FIRE FIRE◆5WJyYTYBtI
結局、俺は一人になった。
槍を持って鎧まで装備した、まるでゲームから出てきたような男。
片や、炎を纏い操る真赤なマント男。
しかも、お互い知り合いときた。
片や、炎を纏い操る真赤なマント男。
しかも、お互い知り合いときた。
「……聞きたいことは山ほどあるってのに」
炎男ことルビカンテは、自分の名を名乗ると「ゴルべーザ様を探さねば」などと言ってどこかへ消えてしまった。こんな森の中であんな炎男がぶらついてたら火事でもおきやしないか心配だ。
「でも、ルビカンテは悪い奴じゃあないのか……な。助けてくれたし」
今俺の手に握られているのは、一本のスパナ。かなり大きめで、工具としてだけでなく武器としても十分なサイズだ。
ルビカンテが去り際に渡してくれたものだ。本人は使わないから、らしい。確かに、漫画か何かからそのまま出てきたみたいな奴には不要な代物だろう。
一般ピープル・花村陽介にとっては、武器の存在は重要、ありがたく使わせてもらう。
元々は二本セットになっていたのだが、両手を塞ぐのはマズいと思ったのでもう一本はデイパックにしまうことにした。
ルビカンテが去り際に渡してくれたものだ。本人は使わないから、らしい。確かに、漫画か何かからそのまま出てきたみたいな奴には不要な代物だろう。
一般ピープル・花村陽介にとっては、武器の存在は重要、ありがたく使わせてもらう。
元々は二本セットになっていたのだが、両手を塞ぐのはマズいと思ったのでもう一本はデイパックにしまうことにした。
「俺の残りの支給品で武器になりそうなものといえば、こんなのだったもんなあ……」
デイパックを開けると嫌でも目に入る、スタンドマイク。
カラオケ大会でもやれってか。殺し合いよりはマシだな、うん。でもここで歌うと殺されるよな、俺。
……ってか、なんでこのサイズのデイパックにこんなスタンドマイクがそのまま収まってるんだ!?
カラオケ大会でもやれってか。殺し合いよりはマシだな、うん。でもここで歌うと殺されるよな、俺。
……ってか、なんでこのサイズのデイパックにこんなスタンドマイクがそのまま収まってるんだ!?
「……四次元ポケット?」
……あまり驚かない自分に驚いた。
テレビの事件で慣れたんだな、俺。
スパナをしまい、デイパックを閉じて立ち上がる。
コンパスと地図を確認する。目指すタウロスタウンは東。こんな森をうろつくより、町に出れば何かわかるだろ。
テレビの事件で慣れたんだな、俺。
スパナをしまい、デイパックを閉じて立ち上がる。
コンパスと地図を確認する。目指すタウロスタウンは東。こんな森をうろつくより、町に出れば何かわかるだろ。
「よし、行くか!」
一人作戦会議終了。
さっきより少し慎重に足を踏み出し、歩き出した。
さっきより少し慎重に足を踏み出し、歩き出した。
◆
「花村陽介、か……」
先程邂逅した少年、花村陽介。
見たところ、何の力も持たない、ただの人間。
しかし、私の心には何かひっかかるものがあった。
先程は助けに入ってしまったが、もし助けが入らなければ奴はどうしていたのだろうか?
花村は間違いなくただの人間、しかも戦いの心得もないような少年だった。
だが――私がカインを止めに入らなかったとしても、奴が槍に突き刺されて死ぬような気が、しなかった。
私はゴルべーザ様を信じているが、私自身の感覚も同様に信じている。
何か……見えない力が、花村陽介にはある。私の直感がそう言っている。
よって、私は一旦花村と別れる事にした。奴が本当に得体の知れぬ力を持っているのならば、私が味方せずともこの殺し合いとやらを生き延びる事は出来るだろう。
死んでしまうようならそれまで、だ。
見たところ、何の力も持たない、ただの人間。
しかし、私の心には何かひっかかるものがあった。
先程は助けに入ってしまったが、もし助けが入らなければ奴はどうしていたのだろうか?
