ぎんいろとにじいろと ◆5WJyYTYBtI
「ちっ」
ショッピングモールの一角、電化製品が立ち並ぶ中を、一人の少年が歩いている。
売り場内をうろつき、その中に役に立つものがないことを確認すると、舌打ちをしてその場に座り込んだ。
売り場内をうろつき、その中に役に立つものがないことを確認すると、舌打ちをしてその場に座り込んだ。
「こんな大きな店にくりゃ、何か使えそうなもんがあると思ったんだが」
この電化製品売り場に来る前にもあちこち回ってみたが、「殺し合い」の役に立つようなものはほとんどありはしなかった。せいぜい、少しの食料を得ることが出来たくらいか。
……次は文房具売り場にでも行くか。カッターくらい置いてるだろ。ああ、包丁を探すという手もあるか。
……次は文房具売り場にでも行くか。カッターくらい置いてるだろ。ああ、包丁を探すという手もあるか。
……まあいい。俺にはこれがある。
今俺が手に握っているのは紛れもない拳銃。いわゆる、リボルバーってやつだろう。支給品のひとつとして入っていた代物だ。
説明書によると「リボルバー・オセロット」なる人物の持ち物らしいが、そんなことはどうでもいい。
何しろ拳銃だ。拳銃だぞ? この国に住む普通の子供には拳銃を持つ経験なんてない。手にした事のない強力な力。興奮せずに、頼らずにはいられないだろ。
こんな「殺し合いゲーム」なる舞台に放り込まれたのなら尚更だ。これさえあれば、子供の自分でも人殺しの一つや二つ余裕でやれる。
俺はその拳銃をまじまじと眺めた後、バッグの中身に手をつけた。
今俺が手に握っているのは紛れもない拳銃。いわゆる、リボルバーってやつだろう。支給品のひとつとして入っていた代物だ。
説明書によると「リボルバー・オセロット」なる人物の持ち物らしいが、そんなことはどうでもいい。
何しろ拳銃だ。拳銃だぞ? この国に住む普通の子供には拳銃を持つ経験なんてない。手にした事のない強力な力。興奮せずに、頼らずにはいられないだろ。
こんな「殺し合いゲーム」なる舞台に放り込まれたのなら尚更だ。これさえあれば、子供の自分でも人殺しの一つや二つ余裕でやれる。
俺はその拳銃をまじまじと眺めた後、バッグの中身に手をつけた。
まず、食料だ。まずそうなパンが数個入っているだけ。それを無視して、先ほど食料品売り場から取ってきたパンに手をつける。
味はまずまず。少なくともこの支給品の固そうなパンよりマシだろ。
パンをかじりつつ、次に探り当てたのは文字が羅列している紙切れ。
あのピエロ野郎が言っていた参加者名簿だろう。懐中電灯でその均等に整列した文字を照らす。
ほとんどが知らない名前だった、が、一つの名前に目が留まった。
味はまずまず。少なくともこの支給品の固そうなパンよりマシだろ。
パンをかじりつつ、次に探り当てたのは文字が羅列している紙切れ。
あのピエロ野郎が言っていた参加者名簿だろう。懐中電灯でその均等に整列した文字を照らす。
ほとんどが知らない名前だった、が、一つの名前に目が留まった。
「こいつは……」
サカキ。
3年前に、全てを投げ出した男。全てから逃げ出した男。
それもたった一人のガキに負けて。
負けを認め、組織も何もかもを見捨ててどこかへ消え去った。敗北者、弱者、臆病者。
情けなくて仕方がない。何が情けないって、そんな負け犬に憧れていた昔の俺が情けない。
奴は口癖のように世界征服だの理想だのなんだのと言っていて、かつては俺もそれに憧れていた。
そんな憧れていた『勝ち組』は、今となってはただの『負け組』になってしまったのである。
姿を消し去った後、何の音沙汰もなかったが……まさかこんな所に居るとは。
あいつの顔なんて見たくない。ま、あんな奴、とっとと殺されてしまうのがオチだろうが。
3年前に、全てを投げ出した男。全てから逃げ出した男。
それもたった一人のガキに負けて。
負けを認め、組織も何もかもを見捨ててどこかへ消え去った。敗北者、弱者、臆病者。
情けなくて仕方がない。何が情けないって、そんな負け犬に憧れていた昔の俺が情けない。
奴は口癖のように世界征服だの理想だのなんだのと言っていて、かつては俺もそれに憧れていた。
そんな憧れていた『勝ち組』は、今となってはただの『負け組』になってしまったのである。
姿を消し去った後、何の音沙汰もなかったが……まさかこんな所に居るとは。
あいつの顔なんて見たくない。ま、あんな奴、とっとと殺されてしまうのがオチだろうが。
「俺が勝つ。俺が一番になってやる。あんたとは違う」
……昔を思い出して、胸糞が悪くなった。名簿をバッグにしまい、かじりかけていたパンをすべて口の中に押し込む。
