アフターダーク ◆S33wK..9RQ
あの頃は必死に何かを追い求めていた。
ポケモンマスターになるのが僕の夢だった。しかし夢というもの、それは何とも儚い物で、叶えた瞬間消えうせるものだ。
達成感。そして数日間に及ぶ高揚感。しかし日にちを追う事にそれは消えうせていく。
気分転換にチャンピオンロードを回ったり、またジョウト地方やシンオウ地方への遠出。
それでもこの燃え尽き症候群(バーンアウト)をどうにかすることができなかった。
ふと、親友であり、嘗てライバルだったグリーンに相談をしてみた。なぜ『嘗て』だったという表現をつけたかは、彼では僕のライバルをもう務める事はできなくなったからだ。
彼はもう弱くなっていた。いや、僕が強くなりすぎたのかもしれない。
だけど彼は僕の事をよく思い、奇妙な信頼関係が生まれていた。だからこそトキワジムのジムリーダーになれたのかもしれない。
彼は『シロガネ山に行ってみたらどうだ?』と僕に言ってきた。
シロガネ山だって?冗談じゃない。あそこは人間が入ってはいけない場所だ。完全にポケモンしかおらず、尚、そのポケモンもとても強い。
だけど、グリーンの目を見ると……どうやら冗談ではないらしい。これをどうにかするにはそこに向かうしかないらしい。
自身は無いけれど……。
でも、僕の不安な気持ちはすぐになくなった。旅を続け、戦い続けた僕は、もはやシロガネ山のポケモンでさえ相手にならなくなった。
これで、僕の相手はいない。完全な無。シロガネ山の最深部で寝転がる。
ふと、昔の剣豪、宮本武蔵を思い出す。彼みたいにポケモンの五輪の書でも書こうか。
……馬鹿馬鹿しい。僕はまだそんなに歳をとっていない。
僕は目を閉じる。
そんなシロガネ山を何日、何ヶ月、そして3年と少し。彼が、――――が僕の事を尋ねる数日前。
僕はなんだか懐かしい夢を見た。まだポケモンがいない世界、人間もいない世界。そんな世界を僕は歩く。そして目の前に、彼が現れた。
ポケモンマスターになるのが僕の夢だった。しかし夢というもの、それは何とも儚い物で、叶えた瞬間消えうせるものだ。
達成感。そして数日間に及ぶ高揚感。しかし日にちを追う事にそれは消えうせていく。
気分転換にチャンピオンロードを回ったり、またジョウト地方やシンオウ地方への遠出。
それでもこの燃え尽き症候群(バーンアウト)をどうにかすることができなかった。
ふと、親友であり、嘗てライバルだったグリーンに相談をしてみた。なぜ『嘗て』だったという表現をつけたかは、彼では僕のライバルをもう務める事はできなくなったからだ。
彼はもう弱くなっていた。いや、僕が強くなりすぎたのかもしれない。
だけど彼は僕の事をよく思い、奇妙な信頼関係が生まれていた。だからこそトキワジムのジムリーダーになれたのかもしれない。
彼は『シロガネ山に行ってみたらどうだ?』と僕に言ってきた。
シロガネ山だって?冗談じゃない。あそこは人間が入ってはいけない場所だ。完全にポケモンしかおらず、尚、そのポケモンもとても強い。
だけど、グリーンの目を見ると……どうやら冗談ではないらしい。これをどうにかするにはそこに向かうしかないらしい。
自身は無いけれど……。
でも、僕の不安な気持ちはすぐになくなった。旅を続け、戦い続けた僕は、もはやシロガネ山のポケモンでさえ相手にならなくなった。
これで、僕の相手はいない。完全な無。シロガネ山の最深部で寝転がる。
ふと、昔の剣豪、宮本武蔵を思い出す。彼みたいにポケモンの五輪の書でも書こうか。
……馬鹿馬鹿しい。僕はまだそんなに歳をとっていない。
僕は目を閉じる。
そんなシロガネ山を何日、何ヶ月、そして3年と少し。彼が、――――が僕の事を尋ねる数日前。
僕はなんだか懐かしい夢を見た。まだポケモンがいない世界、人間もいない世界。そんな世界を僕は歩く。そして目の前に、彼が現れた。
「……っ!」
僕はその痛みに溜まらず目を開けた。
ここは森のど真ん中。寝返りを右に向けて打ってしまったらしい。痛覚は鈍っているが、自分の右手に体重をかけてしまったのは間違いだったらしい。
サカキとの戦いで少し疲れていて、休息をとっていた所だ。……この様子を見ると自分はどうやら夢を見ていたらしい。それも昔の。
ああ、しかし昔のことなんて思い出すなんてなんとも奇妙なことだ。
シロガネ山の夢。今の自分には酷く皮肉なものだ。なぜこんな夢をみたのだろう。
ここは森のど真ん中。寝返りを右に向けて打ってしまったらしい。痛覚は鈍っているが、自分の右手に体重をかけてしまったのは間違いだったらしい。
サカキとの戦いで少し疲れていて、休息をとっていた所だ。……この様子を見ると自分はどうやら夢を見ていたらしい。それも昔の。
ああ、しかし昔のことなんて思い出すなんてなんとも奇妙なことだ。
シロガネ山の夢。今の自分には酷く皮肉なものだ。なぜこんな夢をみたのだろう。
ぐぅ~
「……………。」
……そういえば自分は食事を一度も取っていなかった。この状態で戦闘に巻き込まれたりしたら問題だろう。
もっとも万全の状態でも僕はかなり弱いから意味ないと思うけど。
デイパックから取り出したのはプラスチックの袋に入ったメロンパンみたいなパン。
テカテカと光沢している以前に、包装されたプラスチックに成分表も何もかかれていないのを見ると、ちょっと安心できない。
それでもお腹がすいているのにはかわらない。なので意を決してそのパンを一口噛んだ。
――――なんだこれ。口の中、パッサパサじゃん。パッサパサだよマルク!お口の中、パッサパサだよ!
