ダブルオーガンダム

ダブルオーガンダム
00 GUNDAM
登場作品 機動戦士ガンダム00
型式番号 GN-0000
全高 18.3m
重量 54.9t
所属 ソレスタルビーイング
武装 GNビームサーベル
GNソードII
GNシールド
搭乗者 刹那・F・セイエイ


【設定】

ソレスタルビーイングの太陽炉搭載型モビルスーツ。
西暦2308年の最終決戦で国連軍に掃討されたソレスタルビーイングが再生する際に新規建造した第4世代に分類されるガンダム。
両肩に装備された2つのGNドライヴが最大の特徴で、その外見から「2個付き」の通称で呼ばれる。
これは創設者のイオリア・シュヘンベルグからトランザムシステムと共にもたらされたツインドライヴシステムの実証機という点がある。
通常、複数の動力源を載せた場合では大抵が「加算」で計算されるが、ツインドライヴシステムを用いる事により、そのエネルギー量、GN粒子生産量は二倍ではなく「二乗」となる。
だが、それぞれのGNドライヴには一種個性の様な違いがあり、なかなか同調率が合わず安定領域まで起動できなかった。
一番同調率が高かったガンダムエクシアとOガンダムのドライヴを使用しても恒常的に安定した出力は得られず、結果的にはトランザムを強制的に行なうことで起動した。
しかし、平常時にトランザムを発動させると機体に負担が掛かり機能を停止するため安定した性能を引き出すことは出来なかった。
なお、肩という被弾しやすい位置にドライヴが露出しているが、大量に放出されるGN粒子によりドライヴの周囲はGNフィールドと同じ効果が発生しており、被弾によるドライヴ自体の破損を防いでいる。
また、ドライヴ設置部は可動型で通常は横方向、後方に移動させた場合は前方への推力を上昇させ、前方に移動させた場合はシールドとして機能する。

本機の機体設計はもう一つのガンダムのGNバーニアを基に設計されており、その結果、両肩にGNドライヴを装備することにより大型化を防いでいる。
武装強化案としては、刹那の搭乗を前提にしたセブンソード*1、そしてセブンソード/Gが存在する。


【武装】

GNビームサーベル

腰部に2本マウントされている近接戦闘用のビーム兵器。
GN粒子で形成された刃で敵を溶断する。
刀身の長さを調整する事で投擲用のGNビームダガーとしても使用可能。

GNソードII

ガンダムエクシアのGNソードを発展させた実体剣。
技術の進歩により小型化され、GNソードの欠点であった取り回しも良くなっている。
GNビームライフルやGNビームサーベルとしての機能も有している他、2本の柄を連結させる事で「GNツインランス」としての使用も可能となっている。

GNシールド

先端に伸縮式のGNブレイドを内蔵した実体盾。
2枚を連結させての大型シールドとなる。


【原作の活躍】

刹那・F・セイエイとの合流までにもエクシア以外の全てのGNドライヴのマッチングテストを行った様だが、全て同調はしなかった。
しかも一番同調率の高かったガンダムエクシアと0ガンダムのGNドライヴの組み合わせでも安定稼動域には足りなかったが、パイロットの刹那が搭乗した第2話でトランザムを発動させ強引に安定稼働域まで持って行くことに成功する。
ただし、これは下手をすれば機体が爆発する可能性もあった一か八かの賭けであった。
その後、ジンクスIII2機と新型のアヘッド1機を見事に撃墜した。
だが、この時のダブルオーは辛うじて起動している状態であって、アヘッド・サキガケとの戦闘でトランザムを発動させたが、限界時間を待たずにオーバーロードが発生。
その後もイノベイター専用MSガラッゾとの戦闘で武装を破壊される等、全体的に苦戦が目立った。
そんな中で、ツインドライヴシステムを完璧なものにするためオーライザーを授与されることになった。


【搭乗者】

刹那・F・セイエイ

CV:宮野 真守

ソレスタルビーイングのガンダムマイスター。
2308年のソレスタルビーイングと国連軍との最終決戦後、半壊したガンダムエクシアと共に姿を消し、4年間世界を放浪しながら世界の行く末を見つめ続けていた。
しかし地球連邦による統一が進む中で連邦政府の政策・連邦軍直属の独立治安維持部隊アロウズによる反連邦勢力への統一の名を借りた非人道的な弾圧を目の当たりにし、世界が未だに歪んだままだということを知った刹那はコロニープラウドで自ら修理したガンダムエクシアリペアと共にアロウズに挑む。
しかし、新型機アヘッドに太刀打ちできずエクシアは大破、絶対絶命のピンチの所をティエリア・アーデのセラヴィーガンダムに助けられ新生ソレスタルビーイングと合流し、新たなる機体ダブルオーガンダムと共に再び行動を開始する。

基本的にクールな所は4年前と変わらないが、ロックオン・ストラトス(ニール・ディランディ)やマリナ・イスマイールの影響か、ソレスタルビーイングの中でリーダーシップを発揮するようになり、アレルヤ・ハプティズムが発見された際には笑顔を見せたり、アロウズに入隊したルイス・ハレヴィを取り戻そうとする沙慈・クロスロードの手助けをするなど以前と比べ周りとの接し方もかなり変わった。

