「うわあっ!!」
「ぬおおっ!!」


研究室の特に広い場所に、金属と爪がぶつかり合う高音が、さらに一拍遅れて二人男の悲鳴が木霊する。

数秒前、更なる怪物と化したウィリアム・バーキンの爪、カミュの扇、そしてハンターの太刀がぶつかり合った。
しかし、二人をいとも簡単に、肥大化した爪が吹き飛ばした。

「カミュ殿!!くそっ!!」
二人の内、大柄ゆえに吹き飛ばされた距離が短かったハンターは、横目でカミュの無事を確認したのち、怪物を毒づく。

怪物は吹き飛ばしてすぐに、人の背丈ほどもある爪を振り回し、二人に迫り来る。

斬り裂かれる寸前で、太刀を器用に使い、巨大な爪をいなす。

「こいつ……早い!!」
どうにかハンターは反撃に出ようと画策する。
狙うは進化する前、リーバルが刺した時と同じ右肩の巨大な目玉。


いくら進化しようと、生物の弱点は1日2日で変えられるものではない。
だが、弱点を知っても、突くことが出来なければ意味がない。

早くなった攻撃は、躱すので精一杯だった。
攻撃できるチャンスも、逃げるチャンスもありそうになかった。


ぎいぎいと、爪と床がこすれ合う嫌な音が響くが、気にせずカミュは奥義を天井に向けて投げる。


「シャインスコール!!」
回転しながら飛んで行った扇子が、光を怪物の頭上に撒き散らす。

「ウオオオ!!」

しかし、なおも爪を振り回すことを止めない。
輝く雨が、怪物に降り注ぐも、動きを鈍らせただけだった。


「ハンターのおっさん!!バラけるぞ!!」
「うむ!!」


伊達に二人も死線を潜り抜けてきたわけではない。
シャインスコールが作り出したほんのわずかな時間を利用し、ハンターはウィリアムの右に、カミュは左へと走る。


ウィリアムはハンターの方に迫る。
しかし、カミュがその隙を狙ってジャンプして、頭部めがけてナイフを向けた。
一撃必殺の場合は、扇よりナイフの方が成功する可能性が高い。

そして、アサシンアタックならば、必要最低限の威力さえあれば、一撃で相手を殺せるチャンスがある。


しかし、怪物は自らをコマのように回転させた。
そして、回転の先には、例の巨大な爪。

回転斬り。
このバトルロワイヤルの参加者の、リンクやクロノが得意とする技そっくりの軌道を描いた。


ただし、それを実行したのは人間ではなく、Gウイルスによって筋肉が異常発達した怪物なのだから、単純ながらも威力は桁違い。
加えて、巨大な体躯で行われるから、攻撃範囲も相応に広い。


「しまっ……!!」
隙が多くなる空中で、カミュは後悔した。


右腕のみ巨大な反面、リーチは長くとも、体全体を動かした広範囲の攻撃は出来ないだろうという判断が失敗を招いた。




受け止める範囲が狭いコンバットナイフで、器用に受け止める。
(ちくしょ……ナイフで受け止めたのに、威力を殺しきれねえ!!)
しかし、ナイフは天井に飛ばされ、カミュも吹き飛ぶ。
同様にハンターも、攻撃を剣で受け止めることは成功するが、研究室の壁際まで押される。


しかも、この状況は、マールのヘイストと、ベロニカのバイキルトが二人にかかっているからこそ、辛うじて維持されている。
従って、それらが切れる瞬間が、タイムリミットに等しい。

「「まだだぁ!!」」
圧倒的な力を目にしながらも、二人の声からは闘志は消えていない。


「ジバリーナ!!」
カミュの叫びと共に、ウィリアムの足元に魔方陣が広がる。

そんなものは無視してハンターに攻撃を仕掛けようとする。
しかし、地面の隆起が、怪物のボディーバランスを崩す。


(時間稼ぎ程度にしかならねえか……けどな!!)


