摩那左之(まだのさご)とは、翠星連邦国の伝説である。
内容
昔 五度(ごど、現在の鶴崎州に当たる)という国に摩那左之と津区子瑪(つくのしめ)という相思相愛の姉弟がいた、摩那左之は次期国王の候補であった。
摩那は美しく賢く優しい心を持つ女性であった、しかし王位継承式の前日に部下から「津区が暗殺を計画しようとしている、先手を打ち津区を暗殺するべきです」と津区が暗殺計画を立てていることを言われるがそんなはずはない とそのまま王位継承式を迎える。
そして王位継承式の際、儀式場で突然爆発が発生、津区は摩那を安全の確保のためと嘘をつき箱の中に閉じ込め監禁。
その後津区は夜中になると明らかに人ではない魑魅魍魎が発生しそこにいる人間を襲うと言う「屍食峠(しかぐいとうげ)」と呼ばれる場所に摩那の入った箱を置き去りにする。
王位の座を奪った津区は摩那を敵に仕立てて国民から信頼を得ていた。その日の夜普段より魑魅魍魎が大量発生するがなぜか摩那の箱は襲わなかった、なぜなら津区と国民から裏切られた悲しみから恨みが爆発し生きた状態で箱と一体化して怨霊化したからであった。
そして王となった津区を殺害し、魑魅魍魎の大群を引き連れ国民を殺害して国家を滅ぼしたことから架空国家12怨霊の一人として恐れられるようになってしまった…