艶かしき安息、躊躇いに微笑み◆S33wK..9RQ
『ではなぜ今になって己の姿を晒す?隠れ、孤独に、卑怯に、生きてきたお前がっ!?本心はなんだっ!?』
咲夜の言葉と同時に先ほどアシュナードが言った言葉が頭をグルグルと駆け巡った。なぜアシュナードが自分の事を『漆黒の騎士』だと気付き、尚、『印付き』だと知っていることがわかったのが疑問だが……言及はしない。
なぜならここは異世界、異界の地であり、戦法も魔法も大系も何もかも違う。それに異界のラグズなどもいるし、自分の知らぬ武器もある。
きっと支給品に参加者情報あたりがアシュナードに支給されたのだろう。もしかたら逆に『自分の正体を知っているアシュナード』なのかもしれない。だから深く追求することは無意味だと悟った。
そうだ。自分は何年も体を隠し、生きてきた。なのに今は体を隠そうともせずに戦闘を繰り返す。
だから印付きなのか。なぜ印付きなのか。という疑問もぐるぐると頭を駆け巡り始める。
そして最終的にたどり着いたのはあの言葉。自分の好敵手であり、恩人であり、そして倒すべき相手の言葉。
その言葉のせいで、自分は強者との戦いにとらわれているのだろうか。
否、違う。自分は自分の意思で戦いを望んでいるのだ。
だからこれからも自分は、戦い続ける。人殺しではない、騎士として。
なぜならここは異世界、異界の地であり、戦法も魔法も大系も何もかも違う。それに異界のラグズなどもいるし、自分の知らぬ武器もある。
きっと支給品に参加者情報あたりがアシュナードに支給されたのだろう。もしかたら逆に『自分の正体を知っているアシュナード』なのかもしれない。だから深く追求することは無意味だと悟った。
そうだ。自分は何年も体を隠し、生きてきた。なのに今は体を隠そうともせずに戦闘を繰り返す。
だから印付きなのか。なぜ印付きなのか。という疑問もぐるぐると頭を駆け巡り始める。
そして最終的にたどり着いたのはあの言葉。自分の好敵手であり、恩人であり、そして倒すべき相手の言葉。
その言葉のせいで、自分は強者との戦いにとらわれているのだろうか。
否、違う。自分は自分の意思で戦いを望んでいるのだ。
だからこれからも自分は、戦い続ける。人殺しではない、騎士として。
しかし、自分の本心はなんなんだろうか。
本当に自分は優勝賞品の『願いを叶える』事を目的にしているのではないだろうか。
自分は無意識のうちに大事な鎧を棄てているのではないのだろうか。
あの時のディープスロート殿の攻撃も避けれたかもしれない。凹んだ兜を棄てた本当の理由があるかもしれない。
そして、私が願っていることが――――なのかも、しれない。
本当は知っていることだが、それが確かな願いなのかを知りたい。
本当に自分は優勝賞品の『願いを叶える』事を目的にしているのではないだろうか。
自分は無意識のうちに大事な鎧を棄てているのではないのだろうか。
あの時のディープスロート殿の攻撃も避けれたかもしれない。凹んだ兜を棄てた本当の理由があるかもしれない。
そして、私が願っていることが――――なのかも、しれない。
本当は知っていることだが、それが確かな願いなのかを知りたい。
――――くだらん戯言だ。なにを考えているのだ私は。強者との戦いが全て。それが存在意義なのだ。
自分は戦わなければならないのだ。全てを打ち倒すのだ。参加者も、主催者も、全て。
自分は戦わなければならないのだ。全てを打ち倒すのだ。参加者も、主催者も、全て。
『みんな聞いてくれ! 瀬多総司は殺し合いに乗ってる! 口八丁で誤魔化そうとしてくるけど、絶対に信じちゃ駄目だ! レミリアや幽香、悪魔や妖怪も従えて、あたし達だけちゃ手が出せない! 特にアドレーヌは要注意だ! 分身みたいな技を使ってくる!