そうだ、勝つのは俺。「殺し合い」だかなんだか知らないが、俺は負けるわけにはいかない。俺は最強を目指さなければならないのだから。
勝つ為には人を殺すことなんて易いことだ。
そうだ、勝つのは俺。「殺し合い」だかなんだか知らないが、俺は負けるわけにはいかない。俺は最強を目指さなければならないのだから。
勝つ為には人を殺すことなんて易いことだ。
「……そろそろ行くか」
バッグを持ち直し、立ち上がろうとした、その時。
目の前に、ふらふらと歩く人影が見えた。
見たところ一人で、何の武装もしていない。少し長い金髪が、店内の薄明かり(ショッピングモールの照明は小さい電灯が点いているだけだ)に反射していた。体格を見るに女だろう。
まさに絶好の『標的』だ。
目の前に、ふらふらと歩く人影が見えた。
見たところ一人で、何の武装もしていない。少し長い金髪が、店内の薄明かり(ショッピングモールの照明は小さい電灯が点いているだけだ)に反射していた。体格を見るに女だろう。
まさに絶好の『標的』だ。
「さっそくカモが来たな」
改めて姿勢を低くし、銃を構える。ちゃんと弾は入っている。何も問題はない。
目の前の標的に向かって、じりじりと近寄る。気付かれないように、ゆっくり、ゆっくりと。
やがて、十分銃の射程が届く場所までやってきた。ここまでは順調だ。
さて、問題はタイミングだ。隙を見て、引き金を引く。それだけ。
棚の陰から相手の様子を伺う。まだこちらには気付いていない様子だ。背を向けてゆったり歩いている。
銃を構えなおす。なぜかここにきて、そのグリップが重く感じられていた。
まさか緊張しているのか? 同情しているのか?
馬鹿馬鹿しい。ここにきて何をためらう必要がある?
引き金を引くだけだ。それで終わりだ。
目の前の標的に向かって、じりじりと近寄る。気付かれないように、ゆっくり、ゆっくりと。
やがて、十分銃の射程が届く場所までやってきた。ここまでは順調だ。
さて、問題はタイミングだ。隙を見て、引き金を引く。それだけ。
棚の陰から相手の様子を伺う。まだこちらには気付いていない様子だ。背を向けてゆったり歩いている。
銃を構えなおす。なぜかここにきて、そのグリップが重く感じられていた。
まさか緊張しているのか? 同情しているのか?
馬鹿馬鹿しい。ここにきて何をためらう必要がある?
引き金を引くだけだ。それで終わりだ。
息を吸い、思い切って棚の陰から飛び出した。
目の前の標的に銃口を向け、力いっぱい、引き金を引く。
目の前の標的に銃口を向け、力いっぱい、引き金を引く。
銃声が空気を揺さぶり、標的はばたんと倒れた。
それだけだった。それきり、標的はぴくりとも動かなかった。
あまりにもあっさり。あまりにも――あまりにもあっけなく、標的を殺すことに成功してしまった。
これが銃か。これが力か。
手に持った鉄の塊を見て、俺は震えていた。なぜ震えているのか――
あまりにもあっさり。あまりにも――あまりにもあっけなく、標的を殺すことに成功してしまった。
これが銃か。これが力か。
手に持った鉄の塊を見て、俺は震えていた。なぜ震えているのか――
――怯えている?
――いや、違う。違う。そんなことはない。
この震えは、きっと喜びに溢れているからに違いない。大きな力を得、それにより敵を打ち倒した。その歓喜の震えだ。そうに違いない。
決して恐怖だとか、同情心とか、そんなものじゃない。
この震えは、きっと喜びに溢れているからに違いない。大きな力を得、それにより敵を打ち倒した。その歓喜の震えだ。そうに違いない。
決して恐怖だとか、同情心とか、そんなものじゃない。
「殺した後は、バッグを回収しないとな……」
気を取り直し、動かなくなった標的に向けて、足を踏み出そうと――
気を取り直し、動かなくなった標的に向けて、足を踏み出そうと――
「……っ!」
足が、動かない。
慌てて足元を見ると、両足に糸のようなものが巻きついていた。手を伸ばして解こうとしたが、その手にもいつのまにか糸が絡み付いていて動かすことが出来ない。
慌てて足元を見ると、両足に糸のようなものが巻きついていた。手を伸ばして解こうとしたが、その手にもいつのまにか糸が絡み付いていて動かすことが出来ない。
「くそっ!なんだこれは!」
必死にもがくが、その糸が離れる様子はまったくない。むしろ、もがけばもがくほど絡み付いていくような気がした。
やがて糸が絡む感覚は腕全体、足全体に広がり、身動きひとつとれなくなってしまった。
それを確認したかのように、不意に糸の力が後ろに働く。
「ぐぅっ!」
思い切り後ろに倒れこんだ。いや、倒された。懐中電灯と銃が手からこぼれ、音を立てて床を滑っていく。
銃、俺の銃が!
