放送五分前 -始まりの終わり- ◆.dRwchlXsY
辺りはうっすらとした鼠色で覆われ、少しばかりひんやりとした空気が漂っている。
余す所無く黒色の闇に染まっていたこの島も、今はすっかり明るい色を取り戻したようだ。
夜明けが近づいていた。
そんなしんと静まり返った場所に一つの影が見える。
その影は"ギンガ団"と呼ばれる組織を束ねる長として君臨していた。
名はアカギ。
ギンガ団は表向きは新エネルギーの開発、研究をしている研究機関として知られている。
しかし、その実態は世界を壊滅させて、新たな世界を生み出すのが目的の集団である。
余す所無く黒色の闇に染まっていたこの島も、今はすっかり明るい色を取り戻したようだ。
夜明けが近づいていた。
そんなしんと静まり返った場所に一つの影が見える。
その影は"ギンガ団"と呼ばれる組織を束ねる長として君臨していた。
名はアカギ。
ギンガ団は表向きは新エネルギーの開発、研究をしている研究機関として知られている。
しかし、その実態は世界を壊滅させて、新たな世界を生み出すのが目的の集団である。
静寂に包まれた草原を歩きながらアカギは考える。
今の私に必要なもの、それは"有益な情報"と"優秀な手駒"だ。
この状況を打破し――いや、この試練を突破するためにはどちらも必要不可欠だ。
特に情報。
参加者の素性、性格や能力、危険人物の存在。
それらを知っているか否かで難易度は大きく変わる。
これまでの件からも分かる通り、この島には様々な世界の住人が集められている。
異なる世界の住人が持つ、それぞれの情報を利用すれば必ず何かが見えるはずだ。
だから、一刻も早く他の参加者たちと合流する必要がある。
勿論、先のバルバリシアのような凶人ではなく、善人や優秀な者とだが。
この状況を打破し――いや、この試練を突破するためにはどちらも必要不可欠だ。
特に情報。
参加者の素性、性格や能力、危険人物の存在。
それらを知っているか否かで難易度は大きく変わる。
これまでの件からも分かる通り、この島には様々な世界の住人が集められている。
異なる世界の住人が持つ、それぞれの情報を利用すれば必ず何かが見えるはずだ。
だから、一刻も早く他の参加者たちと合流する必要がある。
勿論、先のバルバリシアのような凶人ではなく、善人や優秀な者とだが。
アカギは先刻の研究所でのことを思い返していた。
風を操るという、人間では為せぬ力を持つ魔物バルバリシア。
無能な女だったが、あの力には少々驚いた。
もう少し利口な頭を持っていたら、おそらく私は生きてはいないだろう。
そういう意味で私は幸運だったといえる。
しかし、参加者の持つ力のレベルとはどれ程なのだろうか。
名簿を見るに、おそらく私やレッド(まだ本人かどうかは未確認だが)のような一般人が参加しているのは確認できる。
バルバリシアレベルなら私でもそれなりに対抗できると思うが、問題はそれ以上の力の持ち主。
例えば、私の策略を問答無用でねじ伏せるような相手に遭遇したら、私はあっという間に殺されてしまうだろう。
他の参加者との合流や、強力な支給品を手に入れることが出来れば多少は違うのだろうが。
現状、今の私の手駒ではいささか心許ない。
それでも、ポケモンを二体所持できたのは不幸中の幸いだろう。
まだ使い慣れていないと言え、リザードンもケーシィも優れたポケモンだ。
だが、彼らには何より知能が足りない。
私の考えを聞き、意見し、従う優秀な手駒が必要なのだ。
できれば利害が一致する者がいいのだが。
とにかくだ、利用できるものは何でも利用しなければ、この殺し合いでは生き残れない。
無能な女だったが、あの力には少々驚いた。
もう少し利口な頭を持っていたら、おそらく私は生きてはいないだろう。
そういう意味で私は幸運だったといえる。
しかし、参加者の持つ力のレベルとはどれ程なのだろうか。
名簿を見るに、おそらく私やレッド(まだ本人かどうかは未確認だが)のような一般人が参加しているのは確認できる。
バルバリシアレベルなら私でもそれなりに対抗できると思うが、問題はそれ以上の力の持ち主。
例えば、私の策略を問答無用でねじ伏せるような相手に遭遇したら、私はあっという間に殺されてしまうだろう。
他の参加者との合流や、強力な支給品を手に入れることが出来れば多少は違うのだろうが。
現状、今の私の手駒ではいささか心許ない。
それでも、ポケモンを二体所持できたのは不幸中の幸いだろう。
まだ使い慣れていないと言え、リザードンもケーシィも優れたポケモンだ。
だが、彼らには何より知能が足りない。
私の考えを聞き、意見し、従う優秀な手駒が必要なのだ。
できれば利害が一致する者がいいのだが。
とにかくだ、利用できるものは何でも利用しなければ、この殺し合いでは生き残れない。
それからしばらくアカギは歩き続けた。
もちろん最善の注意を怠ることなく、周囲に気を配りながら一歩一歩慎重に進めるのは忘れない。
そうしている間にも島には徐々に光が射しこみ、辺りの情景は刻々と変わり続ける。
そしてアカギは歩みを止め、辺りを注意深く伺いながら近くの林に身を潜めた。