しかも喉に詰まる。無駄に詰まる。仕様が無いのでペットボトルの水で流し込む。
というよりか、味が無い。この光沢の部分は砂糖が塗られているのかと思ったけど、そんなことはなかった。
サファリパークで間違えて食べたコイキング用の餌を思い出す。確かこんな味だった。うん。
だけどこんな味でも食料には変わりない。黙って口に押し込んでいく。完食。
正直酷い朝ごはんだった。デイパックを除くとまだパンが数個入っている。……食べたくない。
無言でデイパックを閉じ、立ち上がる。……が、やめた。
デイパックの中で光っているものが気になり、取り出す。クリスタル。その光が美しくて、抱きしめる。
これはいったいなんなのだろうか。なぜあの研究所に隠されていたのだろうか?
もっとも万全の状態でも僕はかなり弱いから意味ないと思うけど。
デイパックから取り出したのはプラスチックの袋に入ったメロンパンみたいなパン。
テカテカと光沢している以前に、包装されたプラスチックに成分表も何もかかれていないのを見ると、ちょっと安心できない。
それでもお腹がすいているのにはかわらない。なので意を決してそのパンを一口噛んだ。
――――なんだこれ。口の中、パッサパサじゃん。パッサパサだよマルク!お口の中、パッサパサだよ!
しかも喉に詰まる。無駄に詰まる。仕様が無いのでペットボトルの水で流し込む。
というよりか、味が無い。この光沢の部分は砂糖が塗られているのかと思ったけど、そんなことはなかった。
サファリパークで間違えて食べたコイキング用の餌を思い出す。確かこんな味だった。うん。
だけどこんな味でも食料には変わりない。黙って口に押し込んでいく。完食。
正直酷い朝ごはんだった。デイパックを除くとまだパンが数個入っている。……食べたくない。
無言でデイパックを閉じ、立ち上がる。……が、やめた。
デイパックの中で光っているものが気になり、取り出す。クリスタル。その光が美しくて、抱きしめる。
これはいったいなんなのだろうか。なぜあの研究所に隠されていたのだろうか?
「……!」
正直、その考えが浮かんだ時にはもう遅かった。これを餌にして他の参加者との交渉ができるじゃないか。
なんでこんな簡単なことが思いつかなかったのだろうか。……いや、仕様が無いことだろう。これはそれを忘れさせるぐらい美しいのだから。
だが、問題点がある。このクリスタルの活用方法だ。
はい、今日、ご紹介する商品はクリスタルでーす。なんとこれ、鑑賞の他に鈍器に使えます!、とでも?酷くつまらない話じゃないか。
それに隠す必要があるというのはこれは重要なものなのではないのか?
今の自分には情報が少なすぎる。それ以前に出会った人物も少ない。タケシ、サカキ、そして巫女。
たった三人。しかも話が通じる相手でもなかった。他二名はこれをもっていなかった為に普通に襲撃して終わりになってしまった。
なんでこんな簡単なことが思いつかなかったのだろうか。……いや、仕様が無いことだろう。これはそれを忘れさせるぐらい美しいのだから。
だが、問題点がある。このクリスタルの活用方法だ。
はい、今日、ご紹介する商品はクリスタルでーす。なんとこれ、鑑賞の他に鈍器に使えます!、とでも?酷くつまらない話じゃないか。
それに隠す必要があるというのはこれは重要なものなのではないのか?
今の自分には情報が少なすぎる。それ以前に出会った人物も少ない。タケシ、サカキ、そして巫女。
たった三人。しかも話が通じる相手でもなかった。他二名はこれをもっていなかった為に普通に襲撃して終わりになってしまった。
僕はもう少し他の参加者と接触しなければならない。それも自分を守ってももらえるような屈強な戦士がいい。
ポケモンの様に感情があるなら僕も楽だ。……もっとも人を利用することなんてこれが最初で最後なのかもしれないけど。
「……!」
その時だった。違和感が急に僕を襲った。……この感じは……彼だ。
ポケモンの様に感情があるなら僕も楽だ。……もっとも人を利用することなんてこれが最初で最後なのかもしれないけど。
「……!」
その時だった。違和感が急に僕を襲った。……この感じは……彼だ。
☆ ☆ ☆
放送数分前。ルビカンテと陽介は歩きながら放送をいまかいまかと待ち構えていた。
だが、まだ放送は流れない。陽介は(まだかよ……凄い気まずいんだよこの空気……)とか思いながら少し前のルビカンテに視線を伸ばす。
……やっぱりすっぽんぽんなのか?でもすっぽんぽんで、見せてくれたらただの変態じゃないか。俺も、こいつも。
「なぁ、お前、趣味は?」
「強者との正々堂々なる戦いだ」
……会話が続かない。だが、奇妙で面白い。そして切ない。なんだこの某RPGみたいな……。まぁとりあえず自分はこうやって無駄な会話を続けていた。
情報交換もロクにせずに。情報交換よりルビカンテに質問しているほうが面白い、という理由でだ。
「……お前ってそんなんなんだ。好きなアーティストと女優とか居ないの?りせちーとかも知らない?」
「……アーティストか?若い頃はよく音楽をよく聞いていたな。私のオススメは『超絶美人静寂狂乱殺戮破壊性欲天……
「まった!んだそのアーティスト!?」
会話が弾まない。否、会話が噛みあわない。このよくわからない話を楽しんでいたのだが。
「(……んー、まさかとは思うが……)」
情報交換をしていない理由は他にもあった。マヨナカテレビより面倒な事を増やしたくは無い、という理由からだ。
だが、それは聞かずにはいられない。
「……なぁ、ツンデレのルビカンテ」
「なんだツンデレ見習いの花村よ」
気がついたら自分はツンデレ見習いにされていた。まぁいいか。それより大事な事が聞きたかった。
「……もしかしてー、異世界出身だったりしますかー?」
だが、まだ放送は流れない。陽介は(まだかよ……凄い気まずいんだよこの空気……)とか思いながら少し前のルビカンテに視線を伸ばす。
……やっぱりすっぽんぽんなのか?でもすっぽんぽんで、見せてくれたらただの変態じゃないか。俺も、こいつも。
「なぁ、お前、趣味は?」
「強者との正々堂々なる戦いだ」
……会話が続かない。だが、奇妙で面白い。そして切ない。なんだこの某RPGみたいな……。まぁとりあえず自分はこうやって無駄な会話を続けていた。
情報交換もロクにせずに。情報交換よりルビカンテに質問しているほうが面白い、という理由でだ。
「……お前ってそんなんなんだ。好きなアーティストと女優とか居ないの?りせちーとかも知らない?」