攻撃の向きが逸れた瞬間、ハンターは突進した。
狙いはがら空きになったウィリアムの両足。

今の姿になる前に、脚は一度斬り落としたが、どうやら復活したようだ。


だが、すぐには再生されないから、脚を切り落としておけば少なくともその間だけは自由が奪える。

立ち位置を不安定にされながらも、ウィリアムは爪でハンターを引き裂こうとする。


ハンターは斬りかかる前にカバンから盾を取り出す。
彼自身、盾の使い方を熟知していない。
しかし、その丈夫さを活かして、本来とは別の使い方をする。


G生物の顔に向けて、円盤投げのように盾を飛ばす。
ハンターの投擲力に加えて、その盾がかつて英傑が使っていたほどの丈夫さを持つことから、目隠しには十分活躍した。


道具を想定された使い方をするのではなく、自らに合った使い方をする。
これも戦い方の一つだ。


懐に潜り込むことに成功したハンターは、姿勢を低くし、抜刀。
横一文字に怪物の両足を切断しようとする。

(!?)

しかし、予想外なことに、巨体のG生物は跳躍した。
その高さは人間より下回るが、床すれすれを狙っていたハンターの斬撃を躱すには十分だった。

(デカい図体でジャンプなどするな!!)
ハンターは強靭な上半身に比べて、あまり変化のない下半身を持つ怪物に対して心の中で悪態をつく。

「早く!!その派手な色した盾の上に乗れ!!」

しかし、カミュはすぐに作戦を組み立て、ハンターに指示を出す。

「ウウウオオオオ!!」

ジャンプしたのちに、その巨大な腕でハンターを潰そうとする。
ハンターはそれを横っ飛びに躱し、すぐ近くにあった、先程投げた盾の上に立つ。


二発目のジバリーナがここへきて発動。
既に証明されたように、巨体と並外れた生命力を持ったG生物にはほとんど効果がない。


地面からの爆発は、七宝の盾を弾き飛ばす。
上にいたハンターもろとも。

「カミュ殿、そういうことでござったか!!」
「おっさん!!頼んだぜ!!」


人間を乗せた盾は、ロケットのように上空へ飛んでいく。
天井スレスレまで飛んでいき、G生物と人間の身長差は、この瞬間だけ克服された。


いける。
この距離、この間合い、この高低差なら、いける。
チャンスは今しかない。

カミュもハンターも、同じことを考えていた。



「マール殿の、仇!!」
盾を蹴飛ばし、上空から斬りかかる。

首から、右肩の巨大な目にかけて、渾身の袈裟斬り。
真っ白い床や天井の研究室を、飛び散る汚液が汚す。

「よぉし!!」
カミュがガッツポーズをする。
斬った感触から、深手を負わせたとハンターも実感した。

「グウウアアア!!」
「なっ!?」

しかし、首を失ってなお、G生物の腕は動く。
いや、斬り落としたかに見えた首は、予想外な方法で守られた。

「おっさん!!」
カミュの声も空しく、ハンターはクレーンゲームの人形のように、爪で握りしめられる。


「バ……バカな……。」
ハンターがそう言うのも無理はなかった。
何しろ、斬られた首が落ちるのを、片手で無理矢理押さえて、鋭い爪が露出した方の手で自分を捕まえているのだから。

殺した直後が最大の反撃を食らう危機。
それはマールが示したはずだった。


空中での攻撃は、従来の力や武器の強さに加えて、重力も威力に伴う反面、空を飛ぶ技術でもない限り、安定性に欠ける。
先程カミュが示したばかりだったのに。

ミスを犯した自分を呪いたくなった。


「クソ……間に合え!!会心必中!!」
背後からエネルギーを纏った、カミュの一撃が片腕に命中。

最初に展望台で共闘した金髪の青年、それにマールディア。
これ以上、仲間を死なせてたまるかと、魔力が残り少ないのにも関わらず、力の限り怪物の右手に攻撃を加えた。
締め付ける力は弱まるも、そのまま研究室の壁めがけてハンターを投げ飛ばした。


「ぐああっ!!」
「おっさん!?」



ぐしゃ、という、明らかに人で立ててはいけない音が響く。
カミュが怪物の隙間から見ると、血まみれのハンターが倒れていた。

(ウソ……だろ?)
当たり所が悪かったのだろうか。
明らかに出血量や、地面に叩きつけられた音から、無事な気がしない。


『ごきげんよう、みんな。殺し合い楽しんでる?』


こんなタイミングで、放送が響き渡る。
しかし、カミュにとっては周りの状況どころではなかった。


丁度バイキルトとヘイストの力が無くなり、魔力も会心必中でほとんど無くなっている。
この状況を打開できる道具もない。


逃げ道も巨大な怪物に封鎖されている。

(なんだよこれ……。)
展望台付近で会ったあの銀髪の男もそうだ。
この世界には、どれだけ圧倒的な力を持った怪物がいるのか、想像しただけで震えが止まらなくなった。


(ニズゼルファを倒して浮かれていたオレが、バカみたいじゃねえか……。)
怪物が迫る。
凄まじい力に、全てを斬り裂く強靭な爪、巨体に似合わぬ身のこなし。
そして、不死身の生命力。

