Return to Dreamland

リターン トゥ ドリームランド

収録作品:星のカービィ Wii[Wii] 、星のカービィ Wii デラックス [NS]
作曲者:安藤浩和

概要

『星のカービィ Wii』のスタッフクレジットで流れるBGM。
長らく作曲者は不明だったが、Wiiデラックスで収録された際に安藤氏であることが判明した。
本作のエンディングはこれまでの冒険の思い出を振り返ることに比重を置いた構成となっており、曲も作中で使われた複数の主要曲のフレーズを組み込んだオーケストラメドレーである。
「4人の仲間と:クッキーカントリー」「彼方からの旅人マホロア」で前半を優しく演奏し、「スカイタワー」を橋渡しとして「ぼうけんのはじまり」で一気に盛り上げ、最後はお馴染み「GREEN GREENS」で締め括る曲構成となっている。
『星のカービィ Wii』の楽曲の集大成といえる曲となっており、本作のエンディングに相応しい仕上がりと言えるだろう。

曲名については、本作の北米版タイトル『Kirby’s Return to Dream Land』から取ったものと思われる。
「Dream Land」とは、カービィたちが住むプププランドの英語名であるため、直訳すると「プププランドへの帰還」となる。
なお、この北米版タイトルは初代の英語名『Kirby's Dream Land』を意識して名付けられたものと思われる。本作は非常に開発が難航した作品で知られており、7年の歳月を経て完成した本作のタイトルに、初代タイトルを含ませた意味は軽いものではないだろう。
ちなみに、この曲の英語名は「Returning to Dream Land」と微妙に違う。

またスタッフクレジットのムービーは、SDX及び前作USDXエンディングを多大に意識したものとなっており、エクストラモードのうら・スタッフクレジットが特に分かりやすい。
なおムービーの最後にまだ見ぬ存在を示唆するスタイルは、以降の作品にも受け継がれている。


異空(いくう)をかけ チカラを(すべ)(あつ)め、
まるで ()まれかわった ような
旅人(たびびと)マホロア! いつの()
トモダチのため( )に、そのチカラを
使(つか)(とき)がくるかも…こないかも?


リメイク作『星のカービィ Wii デラックス』の追加エピソード「マホロアエピローグ」のエンディングの一部にも、本編のエンディング曲であるこの曲のフレーズが使われている。
この曲は主に追加エピソードのメインテーマである「断罪のマルスプミラ」と「CROWNED」のフレーズを中心に構成されているのだが、前半の区切りとなる「Return to Dreamland」のフレーズを境に、ラスボス曲と同様にこの作品とは違う別の作品の曲のフレーズが流れてくる。
これまでの戦いの軌跡を振り返り、最後の異空間ゲートに飛び込むシーンの辺りから曲の輪郭が露になってくるのだが、それはカービィハンターズの「マックスハッピータウン!!」であった。
全てを見終わったとき、このエンディングこそが、エピソードの副題である「異空をかける旅人」の答えであることが分かるはずだ。
ちなみにこの曲の名は「あのパラレルを超えて、キミと」である。

過去ランキング順位

星のカービィ Wii「Return to Dreamland」

星のカービィ Wii デラックス「あのパラレルを超えて、キミと」


サウンドトラック

星のカービィ Wii ミュージックセレクション


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最終更新:2024年04月24日 16:35