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キャラクター考察2 - (2011/11/16 (水) 18:24:29) の最新版との変更点
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*キャラクター考察2
※「らんだむダンジョン」に登場する各キャラクターのプロフィール等の詳細をまとめるページです。
&color(red){&bold(){※データ欄とは違い、誰が仲間になるなどの進行上のネタバレ全開なので、閲覧時は注意。}}
&bold(){※ 以上をわきまえたうえで、各キャラクター名の+部分をクリックして展開してください。}
&bold(){主人公やパーティー加入キャラは}[[こちら>キャラクター考察]]
&bold(){だんじょん村の人々などは}[[こちら>キャラクター考察3]]
&bold(){賞金首、一般のボスキャラはこちら}([[表>ボスキャラリスト]]、[[裏>ボスキャラリスト2]])
*《冒険に関わるものたち》
#region(妖精ボロワーズ,close)
&bold(){妖精ボロワーズ}
&italic(){「んー、もう少し待ってもらえますか?安全に慎重に、をモットーにやってますので。」}
通称ボロ。
妖精界から飛び出し、だんじょん村で成功したカナヅチ妖精に感化されて外へ飛び出した妖精たちの一人。
他の者はスルーアなどの上級妖精の圧力などで挫折するものの、彼女は表ダンジョン36Fにあった、
安全圏である女神オブダンジョンの元棲家を利用して『雇用妖精システム』を開業。
自らが代表、兼、受付嬢となり、妖精による宝箱アイテムの探索、及び回収のサービス業を始めることに。
(そこに至るまでに、仲間の妖精にある程度の犠牲があった模様)
妖精たちが好んで集めるという宝石を報酬に、各種宝石に該当した妖精に依頼してくれる。
能天気で子供のように純粋なマヴ、和国かぶれのイリス、更にお騒がせな妖精王女エイディーンなどどれもクセが強く個性豊かなメンバースタッフばかり。
(エイディーンに関しては、雇って働かせている事がバレると極刑になるので内緒にしていてと言う場面がある)
後に、エイディーンの命により「万能の欠片」を集めるために、裏ダンジョンで女神オブダンジョンの拡張で開設される、ミニゲームの受付も請け負う事になる。
#endregion
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#region(サンタクロース,close)
&bold(){サンタクロース}
&italic(){「よーし、来やがったな!今日も遠慮なく最高のスロットを回していきやがれ!」}
表ダンジョンの22F~33Fに出現する、スクール水着の上にサンタ衣装をまとった少女。
口は男勝りだが、冒険者にタダでプレゼントをくれる太っ腹な人。
プレゼント配りは歩合制の仕事とのことなので、貰ってあげたほうがサンタクロースのためにもなる。
プレゼントは宝箱3連リールのスロット方式で、レアアイテムの出る確率は、中央に止まった宝箱の色に相当する。
何度か出会っているうちに、スロットの質をグレードアップしてくれる。(白宝箱の絵柄が増える)
#endregion
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#region(吸血鬼姉妹エンネ&アイス,close)
&bold(){吸血鬼姉妹エンネ&アイス}
セーラー服姿の美少女吸血鬼姉妹。
緑髪でヘソ出し、ハイソックスを穿いた方が姉のエンネで(本人曰く「漢字で『炎音』」)、
ピンクの髪で幼さを残したような容姿をした方が妹のアイス。
エンネは名前の通りに炎系の魔法を、アイスは氷系魔法を操る。
吸血鬼ながらも太陽光、十字架、ニンニク等に免疫があり、心臓を突かれない限り死なない。
討伐に現れたものの、自分達の生活に同情したうえに面倒を見てくれるアデライーデを「お姉様」と慕い、専用の衣服まで用意するほど。
この世界の吸血鬼化には対策が講じられており、噛まれて吸血されてもワクチン一本で正常な状態に戻せる為、人の脅威としては低く認識されている。
そんな辛い逆境や偏見の中を生きてきた姉妹は日々の研究の結果、血液に頼らずとも野菜の「トマト」で生活エネルギーが補える事を発見。
しかし菜園技術に乏しく不味い作物しか出来上がらず困り果てたところにアデライーデが現れ、
彼女に面倒を見てもらう一方で、だんじょん村のレイチェルを紹介することになったのだが…
周りに充分な説明が無かったうえの連れ去り、更に姉妹たちの悪癖とも言える「可愛い娘に噛みつく」
クセが出てしまい、一時はアデラを巻き込んで戦うまでの大騒ぎになってしまう。誤解が解けた後はトマト栽培に勤む一方、生活安定の為に情報屋で働くなど真っ当な生活を心掛けるようになる。
しかし裏D編にて、女神オブダンジョンが出した「臨時ボスキャラ役」の求人広告に食い付いたエンネが、自身をバイトリーダーに妹のアイス、情報屋のアリサ、更にヘルパーを揃えた攻守一体のパーティーボス「バイトボス軍団」を結成してアナンタ達を迎え撃つ。
