現代nコマとは、現代4コマの派生ジャンルの内、4以外のコマ数を主題とするものの総称である。
概要
現代4コマが4個のコマを使った表現方法であるのに対して、現代nコマでは4個以外のコマ数を表現する。
4コマを想像させる補完4コマとは区別されることもあるが、その境界線は曖昧である。
4コマを想像させる補完4コマとは区別されることもあるが、その境界線は曖昧である。
2024.5.16附記
もはや一見4コマではないものにまで「現代4コマ」の符号が与えられる昨今、このアートに対抗するキャンペーンとしての性格もみられる。ただし現代nコマは現代4コマに対して、ダダのように破壊的な攻撃を仕掛けるものではない。ダダの中心人物のひとりであったトリスタン・ツァラによる「ダダ宣言1918」の一節を引用しよう。
もはや一見4コマではないものにまで「現代4コマ」の符号が与えられる昨今、このアートに対抗するキャンペーンとしての性格もみられる。ただし現代nコマは現代4コマに対して、ダダのように破壊的な攻撃を仕掛けるものではない。ダダの中心人物のひとりであったトリスタン・ツァラによる「ダダ宣言1918」の一節を引用しよう。
「秩序=無秩序、ぼく=非ぼく、肯定=否定」
「DADA NE SIGNIFIE RIEN(ダダハナニモイミシナイ)」
塚原史『ダダ・シュルレアリスムの時代』(ちくま文芸文庫、2003)、p.54より引用
ここからもわかるように、ダダは「AとB」という二項対立を破壊しその意味性を損なわせるものであった。一方現代nコマは現代4コマとの差異を、明確に意味付けようとする姿勢を隠さない。「現代4コマと現代nコマ」といったような二項対立を築くことすらせず、あくまでも別な概念であることを言葉なく宣言しているといえる。
以上
歴史
そしてそれらの現代nコマを面白がったいとととが「現代4コマでもあるし現代3コマでもあるし現代0コマでもあるハイブリッド作品お待ちしています」と発言したことで何コマとも解釈できる概念、多様派が生まれた。
そして多様性の浸透に伴い、より多様な表現をするために0、3、4以外にも現代1コマや現代無限コマといった派生が作られた。