咲かせてみせよう悪の華 ◆OPQhKdPpSA
私は、この町を出るつもりでいた。
決められたレールの上じゃない。自分の力で自らの将来を掴みとるため、
どこか町の外へと飛んでいってしまいたいと思っていた。
だけど、こんな最悪なカタチで町から外へ出るなんて考えてもみなかった―――
決められたレールの上じゃない。自分の力で自らの将来を掴みとるため、
どこか町の外へと飛んでいってしまいたいと思っていた。
だけど、こんな最悪なカタチで町から外へ出るなんて考えてもみなかった―――
高いビルが立ち並ぶ街の中、取り残されていたかのごとく天城雪子は立っていた。
「ここ……どこなんだろう……」
やっと念願の稲羽市の外の世界に足を踏み入れた出たはずの地。
しかし、ここは雪子が望んでいた外の世界とは程遠いものだった。
しかし、ここは雪子が望んでいた外の世界とは程遠いものだった。
暗闇から現れた道化師のようなシャドウに似た化物に殺し合いの宣言をし、
目の前で若い外国人のような女性の首と胴体が別れ、その女性の亡骸に
知り合いなのであろう男性が駆け寄る光景を見た彼女は
外の世界に出れたことを歓喜することなんてできるはずがなかった。
目の前で若い外国人のような女性の首と胴体が別れ、その女性の亡骸に
知り合いなのであろう男性が駆け寄る光景を見た彼女は
外の世界に出れたことを歓喜することなんてできるはずがなかった。
雪子はひとまず手元にあったデイバッグを開き、中にあった地図を取り出した。
「街の中ってことはタウロスタウンか、カトリスシティだけど……」
雪子は地図を見ていた目線を周りの背景に目を移す。
街の他に建物が無いか確認するためだ。
ふと、見ると十字の形のものをてっぺんにつけた建造物が遠くに見えた。
街の他に建物が無いか確認するためだ。
ふと、見ると十字の形のものをてっぺんにつけた建造物が遠くに見えた。
「教会……じゃあ私のいるとこは、D-6の所みたいね」
位置を確認した雪子は次に白い紙を取り出す。どうやらこれがこの地にいる人の名簿らしい。
その名簿には自分の名前と自分がよく見知った仲間たちの名前が書かれていた。
その名簿には自分の名前と自分がよく見知った仲間たちの名前が書かれていた。
「瀬多君、花村君、千枝……!」
どれも昨日まで稲羽村で起こっている事件を解決するため、共に歩んできた仲間たちだ。
彼らと殺し合うことなんて、できるはずが無かった。
そして、最後に書かれた名……足立透。マヨナカテレビを利用し、猟奇殺人事件を起こした犯人。
彼らと殺し合うことなんて、できるはずが無かった。
そして、最後に書かれた名……足立透。マヨナカテレビを利用し、猟奇殺人事件を起こした犯人。
「みんなを捜さないと……」
みんながこの殺し合いにいて危険に晒されている。
そう思った雪子は居ても立ってもいられなかった。
名簿をしまい、雪子は駆け出そうとしたが、ふと思い立ったように立ち止まる。
そう思った雪子は居ても立ってもいられなかった。
名簿をしまい、雪子は駆け出そうとしたが、ふと思い立ったように立ち止まる。
「そういえば……ペルソナ、使えるのかな?」
マルクの「普段できないことができるようになる」という発言が気になった雪子は
自分のペルソナを出現させるため、精神を集中させる。
すると、雪子の頭上にタロットカードが現れる。
彼女がペルソナを召喚するときに現れる「女教皇」のカードだ。
自分のペルソナを出現させるため、精神を集中させる。
すると、雪子の頭上にタロットカードが現れる。
彼女がペルソナを召喚するときに現れる「女教皇」のカードだ。
「もしかして……」
雪子は表れたカードを手に取り、思い切り握り締める。
握り締められたカードはガラスのようにあっさりと砕けると同時に
雪子の前に、ピンクのチアガールの衣装を着た女性のような人物が姿を表す。
握り締められたカードはガラスのようにあっさりと砕けると同時に
雪子の前に、ピンクのチアガールの衣装を着た女性のような人物が姿を表す。
「やっぱり、ペルソナは使えるんだ……じゃあここはテレビの中?」
しかし、遠くまで見渡せる街の中。いつも冒険をしているテレビの中は周囲を覆い隠すような霧が出ているが、
この場所はその霧は全く発生していなかった。では、テレビの中ではないとしたら、ここはどこなのだろうか?