もがき、なんとか銃に手を伸ばそうとした。が、そんなことはもうとっくにできなかった。既に手足を完全に封じられていたので。
必死にもがくが、その糸が離れる様子はまったくない。むしろ、もがけばもがくほど絡み付いていくような気がした。
やがて糸が絡む感覚は腕全体、足全体に広がり、身動きひとつとれなくなってしまった。
それを確認したかのように、不意に糸の力が後ろに働く。
「ぐぅっ!」
思い切り後ろに倒れこんだ。いや、倒された。懐中電灯と銃が手からこぼれ、音を立てて床を滑っていく。
銃、俺の銃が!
もがき、なんとか銃に手を伸ばそうとした。が、そんなことはもうとっくにできなかった。既に手足を完全に封じられていたので。
こつ、こつ、と靴の音がすぐ近くで響く。
その足音の主は俺の銃を拾い上げ、静かに呟いた。
その足音の主は俺の銃を拾い上げ、静かに呟いた。
「やれやれ、こんな物騒なものを人に向けるなんてね」
薄暗い中、身動き一つとれない俺の目の前に立っていたのは。
先ほど撃ち殺したはずの、金髪の少女だった。
先ほど撃ち殺したはずの、金髪の少女だった。
「てめえ! なんで生きてんだよ!?」
「……変なことを聞くわね。逆に聞くけれど、何故私が死んだと思っているの?」
「何故? さっき撃たれただろ!拳銃で!」
「ふうん、コレが拳銃か。噂には聞いてたけど……あまりキレイなものじゃないわね。弾も見えないし」
「おい!質問に答えろ!」
「あれ、質問した?」
「なんで生きてんだよ、てめえ!?」
「私は撃たれていないんだから、死ぬもなにもないでしょ」
「だから、さっき俺はてめえを撃って……」
「……変なことを聞くわね。逆に聞くけれど、何故私が死んだと思っているの?」
「何故? さっき撃たれただろ!拳銃で!」
「ふうん、コレが拳銃か。噂には聞いてたけど……あまりキレイなものじゃないわね。弾も見えないし」
「おい!質問に答えろ!」
「あれ、質問した?」
「なんで生きてんだよ、てめえ!?」
「私は撃たれていないんだから、死ぬもなにもないでしょ」
「だから、さっき俺はてめえを撃って……」
何か大きなものが、俺の目の前に突き出された。
一瞬、思考が停止した。
「あんたが撃ったのはこれ。私じゃない」
そこには、胴体を貫かれた、マネキンが転がっていた。
「あ、あ……ああ……!?」
「……他に質問は?」
「……他に質問は?」
――やられた。完全にやられた。
こんな簡単な手に騙されるなんて。
こんな簡単な手に騙されるなんて。
「ちくしょう……ちくしょう!殺してやる!絶対殺してやるぞ、てめえぇぇ!」
「……質問はないみたいね」
「さっさとこの糸解きやがれ!」
「自分を殺そうとしている奴を自由にしてあげる奴がいるのなら、そいつはよっぽどの変わり者でしょうね」
「ああ!? いいから解きやがれ!!」
「……質問はないみたいね」
「さっさとこの糸解きやがれ!」
「自分を殺そうとしている奴を自由にしてあげる奴がいるのなら、そいつはよっぽどの変わり者でしょうね」
「ああ!? いいから解きやがれ!!」
もう必死だった。悔しくて、腹立たしくて仕方がない。
そんな俺を見て、女は溜息をつき、背を向けた。
そんな俺を見て、女は溜息をつき、背を向けた。
「しばらくそこで頭を冷やしたらどう? 床は冷えてるから、丁度いいでしょ」
「黙れ!」
「言われなくても」
女はそう言って、再び歩を進め始めた。
「黙れ!」
「言われなくても」
女はそう言って、再び歩を進め始めた。
「おい、待てよ!待ちやがれ!」
「何。黙れって言ったのはあんたでしょ」
「う、うるせえ! 名前だ!名前を教えろ!」
「……」
「何。黙れって言ったのはあんたでしょ」
「う、うるせえ! 名前だ!名前を教えろ!」
「……」
女は少し黙って、何かカードのようなものを投げてよこした。
「アリス・マーガトロイドよ、シルバー」
こつ、こつ、と足音は遠ざかっていく。
俺はその音を聞きながら、黙って唇を噛むことしかできなかった。
【E-5 ショッピングモール内・電化製品売り場/一日目/深夜】
【シルバー@ポケットモンスターシリーズ】
[状態]:身体疲労(少)、精神疲労(少)、魔法の糸で縛られている(数十分で解けます)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×2(武器はなし)、銃の弾(残り18)、少しの食料