「……アーティストか?若い頃はよく音楽をよく聞いていたな。私のオススメは『超絶美人静寂狂乱殺戮破壊性欲天……
「まった!んだそのアーティスト!?」
会話が弾まない。否、会話が噛みあわない。このよくわからない話を楽しんでいたのだが。
「(……んー、まさかとは思うが……)」
情報交換をしていない理由は他にもあった。マヨナカテレビより面倒な事を増やしたくは無い、という理由からだ。
だが、それは聞かずにはいられない。
「……なぁ、ツンデレのルビカンテ」
「なんだツンデレ見習いの花村よ」
気がついたら自分はツンデレ見習いにされていた。まぁいいか。それより大事な事が聞きたかった。
「……もしかしてー、異世界出身だったりしますかー?」
☆ ☆ ☆
「………………いるんでしょ?」
そう、そこにいる何かに声をかける。だけど、返ってはこない。当然だろう。あのポケモンは人の目の前に現れる事は、まずない。
何年か前に一度だけお目にかかれたのを思い出す。それ以降、僕はそのポケモンに付きまとわれているが、僕の目の前に現れることは無かった。
近くにはいる、だけど、見えない。シロガネ山に篭ってた時はずっとそうだ。もしやここにも付いてきているとは予想もしていなかった。
「なんで僕の事を付きまとうの?」
返事はない。彼だからこそ。だからこうやって時間を戻すのも容易いのだろう。
だが、僕は彼を心底嫌っていた。僕は、ポケモンを道具扱いにしていた。なのに、このポケモンはずっと僕を見てきている。
まるで、ママの様に優しく。僕を見守っているのだ。少なくとも僕が殿堂入りしたあたりから。
「君にはこんなことをしてもメリットはない。でも君はずっと僕を見ている」
―――悲しみが、僕を覆う。これは僕の感情ではない。僕を見ている彼の感情だ。
彼はテレパシーで僕に疎通を行う。だけど、正直にいうと彼は鬱陶しい。僕の事を嘲笑しているようにも感じ、ママのような優しさを匂わせる。
「…………僕にもう付きまとわないで」
僕はその場からデイパックを肩に掛け、走り出す。そのポケモンから逃げる様に。
何年か前に一度だけお目にかかれたのを思い出す。それ以降、僕はそのポケモンに付きまとわれているが、僕の目の前に現れることは無かった。
近くにはいる、だけど、見えない。シロガネ山に篭ってた時はずっとそうだ。もしやここにも付いてきているとは予想もしていなかった。
「なんで僕の事を付きまとうの?」
返事はない。彼だからこそ。だからこうやって時間を戻すのも容易いのだろう。
だが、僕は彼を心底嫌っていた。僕は、ポケモンを道具扱いにしていた。なのに、このポケモンはずっと僕を見てきている。
まるで、ママの様に優しく。僕を見守っているのだ。少なくとも僕が殿堂入りしたあたりから。
「君にはこんなことをしてもメリットはない。でも君はずっと僕を見ている」
―――悲しみが、僕を覆う。これは僕の感情ではない。僕を見ている彼の感情だ。
彼はテレパシーで僕に疎通を行う。だけど、正直にいうと彼は鬱陶しい。僕の事を嘲笑しているようにも感じ、ママのような優しさを匂わせる。
「…………僕にもう付きまとわないで」
僕はその場からデイパックを肩に掛け、走り出す。そのポケモンから逃げる様に。
――――大丈夫。君は、きっと、思い出すよ。君はやさしいから。
☆ ☆ ☆
「……ふむ、十人も逝ったか。我が戦友、バルバリシアとリディアも。野蛮であったが、バルバリシアはとても強かった。リディアも優しい召喚士であり、彼女の召喚魔法には梃子摺らされた。彼女達は素晴らしい戦士だった。言うなれば、『ツンデレ』だ」
「……そうかい」
もはや『ツンデレ』に突っ込む理由はない。ツンデレとは敬意ある戦士に送る言葉、ということにしておけば面倒事は起きない。
だが、それはどうでもいい。
「……10人も死んだ」
「ああ、戦って死んだ者もいれば、造作なく死んでいった者もいるだろうな」
「過程なんてどうでもいい。俺は」
結果として10は死んだ。これはこの狂った遊戯に乗った人物が多いということだ。
「俺は、助けたい。死んじまった奴らに申し訳ない。だから……」
その言葉の意図が理解できたルビカンテはため息をつき、花村に言葉を突きつけた。
「私は、お前の様に勇気あるものが好きだ。……だが、そういった感情に振り回される人間が……残念だが強くはなれない」
「俺は!そこにあるものが守れれば別に強くなくたっていい!生きたいように生きて、それが弾みで死んじまっても、それが本望だ!」
ルビカンテが言うのを花村は遮り強く言う。
そうだ。俺は、そして皆は生きなければならない。そうしなければ今日を生きられなかった先輩にも申し訳ない。
俺は精一杯生きるんだ。
「……そうか」
だが、反応があっけないもの。えっなにこれ。反応それだけ?てか、よく考えると、この台詞臭くね?
……なんだか凄い恥ずかしくなってきた気がする。人は死なせたくないんだけど、なにこれ恥ずかしい。
「……なんか反応薄いんだけど」
「……すまんな。死ぬ前を思い出してた」
「ああ、そう。…………は?」
おい、なにそれ、いま言う事か。
「お前によく似た忍者を知っている。奴も強い戦士だ。彼もツンデ……」
「ちょっまて。なにそれ。……ごめん。俺が悪かったから……情報交換をしよう」
「……そうかい」
もはや『ツンデレ』に突っ込む理由はない。ツンデレとは敬意ある戦士に送る言葉、ということにしておけば面倒事は起きない。
だが、それはどうでもいい。
「……10人も死んだ」
「ああ、戦って死んだ者もいれば、造作なく死んでいった者もいるだろうな」
「過程なんてどうでもいい。俺は」
結果として10は死んだ。これはこの狂った遊戯に乗った人物が多いということだ。
「俺は、助けたい。死んじまった奴らに申し訳ない。だから……」
その言葉の意図が理解できたルビカンテはため息をつき、花村に言葉を突きつけた。
「私は、お前の様に勇気あるものが好きだ。……だが、そういった感情に振り回される人間が……残念だが強くはなれない」
「俺は!そこにあるものが守れれば別に強くなくたっていい!生きたいように生きて、それが弾みで死んじまっても、それが本望だ!」
ルビカンテが言うのを花村は遮り強く言う。
そうだ。俺は、そして皆は生きなければならない。そうしなければ今日を生きられなかった先輩にも申し訳ない。
俺は精一杯生きるんだ。
「……そうか」
だが、反応があっけないもの。えっなにこれ。反応それだけ?てか、よく考えると、この台詞臭くね?
