ルンシュヘット - グライヒハイト共同体公式WIKI | from LINE Open Chat

概要

ルンシュヘットとはリラー王国の主宗教であるリラー教の聖典である。崇拝対象であるルッター・リラーの数々の伝説や、弟子達への言葉などが主な内容である。全8章で構成されている。また、本来は20冊程あったそうだが、1632年に発生した強盗事件により紛失してしまい、現在も見つかっていない。（詳細はジェファーヴルグ教会を参照）

各章の内容

• 第一章「誕生記」

〈内容〉
ルッター・リラーが誕生した経緯や、誕生に伴って起きた奇跡などが記されている。

…聖なる母は、「胎児は神の子である。」と直感した。
　　　　　　　　　　　　―誕生記より

• 第二章「ロヴス記」

〈内容〉
ルッター・リラーの弟子の一人、ロヴスが記したルッター・リラーと弟子一行のティンドでの出来事が記されている。

…師は仰った。「何者にも救済はある。」と…
　　　　　　　　　　　　―ロヴス記より

• 第三章「ルヴィノ記」

〈内容〉
ルッター・リラーの弟子の一人、ルヴィノがルッター・リラーに罪深き者の処遇について尋ねた時の返事が記されている。

…罪深き者にもパンと許しを与えよ。…
　　　　　　　　　　　　―ルヴィノ記ルッターの発言より

• 第四章「天界記」

〈内容〉
ある日、天国も地獄も存在しないと発言したルッター・リラーに弟子サジェロフが信仰の意味を尋ねた時の記録が記されている。

…我が天界を創造しよう。それは支配や飢えといった苦しみの一切がない楽園なのだ。…
　　　　　　　　　　　　―天界記ルッターの発言より

• 第五章「イェヴァル記」

〈内容〉
ルッター・リラーと弟子一行が訪れたイェヴァル（現：ムスリグ辺り）で起きた飢餓をルッター・リラーが救う様子が記されている。また、この時後に裏切り者となる弟子ペルドルと出会う。

…先程まで飢えで倒れていた民は、皆、師の御業の前にひれ伏した…　　
　　　　　　　　　　　　―イェヴァル記より

• 第六章「荘厳歌」

〈内容〉
弟子サジェロフが遠征に行く直前、「信仰心が絶えぬようにすればどうすればよいか」というサジェロフの質問にルッター・リラーが即興で書いたとされる歌と、その後サジェロフが訪れた遠征先での奇跡が記されている。

…サジェロフは思うた。「やはり、師は神なのだ。」と…
　　　　　　　　　　　　―荘厳歌より

• 第七章「ペルドル記」

〈内容〉
弟子の一人ペルドルの裏切りによってルッター・リラーは、追われる身となる。囚われる日の前日、弟子達を集め、明日、自らが囚われ死刑となる事と、裏切り者の存在を伝える。

…私は明日処刑される。しかし、裏切り者を詮索してはならない。私は既に覚悟していたことだ…
　　　　　　　　　　　　―ペルドル記ルッターの発言より

• 第八章「再生記」

〈内容〉
ついにルッター・リラーが処刑される日となった。しかし、ルッター・リラーは棺から起き上がり、弟子達に「信仰を絶やさねければ私は再び蘇る」と告げる。

…棺から溢れんばかりの後光が辺りを包んだ…
　　　　　　　　　　　　―再生記より

歴史

ルンシュヘットを編纂した人物は詳しくは分かっていない。ルッター・リラーの弟子サジェロフだという説もあるが、リラー教に関する資料は現存数が少なく、調査は難航している。