あしたはあしたのかぜがふく
概要
『
星のカービィ』のエンディングで流れるBGM。夕日を背景に流れるポップな音楽は、今では
星のカービィシリーズの代表曲の一つとして知られている。
この曲の正式名称は任天堂モバイルで初めて明かされたが、その際は「エンディング」というシンプルすぎるものであった。
「あしたはあしたのかぜがふく」という曲名は、
『SDX』及び『USDX』のゲームモードの一つであり初代のリメイクである『はるかぜとともに』のエンディング曲の正式名称が初出である。『USDX』のサウンドトラックで初めて公開された。
この曲名の由来はシアタールームのタイトルから取ったものであり、さらにはカービィの座右の銘とされている言葉でもある。
「明日は明日の風が吹く」には、「先々を案じても仕方がないので成り行きに任せるのが良い」という諺としての意味がある。
まさに自由気ままなカービィを表す言葉であり、エンディングの曲名にふさわしいといえる。
このため「あしたはあしたのかぜがふく」は初代エンディングとその派生曲及びフレーズを示す曲名として現在では認知されており、「
Nintendo Music」にて収録の際に正式にこの曲名となった。
事実アレンジ曲のうち何曲かはこの名にちなんだ曲名が付けられており、25周年記念オーケストラコンサートのアンコールもこの曲名で演奏されている。
初代の正当アレンジであるSDX及びUSDX以降もアレンジが行われている。
『
20周年スペシャルコレクション』では、もっとチャレンジステージのエンディング「バイバイカービィまたあした!」でWiiの音源を使用し「
スカイタワー」を組み込んだアレンジが行われた。
曲名は長年明かされなかったが、『
スターアライズ』サントラ初回盤特典のプレイボタン収録曲で判明している。
曲の最後では初代のGB音源をそのまま使用してくる大胆な曲構成となっている。
20周年記念作のエンディングにふさわしく、アレンジの中でも評価の高い曲である。
なお、GBの原曲をそのまま曲の中に組み込む手法は後年『
カービィファイターズZ』の「
ヒストリー オブ デデデ」でも行われており、『
スターアライズ』の「
組曲:星羅征く旅人 最終楽章:煌めき星」のラストはGB音源風の音色となっている。
また付属の
20周年メモリアルサウンドトラックのボーナストラックでは、「あしたはあしたのゆめをみて」という曲名で夢の泉の物語の「レベル8の最初」「エンディング・デモ」を交えたアレンジメドレーが収録された。
ピアノとリコーダーの音色が優しくきき心地の良い曲である。
なおこの曲の「エンディング・デモ」のフレーズは、後年『
スーパーカービィハンターズ』において、ストーリークエストの
エピローグの曲としてほぼそのままの雰囲気のアレンジで使われている。
『
すいこみ大作戦』では、三曲使用されている。
表エンディングでは初代GB音源の原曲をそのまま使用しており、裏エンディングでは3DSの音源を使用した正当アレンジを行っている。
そしてもう一曲は、なんとシークレットステージの曲「あしたはあしたのだいけっせん」として大胆なアレンジが行われた。
ステージBGMに使用されるのは当然前例がなく、その上裏ステージの激闘にふさわしい激しく落ち着かない曲調となっている。原曲とのイメージがあまりにかけ離れすぎており古参のプレイヤーほど驚くはずである。
過去ランキング順位
星のカービィ「あしたはあしたのかぜがふく」
星のカービィ スーパーデラックス「あしたはあしたのかぜがふく」
星のカービィ 20周年スペシャルコレクション「バイバイカービィまたあした!」
星のカービィ 20周年メモリアルサウンドトラック「あしたはあしたのゆめをみて」
カービィのすいこみ大作戦「あしたはあしたのだいけっせん」
サウンドトラック
星のカービィ ウルトラスーパーデラックス オリジナルサウンドトラック
「あしたはあしたのかぜがふく」が収録されている。
星のカービィ 20周年メモリアルサウンドトラック
PLAYBUTTON『KIRBY ARRANGE SELECTION』
「バイバイカービィまたあした!」が収録されている。
KIRBY STAR ALLIES THE ORIGINAl SOUNDTRACK(初回限定生産盤)
「あしたはあしたのだいけっせん」が収録されている。
星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート
「あしたはあしたのかぜがふく」が収録されている。
関連動画
イベント紹介映像『星のカービィ 30周年記念ミュージックフェス / Kirby 30th Anniversary Music Fest.』
映像の最後で、初代「エンディング」が使用されている。
最終更新:2025年03月21日 21:04