サルタ

枯れた技術で最新鋭
猿木 幸成

概要

家電から軍事機器まで幅広い工業製品を手掛ける中堅企業。
本社はグランディア大陸に存在する。

手掛ける製品は、「枯れた技術(すでにトラブルが出尽くしていて、そのトラブルも解決され尽くしている技術のこと)」の駆使による価格の安さと信頼性の高さが特徴。
性能の高さは他社に譲るが前述の長所によりおおよその部門で一定のシェアを維持している。
技術力そのものは高く、大手企業にも比肩するが資本、バックボーンの格差は如何ともし難い。
そのため高価格高性能の製品は手掛けず、安価で安全な製品の開発に専念している。

創業者が日本(ヒノモト)贔屓で製品には全て日本(ヒノモト)風の名称が付けられ、この伝統は現在でも続いている。
社名も日本(ヒノモト)の神である「猿田比古(サルタヒコ)」に由来し、「『猿田比古(サルタヒコ)』のように国や人を導く」という意味が込められている。


社長

猿木 幸二(さるき ゆきじ)

性別:男
種族:人間
年齢:59歳

代表取締役社長。
創業者「猿木 幸成」の直系の子孫で前社長の長男で幸陽の実兄。
開発部門出身で技術屋志向が強く、優秀な研究成果で受賞したこともあるが営業や社内政治は不得手。
技術屋としては一流だが経営者としては二流がいいところ。
自分の経営の資質は自覚しており、経営センスに優れ、社長の座に押し上げてくれた弟には足を向けて寝られないらしい。

副社長

猿木 幸陽(さるき ゆきはる)

性別:男
種族:人間
年齢:57歳

代表取締役副社長。
前社長の次男で社長である幸二の実弟。
営業部門出身で年配ながら甘いマスクと巧みな弁舌を得意としており、若い頃から敏腕で知られていた。
各業界や政界ともコネを持ち、社内政治や経営センスにも優れているため事実上、もう一人の社長。
若い頃は兄を小馬鹿にしていたがある時、兄の優れた研究成果を見てからは尊敬するようになり、兄のサポートに全力を尽くすようになった。

社員

カリルエル=オブラム

性別:男
種族:人間
年齢:52歳

生え抜きの技術者でロボティクス部門所属。
ロボットの整備・保守を主な仕事にしている。

他多数

他にも多数の社員がいる。

商品

機械兵シリーズ

搭載したAIで自律思考して行動するロボット兵士。
サルタの軍事分野において主力となる商品群。

  • 安価なパーツで構成され、機体自体も安価
  • 故障率が低く、信頼性が高い
  • 構造が簡単で修理やメンテナンスが容易
  • 価格の割には性能が高め
  • 別売の武装との互換性により汎用性に優れる

という点が特徴。
このため資金不足の組織でも数を揃えて戦力を補うことが容易。
特に国内外問わず傭兵、テロリスト、ゲリラなど潤沢な資金を持たない武装集団に人気。
勿論、犯罪組織や反政府勢力に直接販売してはいないが密売や横流しルートが豊富なので簡単に買えてしまう。

ちなみに機種の命名規則は以下の通り。

  • 軽量二脚型 → ○花
  • 中量二脚型 → (なし)
  • 重量二脚型 → 日本(ヒノモト)の地名
  • 中量二脚変形型 → ○風
  • 逆関節型 → ○光
  • 四脚型 → ○雲
  • 無限軌道型 → ○山
  • 小型艇型 → ○波

他組織との関係

ドレイク

ドレイクの団員、の定期及び緊急保守する契約を結んでいる。
また自社製品のカスタム機であるの保守も請け負っている。


由来

日本神話に登場する「猿田比古(サルタヒコ)」から。

余談

「やられメカを売ってる企業が欲しい」という発想で考え付いた企業。
ロボが旧日本軍風の命名なのはTVゲーム「アーマード・コア」シリーズに登場する企業「ムラクモ・ミレニアム」を意識。
というかそもそもここのロボット兵士自体が「人間サイズの無人アーマード・コア」をイメージしたもの。



最終更新:2020年08月31日 10:11