みんな騙されるな!! あいつらは悪魔だ。いや、それ以下だ! 絶対に惑わされちゃ駄目だ!! みんなで生きて帰ろう。あんな奴らに負けちゃいけない! 全員で、ここから脱出するんだ!!』
みんな騙されるな!! あいつらは悪魔だ。いや、それ以下だ! 絶対に惑わされちゃ駄目だ!! みんなで生きて帰ろう。あんな奴らに負けちゃいけない! 全員で、ここから脱出するんだ!!』
少女の声が聞こえる。瀬多総司。たしかアシュナードが口走っていた名前じゃないか。それに、悪魔や妖怪。気になるフレーズじゃないか。
全てと戦おう。だが、今は声が聞こえた方へ向かう気にはなれなった。休息をしてから向かうことにしよう。
全てと戦おう。だが、今は声が聞こえた方へ向かう気にはなれなった。休息をしてから向かうことにしよう。
【E-3/ バンクル遊園地観覧車近く/朝】
【漆黒の騎士@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡】
[状態]:疲労大、四肢に貫通傷(スキルで治癒中)
[装備]:神剣エタルド
[道具]:基本支給品一式、神剣エタルド@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
[思考]
基本方針:強者と戦いたい
0:本当に、自分は優勝賞品を狙っているのか?(実は答えは知っている)
1:休む場所を探す。
2:休んだら声が聞こえた方へ向かい、妖怪や悪魔と戦いたい
3:アシュナードは打ち倒す
※名簿確認しました。
※参戦時期はナドゥス城の戦い後です。
※サイボーグ忍者(グレイ・フォックス)の正式名称は知りません。
またリボルバー・オセロットの名前をソリッド・スネークだと思ってます。
※アシュナードが口走った瀬多が気になります。
※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。
【漆黒の騎士@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡】
[状態]:疲労大、四肢に貫通傷(スキルで治癒中)
[装備]:神剣エタルド
[道具]:基本支給品一式、神剣エタルド@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
[思考]
基本方針:強者と戦いたい
0:本当に、自分は優勝賞品を狙っているのか?(実は答えは知っている)
1:休む場所を探す。
2:休んだら声が聞こえた方へ向かい、妖怪や悪魔と戦いたい
3:アシュナードは打ち倒す
※名簿確認しました。
※参戦時期はナドゥス城の戦い後です。
※サイボーグ忍者(グレイ・フォックス)の正式名称は知りません。
またリボルバー・オセロットの名前をソリッド・スネークだと思ってます。
※アシュナードが口走った瀬多が気になります。
※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。
☆ ☆ ☆
「……少し、取り乱してしまった。思えばあれは予想範囲内だった」
眼球に釘が刺さってる状態で呟く。釘は完全に埋まっており、引き抜くことは不可能だ。
普通なら眼球を突き抜けて脳に達して死に至るのだが、メダリオンを使用した状態のアシュナードを死に至らせるには及ばなかった。精々痛いだけ。
釘は板に打ち付けたように、鉄の頭の部分がでていた。もう痛覚はない。だが視覚という戦いに重要な物を失ったのは痛手だ。
「ククク……それにしてもこの殺し合い、やはり退屈はしない。あの女、どうやって瞬間的に移動したのか気になるところだ」
自分を驚かせる戦法、そして道具、魔法。面白い、だから戦は止められないのだ。
『みんな聞いてくれ!』
そのときだった。ノイズ交じりに少女の声が聞こえる。その内容はアシュナードをかなり楽しませる内容だった。
「……む?……これは面白いことになってるじゃないか。瀬多よ。これからどう動くが見物だな」
自分も向かいたいが、今の状態で向かっては戦を存分に楽しめないだろう。
「……さて、あいつはやはり忠誠なんか誓っていなかったか。それ以前に、奴の正体がやはりゼルギウスだとは誰も思わなかっただろうな」
自分の部下の事を思い出す。その証拠にやはり自分に刃を向けてきたのだ。あいつは死刑。それ以前に部下ではなかったが……
過去の英雄になんていつまでも取り付かれては前には進めないのに、奴はいつまでもわからないのだ。
まぁ、それを指摘する義理は自分にはない。今は休んで、次の戦の為の準備をしよう。
普通なら眼球を突き抜けて脳に達して死に至るのだが、メダリオンを使用した状態のアシュナードを死に至らせるには及ばなかった。精々痛いだけ。
釘は板に打ち付けたように、鉄の頭の部分がでていた。もう痛覚はない。だが視覚という戦いに重要な物を失ったのは痛手だ。
「ククク……それにしてもこの殺し合い、やはり退屈はしない。あの女、どうやって瞬間的に移動したのか気になるところだ」
自分を驚かせる戦法、そして道具、魔法。面白い、だから戦は止められないのだ。
『みんな聞いてくれ!』
そのときだった。ノイズ交じりに少女の声が聞こえる。その内容はアシュナードをかなり楽しませる内容だった。
「……む?……これは面白いことになってるじゃないか。瀬多よ。これからどう動くが見物だな」
自分も向かいたいが、今の状態で向かっては戦を存分に楽しめないだろう。
「……さて、あいつはやはり忠誠なんか誓っていなかったか。それ以前に、奴の正体がやはりゼルギウスだとは誰も思わなかっただろうな」
自分の部下の事を思い出す。その証拠にやはり自分に刃を向けてきたのだ。あいつは死刑。それ以前に部下ではなかったが……
過去の英雄になんていつまでも取り付かれては前には進めないのに、奴はいつまでもわからないのだ。
まぁ、それを指摘する義理は自分にはない。今は休んで、次の戦の為の準備をしよう。
【D-3/ バンクル遊園地 真裏/朝】
【アシュナード@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡】
