クルーゼンシュテルン=エミール


「チッ、ダッセー。マジダッセーのばっか。ここいらの連中、ロクなのいねーな」

概要


モイライの月の構成員でルファルの部下。
とんがったファッションに身を包んだいかにもな不良少年。
ウルド人のため姓名が逆で「エミール」が名で「クルーゼンシュテルン」が姓。

短慮で凶暴でモラルにも乏しく他者を寄せ付けない。
基本的に相手を全力でナメており、「ダサい」、「ウザい」が口癖。
また、女性の立場が強いウルド王国の中で何かと女性が厚遇されるのを見て育ったため女嫌い。
先輩であるジャニスを「兄貴」と慕っており、絶対の信頼のみならず恋心すら抱いている同性愛者。
一方、同じモイライの月の構成員であるケスラーとは同郷だが、モイライの月加入以前から敵対関係にあり、現在でも非常に険悪な関係。

ウルド王国のとある町の生まれで物心付いたころには母親は失踪し、粗暴な父親の下で育った。
幼少の頃から暴力で生き抜くがその凶暴さから他人と馴染めず、不良少年の中ですら孤立していたが才覚を見抜いたジャニスに勧誘され、モイライの月の一員になった。
これ以来ジャニスに恩義を感じ、「兄貴」と呼び慕うようになった。

武器は槍型魔月器「妖鋼騎士(シュタールリッター)」。
解放すると全身鎧に包まれ、更に鋼鉄の馬に跨る。
チャージ後の突撃は幹部を含むモイライの月構成員の中でも最強クラスの破壊力を誇る。


技・魔法


ブラッディサークル
槍を高速回転させて生じる風の刃で切り刻む。

キリングスパイク
槍に回転を加えながら強烈な突きを繰り出す。

シュート・ザ・ダークブルームーン
大跳躍して相手の頭上から急降下攻撃で強襲する。

魔弾(シュトゥルムアングリフ)
「妖鋼騎士(シュタールリッター)」解放時限定。
鋼鉄の馬に跨り、突進。
突進は「防御」の概念を持つ防壁、バリア、盾などを無効化する上に着弾地点を中心に凄まじい大爆発を巻き起こすがエミール自身にも多大なダメージがある。

解放
「妖鋼騎士(シュタールリッター)」を解放し、変身する。
掛け声は「突き破れ、『妖鋼騎士(シュタールリッター)』」。

他にも色々使えるらしい。

経歴


2010年1月7日雨討伐なりちゃ
の一員としてシンザン朔夜らと共に登場。
セレネと交戦するが音波攻撃に手こずり、リンダからの通信を受けて退却した。

2009年3月19日 犯罪組織抗争なりチャ
モイライの月の一員として登場。
後方に下がったエミールに代わってネーベルと交戦するが軽くあしらわれ、「妖鋼騎士(シュタールリッター)」を解放して突撃を仕掛けるも共々ビルの外に投げ出されてしまい地上に落下していった。


2011年4月16日 ツルギ救出なりチャ
ジャニスの配下として登場。
本来の目的であるホワイトラビットを捕らえるべく、部下を引き連れてホワイトラビットと交戦。
部下共々ホワイトラビットに蹴散らされるがホワイトラビットを魔力切れに追い込むことには成功する。
だがジャニスの死を知り激昂、破れかぶれでツルギらを道連れにせんと暴れ回るがホワイトラビットフォルアに阻まれて力尽き、死亡した。

2011年8月20日VSハーデース 第二章『薤露蒿里』
ミーダース率いる死者の1人としてマーリャケスラーらと共に登場。
ケスラーと同士討ちしながらエーヴェルトトルメンタらと交戦。
最後はユキを道連れにせんと突撃し、自分ごと猛烈な爆発を引き起こして死亡。



由来


「エミール(Emile)」…欧州圏に見られる男性名。
「クルーゼンシュテルン(Krusenstern)」…ドイツ語圏の姓。

余談


「妖鋼騎士(シュタールリッター)」の解放は漫画「BLEACH」に登場する「破面(アランカル)」の「帰刃(レスレクシオン)」が元ネタ。

モイライの月所属、槍使い、チンピラ系とケスラーと被る点が多いのでこっちは弟分ぽさを出して差別化……したつもり。
実際動かしてるとどうもケスラーぽくなるので悔しい。

最終更新:2020年10月30日 01:00