【原作名台詞】

  • 「こんなもの…求めていない…ロックオンも、俺も!こんな世界を…!」
    • 第26話(2ndシーズン第1話)から。プラウドにてカタロンを虐殺するアロウズに対して。

  • 「破壊する…ただ破壊する!こんな行いをする…貴様達を!この俺が!駆逐する!!」
    • 同上。ジニンのアヘッドに立ち向かうが、圧倒的な性能差で追い詰められてしまう。

  • 「目覚めてくれ、ダブルオー…ここには、0ガンダムと、エクシアと、俺がいる!」
    • 第26話(2ndシーズン第2話)から。
      直後刹那の呼びかけに応えるかの様にダブルオーが起動したが、実は二乗化のタイムラグでちょうど起動しただけらしい

  • アロウズ兵「接近戦では、こっちが有利ィィィ!」
    刹那「これが、俺達の!ガンダムだ!!」
    • 同上。粒子攪乱幕を撒いてGNランスで突貫するGN-XⅢを、このセリフと共にGNランスごと切り裂いて撃破。このシーンはセブンソード/Gの前格闘特殊格闘派生、MBON以降はダブルオーガンダムN格闘最終段で採用された。


【VS.シリーズの活躍】

ガンダムVSガンダムNEXT PLUS

ダブルオー単体としては登場せず、最初からダブルオーライザーとして登場。

EXVS.

今作から素体のダブルオーガンダムとして参戦。
V2ガンダムのアサルトバスターの様に、制限時間付きでダブルオーライザーに換装する。
通常時の性能はコスト2000程度しかないため、いかに通常時を凌ぎ、安全な場面から換装し、その間にリードを作るかという「自身の理想的な流れに引き込む」戦略性があり、原作での純粋種並みの力を要求される玄人向け機体である。
余談だが本作の本機は無限トランザムを初めとしてやたらとバグが多く、「バグルオー」と呼ばれたことも。
そしてアーケード版では唯一のボス機体のレグナント(勿論パイロットはルイス)と沙慈の非常に長い掛け合いがある。その長さは時間設定が短いと最後まで聞き切れないほど。

本作で本機の称号「純粋種」を獲得するためには「100戦以内に本機とクアンタ(どちらも1回は使う)で一度も撃墜されずに20勝」という初代ガンダムやGガンダムの条件である20連勝よりマシだがまともなプレイだとかなり取得が厳しいものだった。
次回以降は純粋に使用回数を稼げばいいのでかなり楽になった。

ステージ「REBIRTH」では、朽ち果てたダブルオーガンダムや他のガンダム、オーライザーが背景にある。
セカンドシーズンEDである「Prototype」と「trust you」のシーンが元になっている。

MBON

格闘が一新された。

EXVS.2

格闘CSに新技の両肩のGNドライヴを前方に出して移動する技を得た。前方に射撃ガードありで格闘にキャンセル可能。
サブがエクシアのようなN、後でバク宙しながら、横で側転しながらGNビームサーベル投擲となった。
アシストもセラヴィーの代わりにケルディムが追加され狙撃に、アリオスも横格闘で援護してくれるように。
ライザーの強力な性能も合わさり歴史最強の生ダブルオーとなった。

後にダブルオーをベースにしたガンプラガンダムダブルオーダイバーエースが参戦した。


【勝利・敗北ポーズ】

勝利ポーズ

ツインドライヴを前方に移動させGNフィールドを展開している。

敗北ポーズ

右腕が外れた状態でうずくまる
  • 2ndの第2期EDのシーンに登場した姿に近い。


【勝利・敗北ポーズ:EXVS.FB~EXVS.MBONまで】

勝利ポーズ

基本的には前作と同様に加えて、アシスト使用時のバージョンが追加
GNソードIIを構えた00ガンダムとセラヴィーで並ぶ

敗北ポーズ

前作と同様


【その他の活躍】

ガンダムトライエイジ

第1弾から刹那と共に参戦。
リボンズやグラハ……ミスターブシドーも愛機と共に参戦していたがダブルオーライザーの参戦まではかなり間が空いた。

スーパーロボット大戦

「第二次Z再世編」より登場。

ソシャゲ「DD」ではGNドライヴ下にGNシールドを装着している。



【余談】

作品の展開に合わせHGでかなりの数のダブルオーが発売されたことで有名*2
オリジナルのダブルオーの装備をコンプリートしたいならタンクオーとセブンソードを買えば揃う。
そしてダブルオーのプラモ(とくにHG)は出来が非常によいことで有名(色分けは流石に最近のには劣るが)で、それから10年近く立って発売されたビルドダイバーズの主役機ダブルオーダイバーもパーツを流用しているが、同時期の完全新規キットに見劣りしないほどのクオリティを誇る。


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最終更新:2023年11月24日 18:26
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*1 純粋な技術進歩とフォン・スパークが連邦軍から強奪したGNバスターソード

*2 ただのダブルオー、ダブルオーライザー、ダブルオーライザー(GNソードIII付き)、デザイナーズカラーver、トランザムライザー、劇場版のタンクオー、セブンソード…さらにイベント限定品、ビルドダイバーズのダブルオーダイバー系列なども合わせるともっと増える