[状態]メダリオン使用状態 疲労(大) 全身に切り傷、頬に貫通傷(全て回復中) 左目眼球に釘(回復不能)
[装備]ヴァーグ・カティ@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
[道具]支給品一式 書店で取った本を何冊か
[思考]基本方針:戦を楽しむ
1:寝る
2. 幽香を妃にする
3. 瀬多を軍師として起用し、鎧の二人(セシルとカイン)も部下にする
4. 上記二つを叶えるため、脱出方法も一応考える。しかしほとんど瀬多頼り
5. 弱者は滅する
6.ゼルギウスは殺す
7. イゴールを見つけたら殺す
※参戦時期は最終章でメダリオンを使用した直後。
※メダリオン使用していますが制限が掛かっています。
※鎧は爆発の影響でボロボロの状態です
※マルクが自分の考えに賛同してると思ってます。
※瀬多達との戦いでの傷は全て回復しました。
※漆黒の騎士の正体を知りました。また漆黒の騎士の過去や詳しい情報を得ました。
※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。
【アシュナード@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡】
[状態]メダリオン使用状態 疲労(大) 全身に切り傷、頬に貫通傷(全て回復中) 左目眼球に釘(回復不能)
[装備]ヴァーグ・カティ@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
[道具]支給品一式 書店で取った本を何冊か
[思考]基本方針:戦を楽しむ
1:寝る
2. 幽香を妃にする
3. 瀬多を軍師として起用し、鎧の二人(セシルとカイン)も部下にする
4. 上記二つを叶えるため、脱出方法も一応考える。しかしほとんど瀬多頼り
5. 弱者は滅する
6.ゼルギウスは殺す
7. イゴールを見つけたら殺す
※参戦時期は最終章でメダリオンを使用した直後。
※メダリオン使用していますが制限が掛かっています。
※鎧は爆発の影響でボロボロの状態です
※マルクが自分の考えに賛同してると思ってます。
※瀬多達との戦いでの傷は全て回復しました。
※漆黒の騎士の正体を知りました。また漆黒の騎士の過去や詳しい情報を得ました。
※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。
☆ ☆ ☆
「.……げほ。げほ、」
「カイン!?大丈夫か!?」
「カイン!?大丈夫か!?」
カインはセシルの問いに答えることができなかった。吐き気、腹痛、そして傷口が痛む。
きっとベトベトンのもうどくのせいだろう。だが運がいいことにセシルはどくけしをもっていた。
「はぁ、はぁ、セシル、ありがとう」
「いいんだ。困ったときはお互い様だ」
吐き気が収まったカインはセシルに例をいう。この光景はやはり赤き翼の正しい姿であり、ずっと続いてきた。
「……セシル、お前は辛くないのか?ゴルベーザと戦うことを、」
「……カイン。君はもう僕の本心を知っているだろう」
カインはセシルとゴルベーザとの戦いで話していた事を全て聞いていた。
「ああ。俺はセシルがゴルベーザに自分の道を進んでほしいことを願っていることを知っている。だが、セシル、お前も自分の願いは絶対に譲らないことも知っている」
「……カイン」
「俺はいつまでもお前の味方だ。それを一緒に願ってやる」
――――二人は知らない。それは歪んだ愛だということを。
きっとベトベトンのもうどくのせいだろう。だが運がいいことにセシルはどくけしをもっていた。
「はぁ、はぁ、セシル、ありがとう」
「いいんだ。困ったときはお互い様だ」
吐き気が収まったカインはセシルに例をいう。この光景はやはり赤き翼の正しい姿であり、ずっと続いてきた。
「……セシル、お前は辛くないのか?ゴルベーザと戦うことを、」
「……カイン。君はもう僕の本心を知っているだろう」
カインはセシルとゴルベーザとの戦いで話していた事を全て聞いていた。
「ああ。俺はセシルがゴルベーザに自分の道を進んでほしいことを願っていることを知っている。だが、セシル、お前も自分の願いは絶対に譲らないことも知っている」
「……カイン」
「俺はいつまでもお前の味方だ。それを一緒に願ってやる」
――――二人は知らない。それは歪んだ愛だということを。
『みんな聞いてくれ!』
そこに魔理沙の悲痛な拡声器からのが流れる。
「……内部に離反者でもいたのかな?」
「これを言ってる奴は勘違いしてるのに間違いないが、俺達には好都合だ」
カインがそういうと横になる。
「今の戦いで酷く疲労が溜まった。セシル、悪いが俺は寝る。交代に休んで、見張りを頼む」
そういうとカインはすぐに寝てしまった。
「これを言ってる奴は勘違いしてるのに間違いないが、俺達には好都合だ」
カインがそういうと横になる。
「今の戦いで酷く疲労が溜まった。セシル、悪いが俺は寝る。交代に休んで、見張りを頼む」
そういうとカインはすぐに寝てしまった。
「……ゴルベーザ」
自分の愛しい敵の名を呟く。こんなに悲しいことはない。自分の道を進んで欲しいのに、なぜゴルベーザは自身の事ではなく自分のことばかり考えるのだろうか。
「わからないな」
思えばこれは矛盾している意見だ。なのにカインは自分の事を思い、気使ってくれる。その優しさが針の様に痛かった。
自分の愛しい敵の名を呟く。こんなに悲しいことはない。自分の道を進んで欲しいのに、なぜゴルベーザは自身の事ではなく自分のことばかり考えるのだろうか。
「わからないな」
思えばこれは矛盾している意見だ。なのにカインは自分の事を思い、気使ってくれる。その優しさが針の様に痛かった。
【D-3/ バンクル遊園地 近く/朝】
【チーム 赤き翼】
【セシル・ハーヴィ@ファイナルファンタジーⅣ】
[状態]疲労(大) 暗黒騎士 、全身に裂傷
[装備]銀の大剣@ファイアーエムブレム 蒼炎の奇跡、キラーボウ