……なんだか凄い恥ずかしくなってきた気がする。人は死なせたくないんだけど、なにこれ恥ずかしい。
「……なんか反応薄いんだけど」
「……すまんな。死ぬ前を思い出してた」
「ああ、そう。…………は?」
おい、なにそれ、いま言う事か。
「お前によく似た忍者を知っている。奴も強い戦士だ。彼もツンデ……」
「ちょっまて。なにそれ。……ごめん。俺が悪かったから……情報交換をしよう」
花村は思った。わけわかんねー、と。死ぬ前?忍者?
ってか、まだ情報交換していなかったわけで。
ってか、まだ情報交換していなかったわけで。
☆ ☆ ☆
「……ん?」
「……どうしたのよ?」
「……どうしたのよ?」
モニターが何個も並ぶ部屋でイザナミが突拍子もなく声を上げる。いまマルクがこの部屋にはおらず休憩室でジュースでも飲んでいるのだろう。
入れ替わりにイザナミがやってきて永琳をため息をついた。
この部屋は殆どこの部屋ではあまり喋りたくないのが本音であり、イザナミがこの部屋にきても『ああ、そう』とか『へぇー』とかのあっけない返事を繰り返していて、結果としてイザナミも一言も喋らず、事務的な事をこなすだけになった。
イザナミはどうやら一番忙しいらしく色々は部屋を行き来している。まずはこのモニタールーム。なにを制御しているかわからないボイラー室。同じく用途不明の電源室。そして、……人質の部屋。
忙しい、忙しいと口に出すが、彼自身が望んだことだ。まぁ別に声をかけるきにもならなかった。
だが、今回のそれは先ほどの様子とは違った。驚嘆の意だった。
入れ替わりにイザナミがやってきて永琳をため息をついた。
この部屋は殆どこの部屋ではあまり喋りたくないのが本音であり、イザナミがこの部屋にきても『ああ、そう』とか『へぇー』とかのあっけない返事を繰り返していて、結果としてイザナミも一言も喋らず、事務的な事をこなすだけになった。
イザナミはどうやら一番忙しいらしく色々は部屋を行き来している。まずはこのモニタールーム。なにを制御しているかわからないボイラー室。同じく用途不明の電源室。そして、……人質の部屋。
忙しい、忙しいと口に出すが、彼自身が望んだことだ。まぁ別に声をかけるきにもならなかった。
だが、今回のそれは先ほどの様子とは違った。驚嘆の意だった。
「ここ、見て」
イザナミが指を刺す。幾つもあるモニターの中で一番目を弾く、赤と青と黄のサイケデリックなモニター。
つまりサーモグラフィーを指差す。永琳は管轄外の仕事だ、と一言呟こうとしたが、イザナミと同様の反応を見せた。
つまりサーモグラフィーを指差す。永琳は管轄外の仕事だ、と一言呟こうとしたが、イザナミと同様の反応を見せた。
「……この周辺にいる参加者は?」
「……えっと、まってね~かわいこちゃん~。……サカキ、博麗霊夢、東風谷早苗、雷電、アカギ、……『unknown』、レッド、ルビカンテ、花村陽介、だな。……ふーん、面白い反応だね」
「……『unknown』?」
「……えっと、まってね~かわいこちゃん~。……サカキ、博麗霊夢、東風谷早苗、雷電、アカギ、……『unknown』、レッド、ルビカンテ、花村陽介、だな。……ふーん、面白い反応だね」
「……『unknown』?」
永琳は歯軋りした。このタイミングで訳の分からない反応。機械の故障?
「……普通のカメラの映像は?」
「おいおい、これは俺の仕事さ。ただ単に気になっただけさ。君がそうやって反応をしてくれるのは嬉しいことだけど、この謎は俺が解明する」
「おいおい、これは俺の仕事さ。ただ単に気になっただけさ。君がそうやって反応をしてくれるのは嬉しいことだけど、この謎は俺が解明する」
それに、普通のカメラは設置していない、と付け加えるとは、自分を突っぱね、部屋を出て行った。モニターごと。代わりにマルクが戻ってきた。
「……あれ?イザナミが珍しく焦ってたのサ」
「私だって焦ってるわ。会場で参加者以外の人物がいるとしたら、ね。機械の故障だといいけど」
その一言を言うとマルクの顔はみるみる青くなっていく。自分もそれを見てさらに狼狽した。私達側と参加者以外が会場に降り立ってはいけない。
降り立ってしまったら私達も、参加者も最後だ。イザナミも最後の時を迎えるだろうが、自身の命なんてどうでもいいと思っている輩だ。
つまり実質的な被害を受けるのは、私達。ああ、困った。ここまで頑張ってこんな所で呆気無い最後というのは望んでは、いない……
「……あれ?イザナミが珍しく焦ってたのサ」
「私だって焦ってるわ。会場で参加者以外の人物がいるとしたら、ね。機械の故障だといいけど」
その一言を言うとマルクの顔はみるみる青くなっていく。自分もそれを見てさらに狼狽した。私達側と参加者以外が会場に降り立ってはいけない。
降り立ってしまったら私達も、参加者も最後だ。イザナミも最後の時を迎えるだろうが、自身の命なんてどうでもいいと思っている輩だ。
つまり実質的な被害を受けるのは、私達。ああ、困った。ここまで頑張ってこんな所で呆気無い最後というのは望んでは、いない……
一方、イザナミ。自分専用の部屋に戻り、モニターを設置、そしてデータ解析。データ解析、という芸当は先ほどまでできなかったが、できるように学んだ。
データを照合し、そこになにがいるのかを調べる。なぜいるのか。まばたきをせずに、その二つ、レッドの点を見つめる。
データを照合し、そこになにがいるのかを調べる。なぜいるのか。まばたきをせずに、その二つ、レッドの点を見つめる。
「……あららら、これは凄いもん見つけた。面白くは無い展開だ。……でも放って置いても問題はないか」
自分の思いすぎだったみたいだ。なに、ただ全知全能の神様が趣味の悪いストーカーをしているだけ。
レッド以外は誰も気付かないだろう。
自分もたまたま気付けただけだ。結果として永琳も気付いたが、彼女の心配事を増やしただけだった。それもそれで問題はない。