もちろん最善の注意を怠ることなく、周囲に気を配りながら一歩一歩慎重に進めるのは忘れない。
そうしている間にも島には徐々に光が射しこみ、辺りの情景は刻々と変わり続ける。
そしてアカギは歩みを止め、辺りを注意深く伺いながら近くの林に身を潜めた。
この先は先程研究所から見えた焚き火が上がっていた場所。
まだ何者かが潜んでいる可能性があるが――はたして接触すべきかどうか。
まず、このような状況・場所で焚き火を上げるなど、謂わば自殺行為。
自分の居場所をわざわざ晒すなど愚の骨頂。
それを知らないような参加者と接触、合流し行動を共にするのはリスクが高い。
もしくは、ワザと焚き火を上げ、参加者の目を引き、それに乗ってくる者を襲いにかかるような戦闘狂の可能性もある。
そんな輩はもっぱら御免だ。
ろくな会話もできないまま殺されるのが落ちだろう。
どちらにしろ、安易な接触は危険。
だが、接触に成功したときのメリットは十分ある。
さてどうするか。
まだ何者かが潜んでいる可能性があるが――はたして接触すべきかどうか。
まず、このような状況・場所で焚き火を上げるなど、謂わば自殺行為。
自分の居場所をわざわざ晒すなど愚の骨頂。
それを知らないような参加者と接触、合流し行動を共にするのはリスクが高い。
もしくは、ワザと焚き火を上げ、参加者の目を引き、それに乗ってくる者を襲いにかかるような戦闘狂の可能性もある。
そんな輩はもっぱら御免だ。
ろくな会話もできないまま殺されるのが落ちだろう。
どちらにしろ、安易な接触は危険。
だが、接触に成功したときのメリットは十分ある。
さてどうするか。
アカギは右手を顎に沿えて少し考え、そしてすぐに結論を出した。
彼にとっては容易な選択なのだろう。
彼にとっては容易な選択なのだろう。
やはり、近づいてみて少し様子を見てみるのが一番安全だろう。
しばらく観察し、有能そうな者なら合流、無能もしくは危険人物と感じたなら回避。
自分でも少し慎重すぎるとは思うが、このような状況ではむしろ全てにおいて慎重にいくべきだ。
石橋を叩いて渡るということわざもあるぐらいだ、別に間違いではない。
問題は、相手に気づかれずにうまく近づけるかどうか。
気配を探るのに長けた者がいてもおかしくはない。
だがまあ、焚き火をするような馬鹿相手なら、おそらく大丈夫だろう。
しばらく観察し、有能そうな者なら合流、無能もしくは危険人物と感じたなら回避。
自分でも少し慎重すぎるとは思うが、このような状況ではむしろ全てにおいて慎重にいくべきだ。
石橋を叩いて渡るということわざもあるぐらいだ、別に間違いではない。
問題は、相手に気づかれずにうまく近づけるかどうか。
気配を探るのに長けた者がいてもおかしくはない。
だがまあ、焚き火をするような馬鹿相手なら、おそらく大丈夫だろう。
アカギはそこまで考え、それから腕時計に視線を向けた。
午前五時五五分。
放送まであと五分か。
放送で得られる情報は大きい。
行動を起こすのは放送を聞いてからでも遅くはない。
私はこんな所では死ねない。
私の野望を達成するまでは。
新世界を創造し、その世界における神になる為にも――。
放送まであと五分か。
放送で得られる情報は大きい。
行動を起こすのは放送を聞いてからでも遅くはない。
私はこんな所では死ねない。
私の野望を達成するまでは。
新世界を創造し、その世界における神になる為にも――。
【A-4/一日目/早朝】
【アカギ@ポケットモンスターシリーズ】
[状態]:疲労(少) 、頬に貫通傷(治療済み)、全身に痣
[装備]:リザードン
[道具]:基本支給品一式、モンスターボール(ケーシィ)、モンスターボール(リザードン)、リポビタンD、治療道具一式
[思考]
基本方針:もとの世界に戻り、野望を達成する。自己保身優先。手段は問わない。
1:殺し合いに乗っていないように振舞い、仲間と情報を集める。
2:伝説のポケモンによって試されているのか?
3:主催者に反抗するか、殺し合いに乗るかは明確に決めていない(決めない)。
※ここが異世界であることを、なんとなく認識しはじめました。
※ケーシィは疲れています。
※リザードンを完璧に使いこなせません
※どこに向かうかは次の書き手にお任せします
【アカギ@ポケットモンスターシリーズ】
[状態]:疲労(少) 、頬に貫通傷(治療済み)、全身に痣
[装備]:リザードン
[道具]:基本支給品一式、モンスターボール(ケーシィ)、モンスターボール(リザードン)、リポビタンD、治療道具一式
[思考]
基本方針:もとの世界に戻り、野望を達成する。自己保身優先。手段は問わない。
1:殺し合いに乗っていないように振舞い、仲間と情報を集める。
2:伝説のポケモンによって試されているのか?
3:主催者に反抗するか、殺し合いに乗るかは明確に決めていない(決めない)。
※ここが異世界であることを、なんとなく認識しはじめました。
※ケーシィは疲れています。
※リザードンを完璧に使いこなせません
※どこに向かうかは次の書き手にお任せします
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