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#region(大精霊ウンディーネ,close)
&bold(){大精霊ウンディーネ}
&italic(){「今日は覚えて帰るといい。 水の精霊には水耐性――その程度の浅知恵は、}
&italic(){ いたずらに傷を大きくするだけだということを……!」}
四大元素「水」を司る大精霊。
水の眷属であるネレイドを前世に持つアデライーデとは旧知で犬猿の仲。
彼女が冒険に出て以来度々ちょっかいをかけてくる宿敵とでも言うべき相手…なのだが、
実はアデラと同じツンデレ属性の持ち主で、「数少ない友人」と認めているものの素直になれない裏返しだった。
「アデラ復讐編」では、誕生日が近付いたアデライーデを祝う為に誕生日パーティーを開こうしようと彼女を自分の領域へと誘うが、
案の定ぶっきらぼうで挑発的な文章内容だったため意志の疎通が適わず、アナンタ達を巻き込みバトルとなる。
従者である女スライム・スラ子にワガママを言ったり八つ当たりしては困らせている。
また、一番人気が高い四大精霊らしく、そのため二番人気の「風の大精霊シルフ」から対抗心を向けられている。
余談だが、本作品内では「地」「水」「火」「風」の四元素属性の大精霊の中で登場しているのは、現在は彼女だけである。
#endregion
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#region(従者スラ子,close)
&bold(){従者スラ子}
&italic(){「何故そういうことにーー!? あなたも全然進歩のない人ですね!?}
&italic(){ ツンデレならちゃんとデレの部分も見せろよ!」}
水の大精霊ウンディーネの(文字通りの)懐刀として仕える女スライム。
アデラ曰く「ひねくれた性格の性悪スライム」らしいが、実際は主(あるじ)に常に振り回されながらも健気に忠実に尽くす苦労人であり、数少ない常識人でもある。
その正体は、ウンディーネが扱う魔剣アトランティスソード(装備品扱いなので変身中は無敵)そのもの。
裏ダンジョン編では、懐かしいものが恋しくなる奇病(?)「レトロ病」が発症した主のために、「薬草」を販売する商人(ティティ)を捜しまわっている。
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#region(錬金術師レディ・ミラ,close)
&bold(){錬金術師レディ・ミラ}
&italic(){「ティティ早く帰ってこないかなぁ・・・・・・。お腹すいたなぁ・・・・・・。」}
&italic(){「今朝の朝ご飯の味噌汁に、七味唐辛子を入れるのを忘れた気がする・・・・・・。}
&italic(){ うぅーん・・・・・・。」}
ガルーダとの戦いで不時着した謎の小島(ミラアイランド)にある遺跡にてイルヴァMK2が守る通路の奥に居る人物。
作中では明言されていないが、伝説の女錬金術師ミラである。
錬金術師の三大目標(不老不死の霊薬、賢者の石、ホムンクルス)をたやすく達成した天才的な錬金術師。
しかし彼女はたった600年で雲隠れして、歴史の表舞台から姿を消している。
あまりにも天才的なミラの成果は、錬金術から最大の夢をなくしてしまい、
ミラが雲隠れすることで究極目標が夢に戻るまでの約600年間、発展が見られなかったという弊害も生まれている。
なぜ彼女は姿を消したのか。その理由は神々による合成獣創造の歴史にある。
天界の神々が合成獣を創造する技術は、ミラがホムンクルスを創造する技術を神々が買い取って応用したものであった。
初期の合成獣はミラ自身も携わっていたため暴走が少なかったが、合成獣を道具として扱う神々と考え方の違いから対立するようになり、天界を去って雲隠れした。
(なお、この神々の方針が合成獣との大規模な戦いを招くのだが、神々はミラに責任転嫁して合成獣の歴史の書物に、戦いの被害とともにミラの悪口を書き綴っている)
現在はミラアイランドで隠匿生活?しつつ、家族や友達のような関係の魔界商人ティティ・コーラと同居しており、生活の世話は彼女にして貰っている。
不老不死を会得した身とはいえ、長い歳月の中で思考回路や体内時計などの時間間隔がズレてきているらしく多少ボケ気味。
一日の4分の3を寝て過ごしているためコアラに似ているとよく言われるダメ人間。
そんなある日、ティティ・コーラがイルヴァの設定図を見つけてきてミラに渡したら、面白がったミラがイルヴァMK2を作り上げてしまった。
そのときティティは「動いた動いた」と大層喜んだという。…いつも寝てばかりのミラが久々に体を動かした事を。
しかし前述の通り、かなりボケてきているのでどうやって作ったかもよく覚えていないため、もう一度作っても同じようになるか分からず、そういう理由もあるにせよイルヴァMK2のことも友達として大事に思っている。
そんなイルヴァMK2は、現在マリオンと交代で、ミラアイランドの奥にある秘密の通路の番をしている。