レッド以外は誰も気付かないだろう。
自分もたまたま気付けただけだ。結果として永琳も気付いたが、彼女の心配事を増やしただけだった。それもそれで問題はない。
「まぁ、俺ならこいつにぎりぎり勝てそうな感じだね。他の奴らにゃ無理だ。……お前、そんなにそいつが愛しいのかい」
レッドを示す点の近くに『unknown』と表示された点を見つめる。正直、こいつが自分達に干渉することはないだろう。
そして、参加者にも。否、干渉がほぼ不能だ。つまりこの画面に映るのは意識体だけであり、肉体は存在しない。
まぁ放っておいてもきっとこの催しに支障はないだろうし。
しかし、どこから彼は湧き出たのだろう。これは個人的に調べようかな。
そして、参加者にも。否、干渉がほぼ不能だ。つまりこの画面に映るのは意識体だけであり、肉体は存在しない。
まぁ放っておいてもきっとこの催しに支障はないだろうし。
しかし、どこから彼は湧き出たのだろう。これは個人的に調べようかな。
☆ ☆ ☆
「……魔法?月の民?......わからん」
「落ち着け。陽介よ。冷静に考えてみろ。戦士なら考える力も必要だぞ」
「ありえねー!ぜってーありえねえって!。ってかなんでお前はペルソナ使いについてはツッコミなしかよっ!?」
「落ち着け。陽介よ。冷静に考えてみろ。戦士なら考える力も必要だぞ」
「ありえねー!ぜってーありえねえって!。ってかなんでお前はペルソナ使いについてはツッコミなしかよっ!?」
陽介が叫ぶ。ルビカンテは頭をポリポリと掻き、陽介を諭す。だが意味は成さない。
だが、きっと陽介は自分でもわかっている。これはありえない内容だと。
だが、きっと陽介は自分でもわかっている。これはありえない内容だと。
「……陽介。私達にはいま目的がない。お前の言う襲った連中も見当たらなかった」
「じゃあどうするんだ?俺タウロスタウンに行きたいんだけど……」
「そうしよう。そこなら他の参加者がいるかもしれない」
「じゃあどうするんだ?俺タウロスタウンに行きたいんだけど……」
「そうしよう。そこなら他の参加者がいるかもしれない」
陽介の言っていたペルソナ使いとも一戦できるかもしれない。(日本という世界は滑稽な話で信じられないがペルソナは信じられた)
それに、今の自分はまだ戦闘という戦闘はしていなかった。カインの時も逃してしまった。
……あの時は、カインに幻滅していたところである。次に会ったときは、倒す。……否、殺す。
それに、今の自分はまだ戦闘という戦闘はしていなかった。カインの時も逃してしまった。
……あの時は、カインに幻滅していたところである。次に会ったときは、倒す。……否、殺す。
「そうと決まれば、行くか!」
「よし、ゆくぞ陽介」
そして二人は立ち上がる。
が、立ち上がるときに、陽介はルビカンテのマントを踏んでしまい転ぶ。
「えっ」
「なっ」
「なっ」
そして、なぜか、ルビカンテは陽介に覆いかぶさる様に倒れる。
「ああ、すまぬ」
「いってーな!……まぁいいか。早くそこをどけ!なんだこの体勢!?」
「いってーな!……まぁいいか。早くそこをどけ!なんだこの体勢!?」
マントだけ(見えるかぎり)で素足をチラチラさせる存在は異質であり、この体勢は危ない。
どこかの後輩を思い出すが……いや、あれはシャドウだったな。それを想像しないようにルビカンテにどいて貰おうと……
どこかの後輩を思い出すが……いや、あれはシャドウだったな。それを想像しないようにルビカンテにどいて貰おうと……
「む?」
「早くどけよっ!なにが『む?』だよっ!………え?」
「早くどけよっ!なにが『む?』だよっ!………え?」
視線を感じた。そしてその視線の先にいたのは黒髪の少年。片方の腕はわけのわからない方向を向いていて、こちらをみて呆然を立っていた。
「……その怪我は大丈夫か?少年。一人じゃ寂しいだろう。我々に混ざらないか?」
ルビカンテは少年のその怪我を見て、身を案じた。この殺し合い、まさかこんな少年が巻き込まれているとは想像もできなかった。
こんな陰惨な殺し合いに巻き込まれて声も出せないぐらいに怯えているじゃないか。保護しなければならない。
こんな陰惨な殺し合いに巻き込まれて声も出せないぐらいに怯えているじゃないか。保護しなければならない。
「…………おい、ルビカンテ。考えて物を言えよテメエ!!!」
だが、陽介がかなり怒る。なぜだ。こんな少年を保護しないとは……幻滅だ。こんな奴を弟子にした覚えはないぞ。
弱者は救うのが当たり前だというのに……。
弱者は救うのが当たり前だというのに……。
ルビカンテが軽蔑の視線を送られている陽介は思った。おい、この体勢でその台詞を言うのは不味いだろう。混ざるじゃなくて他にも言い回しがあっただろう……
いや本当に。なにこれ、ほら、少年が震えてるジャン……
いや本当に。なにこれ、ほら、少年が震えてるジャン……
「…………ホモの変態カップルだあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
「いやっ、違うんだよ少年Aよっ!!これはただ転んだだけであってっ!」
「む?どこにその変態がいるのだ?」
「おめえーだ馬鹿っ!おい、少年Aよ、俺達は無害……」
「ホモの変態カップルだあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
【レッド@ポケットモンスター】
[状態]:生足の変態のせいで 忘れちゃった
[装備]:はがねの剣、コルトパイソン(5/6、服の下に隠している)
[道具]:基本支給品一式、極細ワイヤー10m(残り5m)、はがねの剣@FE、コルトパイソン(5/6)@現実、クリスタル
[思考]
基本方針:生きて帰り、少年と再戦する
0:へんたいだあああああああああああああああああああ!!!