[道具]支給品一式×4 キラーボウ(13/15) 不明支給品1~2
[思考]基本方針:カインを優勝させ、ローザを含む全ての参加者を救済する
0:見張る
1. カインと共に参加者を一掃する。特に瀬多は優先して殺す
2. ゴルベーザには、自分の道を……
3:少女の放送は保留
※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。
【チーム 赤き翼】
【セシル・ハーヴィ@ファイナルファンタジーⅣ】
[状態]疲労(大) 暗黒騎士 、全身に裂傷
[装備]銀の大剣@ファイアーエムブレム 蒼炎の奇跡、キラーボウ
[道具]支給品一式×4 キラーボウ(13/15) 不明支給品1~2
[思考]基本方針:カインを優勝させ、ローザを含む全ての参加者を救済する
0:見張る
1. カインと共に参加者を一掃する。特に瀬多は優先して殺す
2. ゴルベーザには、自分の道を……
3:少女の放送は保留
※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。
【カイン・ハイウィンド@ファイナルファンタジーⅣ】
[状態]疲労(極大) 胸に軽度の火傷 、全身に裂傷
[装備]グングニル@ファイナルファンタジーⅣ
[道具]支給品一式
[思考]基本方針:優勝し、ローザを含む全ての参加者を救済する
0:休む
1:セシルとの約束を果たし、この殺し合いを共に勝ち進む
2:少女の放送は保留
※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。
[状態]疲労(極大) 胸に軽度の火傷 、全身に裂傷
[装備]グングニル@ファイナルファンタジーⅣ
[道具]支給品一式
[思考]基本方針:優勝し、ローザを含む全ての参加者を救済する
0:休む
1:セシルとの約束を果たし、この殺し合いを共に勝ち進む
2:少女の放送は保留
※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。
☆ ☆ ☆
「なによこれ」
咲夜が戻ってきて、それを見た時、唖然とした。
誰だかわからない焼死体が転がっており、そして、先ほどまで生きていたはずの黒髪の子、かなり安らかな寝顔で『天城雪子』が息絶えていた。
そして近くに転がっているのはオタコン。指の爪を全て剥がされている。
なにがあったのだ。疑問しか浮かばない。この短時間でこんなことになっているとは、どうなっている。
「ねぇ、オタコン!」
まだ息があり、事情を一番知ってそうな奴を起こす。が、中々起きない。蹴飛ばしてやろうか。
「……あれ?」
そのときだった。視界が歪む。そして自分も倒れた。この感覚はあれだ。漆黒の騎士に文鎮を突っ込まれる前の感覚。
「おえっ」
倒れながら胃に入ってたものを吐き出す。だが自分はなにも食べていないのでどす黒い液体がでてきただけだった。どうやら能力を使いすぎたみたいだ。
確か胃潰瘍って血を吐く病気らしいけど、その血は胃酸で溶かされて真っ黒なんだっけ……?
あー、意識が遠のく……
誰だかわからない焼死体が転がっており、そして、先ほどまで生きていたはずの黒髪の子、かなり安らかな寝顔で『天城雪子』が息絶えていた。
そして近くに転がっているのはオタコン。指の爪を全て剥がされている。
なにがあったのだ。疑問しか浮かばない。この短時間でこんなことになっているとは、どうなっている。
「ねぇ、オタコン!」
まだ息があり、事情を一番知ってそうな奴を起こす。が、中々起きない。蹴飛ばしてやろうか。
「……あれ?」
そのときだった。視界が歪む。そして自分も倒れた。この感覚はあれだ。漆黒の騎士に文鎮を突っ込まれる前の感覚。
「おえっ」
倒れながら胃に入ってたものを吐き出す。だが自分はなにも食べていないのでどす黒い液体がでてきただけだった。どうやら能力を使いすぎたみたいだ。
確か胃潰瘍って血を吐く病気らしいけど、その血は胃酸で溶かされて真っ黒なんだっけ……?
あー、意識が遠のく……
咲夜のデイパックからモンスターボールが転がりおちた。
そして壁に追突。その衝撃でモンスターボールが開き、ピカチュウが現れる。
もはや咲夜の物ではあったが、これは最終兵器として使おうととっておいたのだ。もっとも咲夜は存在を忘れてただけかもしれないが。
そして壁に追突。その衝撃でモンスターボールが開き、ピカチュウが現れる。
もはや咲夜の物ではあったが、これは最終兵器として使おうととっておいたのだ。もっとも咲夜は存在を忘れてただけかもしれないが。
「……ピカ?」
ピカチュウは唖然とした、なんだこれは。
「ピカピ?」
咲夜は黒い物を吐いて気絶しているし、千枝もなんだか具合が悪そう。オタコンは爪がない。
それで、多分同じポケモンだろと思われるピンク玉も切り傷だらけ。
セキチクジムで戦った見知ったキョウがいるけど、キョウは黒い涙を流してる。
「ピカ……」
それを見た瞬間、なんだか怖くなった。なにこれ。
「ピカアアアアアアア!」
大変だ。助けをよばないと……
誰か来てよ……みんなが死にそうだよ….…
「ピカ!」(あ!ベトベトン!)
「ベトベトン~!」(ん?あんたどっかでみたことがあるな)
僕の願いが通じたのか、どこかで見たことのあるベトベトンがこちらに向かって這いながら移動してきた。
「ピカピカピカ!」(助けて!大変なことになってるよ!)
「ベトベトン~」(俺には無理だが、俺の主ならなんとかできる筈さ。……ん?そこにいるのは俺の元持ち主じゃねえか)
事情を説明するとすると返事が来た。どうやらキョウが持ち主らしい。もっとも今は違う。僕の事をいまレッドが所持していないように。
そういうとベトベトンを追うように鎧の男がこちらに向かってきた。
「………」
その鎧の男がよくわからない液体をみんなの口に入れていく。不思議なことにその場にいた全員の傷が癒えていった。
「ベトベトン~」(どうやら行くみたいだ。キョウには宜しくいっといてくれ)
「ピカピカ!」(ありがとう!ベトベトンと鎧の人!)
