ウェルダンディ王国



概要


アースガルド大陸の南東部に存在する王国。


別大陸や他国との貿易、工業で発展した商工業国家。
軍事力ではウルドラケシスに一歩譲るが財政面は大陸一。
政治に議会制を敷いており、国民の投票で選出された者が国を動かす。
また、商人ギルドに限らず冒険者ギルド、傭兵ギルド等など各種ギルド(組合)も多い。

開放的で自由奔放で商魂逞しい、悪く言えばがめつい国柄。

長年海外を含む他国との貿易を続けてきたため諸外国文化の技術や文化の影響が強い。




近年では経済の発展に伴い、平民の間でも貧富の差が激しくなっているのが問題になっている。




国土の多くは温暖湿潤な気候だが南部は亜熱帯に近い。
また、旧アトロポス王国領の砂漠もある。
王都は海洋に面した貿易都市としても機能するミザール。

魔王フルーレティと彼女率いる悪魔の群れの侵攻を受け、
王都は既に壊滅、王族、将校、政治家なども大半が死亡。
国民や軍はトップを失い混乱している。



歴史


魔王出現


魔王フルーレティが出現し、彼女によって王都が破壊され住民の約8割が死亡。
王族、将校、政治家なども大半が死亡し、国民や軍はトップを失った。
多数の悪魔の出現もあって国民の大多数も混乱に見舞われた。

魔王討伐と復興


三国連合軍の活躍により、ミザール跡の戦いで魔王フルーレティは敗死。
現在は各地で復興が進んでいる。



文化

食文化


古くからスクルド王国との交易が盛んであったため、同国経由で日本(ヒノモト)の食文化も多々輸入され、現在も根付いている。
食事では箸を使うタイプのものも多い。

主食は米かパン。
惣菜としては肉、野菜などわりとなんでもあり。
沿岸部では魚介類を使った料理も多い。
菓子類としてもクレープなどがあり、それらを販売する露天も多い。

酒は麦や米を用いた酒が主流だが果実酒も作られている。
なお、未成年の飲酒は規制されていない。

喫煙は18歳以下の者は禁じられている。


服飾

都市部では現実世界のカジュアルファッションが流行している。
富裕層や元貴族、高年齢層は昔ながらの衣装を好んでいる。

田舎も昔ながらの服装の者が多い。

娯楽

観劇、音楽、ゲーム、スポーツなど様々なものがある。

観劇、音楽は若者向け、大衆向けのものが人気が高い。
やや時代錯誤めいた古風な劇や音楽もあるがそれらは元貴族や成金などの限られた富裕層の者が好む。

ゲームは卓上遊戯としてはカードゲーム、チェス、将棋、双六、ビリヤードなどがある。
これらの同好会やクラブなども存在しており、これらを仕事にするプロも存在する。

スポーツはサッカー、バスケット、水泳、格闘技など。
街で少年少女らが興じるだけでなく、企業や組織などが選手と契約を結んでチームを持っている場合もある。

法律でカジノや娼館などの経営が認められている。
ただし、行政機関への登録と経営税が必要。
当然無許可で行っているカジノ、娼館は摘発の対象となる。
カジノや娼館には犯罪組織が関わっていることも少なくない。

麻薬の類は法律で禁止されており、所持、販売、服用は摘発の対象となる。


学校教育

ウェルダンディ王国では学校教育が行われている。
ランクも学校によって様々で高度な学校を卒業したことはその者のステータスとなる。

国民に学校教育を受ける義務はなく、あくまで権利。
これは学費を納められない貧しい家庭のことを考慮してのこと。

初等学校

6~12歳までの子供が通う学校。
一般的な読み書き、計算、社会や科学の基礎などを学ぶことが出来る。
初等学校は入学試験はなく、6歳に達した子供であれば誰でも入学する権利を持つ。

ただし学費(教科書、給食等の諸費用含む)は各家庭の自己負担。
そのため学費を納められない貧しい家庭の子供は初等学校にも通わず家庭の手伝いや仕事をすることになる。


中等学校


13~18歳までの子供が通う学校。
より高度な語学や計算、社会や科学について学ぶことができる。

中等学校に入学するには入学試験に合格する必要がある。
入学試験そのものは13歳に達したものであれば誰でも受けることができ、初等学校を卒業している必要はない。

学費は初等学校と同様に自己負担。
中等学校の学費を納められるのはある程度余裕のある過程に限られるため、初等学校に比べ生徒数は大きく減少する。

ただし、学費減額制度があり学校側から優秀と認められた生徒は学費が安くなる。

一般家庭の子供は中等学校で学校教育を終え、それぞれの仕事に就くことが多い。

高等学校


18~22歳までの者が通う学校。
専門的な分野について学ぶことができる。
この学校を卒業していること自体がステータス。

やはり入学の際に試験があり、合格者のみ通うことができる。
入学試験そのものは18歳に達したものであれば誰でも受けることができ、初等学校や中等学校を卒業している必要はない。