雪子が考えていると、不意に後ろから声が響く。
この場所はその霧は全く発生していなかった。では、テレビの中ではないとしたら、ここはどこなのだろうか?
雪子が考えていると、不意に後ろから声が響く。
「そこの娘。面白い力を持っているな……」
「――誰!?」
「――誰!?」
雪子が背後からした突然の声に驚きながら振り向く。
そこには青と黒を中心とした鈍重な鎧が雪子の方を見ていた。
そこには青と黒を中心とした鈍重な鎧が雪子の方を見ていた。
(何なんだろ、この人……鎧でも着て、ひょっとしてコスプレ?)
雪子はどこかのゲームで出てきそうな鎧の男を怪訝そうに見つめる。
「召喚士はほとんど消え去ったと聞いていたが……他にも生き残っていた者がいたか」
「召喚士って? ペルソナ使いのこと?」
「召喚士って? ペルソナ使いのこと?」
雪子は"召喚士"という聞き慣れない言葉を
「ペルソナ使い?聞いたことが無いな。まぁよい、これから死ぬ相手など誰だろうと関係の無いことだ」
「あなた……殺し合いにのってるの?」
「……そうだ、と言ったらどうする?」
「私が、止めてみせる」
「私が、止めてみせる」
(殺し合いにのったこの人を放っておいたら瀬多君たちにも危険な目に遭うかもしれない……
そんなこと絶対にさせない。)
そんなこと絶対にさせない。)
「いいだろう、ならば止めてみせよ、ペルソナ使いとやら!」
鎧の男は手の平を前にかざすと、火球が手のひらの前に現れる。
「―――まずは小手調べと行こうか」
火球は鎧の男の手を離れ、一直線に雪子の元へ飛んでいく。
しかし、その火球は目の前に立ち塞がったチアガールのような人物によって阻まれる。
チアガールは桜の花びらを彷彿とさせる手で飛んできた火球を弾く。
しかし、その火球は目の前に立ち塞がったチアガールのような人物によって阻まれる。
チアガールは桜の花びらを彷彿とさせる手で飛んできた火球を弾く。
「ほぅ……それが、お前の召喚獣といったところか」
「これが、みんなを守る力よ。お願い、コノハナサクヤ。力を貸して!」
「これが、みんなを守る力よ。お願い、コノハナサクヤ。力を貸して!」
コノハヤサクヤは鎧の男に向かって花びらを模した手を振るうと、
鎧の男は燃え盛る炎に包まれていく。
鎧の男は燃え盛る炎に包まれていく。
「やるではないか、だが……」
突如、鎧の男を纏っていた炎が掻き消えるかのごとく消え去り
鎧の男を中心に突風が吹き荒れる。
鎧の男を中心に突風が吹き荒れる。
「嘘っ、アギラオの炎を吹き飛ばした?」
「今のお前では私に勝てぬ」
鎧の男の放つ風が収まり、男は両手を前に差し出すと
辺りに冷たい空気が流れ始めた。
辺りに冷たい空気が流れ始めた。
「―――ブリザラ!」
鎧の男が魔法の詠唱を言い放った瞬間、コノハナサクヤの体が氷の結晶で包まれる。
コノハナサクヤは悶え苦しむかのようにその身を歪ませる。
コノハナサクヤは悶え苦しむかのようにその身を歪ませる。
「キャアアッ!!」
コノハナサクヤは砕け散り、それと同じくして雪子も地面にへたり込むようにして倒れる。
「炎の魔法には、氷の魔法が最も効果的だ。勝負あったな」
ゴルベーザは再び火球を作りだす。
「灰になるがいい」
火球が雪子へ殺到する。
「そんな……このままじゃ……」
弱点をつかれ、動けない雪子は飛んでくる火球を見つめる以外のことはできなかった。
火球は爆ぜ、雪子の体は炎に包まれ、消し炭に。
火球は爆ぜ、雪子の体は炎に包まれ、消し炭に。
「ムッ……!?」
ならなかった。
煙が晴れ、鎧の男が目にしたのは倒れた雪子ではなく
先程までいなかった黄金に輝く剣を両手に持つ、青い髪の青年の姿であった。
煙が晴れ、鎧の男が目にしたのは倒れた雪子ではなく
先程までいなかった黄金に輝く剣を両手に持つ、青い髪の青年の姿であった。
「何故こんなことをするんだ、あの子はもう戦う力はないはずだ」
雪子の前に立ち塞がった男は鎧の男を睨みつける。
「この殺し合いの場で何を言う。相手が誰で、いかなる状態であろうと、ここでは意味の無いことだ」
鎧の男は突如乱入してきた男に当然のように答える。
