入れている国家である。
国の文化が根強く残った民家等の屋根の上にはソーラーパネルが設置されていたりと傍目にもわかりやすい。
これは先王が近代科学や新分野研究推奨派であり、積極的に取り入れていたため。
現在は俊王の政策に変わったためその姿勢は形を潜めている。
水晶泉
タイコウ国特有の、鍾乳洞や洞窟、鉱山の奥に湧き上がっている泉のこと。
ここに種となる水晶の屑を植えつけると、長い時間をかけて高品質な水晶が育つ。つまりツルハシをもってえんやこ〜らと捜す必要がない。
泉には種類があり、それによって出来る水晶の色も違う。できる水晶の色は基本は虹色+透明。
ちなみに水晶泉がある場所はすべて国が管理しており、勝手に採掘することは法律によって厳しく禁じられている。
南夏熔岩洞
タイコウ国の観光名所のうちのひとつ。
現在は死火山となっている「南夏山」の度重なる噴火によって出来た洞窟。巨大な地下洞と繋がっており、そこでは未だ灼熱のマグマが流れ、マグマ溜りを形成している。
勿論危ないのでマグマが流れる地下洞への入り口は封鎖されているが、地表に近いところだと水晶泉が湧き出ているので、観光のメインとなるのはそちらである。
幾度となく繰り返された噴火により出来たこの一帯の肥沃な大地は、木の実がたわわに実っては落ち、草花が咲き乱れては枯れ、そこに輝かしく生きる虫や動物は死すとき土に帰る。この繰り返しで更に土地は豊かになる。
一説には
四聖獣のうちの一匹、「朱雀」の生から死、そしてまた生と繰り返す輪廻の不死鳥たる力が、この豊かな大地を創造しているのだと言われている。
国章について
太い綱がタイコウ国を支え、天から光が降り注ぐ様を示している。
太い綱→太綱(タイコウ)→タイコウ国と国の名前になった。
太綱とはこの世を支えている天の理(ことわり)のことである。
タイコウ関係の様々な名前のコンセプトは「音読みの漢字」
漢字の名前は音の響きの綺麗さとか漢字そのものの意味とか関わってくるので考えるのが凄く楽しいです
最終更新:2012年03月28日 19:13