学費は初等学校と同様に自己負担。
学費は非常に高額で通えるのは富裕層の子供などごく一部。

中等学校同様、学費減額制度があり学校側から優秀と認められた生徒は学費が安くなる。

専門学校


上記の一般の学校とは異なり、特定の分野に特化した教育を行う学校。
卒業と同時に法的に「初等学校や中等学校と同様の教育を受けた」も一部存在する。
いずれの学校も編入学試験に合格すれば一般学校からの編入学も可能。

これらの学校を卒業した者はそのままその分野の仕事に就くことが多い。

魔術学校


一般的な教育と平行して魔術を教える学校。
学費減額制度があり学校側から優秀と認められた生徒は学費が安くなる。

軍学校


一般的な教育と平行して軍人としての訓練を行う学校。
一般学校に比べ学費が安く、貧しい家庭の子供が入学することも多い。
ただし、卒業後は軍人になる義務を負う。

組合(ギルド)学校


農業ギルド、商人ギルド、大工ギルドなど各ギルドや企業によって運営される学校。
各ギルドの分野を専門的に学び、一般教育はあまり重視されない。
卒業後はそのままギルド所属になり、仕事に従事することが殆ど。
軍学校ほどではないが学費が安く、将来の仕事も決まるためこれら組合学校に入ることも多い。


奴隷について

奴隷制度は既に廃止されている。
だが、奴隷に対する人々の差別意識は依然根強く、就職、結婚など様々な面で差別を受ける。

これらのことから元奴隷やその血縁者は犯罪に走ることが多く、そうでない者も低い賃金で過酷な労働に従事している。


都市、地域


ミザール


ウェルダンディ王国の王都。
ウェルダンディ王国西に位置し、海洋に面した貿易都市でもある。
日々数多くの人、船、物品が往来する。
商店や酒場なども多く、夜でも非常に賑わっていた…のだが魔王フルーレティにより破壊され、廃墟と化した。
現在は復興が進められており、徐々にだが住民を増やしている。


ヘイムダール


ウェルダンディ王国中央部の山地に築かれた城塞都市。
難攻不落の地として名高い。
付近には豊かな森や美しく巨大な湖があり、風光明媚な土地としても名高い。




オーディン


スクルド王国の王都。
戦争終結後はウェルダンディによって統治されている。
武術のメッカでもあり毎年様々な武術大会が開かれ、大陸中の腕自慢たちが集まってくる。
スクルド王国領。

飛竜の巣


ウェルダンディ王国の北部に位置する険しい山地。
飛竜が多数生息している。旧スクルド王国領。

ドラゴンズヘブン


飛竜の巣よりも西、ほぼ大陸の中央に位置する広大な山地。
肥沃な土地だが強大な力を持つ竜系の魔物が多数生息する危険地帯。

軍隊でも手が出せないため、王国の許可が無い限り立ち入ることはできない。

また、伝承では地下に広大な洞窟があり、その最深部には魔界と通じる穴があり、「神竜」と呼ばれる竜が穴の見張り番をしているとされている。


スタノスカ樹林


ウェルダンディ王国南部と中央部の中間あたりに位置する鬱蒼とした森林。
かつて吸血鬼一族が周辺の集落共々支配していた。
現在では吸血鬼一族は打ち倒され、森の中の人々は平穏に暮らしている。


マルス砂漠(南部)


ウェルダンディ王国北西部に広がる超古代文明の遺跡や遺品が数多く眠るとされている土地。
人跡未踏のエリアもある。旧アトロポス王国領。

国交関係


ウルド王国ラケシス帝国と友好関係にあり、両国とは貿易など活発な国交を行っている。
また、日本(ヒノモト)など別大陸の国々との貿易も盛ん。

妖月帝国とは現在戦争状態だが領土が接してはいないためウルド王国ラケシス帝国の物資援助などが主。


軍隊


王国軍

歩兵部隊、弓兵部隊が中心で魔術師などは少ない。
別大陸の国々と貿易も盛んなことから海軍も発達している。



ウェルダンディ王国出身のキャラ




由来


北欧神話に登場する運命を司る3姉妹の女神、三女ウェルダンディから。

最終更新:2015年03月29日 16:44