ベトベトンがモンスターボールの光に吸い込まれていく。
そしてその男はゆっくりと歩き、やがて見えなくなった。誰だか知らないけど、とても優しい人なんだろうな。
「ピカピ?」
咲夜は黒い物を吐いて気絶しているし、千枝もなんだか具合が悪そう。オタコンは爪がない。
それで、多分同じポケモンだろと思われるピンク玉も切り傷だらけ。
セキチクジムで戦った見知ったキョウがいるけど、キョウは黒い涙を流してる。
「ピカ……」
それを見た瞬間、なんだか怖くなった。なにこれ。
「ピカアアアアアアア!」
大変だ。助けをよばないと……
誰か来てよ……みんなが死にそうだよ….…
「ピカ!」(あ!ベトベトン!)
「ベトベトン~!」(ん?あんたどっかでみたことがあるな)
僕の願いが通じたのか、どこかで見たことのあるベトベトンがこちらに向かって這いながら移動してきた。
「ピカピカピカ!」(助けて!大変なことになってるよ!)
「ベトベトン~」(俺には無理だが、俺の主ならなんとかできる筈さ。……ん?そこにいるのは俺の元持ち主じゃねえか)
事情を説明するとすると返事が来た。どうやらキョウが持ち主らしい。もっとも今は違う。僕の事をいまレッドが所持していないように。
そういうとベトベトンを追うように鎧の男がこちらに向かってきた。
「………」
その鎧の男がよくわからない液体をみんなの口に入れていく。不思議なことにその場にいた全員の傷が癒えていった。
「ベトベトン~」(どうやら行くみたいだ。キョウには宜しくいっといてくれ)
「ピカピカ!」(ありがとう!ベトベトンと鎧の人!)
ベトベトンがモンスターボールの光に吸い込まれていく。
そしてその男はゆっくりと歩き、やがて見えなくなった。誰だか知らないけど、とても優しい人なんだろうな。
『みんな聞いてくれ!』
「ピカピ?」
鎧の男が立ち去って数分後。女の子の大きな声が自分の耳をつつく。
その放送に耳をよく傾け、話の粗筋を頭に詰め込んだ。きっと大事な内容だから。……でも咲夜や他のみんなにそれを伝える術なんか自分にはないからどうしよう。
みんなよく寝ている。だけど、そこに黒こげの死体や女の人の死体。なんてこんなところでみんな寝ているのだろうか。
この状態で敵に、足立の様な奴に襲われたらひとたまりも無い。だけどみんな疲れているだろうし、自分が守ってやらなければならない。
ふと、自分の持ち主について思う。レッドがもし死んでいたら?それが堪らなく怖い。でも頭はいいんだ。だからずっと負けることは無かったんだと思う。
だから、どうか、レッドも、みんなも、生きていて。
鎧の男が立ち去って数分後。女の子の大きな声が自分の耳をつつく。
その放送に耳をよく傾け、話の粗筋を頭に詰め込んだ。きっと大事な内容だから。……でも咲夜や他のみんなにそれを伝える術なんか自分にはないからどうしよう。
みんなよく寝ている。だけど、そこに黒こげの死体や女の人の死体。なんてこんなところでみんな寝ているのだろうか。
この状態で敵に、足立の様な奴に襲われたらひとたまりも無い。だけどみんな疲れているだろうし、自分が守ってやらなければならない。
ふと、自分の持ち主について思う。レッドがもし死んでいたら?それが堪らなく怖い。でも頭はいいんだ。だからずっと負けることは無かったんだと思う。
だから、どうか、レッドも、みんなも、生きていて。
【E-3/ バンクル遊園地 ジェットコースター乗り場前/朝】
【ピカチュウ】
[状態]PP消費、精神的不安
[思考]
0:みんなを守る
1: レッドに会いたい
2:ベトベトンの事をキョウに伝えておく
※レッドのピカチュウです。覚えてる技は「かみなり」「十万ボルト」「ボルテッカー」とあと一つです
※レッドと同じ時期につれてこられてます
※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。
【ピカチュウ】
[状態]PP消費、精神的不安
[思考]
0:みんなを守る
1: レッドに会いたい
2:ベトベトンの事をキョウに伝えておく
※レッドのピカチュウです。覚えてる技は「かみなり」「十万ボルト」「ボルテッカー」とあと一つです
※レッドと同じ時期につれてこられてます
※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。
【ハル・エメリッヒ@メタルギアシリーズ】
[状態]:気絶中、疲労(小)、両手の爪全て欠損
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、携帯型ゲーム機 確認済み支給品0~2 (武器はある)
[思考]
基本方針:マルクの見極めと計画の阻止
0:???
※MGS2エンディング後、MGS4本編開始前からの参戦
※ゲームを2面をクリアしました。また選択肢は保留中
※疲労感と小さな傷ははラストエリクサーにより回復しました
[状態]:気絶中、疲労(小)、両手の爪全て欠損
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、携帯型ゲーム機 確認済み支給品0~2 (武器はある)
[思考]
基本方針:マルクの見極めと計画の阻止
0:???
