B-WINGS: BATTLE WINGS
機種:AC, FC
サウンド (AC):佐久間晶
作曲者 (FC):
原あづさ、中本博通 ※ノンクレジット
サウンドスタッフ? (FC):やまぐちたつお (T.YAMAGUCHI)、北原幸憩
開発・発売元:
データイースト
発売日:1984年10月 (AC)、1986年6月3日 (FC)
概要
データイーストが1984年に発表した縦スクロールシューティングゲーム。
各STAGEの最後に待ち構えるゴブナスと呼ばれる重機動要塞を破壊して行く。
自機であるメイン・ファイターは、8種の攻撃用パーツ「強化・特殊ウイング」を奪還することでパワーアップする。
Cウイング、Wウイングなどが存在するが、タイトルにもあるBウイングはアイテムとして存在しない。
タイトルは、サブタイトルにもある通り、企画担当の権藤裕二氏が『バトル』という意味で付けたとのこと。
サウンドは、本作でプログラムを担当した佐久間晶氏が担当。
佐久間氏は作曲が出来なかったため、BGMの代わりに効果音で表現している。
ゲームデザインも相まって、硬派な世界観を演出している。
ちなみに佐久間氏はこれ以前にも『ザビガ』にてプログラムおよびサウンドを担当していた。
1986年にはファミコンへ移植。同社のファミコン参入タイトルとなった。
自機は「スーパーメカFX-1号」という名称になり、メイン・ファイターはコクピット部を指す語となった。
ウイングは隠されているものを含め13種類となったほか、低空層での戦闘がなくなり、低空移動は緊急回避用となった。
硬派だったアーケード版とは雰囲気が全く異なり、佐久間氏と権藤氏は「ファミコン版は別物」と位置付けている。
メインの作曲は
原あづさ氏が担当。
短いファンファーレ的な曲は、アーケードからファミコン用ソフトの開発部署に異動してきたばかりの中本博通氏が担当した。
スタッフロールに役職の表記はないが、『
ラストミッション』にもサウンドで参加するやまぐちたつお氏、北原幸憩氏もクレジットされている。
また「H.YOSHIDA」が先頭にクレジットされているが、同社でサウンドを務める
吉田博昭氏のデビュー作は1987年の『
魔境戦士』であるため、これは当時課長としてコンシューマ部門をまとめていた吉田穂積氏 を指している可能性が高い。
晴れた空のような軽やかなBGMの存在はアーケード版との差別化を決定づけているが、中本氏は個人的に「何だか全然画面に合っていない」と思っていたらしい。
サウンドドライバに問題があり、楽曲に使用されるパルス波の音色が全曲で同一(デューティ比12.5%で固定)となっている。
この問題は中本氏により指摘が入り、ファミコン第二弾である『
バギーポッパー』時点では解決している。
収録曲 (仮曲名)
曲名 |
作・編曲者 |
補足 |
順位 |
タイトル |
原あづさ |
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ステージゲットレディ~BGM 1 |
中本博通 |
GET READYファンファーレ |
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原あづさ |
ウイング装着時BGM |
BGM 1 |
ウイング装着時BGM STAGE中で通常ウイングを装着した際はBGM単体で再開 |
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BGM 2 |
ウイング解除時BGM STAGE中でウイングを解除した際はBGM単体で再開 |
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ゴブナス |
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ゴブナス撃破 |
中本博通 |
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ステージゲットレディ~BGM 2 |
GET READYファンファーレ |
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原あづさ |
ウイング解除時BGM |
隠しウイング取得~BGM 1 |
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SS-WING, AH-WING, OB-WING取得時ジングル |
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原あづさ |
ウイング装着時BGM |
エンディング |
エンディング~OMEDETO!、STAFF |
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ゲームオーバー |
中本博通 |
THE END |
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PV
FC版 (プロジェクトEGG)
最終更新:2023年11月25日 01:34