人と魔の世界
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gomibukuro_saga
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概要
人と魔が争う世界。神の時代に創られたこの広大な世界に、人族をはじめとした多様な種族が住んでいた。そこに現れたのが『魔王』であり、全てを支配するため魔族を率いて侵攻を開始した。それに対抗すべく神々は人族に加護を与え、『勇者』を生み出す。彼らは各々の正義と野心を胸に、互いの存在を賭けて戦ったのだった。
それ以外にも、世界各地で冒険家が浪漫を追い求めたり、魔術師が叡智の限界に挑戦したりもした。この輝かしい時代は、後に『剣と魔法の時代』と呼ばれることとなる。
それ以外にも、世界各地で冒険家が浪漫を追い求めたり、魔術師が叡智の限界に挑戦したりもした。この輝かしい時代は、後に『剣と魔法の時代』と呼ばれることとなる。
やがて、長らく続いた剣と魔法の時代が終わりを迎え、世界は『鉄と産業の時代』へと移り変わっていった。産業革命を迎え、機械文明が栄え始めた世界からは魔王の存在が消え失せた。残った魔族も息を潜めるようになり、彼らとの戦いはヒーローや魔法少女の活躍といった形で続いたものの、世界は次第に平和になっていくと思われた。
だが、時の流れと共に技術が発展していくにつれ、今度は人類同士が世界の覇権を巡り、争うようになる。特に『光の王国』と『鋼の帝国』の二強による戦争がもたらした戦火は凄まじく、世界中に破壊と流血を強いてきた。
これを見かねた神々は立ち上がり、他種族に決起を呼び掛けた。その中には、かつて人族の敵であった魔族も含まれており、そうして集った『神魔連合軍』と光の王国、鋼の帝国の三つ巴の戦いが勃発した。これが後の『人魔大戦』である。
だが、時の流れと共に技術が発展していくにつれ、今度は人類同士が世界の覇権を巡り、争うようになる。特に『光の王国』と『鋼の帝国』の二強による戦争がもたらした戦火は凄まじく、世界中に破壊と流血を強いてきた。
これを見かねた神々は立ち上がり、他種族に決起を呼び掛けた。その中には、かつて人族の敵であった魔族も含まれており、そうして集った『神魔連合軍』と光の王国、鋼の帝国の三つ巴の戦いが勃発した。これが後の『人魔大戦』である。
人魔大戦が佳境に入り、熾烈を極めたある日、戦局を大いに掻き乱す出来事が発生した。それが『大厄災』である。何処からともなく現れた『人の形をしたそれ』は、人族と魔族の区別もなしに無差別攻撃を開始した。無数に降り注ぐ灼光の雨が世界のあらゆるものを焼き尽くし、数えきれない程の命を消し去った。無論、連合軍・王国・帝国の三勢力も例外なく大打撃を受け、戦力を著しく削がれることとなる。この出来事が皮肉にも、長期化した人魔大戦を終わらせる大きな要因となった。
事態を重く見た三勢力は、残存する最大戦力をかき集めて決死隊を結成し、世界の存亡を懸けた死闘に身を投じる。そして、数多の犠牲と引き換えに大厄災を封印するに至ったのだった。
事態を重く見た三勢力は、残存する最大戦力をかき集めて決死隊を結成し、世界の存亡を懸けた死闘に身を投じる。そして、数多の犠牲と引き換えに大厄災を封印するに至ったのだった。
世界中に深い爪痕が残されたその後、光の王国と鋼の帝国は互いに不可侵協定を結ぶ。役目を終えた神魔連合軍も解散し、彼らはそれぞれの故郷に戻り復興を努めた。その中で世界の平和を尊ぶ『変わり者の魔王』が最も安全な都市として築き上げたのが『魔界都市キヴァ』だった。