※MGS2エンディング後、MGS4本編開始前からの参戦
※ゲームを2面をクリアしました。また選択肢は保留中
※疲労感と小さな傷ははラストエリクサーにより回復しました
【里中千枝@ペルソナ4】
[状態]:気絶中、疲労(小)、SP消費(小)、腹部に痣
[装備]:アメリカ製のライター
[道具]:基本支給品一式、万能薬×2@ファイナルファンタジー4
[思考]
基本方針:この事件を解決する
0:???
※真ENDルート、イザナミと出会う前からの参戦です。
※ペルソナはトモエです。
※疲労感とSPはラストエリクサーにより回復しました
[状態]:気絶中、疲労(小)、SP消費(小)、腹部に痣
[装備]:アメリカ製のライター
[道具]:基本支給品一式、万能薬×2@ファイナルファンタジー4
[思考]
基本方針:この事件を解決する
0:???
※真ENDルート、イザナミと出会う前からの参戦です。
※ペルソナはトモエです。
※疲労感とSPはラストエリクサーにより回復しました
【十六夜咲夜@東方project】
[状態]疲労(小)、胸骨にヒビ、鼻の骨の陥没(治療済み、衝撃を与えるとまた陥没する恐れあり)、腹部に痣、下 着 を つ け て い な い
[装備]和服、釘打ち機
[道具]支給品一式(食糧はなし)、ピカチュウ@ポケモンシリーズ、自分の衣服(濡れている)、凹んだ防弾チョッキ、下着、釘打ち機、メガポーション@FF4
[思考・状況]基本方針;ピエロを倒して異変解決。油断はしない。幻想郷の常識は捨てる。
0:???
※漆黒の騎士の名前を聞きました。
※FE世界の事を聞きましたが、信じてません。
※疲労感はラストエリクサーにより回復しました
[状態]疲労(小)、胸骨にヒビ、鼻の骨の陥没(治療済み、衝撃を与えるとまた陥没する恐れあり)、腹部に痣、下 着 を つ け て い な い
[装備]和服、釘打ち機
[道具]支給品一式(食糧はなし)、ピカチュウ@ポケモンシリーズ、自分の衣服(濡れている)、凹んだ防弾チョッキ、下着、釘打ち機、メガポーション@FF4
[思考・状況]基本方針;ピエロを倒して異変解決。油断はしない。幻想郷の常識は捨てる。
0:???
※漆黒の騎士の名前を聞きました。
※FE世界の事を聞きましたが、信じてません。
※疲労感はラストエリクサーにより回復しました
【カービィ@星のカービィ】
[状態]ソードカービィ、気絶中、疲労(小)、強い決意
[装備]虹の剣
[道具]虹の剣@星のカービィ
[思考]基本方針:ゲームには乗らない。困った人は助けたい
0:???
※名簿、支給品は確認済みです
※銀河に願いをクリア~の時期での参戦です
※アリス、キョウ、雪子と少しだけ情報交換しました。
※セシルが殺し合いに乗っていることを知りました。
※まだオタコンたちと情報交換をしていません。
※疲労感と小さな傷はラストエリクサーにより回復しました
[状態]ソードカービィ、気絶中、疲労(小)、強い決意
[装備]虹の剣
[道具]虹の剣@星のカービィ
[思考]基本方針:ゲームには乗らない。困った人は助けたい
0:???
※名簿、支給品は確認済みです
※銀河に願いをクリア~の時期での参戦です
※アリス、キョウ、雪子と少しだけ情報交換しました。
※セシルが殺し合いに乗っていることを知りました。
※まだオタコンたちと情報交換をしていません。
※疲労感と小さな傷はラストエリクサーにより回復しました
【キョウ@ポケットモンスターシリーズ】
[状態]:疲労(小)、全身に裂傷、左手の指ほぼ欠損、右目損傷
[装備]:神剣ラグネル
[道具]:基本支給品一式、
アドレーヌの絵描き道具一式@星のカービィ、 コイキング@ポケモン 、神剣ラグネル@FE蒼炎
[思考]
基本方針:マルクに天誅。
0:???
※アリス、雪子、カービィと少しだけ情報交換しました。
※まだオタコンたちと情報交換をしていません。
※疲労感と小さな傷はラストエリクサーにより回復しました
[状態]:疲労(小)、全身に裂傷、左手の指ほぼ欠損、右目損傷
[装備]:神剣ラグネル
[道具]:基本支給品一式、
アドレーヌの絵描き道具一式@星のカービィ、 コイキング@ポケモン 、神剣ラグネル@FE蒼炎
[思考]
基本方針:マルクに天誅。
0:???
※アリス、雪子、カービィと少しだけ情報交換しました。
※まだオタコンたちと情報交換をしていません。
※疲労感と小さな傷はラストエリクサーにより回復しました
☆ ☆ ☆
「…………セシル。やはり悪の道へ進んだか」
召喚士リディアは死んだ。彼らの仲間だ。
それに自分の部下、バルバリシアも。
これで遂にセシルを思うものは自分だけになってしまった。
この会場によばれていないセシルの仲間たちが今のセシルを見たらどう思うのだろうか。きっと悲しみ嘆くだろう。
しかし、セシルの願い。『自分の道を選んで欲しい』だと?
