"紅の魔術師" グリモワール=グラン
「今一度見よ!!我は魔術の極みにあり!我に手に入らざる力のあらんや!見よ!この儂を!我に勝る力のあらんや!我が生は我が魔術のために!我が生は我が欲望のために!我の失いしものの――――何と小さきことか!!!!!!!」
概要
白い顎鬚を蓄えた白髪の老人で瞳は満月のような色をしている。
赤いマントを好んで纏い、幼少時からのお気に入りらしい。
基本的には理知的で悪戯好きで茶目っ気のある性格。
権力欲はあまり強くなく、身分の格差に対する差別意識も希薄。
だが内に秘めた魔術探究に対する欲望は非常に強い。
また普段は意識的に抑制しているが倫理観は希薄で好戦的。
当時当主だった母の長男として誕生し、その後
弟も誕生。
少年時代は落ち着きがなくやんちゃな性格で悪童として周囲には有名だった。
だが才能には非常に恵まれ、
魔術の素養のみならず身体能力も高く学業も成績自体も優秀であり将来は「何処かの名家の婿に」と期待されていた。
卒業後、
アースガルド大陸全土を巻き込んだ戦争が始まり、
弟と共に士官として軍に配属され前線で華々しい戦果を挙げていく。
だが
弟共々戦争の狂気にとりつかれ、裏では捕虜を用いた凄惨な人体実験などにも多数参加していた。
戦争終結後、母の尽力と戦争での功績により男性でありながら家督を相続(
ウルドは女尊社会なため女性が家督を継ぐのが常識)し、とある名家の娘を妻として迎える。
その後は憑きものが落ちたのか残忍な一面は見られなくなり、子供にも恵まれ当主として順調な生活が続く。
転機が訪れたのは実家を離れ、平民の妻を迎えて魔法薬屋を開業した
弟が研究中の事故でアンデッドと化した後。
弟との大きな力の差を感じた際、長年抑え込んでいた魔術探求への欲望が膨れ上がり長女に家督を譲った後に失踪。
その数か月後、辺境の雪山で遺体となって発見された。
魔術の扱いに関しては超人的なレベルで
アースガルド大陸でも最上位ランク。
戦闘能力もまさしく化け物レベルで広範囲、高威力、高精度の
魔術を苦も無く連発可能。
特に炎属性の扱いに長けている。
技・魔法
エインシェントノヴァ
自然魔術の一種。
凄まじい爆発を引き起こす火炎弾を発射して攻撃する。
ウォーターウォール
自然魔術の一種。
水の壁が攻撃を防ぐ。
ヒーリングウィンド
自然魔術の一種。
回復効果のある風で包み回復する。
サンダーストーム
自然魔術の一種。
無数の電撃を放って攻撃する。
アルジローレ
自然魔術の一種。
螺旋を描く光の弾を放って攻撃する。
メテオストライク
自然魔術の一種。
隕石に見立てた巨大な岩を降らせて攻撃する。
経歴
2004年8月28日空賊討伐なりチャ
戦闘終了直前、
ソロモンと共に登場。
一行を回復して回り、フォルスやカーライルの異変を見届けると去って行った。
2005年2月5日雪山なりチャ
雪山の洞窟に踏み込んだ一行に魔物をけしかけ、自身も狂気を剥き出しにして襲い掛かる。
だがルーエンや
ソロモン、ハント達の波状攻撃を受けて敗北。
自身の愚行を詫びながら死亡した。
由来
「大いなる教書(Grand Grimoire)」を仏語読みすると「グラン=グリモワール」となる。
余談
細かい設定変更がかなり激しいキャラ。
最終更新:2014年06月11日 10:25