日本国憲法
■三大原則と理念
日本国憲法とは、太平洋戦争終了後、GHQの指示を受け、わずか数週間で発表された現在の我が国の最高法規である。
基本的人権の尊重、国民主権、そして何より平和主義(戦争の放棄)を謳った世界に誇れる平和憲法だと言われている。
反面、自らの安全と生存を保持する責任を放棄した上、国際社会において名誉ある地位を欲する様は、いじらしささえ感じられるなどと揶揄されている。
■憲法改正
今回の衆議院議員選挙(平成24年12月実施)では、憲法改正が自由民主党や日本維新の会などの候補者により議論されている。
自民党では、憲法を改正して集団的自衛権を可能にすることや自衛隊を国防軍にすることなどが政権公約とされている。維新の会でも自主憲法制定が公約とされている。みんなの党も改憲を目指している。
改正手続きについては、自由民主党総裁の発言によると憲法96条の各議院の総議員の3分の2条項を2分の1に改正してから他の条文(国防軍にすることなど)を改正することになる。
第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
以前は、政治的タブーでさえあった核武装論まで出てきた。言葉を発するだけで大臣を辞職させられた時代から見れば、議論していること自体大きな進歩と言える。
■憲法草案
自由民主党では、様々な議論を重ね、
憲法改正草案(
詳細)が作られたようです。超党派の
憲法96条改正を目指す議員連盟も作られ、すでに署名活動が行われているようだ。
日本青年会議所でも
草案が作られ発表されたが、こちらは、天皇が国家元首と明記されている。法律に定める自治体の代表でこれを組織する「評議員」と記されているものもあるが、これは何であろうか?
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最終更新:2012年12月29日 22:04