お前は何を言っているんだ。これは最初から決まった運命だ。お前は聖なる道を進み、私は闇の道へ進むのだ。
なのに今頃になって立場を交換だと?馬鹿馬鹿しい願いだ。聖なる光への道を自らやめる者がどこにいるのだ。
ああ、なんて悲劇だ。これは悲劇だ。そして私にとって喜劇だ。笑える。
兄弟揃って殺し合いなど、なんて悲しいことだ。こんな悲しいことがあってたまるか。ゼムスに洗脳された私をお前は哀れんだ。
哀れんだからこそ、私を打ち倒し、救ったというのに、お前は哀れんでもないのに、闇の道へ進み、私の期待を裏切った。
いいだろう。それでは私も裏切ろう。お前は兄さんを私を呼んでくれた。それは堪らなく嬉しいことだ。
だが私はお前を弟とは言わないことにする。もはやお前は敵だ。ゼムスから私を救ってくれた恩を、私はお前を打ち倒す事でその恩を仇で返すことにしよう。
闇の道に進むのは私だけ充分だ。そうだろう、セシル。
それに自分の部下、バルバリシアも。
これで遂にセシルを思うものは自分だけになってしまった。
この会場によばれていないセシルの仲間たちが今のセシルを見たらどう思うのだろうか。きっと悲しみ嘆くだろう。
しかし、セシルの願い。『自分の道を選んで欲しい』だと?
お前は何を言っているんだ。これは最初から決まった運命だ。お前は聖なる道を進み、私は闇の道へ進むのだ。
なのに今頃になって立場を交換だと?馬鹿馬鹿しい願いだ。聖なる光への道を自らやめる者がどこにいるのだ。
ああ、なんて悲劇だ。これは悲劇だ。そして私にとって喜劇だ。笑える。
兄弟揃って殺し合いなど、なんて悲しいことだ。こんな悲しいことがあってたまるか。ゼムスに洗脳された私をお前は哀れんだ。
哀れんだからこそ、私を打ち倒し、救ったというのに、お前は哀れんでもないのに、闇の道へ進み、私の期待を裏切った。
いいだろう。それでは私も裏切ろう。お前は兄さんを私を呼んでくれた。それは堪らなく嬉しいことだ。
だが私はお前を弟とは言わないことにする。もはやお前は敵だ。ゼムスから私を救ってくれた恩を、私はお前を打ち倒す事でその恩を仇で返すことにしよう。
闇の道に進むのは私だけ充分だ。そうだろう、セシル。
【E-3/ バンクル遊園地のどこか/朝】
【ゴルベーザ@ファイナルファンタジー4】
[状態]:疲労(大)、鎧に少し焦げ目、鎧に傷、魔力消費(極大)
[装備]:ベトベトン
[道具]:基本支給品一式、ベトベトン@ポケモン、不明支給品(0~1)
[思考]
基本方針:殺し合いにあえて乗り、殺し合いに抗う者たちの結束を固める
1:殺し合いに抗う者たちと戦う。
2:殺し合いに乗っている者達も抗う者達に有利になるように力を削ぐ
3:セシルに引導を渡す
※エンディング後からの参戦です
※ベトベトンはキョウが持ち主です
【ゴルベーザ@ファイナルファンタジー4】
[状態]:疲労(大)、鎧に少し焦げ目、鎧に傷、魔力消費(極大)
[装備]:ベトベトン
[道具]:基本支給品一式、ベトベトン@ポケモン、不明支給品(0~1)
[思考]
基本方針:殺し合いにあえて乗り、殺し合いに抗う者たちの結束を固める
1:殺し合いに抗う者たちと戦う。
2:殺し合いに乗っている者達も抗う者達に有利になるように力を削ぐ
3:セシルに引導を渡す
※エンディング後からの参戦です
※ベトベトンはキョウが持ち主です
【アリス・マーガトロイド@東方project 死亡】
【天城雪子@ペルソナ4 死亡】
【リボルバー・オセロット@メタルギアシリーズ 死亡】
【残り24人】
【天城雪子@ペルソナ4 死亡】
【リボルバー・オセロット@メタルギアシリーズ 死亡】
【残り24人】
※ステルス迷彩は焼けて壊れました
※天城雪子の死体の手にシングル・アクション・アーミー(5/6)@メタルギアシリーズが握られています
※観覧車の真下にゴンドラが落ちており、そこにアリス・マーガトロイドの死体があります。
※遊園地は誰かが電源を入れたわけではなく、会場のギミックです。8:00~21:00の間だけアトラクションが稼動します
※遊園地エントランス前に軽トラックが放置されています
※天城雪子の死体の手にシングル・アクション・アーミー(5/6)@メタルギアシリーズが握られています
※観覧車の真下にゴンドラが落ちており、そこにアリス・マーガトロイドの死体があります。
※遊園地は誰かが電源を入れたわけではなく、会場のギミックです。8:00~21:00の間だけアトラクションが稼動します
※遊園地エントランス前に軽トラックが放置されています
☆ ☆ ☆
会場のどこか。どかどかと廊下を歩く音が聞こえる。そしてドアをおもいっきり開ける音が彼の耳に響いた。
「……どういうことよ?」
「ああ、君達のゲーム機のプログラムのことかい?」
「知ってたのね。私達がアレを支給品に仕込んだことを」
「大丈夫、アイツには言ってない。言う気もない。それにどちらかと言えば俺は君達寄りのポジションさ」
ガソリンスタンドの男、イザナミはニヤニヤしながら彼女の言葉を聞く。
「ふざけないで。一番この惨事を楽しんでるのは貴方じゃないのよっ!!」
「えーりん!落ち着くのサ!」