[思考]
基本方針:優勝を目指す。手段は問わない。
1:アリス・マーガトロイドは絶対に殺す…
2:殺し合いには積極的に参加する。
3:次の武器を調達したい。
4:サカキには会いたくないな…
※赤髪の少年(金銀ライバル)です。
※参戦時期はロケット団壊滅から3年後以降(金銀の時代)です。それより細かい時期は後続の書き手に任せます。
※トレーナーカードはこの世界に来ても持っています
【シルバー@ポケットモンスターシリーズ】
[状態]:身体疲労(少)、精神疲労(少)、魔法の糸で縛られている(数十分で解けます)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×2(武器はなし)、銃の弾(残り18)、少しの食料
[思考]
基本方針:優勝を目指す。手段は問わない。
1:アリス・マーガトロイドは絶対に殺す…
2:殺し合いには積極的に参加する。
3:次の武器を調達したい。
4:サカキには会いたくないな…
※赤髪の少年(金銀ライバル)です。
※参戦時期はロケット団壊滅から3年後以降(金銀の時代)です。それより細かい時期は後続の書き手に任せます。
※トレーナーカードはこの世界に来ても持っています
◇
「……はあ」
安堵と疲労の息を漏らしつつ、アリス・マーガトロイドは夜の街を歩いていた。
ショッピングモール内は十分に探索した。必要そうなものは大体回収できた……と思う。
マネキンを持ち帰ることが出来なかったのは心残りだが、腹に穴を空けられてしまっては仕方がない。何よりあれは大きすぎて重いし。
まさか戯れに操っていたマネキンに攻撃する奴が居るとは。いや、おとり作戦という意味も一応あったのだけど、ここまでキレイにハマるとは意外だ。
それに、あの少年、シルバーを縛っている魔法の糸は、時間が経てば消えてしまう。魔力の供給源である私が離れてしまったのだから。
あの様子を見るに、糸が解けるなり私を殺そうとするに違いない。そんな危ない奴が居るところに居残る必要は何もない。
もっとも、糸が解けたところで私が殺されるなんてことは全く有り得ない話なのだけど。
人間、しかも丸腰の子供に負ける妖怪はそういない。さすがの私もそこまでの手加減はできない。
ショッピングモール内は十分に探索した。必要そうなものは大体回収できた……と思う。
マネキンを持ち帰ることが出来なかったのは心残りだが、腹に穴を空けられてしまっては仕方がない。何よりあれは大きすぎて重いし。
まさか戯れに操っていたマネキンに攻撃する奴が居るとは。いや、おとり作戦という意味も一応あったのだけど、ここまでキレイにハマるとは意外だ。
それに、あの少年、シルバーを縛っている魔法の糸は、時間が経てば消えてしまう。魔力の供給源である私が離れてしまったのだから。
あの様子を見るに、糸が解けるなり私を殺そうとするに違いない。そんな危ない奴が居るところに居残る必要は何もない。
もっとも、糸が解けたところで私が殺されるなんてことは全く有り得ない話なのだけど。
人間、しかも丸腰の子供に負ける妖怪はそういない。さすがの私もそこまでの手加減はできない。
だが。
「ほんと、この銃っていうのは怖いわね」
アリスが操っていた『おとり』、マネキンの胴体を木端微塵にしてしまったあの威力。
それをこの小さな道具が生み出したというのだから脅威である。
山の河童がやってる研究というのもあなどれないな、これは。
……いや、魔法使いである自分が科学などというものに興味を持つのも変な話だ。
閑話休題。
それをこの小さな道具が生み出したというのだから脅威である。
山の河童がやってる研究というのもあなどれないな、これは。
……いや、魔法使いである自分が科学などというものに興味を持つのも変な話だ。
閑話休題。
「さて、これからどうしよう」
殺し合いに乗る気はさらさらない。人殺しが嫌というのもあるが、ただ単純にやる気が起こらない。
あの道化師の言うことをきくのも癪だし。先ほど見た名簿には、紅い館の吸血鬼だの、花の妖怪だの、とてもかないそうにない連中が揃っていたし。
ならばあの元締めを倒す、或いはここからの脱出を試みる、ということになるのだが、こちらも紅白巫女や白黒魔法使いが勝手に解決してくれそうな気がする。異変解決は彼女らの管轄と決まっている。
