従軍慰安婦問題
1983年に文筆家の吉田清治の著書「私の戦争犯罪 朝鮮人の強制連行」と題した本が出版された。
内容は、吉田自身が軍に配属されていたときに、軍の命令により、205人の朝鮮人女性を強制連行し、従軍慰安婦にしたと言う衝撃的なものであった。
この暴露本が噂となり、これを嗅ぎ付けた朝日新聞社がこの捏造本を大々的に取り上げ、現在に於ける「従軍慰安婦」問題に火を着けた。
この吉田清治の本が出版されるまでは一度たりとも「従軍慰安婦」問題は、韓国や北朝鮮はおろか中国からも提起されてはいなかった。
ところが1992年に歴史研究家「秦郁彦教授」が捏造本の証言に基づき済州島に行って現地調査を行ったが、その裏づけは取れず、ましてこの現地調査の2年前にも済州島の地元新聞「済州新聞」までもが、聞き取り調査をしたがその裏づけも取れなかった。この様な経緯があり、吉田は自らの書「私の戦争犯罪」はでっち上げの書と認めた。
1996年5月号の「週刊新潮」に吉田清治のコメントが掲載されている。
「本に真実を書いても何の利益もない。事実を隠し自分の主張を混ぜて書くなんていうのは、新聞だってやるじゃないか」と開き直ってコメントしている。
しかし、まずかったのは、これ以降の日本政府の対応である。この捏造本により火のついた韓国人の世論をなだめる意味で安易に朝鮮人に謝罪をしてしまっただけではなく、韓国人政府から「金銭補償は求めないから強制連行があった事実は認めて欲しい」との通達があり、安易な形で強制連行を国が認めてしまった。
日本は、世界の国々に対し性犯罪国家である、印象づけてしまった。
この様な「汚名」は簡単には消し去ることは出来ないが、未来の為、この汚名を消し去る努力をしなければならない。
当時、朝鮮には慰安婦や慰安所は存在したが、強制的な従軍慰安婦は存在しなかった。旧日本軍が従軍慰安婦を強制連行したという明確な証拠はない。
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最終更新:2012年12月29日 23:02