1:変態を滅する
[状態]:生足の変態のせいで 忘れちゃった
[装備]:はがねの剣、コルトパイソン(5/6、服の下に隠している)
[道具]:基本支給品一式、極細ワイヤー10m(残り5m)、はがねの剣@FE、コルトパイソン(5/6)@現実、クリスタル
[思考]
基本方針:生きて帰り、少年と再戦する
0:へんたいだあああああああああああああああああああ!!!
1:変態を滅する
【花村陽介@ペルソナ4】
[状態]変態。ツンデレ見習い、ルビカンテとカップル
[装備]熟練スパナ@ペルソナ4
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1(武器にはならない)、スタンドマイク@星のカービィ
[思考]
基本方針:殺し合いはしない。まず仲間達と合流、その後行動方針を決める
0:まてって!誤解なんだって!本当だって信じろって!しばいたろか少年Aよ!
1:おい、ルビカンテ、そこをどけ!いつまでそこにいるつもりなんだおめえーは!?
[状態]変態。ツンデレ見習い、ルビカンテとカップル
[装備]熟練スパナ@ペルソナ4
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1(武器にはならない)、スタンドマイク@星のカービィ
[思考]
基本方針:殺し合いはしない。まず仲間達と合流、その後行動方針を決める
0:まてって!誤解なんだって!本当だって信じろって!しばいたろか少年Aよ!
1:おい、ルビカンテ、そこをどけ!いつまでそこにいるつもりなんだおめえーは!?
【ルビカンテ@ファイナルファンタジー4】
[状態]ツンデレのルビカンテ、変態のルビカンテ、生足のルビカンテ。そして彼は伝説になった……
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品未確認×2
基本方針:ゴルべーザ様を探し、指示に従う。強者との戦いを望む。
0:変態はどこだ?
1:落ち着け陽介よ。少し下着が食い込んできて迂闊に体勢を崩せないのだ……
[状態]ツンデレのルビカンテ、変態のルビカンテ、生足のルビカンテ。そして彼は伝説になった……
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品未確認×2
基本方針:ゴルべーザ様を探し、指示に従う。強者との戦いを望む。
0:変態はどこだ?
1:落ち着け陽介よ。少し下着が食い込んできて迂闊に体勢を崩せないのだ……
☆ ☆ ☆
「永琳。残念だが、機械の故障だった」
「残念なのは貴方でしょう」
「残念なのは貴方でしょう」
そうイザナミに言うも、心臓の鼓動はずっと高鳴ったままだった。安心してしまい、大きくため息をつく。
それをイザナミに見られて、しまった、と思う。また何か面倒な言い回しで私達の精神状態を削り始めるのか。
だが、想像とは違ってイザナミは黙ってこちらの目を見てくる。
それをイザナミに見られて、しまった、と思う。また何か面倒な言い回しで私達の精神状態を削り始めるのか。
だが、想像とは違ってイザナミは黙ってこちらの目を見てくる。
「俺も心底嬉しいよ。参加者とこちら側、そして意思を持った支給品、ポケモンとか人形とか以外がこの会場に降り立ってしまったらこの計画は全て水の泡だ」
「確かに大変だったわね」
「確かに大変だったわね」
確かに大変だった。が、自分が焦るなんて性にはあわない。
さあ、原因を伝える用事はすんだのだから早くこの部屋から出て行ってくれ。
さあ、原因を伝える用事はすんだのだから早くこの部屋から出て行ってくれ。
「そういえば、支給品のポケモンってなんであんなに強いのサ?」
「殆どシロガネ山から連れてきたようなポケモンだからさ。あの山には『ひんし』なんて状態はないよ。人間は勿論、ポケモンも一撃で死ぬような強さだからね。コイキングでさえかなりのサイズだからアレが進化したらとんでもなくなるよ」
「殆どシロガネ山から連れてきたようなポケモンだからさ。あの山には『ひんし』なんて状態はないよ。人間は勿論、ポケモンも一撃で死ぬような強さだからね。コイキングでさえかなりのサイズだからアレが進化したらとんでもなくなるよ」
だが、マルクが素朴な疑問をイザナミにぶつける。それを予測していたかの様にイザナミはすぐに応答をする。
確かにそのことについては疑問に思っていたが、こいつに聞くのは癪だったので聞くことはしなかった、がマルクはそんなことは全然気にしないらしい。
確かにそのことについては疑問に思っていたが、こいつに聞くのは癪だったので聞くことはしなかった、がマルクはそんなことは全然気にしないらしい。
「そして、そのポケモンがゴロゴロしている山で3年も過ごした少年がレッド。彼は強いよ~。頭も良いし、皆無だった戦闘センスはいま急激に上がってる。そしてポケモンの知識は半端ない量を持っている。きっとポケモンの世界で一番優れてる」
「あら、急に参加者の話になったわね。私以外はまったく興味がないと思ってたわ」
「ハハハ、違う違う、トトカルチョでもやらないかっていう話を……」
「断るわ」
「自分もいいのサ」
マルクはこのときばかりはしっかりと否定してくれた。ああ、やはりこの子は良い子だ。
それをみたイザナミはムスッとした表情で自分達に背を向けて歌を口ずさみながら出口に足を進める。
「ナイアイフェイスアウトホルダーウト~♪」
「んー?イザナミ、なんの曲なのサ?」
「……誰だったけな。お気に入りなのに忘れちゃったぞ。まぁいいか。じゃ、俺は戻るよ。……あっ!忘れてた。あとで上司的な方々と会議的な物をするから会議室的な部屋来てね~」
マルクにも後ろを向いたまま応答し、そして部屋からでていった。
「あら、急に参加者の話になったわね。私以外はまったく興味がないと思ってたわ」
「ハハハ、違う違う、トトカルチョでもやらないかっていう話を……」
「断るわ」
「自分もいいのサ」
マルクはこのときばかりはしっかりと否定してくれた。ああ、やはりこの子は良い子だ。
それをみたイザナミはムスッとした表情で自分達に背を向けて歌を口ずさみながら出口に足を進める。
「ナイアイフェイスアウトホルダーウト~♪」
「んー?イザナミ、なんの曲なのサ?」