「ふふ、俺は楽しい方向に進ませてるだけ。でもこれ以上やったら俺の命も危ない」
「……自分自身の命もどうでもいいと思ってる癖に、」
「大丈夫、これ以上梃入れはやらないように努力はする」
「あの選択の回答を知ったって参加者には殆ど無意味の情報よ。貴方のせいでゲームが進まなくなった」
「早く首輪を解かれても困るんだ。だからああいうプログラムを仕組んだ。でもあの『ハル・エメリッヒ』がプレイしてる事もあるし、すぐに無意味な選択だと気付かれるかもしれないから、難易度も上げておいた」
「っく!貴方って人はっ!?」
歯軋りをして、くってかかろうとする。だがその光景を見たマルクはすぐに永琳を押さえつける。
「えーりん!僕らがこいつに勝てる訳ないのサ!」
「おおう、怖い怖い、月の頭脳を怒らせたらどうなるか見物だねぇ。じゃ、俺は忙しいから早く出てって」
イザナミはもう興味は無い、と言いたげそうに回転イスを何かを映す画面に方向を戻した。こうなっては完全に自分を相手にしてくれないだろう。その部屋をあとにするしか二人にはできなかった。
「……どういうことよ?」
「ああ、君達のゲーム機のプログラムのことかい?」
「知ってたのね。私達がアレを支給品に仕込んだことを」
「大丈夫、アイツには言ってない。言う気もない。それにどちらかと言えば俺は君達寄りのポジションさ」
ガソリンスタンドの男、イザナミはニヤニヤしながら彼女の言葉を聞く。
「ふざけないで。一番この惨事を楽しんでるのは貴方じゃないのよっ!!」
「えーりん!落ち着くのサ!」
「ふふ、俺は楽しい方向に進ませてるだけ。でもこれ以上やったら俺の命も危ない」
「……自分自身の命もどうでもいいと思ってる癖に、」
「大丈夫、これ以上梃入れはやらないように努力はする」
「あの選択の回答を知ったって参加者には殆ど無意味の情報よ。貴方のせいでゲームが進まなくなった」
「早く首輪を解かれても困るんだ。だからああいうプログラムを仕組んだ。でもあの『ハル・エメリッヒ』がプレイしてる事もあるし、すぐに無意味な選択だと気付かれるかもしれないから、難易度も上げておいた」
「っく!貴方って人はっ!?」
歯軋りをして、くってかかろうとする。だがその光景を見たマルクはすぐに永琳を押さえつける。
「えーりん!僕らがこいつに勝てる訳ないのサ!」
「おおう、怖い怖い、月の頭脳を怒らせたらどうなるか見物だねぇ。じゃ、俺は忙しいから早く出てって」
イザナミはもう興味は無い、と言いたげそうに回転イスを何かを映す画面に方向を戻した。こうなっては完全に自分を相手にしてくれないだろう。その部屋をあとにするしか二人にはできなかった。
「……はぁ」
「…………えーりん。」
「……大丈夫。まだ負けた訳じゃない。でもアイツのせいで運否天賦の賭けになった」
小さな声でマルクに言う、この廊下にも盗聴器があるのでこうやって話すしかなかった。
「……神に祈るしかないのサ」
「祈ったって意味は無いのよマルク。だからもっと決定的で、アイツにもばれない作戦を考えなければいけない」
泣き言を言うマルクに自分なりに励ました。
そうだ、神は居るには居る。それも沢山。だが祈ったって神は自分達の事に興味はもたない。精々私達の愚痴を宴会の肴にするだけだ。
だが、ゲーム機以上にいい作戦が思い浮かぶことは在りえない事だと自分でも分かっている。だから今は、神に祈る訳ではない。ただ運に頼るしかないのだ。
ハル・エメリッヒがその質問を意味の無い事に気付き、そしてイザナミが上げたという難易度が所謂『鬼畜』ではないことを祈るしかない。
私の裏をかいてきたイザナミの裏をかいてきた私の裏を……。正直、今はいたちごっこの状態だ。
最初からいたちごっこにならないような作戦、例えば、一撃必殺の様な攻撃を。
全てが終わるまで、私は考え続けなければならない。全てを救う為に。
「…………えーりん。」
「……大丈夫。まだ負けた訳じゃない。でもアイツのせいで運否天賦の賭けになった」
小さな声でマルクに言う、この廊下にも盗聴器があるのでこうやって話すしかなかった。
「……神に祈るしかないのサ」
「祈ったって意味は無いのよマルク。だからもっと決定的で、アイツにもばれない作戦を考えなければいけない」
泣き言を言うマルクに自分なりに励ました。
そうだ、神は居るには居る。それも沢山。だが祈ったって神は自分達の事に興味はもたない。精々私達の愚痴を宴会の肴にするだけだ。
だが、ゲーム機以上にいい作戦が思い浮かぶことは在りえない事だと自分でも分かっている。だから今は、神に祈る訳ではない。ただ運に頼るしかないのだ。
ハル・エメリッヒがその質問を意味の無い事に気付き、そしてイザナミが上げたという難易度が所謂『鬼畜』ではないことを祈るしかない。
私の裏をかいてきたイザナミの裏をかいてきた私の裏を……。正直、今はいたちごっこの状態だ。
最初からいたちごっこにならないような作戦、例えば、一撃必殺の様な攻撃を。
全てが終わるまで、私は考え続けなければならない。全てを救う為に。
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