ニズゼルファが復活した時や、ネルセンの迷宮にいた魔物でさえ、ここまで異常な力を持った者はいなかった。
自慢の足を使う気も起きず、恐怖を目の当たりにしたカミュは、ただ後ずさるだけだった。



怪物がトドメにと片腕を上げる。
「くっそおおおおおおおおおおおお!!!」



その叫びがカミュの最後に発した言葉になるはずだった。

「何!?」
しかし、串刺しにしようとした腕に、いつの間にかナイフが刺さっていた。
G生物の後ろには、ハンターが血に汚れながらも立っていた。

「おっさん!!無事だったのかよ!!」
「カミュ殿、良い物を頂いた。」


それは天井に引っかかっていた、カミュが持っていたコンバットナイフ。
先程ハンターが盾に乗って飛んで行った際に、回収していたのだ。


トドメを刺すのを邪魔された怪物は、攻撃の矛先をハンターに変える。


「グウアアア!!」
しかし、どうしたことか、斬り裂かれたのは、ハンターではなく、ウィリアムの巨大な爪だった。

――鏡花の構え。
敵の攻撃をいなす独特の構えから、カウンターを狙うのに特化した狩技だ。
会心必中のダメージも回復し終わっていなかった極太の腕が、ボトリと落ちる。

「貴殿の攻撃、見切らせてもらったぞ。」
そして、忘れてはならない。
ハンターの生まれつき持った嗅覚は、敵の攻撃や接近のレーダーにもなる。


G生物の放つ異臭のせいで、思うようにそれが機能しなかった。
しかし、一たび相手が自分から離れ、カミュに係りきりになったことで、臭いのわずかな違いを感知できるようになった。


相手の吐く息の臭い、感情の変化で変わる僅かな臭い。
敵が持つそれぞれの臭いを感知することで、相手の攻撃を見切ることに成功した。


「おっさん!!行くぜ!!」
「うむ!!」


敵の爪が一時的にだが折れた。
これで、最も殺傷力ある攻撃を受ける可能性が無くなる。


まずはハンターがウィリアムの胴体に袈裟斬りを入れる。
そこから、別方向から閉じた扇を構えたカミュが、持ち前の速さを活かしてその裂傷を深くする。

「シャドウアタック!!」
本来カミュと、その仲間のイレブンが初めて覚えた連携技だが、ハンターの並外れた戦闘センスが成功した。
元々敵の守りを二人の攻撃の素早さで貫通する技だったので、分厚い肉の鎧を持つ怪物にも威力を存分に発揮した。

「まだだ!!」
カミュが斬りつけた裂傷から、ハンターが怪物の肉体を串刺しにする。

「マール殿の痛み、思い知ってもらう。」
「グゴ……オ……オ………。」

暫くG生物は暴れるも、ハンターが太刀を抜くと、動かなくなった。


「やったな。つーかおっさん!!生きていたのかよ!!」
カミュは敵を倒した喜びと、ハンターが生きていた疑問を口にする。

「拙者はおっさんではない。生きていたのは、あの少女が拙者を守ってくれたからだ。」


幸運なことに、ハンターが投げ飛ばされた先で、マールディアの死体がクッションになってくれたようだ。

一時的に動けなくなっていたが、肉が潰れた音も、大量の血もマールのものだったらしい。


「一先ず、助かったみたいだ……うわっ!!」
カミュとハンターの間に、蛍光灯が落ちてきた。

研究室の天井を構成していたブロックが、続けざまに落ちてくる。
怪物化したウィリアム・バーキンが、柱や天井まで斬り裂いたため、研究室そのものが限界を迎えたのだ。



「おい!!逃げないとやべえぞ!!」
カミュは散らばっていた七宝の盾を回収し、すぐに研究室を出ようとする。
リーバル達が脱出に使った天井付近の窓は、人力で届く高さではない。
早く入り口から脱出しないと、この怪物もろとも下敷きになってしまうだろう。

