オチデント特急(第一作1929年)とは、麦酒狂人(本名:ノリ・ヨシトミ)のミステリー小説及び、それを原作とする梅竹映画製作の映画作品である。
概要
本作は架空の寝台列車「寝台特急オチデント」の乗客のうち一名が殺害され、その犯人を乗客たちが推理するという構成となっている。
寝台特急オチデントは映画第一・二作撮影時には「陸の豪華客船」の異名を持つプレッツィ国鉄の看板列車特急ゴーテムロが使用されていたが、それらの作品の好評により特別に専用車オチデント号が製造された。(オチデント号の章を参照)
寝台特急オチデントは映画第一・二作撮影時には「陸の豪華客船」の異名を持つプレッツィ国鉄の看板列車特急ゴーテムロが使用されていたが、それらの作品の好評により特別に専用車オチデント号が製造された。(オチデント号の章を参照)
各作品
第一作「オチデント特急Ⅰ(1929年)」
あらすじ
2月8日金曜日22:34分、エスタンブール駅(ロケ地はミャウンタイン駅)を出発したオチデント8号はこれより三泊四日かけてはるか遠くエルザイユ駅へ向けて走り出した。
翌午前3時ごろ、最後尾14号車の一室から男性の悲鳴が聞こえる。気になった隣室の乗客(クランクライ・ハル/E・H・エルリック)が部屋をノックしてみるが、何度やっても返事は来ない。しばらくして車掌を呼び、部屋を開けるとそこには血だらけで倒れている猫時雨・章時(/猫露時宗)がいた。
翌日、車掌はこの列車の乗客全員を食堂車に集めて、昨晩の事件について説明し、恐らく犯人はまだこの列車内にいるだろうという旨を話した。
動揺する乗客一同だったが、その中で一人堂々と葉巻をふかしてコーヒーを飲む男があった。彼の名は朝里・義勝(麦酒狂人の作品にたびたび登場する探偵/野々村万作)、職業は浮浪人(自称探偵)。彼は口に含んだコーヒーを飲み込むと「私がこの事件の犯人を突き止めて見せましょう」と乗客を見渡しながら言った。
朝里はその後コーヒーを飲み干すと事件現場に足を運んだ。辺りを見渡してみたが凶器等は見つからない。だが、猫時雨の背中に合った傷は確実に刃物による傷とみられ、朝里はその方向で捜査を続けた。
一方そのころ、事件現場の隣室を取っていたハルは、不敵な笑みを浮かべながら秘書である犬神敏秀(/大岩屋ぎんなん)とコーヒーをすすっていた。
寝台特急とはいえ停車駅が来てそこで警察の捜査やらが入ってくるんじゃないかと皆さんお考えかも知れないが、これはフィクションの列車であるので何も考えるな。
翌午前3時ごろ、最後尾14号車の一室から男性の悲鳴が聞こえる。気になった隣室の乗客(クランクライ・ハル/E・H・エルリック)が部屋をノックしてみるが、何度やっても返事は来ない。しばらくして車掌を呼び、部屋を開けるとそこには血だらけで倒れている猫時雨・章時(/猫露時宗)がいた。
翌日、車掌はこの列車の乗客全員を食堂車に集めて、昨晩の事件について説明し、恐らく犯人はまだこの列車内にいるだろうという旨を話した。
動揺する乗客一同だったが、その中で一人堂々と葉巻をふかしてコーヒーを飲む男があった。彼の名は朝里・義勝(麦酒狂人の作品にたびたび登場する探偵/野々村万作)、職業は浮浪人(自称探偵)。彼は口に含んだコーヒーを飲み込むと「私がこの事件の犯人を突き止めて見せましょう」と乗客を見渡しながら言った。
朝里はその後コーヒーを飲み干すと事件現場に足を運んだ。辺りを見渡してみたが凶器等は見つからない。だが、猫時雨の背中に合った傷は確実に刃物による傷とみられ、朝里はその方向で捜査を続けた。
一方そのころ、事件現場の隣室を取っていたハルは、不敵な笑みを浮かべながら秘書である犬神敏秀(/大岩屋ぎんなん)とコーヒーをすすっていた。
寝台特急とはいえ停車駅が来てそこで警察の捜査やらが入ってくるんじゃないかと皆さんお考えかも知れないが、これはフィクションの列車であるので何も考えるな。
評価等
本作は殺された死体役の為だけに当時中央銀行総裁やその他公共金融機関の役員を兼任していた麦酒狂人のファンである猫露時宗を起用したことでちょっとした話題になった。ギャラは支払われていないようだが「麦酒先生の映画に出れただけで満足です。」と、当人は語っている。その後も猫露は食堂車のウエイター(Ⅱ)、運転手(Ⅲ)などを歴任し、猫川警部inオチデント特急(1945年)では殺人犯役、Ⅳでは探偵役を演じた。
第二作「オチデント特急Ⅱ(1932年)」
第三作「オチデント特急Ⅲ(1938年)」
オチデント号
オチデント号とは、オチデント特急Ⅲ撮影用に製造されたプレッツィ国鉄の寝台特急車両である。
車両デザインはストレス性胃潰瘍で財界を引退した猫露時宗と麦酒狂人の一番弟子であり猫川警部
の作者でもある米太郎が担当した。
オチデント特急Ⅲ放映開始後には実際に撮影で使用された経路での記念ツアーが行われた。ツアーの抽選倍率は120倍を超え、対岸ホームや沿線にも大量のファンが押し寄せた。
その後も新作放映や麦酒狂人の還暦祝いなどがあるたびに特別ツアーが組まれた。
車両デザインはストレス性胃潰瘍で財界を引退した猫露時宗と麦酒狂人の一番弟子であり猫川警部
の作者でもある米太郎が担当した。
オチデント特急Ⅲ放映開始後には実際に撮影で使用された経路での記念ツアーが行われた。ツアーの抽選倍率は120倍を超え、対岸ホームや沿線にも大量のファンが押し寄せた。
その後も新作放映や麦酒狂人の還暦祝いなどがあるたびに特別ツアーが組まれた。
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