花村は間違いなくただの人間、しかも戦いの心得もないような少年だった。
だが――私がカインを止めに入らなかったとしても、奴が槍に突き刺されて死ぬような気が、しなかった。
私はゴルべーザ様を信じているが、私自身の感覚も同様に信じている。
何か……見えない力が、花村陽介にはある。私の直感がそう言っている。
よって、私は一旦花村と別れる事にした。奴が本当に得体の知れぬ力を持っているのならば、私が味方せずともこの殺し合いとやらを生き延びる事は出来るだろう。
死んでしまうようならそれまで、だ。
花村と別れ、随分歩いた。木々はいっそう生い茂り、月の光もあまり届かぬ道を進んでいく。
目指すはあの巨大な木。地図では世界樹となっていたが……相当な大きさの木だ。ずっと見えているのに、これほど歩いてもまだその下にたどり着くことが出来ない。
木々をかきわけるように進む。進む。
その時だった。
目指すはあの巨大な木。地図では世界樹となっていたが……相当な大きさの木だ。ずっと見えているのに、これほど歩いてもまだその下にたどり着くことが出来ない。
木々をかきわけるように進む。進む。
その時だった。
巨大な世界樹に、一本の閃光が走る。
同時にその光は炎と変わり、木を侵食し始めた。
同時にその光は炎と変わり、木を侵食し始めた。
「なんだ、あれは!」
猛烈な炎が、世界樹を焼き尽くそうとしているのが、この離れた場所からでもよく見える。
おそらく、あの勢いだと世界樹が倒れるのも時間の問題だろう。
おそらく、あの勢いだと世界樹が倒れるのも時間の問題だろう。
私は世界樹へ向けた足を早め、走り出した。
あれほどの巨大な木を燃やす程の力を持つ者は、そうそう居ない。
かなりの手練れ、しかもあれほどの力を放ったということは、それ相応の敵が居たという事。
炎を上げ、木々を焼きながら走り続ける。
一体誰が、あの世界樹の下に居るというのか! それを思うと、私はもう走る事をやめることができない。
もしかすると、ゴルべーザ様があそこにいらっしゃるのかもしれない。
そうでなくても――戦いが待っている。
あれほどの巨大な木を燃やす程の力を持つ者は、そうそう居ない。
かなりの手練れ、しかもあれほどの力を放ったということは、それ相応の敵が居たという事。
炎を上げ、木々を焼きながら走り続ける。
一体誰が、あの世界樹の下に居るというのか! それを思うと、私はもう走る事をやめることができない。
もしかすると、ゴルべーザ様があそこにいらっしゃるのかもしれない。
そうでなくても――戦いが待っている。
高まる期待に応えるように、炎が燃え上がる。
戦士、ルビカンテは行く、強者を求めて。
【B-3 森/一日目/黎明】
【ルビカンテ@ファイナルファンタジー4】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品未確認×2
基本方針:ゴルべーザ様を探し、指示に従う。強者との戦いを望む。
1:世界樹へ向かう
2:花村陽介か・・。
※作中からの登場時期はカインと面識がある以降、時期不明としておきます。
【ルビカンテ@ファイナルファンタジー4】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品未確認×2
基本方針:ゴルべーザ様を探し、指示に従う。強者との戦いを望む。
1:世界樹へ向かう
2:花村陽介か・・。
※作中からの登場時期はカインと面識がある以降、時期不明としておきます。
◆
「なんだよ、あれ!?」
森を抜け、ふと振り向くと、世界樹が燃え上がっていた。
――まさか、ルビカンテか!?
炎を操っていたあいつなら、あんな事も簡単にできそうだ。なんだか「俺は強いぞ」オーラ出てたし。実際、槍男はビビって逃げたし。
別れて良かったのか、悪かったのか……とにかく、あの世界樹の下にはルビカンテかそれくらいヤバい奴が居るに違いない。
「向こうには行けねえな……」
少し急ぎ足で進む。街は……見えた!おそらくあれがタウロスタウンだ。
森を抜け、ふと振り向くと、世界樹が燃え上がっていた。
――まさか、ルビカンテか!?
炎を操っていたあいつなら、あんな事も簡単にできそうだ。なんだか「俺は強いぞ」オーラ出てたし。実際、槍男はビビって逃げたし。
別れて良かったのか、悪かったのか……とにかく、あの世界樹の下にはルビカンテかそれくらいヤバい奴が居るに違いない。
「向こうには行けねえな……」
少し急ぎ足で進む。街は……見えた!おそらくあれがタウロスタウンだ。
もう一度、燃える世界樹を振り向く。
――あいつら、あそこに居ないだろうな……
名簿には、俺の仲間……瀬多、里中、天城の名前があった。
あいつらが、さっきの槍男みたいなヤバい奴に出会ってたら……
あいつらが、さっきの槍男みたいなヤバい奴に出会ってたら……
「……早く合流しねえとヤベーな」
心配より、信頼だ。あいつらならきっと大丈夫さ。
デイパックを背負いなおし、街へ向けて駆け出した。
【B-4 橋付近/一日目/黎明】
【花村陽介@ペルソナ4】
[状態]健康
[装備]熟練スパナ@ペルソナ4
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1(武器にはならない)、スタンドマイク@星のカービィ
[思考]
基本方針:殺し合いはしない。まず仲間達と合流、その後行動方針を決める
1:瀬多総司、里中千枝、天城雪子を探す為にタウロスタウンに行ってみる。
2:世界樹の方へはしばらく行かない
3:カインを警戒。
4:ペルソナが使えるか試したい。
※カインの名前はルビカンテがカインと呼ぶのを聞いています。
※ランダム支給品を一つ消費しました(ゴルフクラブ@ペルソナ4)
が戦闘により破損しました。
※作中からの登場時期に関しては真ルート突入前、ペルソナはジライヤ
足立に関しては頼りない刑事の印象です。
【花村陽介@ペルソナ4】
[状態]健康
[装備]熟練スパナ@ペルソナ4
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1(武器にはならない)、スタンドマイク@星のカービィ
[思考]
基本方針:殺し合いはしない。まず仲間達と合流、その後行動方針を決める
1:瀬多総司、里中千枝、天城雪子を探す為にタウロスタウンに行ってみる。
2:世界樹の方へはしばらく行かない
3:カインを警戒。
4:ペルソナが使えるか試したい。
※カインの名前はルビカンテがカインと呼ぶのを聞いています。
※ランダム支給品を一つ消費しました(ゴルフクラブ@ペルソナ4)
が戦闘により破損しました。
※作中からの登場時期に関しては真ルート突入前、ペルソナはジライヤ
足立に関しては頼りない刑事の印象です。
【熟練スパナ@ペルソナ4】
大きなスパナ。二本セット。ゲーム中では花村陽介の使用武器。工具としても使える。
大きなスパナ。二本セット。ゲーム中では花村陽介の使用武器。工具としても使える。
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