しかしそうはいっても、あのふざけた道化師には一泡吹かせてやりたい気も。
あの道化師の言うことをきくのも癪だし。先ほど見た名簿には、紅い館の吸血鬼だの、花の妖怪だの、とてもかないそうにない連中が揃っていたし。
ならばあの元締めを倒す、或いはここからの脱出を試みる、ということになるのだが、こちらも紅白巫女や白黒魔法使いが勝手に解決してくれそうな気がする。異変解決は彼女らの管轄と決まっている。
しかしそうはいっても、あのふざけた道化師には一泡吹かせてやりたい気も。
「あー……私も何か動いてみるか。脱出に向けて」
ああ、しかし。
あの少年を殺さず、名前まで名乗ってしまって。易々と見逃してしまって。全く甘い。
それは人間としては当たり前の思考かもしれないけれど、人間ではないアリス・マーガトロイドにとっては当たり前の思考とはいえない。
あの少年を殺さず、名前まで名乗ってしまって。易々と見逃してしまって。全く甘い。
それは人間としては当たり前の思考かもしれないけれど、人間ではないアリス・マーガトロイドにとっては当たり前の思考とはいえない。
「やれやれ、やっぱりおせっかいなのかな、私は」
ま、それでもいいでしょ。
アリス・マーガトロイドは魔法使いだが、それ以前にアリス・マーガトロイドはアリス・マーガトロイドだ。
結局のところ、私のことは私が決めるもの。それがお人よしでもおせっかいでも妖怪らしくなくても、それは私が決めた行動。
なにより今回の異変は私も実害を被ってる。異変解決は紅白の仕事だけど、今回はあの巫女に任せっぱなしというわけにもいかない。
……ああ、白黒を足せば四色か。いや、白が重複してるから三色が正しい?
アリス・マーガトロイドは魔法使いだが、それ以前にアリス・マーガトロイドはアリス・マーガトロイドだ。
結局のところ、私のことは私が決めるもの。それがお人よしでもおせっかいでも妖怪らしくなくても、それは私が決めた行動。
なにより今回の異変は私も実害を被ってる。異変解決は紅白の仕事だけど、今回はあの巫女に任せっぱなしというわけにもいかない。
……ああ、白黒を足せば四色か。いや、白が重複してるから三色が正しい?
どちらにしても、
「私の五割七分にも満たない奴らに頼るのはね」
こつ、こつ。
さあ、どこへ行こうか。
旅の大道芸人なんて、呑気なものになった覚えはないけれども。
旅の大道芸人なんて、呑気なものになった覚えはないけれども。
【E-5 ショッピングモール付近/一日目/深夜】
【アリス・マーガトロイド@東方project】
[状態]:健康
[装備]:シングル・アクション・アーミー(5/6)@メタルギアシリーズ
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×3
[思考]
基本方針:脱出の手立てを探す。
1:まずは街の施設を回ってみようかしら…
2:人殺しは基本的にしないつもり。正当防衛及び危険人物排除はするけど。
3:操れる人形が欲しい。
4:魔理沙と霊夢は……別に探さなくてもいいか。
※ショッピングモールで何か調達したようです。
【アリス・マーガトロイド@東方project】
[状態]:健康
[装備]:シングル・アクション・アーミー(5/6)@メタルギアシリーズ
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×3
[思考]
基本方針:脱出の手立てを探す。
1:まずは街の施設を回ってみようかしら…
2:人殺しは基本的にしないつもり。正当防衛及び危険人物排除はするけど。
3:操れる人形が欲しい。
4:魔理沙と霊夢は……別に探さなくてもいいか。
※ショッピングモールで何か調達したようです。
【シングル・アクション・アーミー@メタルギアシリーズ】
リボルバー・オセロットが愛用している回転式拳銃。SAAと略される。
装弾数は6。回転式拳銃の特徴として弾詰まりなどのトラブルが少なく、扱いやすい。
リボルバー・オセロットが愛用している回転式拳銃。SAAと略される。
装弾数は6。回転式拳銃の特徴として弾詰まりなどのトラブルが少なく、扱いやすい。
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