「そうか……誰とでも構わないのなら、俺が相手になってやる」
青年は鎧の男に向かって、剣先を向ける。
「……いいだろう、お前の勇気に免じてこの場は引いてやろう。だが、次に会う時は容赦はせんぞ」
鎧の男は踵を返し、ゆっくりと街の闇の中へと消えていった。
鎧の男が姿を消したのを見届けると、青年は倒れていた雪子に手を差し伸べる。
鎧の男が姿を消したのを見届けると、青年は倒れていた雪子に手を差し伸べる。
「大丈夫か?怪我は?」
「えっ……まぁ、何とか」
青年の差し伸べられた手に掴まり、雪子はゆっくりと起き上がる。
「どうやら、無事のようだな」
青年は大事に至らなかった雪子を見て、ほっと胸をなで下ろす。
「あの……助けてくれてありがとうございます」
雪子は恥ずかしそうに下を向いて、青年に礼を言う。
「別にどうってことはない。君のような子が死んでいくのは見たくないだけだ」
「あなたは、殺し合いにのってませんよね?」
「もちろん。軍人でもない人達が殺し合いに巻き込まれるなんて間違っている」
雪子の問い掛けに、青年はきっぱりと言い放つ。
「あの……私天城雪子って言います。一緒に来てくれませんか」
「雪子か、俺はアイク。グレイル傭兵団団長だ。もちろん、聞かれるまでもない」
行動を共にすることを決めた雪子と青髪の青年アイクは
お互いの情報の交換を始める。
お互いに名簿を出し、知り合いの情報についての確認をする。
お互いの情報の交換を始める。
お互いに名簿を出し、知り合いの情報についての確認をする。
「名簿には知り合いはいなかったけど、この2人には注意しておいた方がいい」
「この2人は間違いなくこの殺し合いに乗っている。用心しておいた方がいい」
アイクの深刻そうな顔に言葉に雪子は分かりました。とうなづく。
「でも、いいんですか。アイクさん、私の友達を捜すのを手伝ってくれるなんて」
「ああ。雪子も、そして君の親友も死なせたくはない。それだけだ。」
アイクの言葉に雪子はぺこりと、おじぎをする。
「まずはここを探索しようか。まだ誰かいるかもしれないしな」
「はい、そうですね」
* * *
俺は雪子の後ろを歩きながら、名簿を見たときに芽生えた
一つの奇妙な感覚がずっと居座っていることを感じていた。
一つの奇妙な感覚がずっと居座っていることを感じていた。
あの時、全て終わったはずだった。
デイン王国との長く激しい戦いで、俺たちは四駿、アシュナードを倒し
クリミアに平和をもたらした。
クリミアに平和をもたらした。
はずなのに……
「アシュナード」 「漆黒の騎士」
俺がデイン王国との戦いの末、この手で倒した2人。
何故この名前が……ここにあるんだ。
何故この名前が……ここにあるんだ。
【D-6 カトリスシティ 深夜・一日目】
【天城雪子@ペルソナ4】
[状態]:SP消費(小)、小ダメージ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、不明支給品(1~3)
[思考]
基本方針:殺し合いを止める
1:瀬多君、花村君、千枝を捜す
2:アシュナード、漆黒の騎士、鎧の男、足立に警戒
※真ENDルート、イザナミと出会う前からの参戦です。
※ペルソナはコノハナサクヤです。
※アイクと情報交換しました。
[状態]:SP消費(小)、小ダメージ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、不明支給品(1~3)
[思考]
基本方針:殺し合いを止める
1:瀬多君、花村君、千枝を捜す
2:アシュナード、漆黒の騎士、鎧の男、足立に警戒
※真ENDルート、イザナミと出会う前からの参戦です。
※ペルソナはコノハナサクヤです。
※アイクと情報交換しました。
【アイク@ファイヤーエムブレム 蒼炎の軌跡】
[状態]:健康
[装備]:虹の剣@星のカービィシリーズ
[道具]:基本支給品一式、不明支給品(0~2)
[思考]
基本方針:殺し合いを終わらせる
1:雪子の知り合いを捜す
2:足立、鎧の男に警戒
3:アシュナード、漆黒の騎士が生きている……?
