ラストバトル
概要
本作の最終ボスである「七英雄」(本体)との戦闘で流れるBGM。
ロマサガ2の戦闘曲の中でも一際壮大さを感じる曲であり、バレンヌ帝国皇帝と七英雄との宿命の終焉を飾るに相応しいBGMである。
またこの戦闘では唯一戦闘前に演出が施されており、演出と共に登場する七英雄と同時に曲が大きく盛り、プレイヤーの意気を上げてくれる。
ラスボスの七英雄の強さは今までのボスとはまさに別格と言っていいほどの強さを誇り、入念な準備をしておかないとまず勝てない。
ただ強いだけならまだいいのだが、ラストバトル直前までくるとダンジョンから脱出できなくなるという非情な罠が用意されてある。
そのためうかつにラストバトル直前でセーブし、その前のセーブデータを残していないと、そこから出られなくなりそのまま七英雄を倒すしか道が無くなる。
こちらが生半可な強さだと、出直すこともできずに何度も何度も七英雄と戦っては負けて、この曲を何回も聴き続ける事態に陥る。
一方で本作には「クイックタイム」という発動ターンに一方的に行動、さらに先手を取り続けられる反則的に強い術(魔法)があり、これを連打することで難度は格段に下がる。
まともに戦って攻略できなかったプレイヤーにとっては「クイックタイム連打」は鉄板戦法であった。
そしてこのクイックタイム、時を加速しているイメージを意図してか、使っている間はBGMが早送りのように加速するという仕様がある。
……つまり、これらの要素が合わさることで、この曲はずっと早送りで聴くことになるという状況が生まれがちになるわけである。
その結果、サントラの収録曲について
「ラスボス戦の音楽が遅い」というファンレターが送られてきて伊藤賢治氏はショックを受けたという。
そのため「
次回作ではクイックタイムで曲を速くするのをやめてください」と、ディレクターに直訴したエピソードがある。
ついに辿り着いたか。
だが、ここまでだ。
皇帝…七英雄の
'結束' の力を見よ。
リメイク版となる『リベンジオブザセブン』ではアレンジされた音源が採用。
フルオーケストラとなったことで豪華さと緊迫感が増したフルリメイクに相応しいものへと仕上がっている。
原作とは七英雄が出てくる順番が変わった他、一定ダメージではなくターン経過で七英雄が増えていく形に。
7ターン目でワグナスが出てくると登場演出が入り、以後は何ターンか毎に
連携攻撃を仕掛けてくる。
…もう一度言うが、
サガシリーズ伝統のシステムである「
連携」を、よりにもよって七英雄が使ってくるのである。
七英雄集結後、HP40%以下で放たれる怒涛の
7連携「
サイコくしテンプポセイドンマリオソウル赤竜波」の総威力と字面のヤバさ、そして原作の強さをこのような形でリメイク版に落とし込むブッ飛んだセンスは、さすがのサガクオリティである。
なお七英雄戦の曲繋がりとして、本作の「
七英雄バトル」のアレンジは、終盤にこの「ラストバトル」のフレーズが組み込まれている。
過去ランキング順位
ロマンシングサガ2「ラストバトル」
ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン「ラストバトル」
サウンドトラック
ロマンシング サ・ガ2 オリジナル・サウンド・ヴァージョン
Romancing SaGa2 Original Soundtrack -REMASTER-
Re:Birth II/ロマンシング サ・ガ バトルアレンジ-閃-
ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン Original Soundtrack
関連動画
サガバトル楽曲集
最終更新:2025年04月22日 17:31