「言われるまでもない。カミュ殿、さっきの爆発の魔法で、あの窓へ飛べないか?」
「もう魔力はない!!つーか何してんだ!!おっさん!!」


ハンターははみ出ていた内臓を戻し、ボロ雑巾のようになった少女を抱えていた。

「死してなお、この少女が守ってくれたのだ。死体だからといって棄て置くわけにはいかん。」
「確かにそうだけど……待てよ!?」


カミュはふと閃いて、マールがまだ付けているザックを開ける。
自分の支給品こそ、脱出出来そうな道具はなかったが、もしかしたら、何かリーバルのように空を飛べる道具が出るかもしれない。
しかし、カミュの期待には彼女の支給品は答えられなかった。

「ああくそ!!何でハリセンとリンゴしかねえんだよ……つーかおっさん!!食ってんじゃねえ!!」

「食べられる時に食べるのも、生きる上で必要だぞ、それとおっさんと呼ぶなと言ってるだろう。」

イマイチずれている回答を無視して、カミュはいち早く研究室から出る。
ハンターもリンゴを頬張りながらも、その後を追う。
既にベロニカやハンターと共に入った際に、入り口までの経路は完璧に覚えている。


「畜生!!廊下が塞がれてやがる!!」
ウィリアム・バーキンが残した文字通りの爪痕は、廊下にも及んでいた。


その中で最短距離になる道が、倒れた柱によって完全に通れなくなっている。

「この程度の柱なら、拙者の太刀で……。」
「やめろ!!壊したら余計崩れてくる!!」


通り道を無理やり作ろうとするハンターを諫め、通れる廊下を走り続ける。
その先にあった場所は、第四研究室。

一番最初にウィリアム・バーキンと錦山彰、それにマールとリーバルが対面した場所だ。
そこは特に酷い有様だった。
リーバルが炎の矢を撃ったことも相まって、部屋の奥は火の海になっている。

まず扉が壊れていた時点で、怪物の被害が直接及んだ場所だと認識する。


幸いなことに、窓はある。
第一研究室とは異なり、壁に掛けられている高さからして、普通に脱出用に使えそうだ。
だが、炎に包まれているから窓の所まで行くのは難しそうだ。
どうしたものかと、カミュは辺りを物色すると、机の横にある袋を見つけた。


「これは……。」
「カミュ殿!?どうした!?」
ハンターが建物の崩れる音に負けじと大声を出す。
彼が持っていたのは、ウィリアム・バーキンの支給品袋。


元々Gウイルス以外に興味を持たなかった彼は、この場所に捨てていたのだ。
その中から、水色の杖が出てきた。
先端には雪の結晶が象ってある。

カミュはそれを手に取り、見つめる。
「なんだ?これは……?」
ハンターも疑わし気にその杖を見つめた。

「もしかして……頼む!!」


一縷の望みをその杖に託し、振り回す。



その瞬間、フリーズロッドから吹雪が迸り、研究室内の炎を瞬く間に消した。

「おお!!道具を使った魔法もあるのか!!」
「オレの世界にあった、氷の杖に似てるけど、威力は段違いだな。」
ベロニカやマール、カミュが使っていた魔法とは異なる出方をした魔法に、ハンターは驚くが、急いで窓を破って脱出する。


後ろから炎の燃え盛る音と、建物の崩れる音をバックに、二人は駆け抜ける。
気が付くと、森を抜けていた。



「どうやら逃げられたようだな……。」
「まだ……終わってないぞ………。」
「そうだな……これは……?」


今になって支給された名簿を、ハンターが読む。
その中にあったのは、『オトモ』という名前。
もしかすると、幾度となく助け合ってきた、アイルーの可能性が極めて高い。


自分の名称は『男ハンター』と書いてあったから、女性や子供のハンターもいるのではないかと思ったが、本当に知り合いはオトモだけのようだ。

「オレは……まあ、予想通りだな。悪い予想だが……。」
カミュが共に旅をした仲間の内、ロウを除いた全員が参加させられていた。
そして、グレイグの旧友であり、ウルノーガの手下として暗躍したホメロスの名前もあった。

「休憩したい所だが……こうしてはおれん。一刻も早く拙者らの仲間を見つけねば。」
「そうするしかねえな。そいつを背負うの、オレも手伝うぜ。」

そうでなくても研究室の崩落を聞きつけ、危険人物がやってくる可能性があるから、ここは危険だ。

(近くで見ると、本当に綺麗な顔してるな……。)