「……誰だったけな。お気に入りなのに忘れちゃったぞ。まぁいいか。じゃ、俺は戻るよ。……あっ!忘れてた。あとで上司的な方々と会議的な物をするから会議室的な部屋来てね~」
マルクにも後ろを向いたまま応答し、そして部屋からでていった。
「……会議。あの怖いお姉さんとかおじさんとかポケモンとかまた会うのは勘弁なのサ、ね、えーりん」
「(……この事はまだ話すべきじゃないわね)」
「……えーりん?」
「(……この事はまだ話すべきじゃないわね)」
「……えーりん?」
そういえばレッドの話で思い出した。『彼』の事。
霧雨魔理沙の運よく拾われたモンスターボール。あれの中身は私以外だれも知らない。
あれは元々隠れボーナスアイテムであり海に漂うように設定されている。(他にも海に漂う隠しアイテムがある。主に参加者を催したフィギュア)
しかし少し細工をしてあそこのエリアに現れるように設定をしたのだ。
気がつかずに拾われない可能性もあったが、彼女が注意力が高いこと知能が高いことで会場の鏡写しのループにも気付いてくれる大きな収穫もあった。
……もっとも今は精神的にも肉体的にも危ない所を付け込まれ、足立透とかいう奴に騙されており、結果として今は完全に足立の操り人形と化していた。
それの重要性に気付いているのは瀬多総司だけだ。彼に早くそれが行き届くのを願いたい。
霧雨魔理沙の運よく拾われたモンスターボール。あれの中身は私以外だれも知らない。
あれは元々隠れボーナスアイテムであり海に漂うように設定されている。(他にも海に漂う隠しアイテムがある。主に参加者を催したフィギュア)
しかし少し細工をしてあそこのエリアに現れるように設定をしたのだ。
気がつかずに拾われない可能性もあったが、彼女が注意力が高いこと知能が高いことで会場の鏡写しのループにも気付いてくれる大きな収穫もあった。
……もっとも今は精神的にも肉体的にも危ない所を付け込まれ、足立透とかいう奴に騙されており、結果として今は完全に足立の操り人形と化していた。
それの重要性に気付いているのは瀬多総司だけだ。彼に早くそれが行き届くのを願いたい。
「えーりん?」
「ああ、ごめんなさい。ちょっと考え事」
「会議あるらしいのサ……」
「……そうね、首括りましょうか」
「永琳は死なないし、僕には首がないのサ」
「ああ、ごめんなさい。ちょっと考え事」
「会議あるらしいのサ……」
「……そうね、首括りましょうか」
「永琳は死なないし、僕には首がないのサ」
ああ、そうだった。
しかし、ポケモンというのは不思議な生き物だ。人間に追従しながらも信頼関係を築く。このような関係をもつのは幻想郷じゃ先ず無い。
モンスターボールの中身とはどうなっているのだろうか。あんな狭い場所で息を潜めたくは無い。
ああ、その事を考えると彼に申し訳ない気持ちが浮かぶ。……まてよ。
しかし、ポケモンというのは不思議な生き物だ。人間に追従しながらも信頼関係を築く。このような関係をもつのは幻想郷じゃ先ず無い。
モンスターボールの中身とはどうなっているのだろうか。あんな狭い場所で息を潜めたくは無い。
ああ、その事を考えると彼に申し訳ない気持ちが浮かぶ。……まてよ。
「(……まさか、『unknown』は彼?……つまりイザナミにバレた?……いや、攻略本には載っているけど中身は私がすり替えたのだから気付いてない筈。彼はゲーム機のプログラム変えるのにで精一杯だったはずだ)」
……大丈夫。彼の事はバレてはいない。攻略本に書いてある『マスターボール』の欄には
『海に漂う隠しアイテム!中身はファイアーで、全てを焼き尽くすポケモンだ!クリスタルを全て集めた御褒美に全ての参加者を焼き尽くせ!』
だとかの趣味の悪い記述がしてあるのだ。中身はファイアーではなく、彼が入っている。……もしや彼がこうやって意識だけを送りこんで会場内に現れる事をするのは予想外だったが。
やはり彼は万能なポケモンらしい。自分でも彼を味方につけることができてよかったと思う。
『海に漂う隠しアイテム!中身はファイアーで、全てを焼き尽くすポケモンだ!クリスタルを全て集めた御褒美に全ての参加者を焼き尽くせ!』
だとかの趣味の悪い記述がしてあるのだ。中身はファイアーではなく、彼が入っている。……もしや彼がこうやって意識だけを送りこんで会場内に現れる事をするのは予想外だったが。
やはり彼は万能なポケモンらしい。自分でも彼を味方につけることができてよかったと思う。
「(……ボールの中身を挿げ替えたのはバレてはないにせよ、彼の仕業だってことは勘付かれてる)」
…………大丈夫。確信は突かれてはいない。ならばこのまま突っ切るしかない。知らないふりをして。
「(…………それにしても、彼は本当にレッドがお気に入りみたいね)」
「えーりんー!会議室行く前に休憩室行くのサ」
あなたって休憩ばっかしてるじゃないの、と言おうと思ったがマルクの笑顔を見ているとどうでもよくなった。
☆ ☆ ☆
「……………………………」
「というわけなんだよ。信じてくれ!」
「むー、そうか、その発想があったか。大丈夫だ陽介よ。私は男に色情沙汰なんて…………」
「だー!お前は黙ってろっての!やっぱツンデレ剥奪すっぞ!」
「というわけなんだよ。信じてくれ!」
「むー、そうか、その発想があったか。大丈夫だ陽介よ。私は男に色情沙汰なんて…………」
「だー!お前は黙ってろっての!やっぱツンデレ剥奪すっぞ!」
なぜそこでツンデレという単語がでるのか不思議だったが、まぁどうでもいい。
彼らに取り入って守ってもらうことにしよう。
彼らに取り入って守ってもらうことにしよう。
「………………………………………………僕が誤解してたみたい。僕の名前はレッド」
「……あー、よかった。やっと誤解が解けた。俺の名前は花村陽介。陽介って読んでくれ。別に『先輩』とかつけなくていいからな」
「……あー、よかった。やっと誤解が解けた。俺の名前は花村陽介。陽介って読んでくれ。別に『先輩』とかつけなくていいからな」
そこまで言う必要があるのか、こいつは馬鹿なんじゃないか。そう思うが口には出さない。
いつか足元を掬われるタイプだ。逆にこちらも掬われないように気をつけなければ。
いつか足元を掬われるタイプだ。逆にこちらも掬われないように気をつけなければ。
「私の名前はルビカンテ。ツンデレのルビカンテと呼んでくれ」
こっちは馬鹿にしてるのか、という態度を取ってくる。マントから生足が出ているということはマント以外になにもつけていないのだろうか。