※エンディング後からの参戦です
※雪子と情報交換しました。
[状態]:健康
[装備]:虹の剣@星のカービィシリーズ
[道具]:基本支給品一式、不明支給品(0~2)
[思考]
基本方針:殺し合いを終わらせる
1:雪子の知り合いを捜す
2:足立、鎧の男に警戒
3:アシュナード、漆黒の騎士が生きている……?
※エンディング後からの参戦です
※雪子と情報交換しました。
* * * *
「……私も、甘くなったものだな」
ビルに囲まれたアスファルトの道路を鎧の男、ゴルベーザが一人、歩く。
全ての元凶、ゼムスを倒し全てが終わり、自分はフースーヤと共に、眠りについているはずだった。
しかし、急に声がして目が覚めると、あのマルクと名乗る道化師の殺し合いの場に遭遇していた。
全ての元凶、ゼムスを倒し全てが終わり、自分はフースーヤと共に、眠りについているはずだった。
しかし、急に声がして目が覚めると、あのマルクと名乗る道化師の殺し合いの場に遭遇していた。
「私の罪は寝て過ごすほど、楽には償えぬ。ということか」
殺し合いの会場に飛ばされたゴルベーザの心はすでに決まっていた。
かつて自分がして来たような行為をあえて行い、殺し合いに抗う者たちの結束を深めようと
そして、自分は殺し合いに乗った極悪非道の悪漢として、抗う者たちの手で討たれることで
罪を償おうと決意したのだ。
かつて自分がして来たような行為をあえて行い、殺し合いに抗う者たちの結束を深めようと
そして、自分は殺し合いに乗った極悪非道の悪漢として、抗う者たちの手で討たれることで
罪を償おうと決意したのだ。
「……願わくばその役目、お前であってほしいものだ」
ゴルベーザはふと、まだ夜も開けぬ空を見る。
ゴルベーザの脳裏には、首と体を分けられたローザに駆けより、
今にも倒れそうなセシルの顔を思い出す。
ゴルベーザの脳裏には、首と体を分けられたローザに駆けより、
今にも倒れそうなセシルの顔を思い出す。
「セシル……ローザと死に別れ、残されたお前はどう動く」
どん底に落ちてもなお、茨道を切り拓こうとのなら良し。亡き想い人を求める余り、
修羅の道を行くのならそれまでだ」
どん底に落ちてもなお、茨道を切り拓こうとのなら良し。亡き想い人を求める余り、
修羅の道を行くのならそれまでだ」
セシルが光の道か闇の道。どちらの道を歩むのか
ゴルベーザは輝く星と月を見上げながら自分の唯一の弟の道を案じる。
ゴルベーザは輝く星と月を見上げながら自分の唯一の弟の道を案じる。
「セシル……我が弟よ。お前は光の道へ進め。
この暗き、闇の道を進むのは私だけで十分だ」
この暗き、闇の道を進むのは私だけで十分だ」
【D-6 カトリスシティ 一日目・深夜】
【ゴルベーザ@ファイナルファンタジー4】
[状態]:鎧に少し焦げ目、魔力消費(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、不明支給品(1~3)
[思考]
基本方針:殺し合いにあえて乗り、殺し合いに抗う者たちの結束を固める
1:殺し合いに抗う者たちと戦う。
2:殺し合いに乗っている者達も抗う者達に有利になるように力を削ぐ
3:青髪の男(アイク)とはいずれ決着をつける
4:セシルに会い、彼の進展を見極める。闇の道に行ったのなら……
5:最終的には自分の引導を渡してもらう。(できればセシル)
※エンディング後からの参戦です
【ゴルベーザ@ファイナルファンタジー4】
[状態]:鎧に少し焦げ目、魔力消費(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、不明支給品(1~3)
[思考]
基本方針:殺し合いにあえて乗り、殺し合いに抗う者たちの結束を固める
1:殺し合いに抗う者たちと戦う。
2:殺し合いに乗っている者達も抗う者達に有利になるように力を削ぐ
3:青髪の男(アイク)とはいずれ決着をつける
4:セシルに会い、彼の進展を見極める。闇の道に行ったのなら……
5:最終的には自分の引導を渡してもらう。(できればセシル)
※エンディング後からの参戦です
【支給品紹介】
【虹の剣@星のカービィシリーズ】
虹の島々の秘宝・虹のかけらを7つ集めることで完成する光り輝く剣。
相手の発射する弾を跳ね返すことができる。
虹の島々の秘宝・虹のかけらを7つ集めることで完成する光り輝く剣。
相手の発射する弾を跳ね返すことができる。
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