言語


概要

各地域で用いられる主な言語。


アースガルド共通語

アースガルド共通語
公用語にしている国 ラケシス帝国
ウェルダンディ王国
使用地域 アースガルド大陸中部~南部
伍竜島
母語話者数 S+
言語系統 ムスペルヘイム語族・スクルド語派
別称 南部アースガルド語

現代のアースガルド大陸において広く用いられる言語。
ラケシス帝国ウェルダンディ王国では公用語としても使用される。
母語話者数は大陸でも最大でウルド王国以外の地域では殆どの知的存在に通じる。
またウルド王国でも上流階級の者は殆どが習得している。

各国を巡る行商人や貿易商が用いた言語で、交流をスムーズにするために各地の方言でも差異の少ないものを集約していた結果誕生したもの。
少なくとも200年前には確立されている。
ただしウルド語だけは差異があまりに大きかった為に統合が断念されてる。
その後時代が下って教育の場で使用されるようになり一般民衆にも広まった。

また、統合されているとはいえ方言も大多数が現在でも健在。

母体となったムスペルヘイム語とは差異が比較的少ないためある程度フィーリングによる理解が可能。
現代アースガルド人が悪魔と会話が可能なのはこのため。


ウルド語

ウルド語
公用語にしている国 ウルド王国
使用地域 アースガルド大陸北部及び中部の一部地域
母語話者数 C
言語系統 北方語族・ウルド語派
別称 北部アースガルド語

現代のアースガルド大陸の北部で主に用いられる言語。
ウルド王国の公用語。

母語話者の殆どがウルド王国人で大陸全土に占める割合は2割ほど。
ラケシス帝国
ウェルダンディ王国の者でも上流階級の者は習得していることが多い。
また中流階級以下の者でもウルド王国との国境付近に住む者はアースガルド共通語と共に使用可能なケースもある。

母体なった言語はアースガルド共通語同じくムスペルヘイム語。
だがアースガルド大陸北部という氷雪と山で隔絶された地域という関係上、他地方とは大きく異なる変化を遂げてほぼ別物と化している。
そのためアースガルド共通語との共通性、類似性が少ないため互いに通じない。


ムスペルヘイム語

ムスペルヘイム語
公用語にしている国 妖月帝国
使用地域 妖月帝国領内
母語話者数
言語系統 ムスペルヘイム語族・怠語派
別称 古代アースガルド語
悪魔語
魔界語

魔界ムスペルヘイムにおいて主に用いられる言語。
妖月帝国の公用語とされている。
魔界ムスペルヘイムにおける魔王ベルフェゴルの支配地域や妖月帝国で使用される。

アースガルド大陸においては魔王ベルフェゴル率いる悪魔達が地上を支配していた影響で全土に広まった経緯を持つ。
その後、大陸各地で使用される言語の基となっており、今日アースガルド大陸で使用される言語の殆どはこのムスペルヘイム語を母体としている。

悪魔との対話が必要な者にとっては必須の言語。
また高等教育の場では教養の一環として教えられることも多い。
悪魔への嫌悪が根強いラケシス帝国では「古代アースガルド語」の名称が用いられる。

アースガルド共通語とは差異が比較的少ないためある程度フィーリングによる理解が可能。
現代アースガルド人が悪魔と会話が可能なのはこのため。



神代語

神代語
公用語にしている国 (なし)
使用地域 (なし)
母語話者数 E
言語系統 神代語族・不明
別称 神聖語
天使語

超古代文明時代のアースガルド大陸において用いられていたとされる言語。
公用語としている国はなく、使用する地域も、母語として用いる者もほぼ皆無。

超古代文明時代は大陸の中南部を中心に広く用いられていたが魔王ベルフェゴルが支配する時代になって駆逐され、断絶したと考えられている。
現在ではラスタル教などの各宗教の経文や祝詞に残っている程度。
意味が明らかになっていない単語なども多い上、妄りに解明するのは禁忌ともされている。
そのため各宗教の中でも高位の神官などが一部理解できるのみ。

他のどの言語とも共通点や類似性がほぼ見られないいわゆる「孤立した言語」。


南部海人語

南部海人語
公用語にしている国 (なし)
使用地域 アースガルド大陸中部~南部の海洋
母語話者数 C
言語系統 海洋語族・南部海人語族
別称 南部人魚語

現代のアースガルド大陸において人魚やムイールなど海棲の亜人たちが用いる言語。
公用語として使用する国はない。

最大の特徴は水中での会話のために特殊な音波を用いることでこれらを使用できる亜人種でなければ基本的に会得不能。
ただし文字はその他の種族でも理解、使用できるため筆談は可能。

母体となった言語はムスペルヘイム語がアースガルド大陸が使用される以前から存在していたようで神代語が母体という説もあるがラケシス帝国関係者を中心に強く否定されている。

大陸沿岸部に住む者が習得しているケースが多く、殆どの者がアースガルド共通語と共に用いる。
最終更新:2013年09月09日 13:29