いや、それ以前にツンデレのルビカンテって………………やっぱり変態だ。しかもホモだ。こいつに襲われないように気をつけなければいけない。ああいう意味で。
いや、それ以前にツンデレのルビカンテって………………やっぱり変態だ。しかもホモだ。こいつに襲われないように気をつけなければいけない。ああいう意味で。
「それで、レッド。その傷はどうしたんだ?」
「…………………………………………これは、サカキっていう男に襲われたんだ」
「…………………………………………これは、サカキっていう男に襲われたんだ」
本来の目的はこいつらに守ってもらいながらサカキとあの巫女の悪評を回すことだ。
こいつらは頃合を見て裏切ればいい。クリスタルの事は……話すべきかどうか。クリスタルは、一撃必殺技の様なものだ。まだ話すべきではないかもしれない。
――そんな事を考えていると、また彼が悲しい感情を僕に送り込んできた。
………………なぜ彼は僕に付きまとうのだろう。鬱陶しくてしかたがなかった。
こいつらは頃合を見て裏切ればいい。クリスタルの事は……話すべきかどうか。クリスタルは、一撃必殺技の様なものだ。まだ話すべきではないかもしれない。
――そんな事を考えていると、また彼が悲しい感情を僕に送り込んできた。
………………なぜ彼は僕に付きまとうのだろう。鬱陶しくてしかたがなかった。
【朝/B-2/1日目】
【レッド@ポケットモンスター】
[状態]:右手首損傷、右肩脱臼(右腕は使い物にならないレベル)、精神疲労少、精神的安堵感および高揚感、痛覚麻痺、帽子無し。
[装備]:はがねの剣、コルトパイソン(5/6、服の下に隠している)
[道具]:基本支給品一式、極細ワイヤー10m(残り5m)、はがねの剣@FE、コルトパイソン(5/6)@現実、クリスタル
[思考]
基本方針:生きて帰り、少年と再戦する
1:陽介とルビカンテに守ってもらう。頃合が来たら裏切る
2:巫女(霊夢)とサカキの悪評を言い回す
3:『彼』が鬱陶しい
4:ルビカンテを警戒(ホモかもしれないので)
5:クリスタルは誰にも渡さない。
※サカキを『3年前のサカキ』と認識しました。
【レッド@ポケットモンスター】
[状態]:右手首損傷、右肩脱臼(右腕は使い物にならないレベル)、精神疲労少、精神的安堵感および高揚感、痛覚麻痺、帽子無し。
[装備]:はがねの剣、コルトパイソン(5/6、服の下に隠している)
[道具]:基本支給品一式、極細ワイヤー10m(残り5m)、はがねの剣@FE、コルトパイソン(5/6)@現実、クリスタル
[思考]
基本方針:生きて帰り、少年と再戦する
1:陽介とルビカンテに守ってもらう。頃合が来たら裏切る
2:巫女(霊夢)とサカキの悪評を言い回す
3:『彼』が鬱陶しい
4:ルビカンテを警戒(ホモかもしれないので)
5:クリスタルは誰にも渡さない。
※サカキを『3年前のサカキ』と認識しました。
【花村陽介@ペルソナ4】
[状態]健康
[装備]熟練スパナ@ペルソナ4
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1(武器にはならない)、スタンドマイク@星のカービィ
[思考]
基本方針:殺し合いはしない。まず仲間達と合流、その後行動方針を決める
0:よかったー、誤解解けた。
1:レッドとの情報交換
2:瀬多総司、里中千枝、天城雪子を探す為にタウロスタウンに行ってみる。
2:ルビカンテと行動を共にする
3:カインを警戒。
※カインの名前はルビカンテがカインと呼ぶのを聞いています。
※作中からの登場時期に関しては真ルート突入前、ペルソナはジライヤ
足立に関しては頼りない刑事の印象です。
※雷電と早苗を危険人物と判断しました。
※FF4世界の事を聞きましたが、信じてません
[状態]健康
[装備]熟練スパナ@ペルソナ4
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1(武器にはならない)、スタンドマイク@星のカービィ
[思考]
基本方針:殺し合いはしない。まず仲間達と合流、その後行動方針を決める
0:よかったー、誤解解けた。
1:レッドとの情報交換
2:瀬多総司、里中千枝、天城雪子を探す為にタウロスタウンに行ってみる。
2:ルビカンテと行動を共にする
3:カインを警戒。
※カインの名前はルビカンテがカインと呼ぶのを聞いています。
※作中からの登場時期に関しては真ルート突入前、ペルソナはジライヤ
足立に関しては頼りない刑事の印象です。
※雷電と早苗を危険人物と判断しました。
※FF4世界の事を聞きましたが、信じてません
【ルビカンテ@ファイナルファンタジー4】
[状態]ツンデレのルビカンテ
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品未確認×2
基本方針:ゴルべーザ様を探し、指示に従う。強者との戦いを望む。
1:レッドとの情報交換
2:花村と行動を共にする。戦いを通じて自分の技を教える。
3:強者との戦いの為、町へ向かう
※作中からの登場時期はカインと面識がある以降。死亡後、または直前と判明。
※花村が自分の弟子になりたいと思っていると勘違いしています。また、ツンデレという言葉を敬意ある戦士に送る言葉だと思っています。
※花村から雷電と早苗の容姿を聞きました。
[状態]ツンデレのルビカンテ
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品未確認×2
基本方針:ゴルべーザ様を探し、指示に従う。強者との戦いを望む。
1:レッドとの情報交換
2:花村と行動を共にする。戦いを通じて自分の技を教える。
3:強者との戦いの為、町へ向かう
※作中からの登場時期はカインと面識がある以降。死亡後、または直前と判明。
※花村が自分の弟子になりたいと思っていると勘違いしています。また、ツンデレという言葉を敬意ある戦士に送る言葉だと思っています。
※花村から雷電と早苗の容姿を聞きました。
大丈夫、大丈夫。君は、僕らの事を一番よくわかってるから。
君が最後の時を迎える時まで、君を見守る。
僕がついてるから、安心して。
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