もう動かないマールの顔を見て、カミュはそう思う。
出来ればもう少し広い場所で埋葬してあげたいし、出来るなら仲間にも合わせてあげたい。

「一先ず西の方へ移動しよう。城やら美術館やら、建物もあるし、休憩できるかもしれぬ。」



太陽は完全に登り、参加者を狩ろうと力を出す者も現れ始めるだろう。
ベロニカとリーバルの安否も分からない。
不安を胸に抱えて、二人は歩き出す。
一人の死した少女を背負って。


【ウィリアム・バーキン 第二形態@BIOHAZARD2 死亡確認】
【残り54名】


支給品紹介
【七宝の盾@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド】
ハンターに支給された盾。英傑ウルボザが使用した盾で厳選された金属が使われ 軽さと強靭さを兼ね備えた逸品強烈な攻撃も易々と 受け止められる性能を持つ(後半原作の説明より抜粋)


【フリーズロッド@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド】
ウィリアム・バーキンに支給された杖。一振りするだけで誰でも吹雪を出せる。
原作では使い続けると魔力を使い果たしてしまうが、本ロワでは魔力の供給を行うことで、使用回数を増やせる。






【A-5/橋/一日目 朝】
【男ハンター@MONSTER HUNTER X】
[状態]:疲労(大) ダメージ(中) 全身打撲 血で汚れている
[装備]:斬夜の太刀@ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて
[道具]:基本支給品、ランダム支給品(0~1) リンゴ×2@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド ハリセン@現実
[思考・状況]
基本行動方針:主催者の討伐、または捕獲。
1.西へ移動し、その先でマールディアを埋葬できる場所、休憩できる場所を探す。
2.ベロニカ達とイシの村で落ち合う。
3.オトモ、カミュの仲間を探す。

第一回放送を聞き逃しています

【カミュ@ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて】
[状態]:ダメージ(中)、背中に打撲、疲労(大)、MPほぼ0 ベロニカとの会話のずれへの疑問
[装備]:必勝扇子@ペルソナ4
[道具]:基本支給品、フリーズロッド@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド カミュのランダム支給品(1~2個、武器の類ではない) ウィリアム・バーキンの支給品(0~2)(確認済み) 七宝の盾@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
[思考・状況]
基本行動方針:仲間達と共にウルノーガをぶちのめす。
1.西へ移動し、その先でマールディアを埋葬できる場所、休憩できる場所を探す。
2.ベロニカ達とイシの村で落ち合う。
3.仲間や武器を集め、戦力が整ったらセフィロスを倒す。
4.これ以上人は死なせない。

※第一回放送を聞き逃しています
※邪神ニズゼルファ打倒後からの参戦です。
※二刀の心得、二刀の極意を習得しています。


※【A-5】研究室は倒壊しました。



支給品の名簿が理由とは言え、二人がその場から立ち去ったのは、幸運だった。

瓦礫の山と化した研究室の一部が吹き飛ぶ。


「グウオオオオ……。」

一度目の復活よりさらに巨大化した、ウィリアム・バーキンが、そこから顔を出す。
顔を出す、と言ってもウィリアムの面影はほとんど残っていない顔なのだが。


G細胞がほとんど人間の細胞を侵食し、最早人間の姿をとどめていない怪物は、ノソリノソリと歩き出した。
その姿は、墓場から出たゾンビとすら形容しがたいような、醜悪な怪物。



もう一度言おう、カミュとハンターは、どんな動機であれ、その場から離れたのは幸運だった。
何故なら、消耗した二人では、どのような幸運があっても、この怪物まで倒すのは不可能だから。


【A-5/研究室跡 /一日目 朝】

【ウィリアム・バーキン@BIOHAZARD 2】
[状態]:G生物第三形態、下腹部に刺し傷(再生中)
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本行動方針:本能に従い生きる。
1.獲物を見つけ、殺す
2.シェエエェェリィィ……。


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079:見上げた空は遠くて 時系列順 082:虚空に描いた百年の恋(前編)
080:未知への羨望 投下順
056:TRIGGER ウィリアム・バーキン 094:セフィィィィィロォォォォォス!!!
カミュ 102:Androidは眠らない
男ハンター

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最終更新:2024年10月31日 05:15