しかし「神の船」の番人であるマリオンとミラの関係は詳細不明である。
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#region(魔界商人ティティ・コーラ,close)
&bold(){魔界商人ティティ・コーラ}
&italic(){「ついさっき、景気の良い冒険者も見つけたしね。君達の事だけど。}
&italic(){ さて、私が店舗を持てるように、少しばかり力を貸しておくれよ。」}
裏D編にて、女神オブダンジョンの拡張『ぼったくり商人登場(3000DP投資)』開放で登場する、魔界ショップの女行商人。
銀髪で猫耳、褐色の肌をしており、黒地に赤いラインのメイド服姿が特徴。
日当たりのいい場所で自分の店舗を持つことを夢に、ショバ代がかからないダンジョン内で路上販売を行う。
商品は魔界直輸入の珍しい品、また自らが監修したこだわりの食品も含まれる。
こっそり芸術家を志しており、好感度が上がれば自作アートの販売もしてくれる。
ダンジョン内で接触すると、各種アイテムをありえない金額で売りつけてくる、まさにぼったくり商人。
口調共に勢いとノリはいいが、自分の事になると口籠って話したがらないし、値切り交渉によっては一度目で怒ったりと掴み所が無い。
彼女の出自は謎だが、どうやら失踪した伝説の女錬金術師レディ・ミラの関係者。
ミラと同居して世話をしており、ミラ曰く「うちのティティ」。
(ティティ曰く「[[エリクシール(濃縮還元)]]」は、ティティの「母さん」が作ったらしい)
ミラは噂によるとホムンクルスと一緒に暮らしているらしいが、それがティティなのだろうか…?
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#region(極寒のアオボシ,close)
&bold(){極寒のアオボシ}
&italic(){「……久々に無い腕が疼く。}
&italic(){ 目の前に強敵がいるのに、全力を出せないこのもどかしさ……。}
&italic(){ あの戦いから幾星霜を経て、再び思い出せた。}
&italic(){ やっと来た……。それほどの相手に出会えた……。」}
裏ダンジョンの氷雪エリアの一角に建つ、冷気が吹き荒れる屋敷内最奥の玉座に居る(自称)雪の精霊。
見た目は、色白の肌に青い髪の少女だが、口調や振る舞いには年長者の威厳を漂わせる。
かつては雪の精霊として、冬や雪の美しさを人々に見せていたそうだが、寒さを嫌う邪神と闘った際に両腕を失い、同時にその力もほとんど失ってしまったらしい。
また両腕の肘から先の失った部分は、袖口を大きめのフレアとすることで隠している。
当初はDEを取り返すために挑んできたアナンタ達に警告しつつ戦いを挑むが、上記の理由で実力を発揮できない上、アナンタ達の腕試しをする範疇なので本気では無かった。
とはいえ、強力な氷属性魔法に加え、失った腕の代わりに剣の柄を咥えての剣撃を繰り出すなど戦闘能力は高い。
降参した後、アナンタに自分の境遇を語ったうえで、失った腕のうち右腕([[★氷爪プロキオン]])だけでも探し出して欲しいとそれとなく(?)依頼してくる。(左腕は義手でなんとかなるらしい)
そんなアオボシの正体は、その成りや経歴と各種装備品の詳細を照らし合わせて見る限り([[★ピラーフリーズ]]、[[◆冬の木枯らし]]、[[★目覚め待つ春の翼]]を参照)
四季戦争で両腕・右目を失いつつも敵の心臓を凍りつかせた『四季神・冬の女神セドナ』であった…。
余談だが、彼女のアオボシという名前は冬の星座「おおいぬ座」を構成する恒星「α星シリウス(Sirius)」の和名「青星」から来ている。(技名にもある「天狼」も、シリウスの中国語名)
腕の名前になっているプロキオンも「こいぬ座」を構成する恒星、視等級0.38等の
「α星プロキオン(Procyon)」からである。
腕が封印されていたリゲルズシールも冬の星座「オリオン座」を構成する恒星「リゲル(Rigel)」の名を冠している。
なお、本名の「セドナ」は、イヌイット神話において腕と片目を失うエピソードを持つ女神である。
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#region(赤竜ゲオルギウス,close)
&bold(){◎赤い鱗の竜}
&italic(){「それでは汝らに我に挑む資格があるかどうか、我が炎で試させてもらおうか……」}
&italic(){「お前達ならば……もしかするかもしれんな」}
10Fにて登場した火竜。ダンジョン探索に現れたアナンタたちが最初に戦った番人。
彼女達の力を認めて意味深な言葉を告げた後に姿を消す。
&bold(){◎赤竜ゲオルギウス}
&italic(){「これが冒険者として汝らの最後の試練。そして、滅びに挑む者の最初の試練。}
&italic(){ 我が炎、見事受け止めてみよ……!」}
&italic(){「私は汝らに賭けた。調整という名のくだらない運命を、その強さで終わらせてやってくれ……。」}
43F最奥にて再び相見える事になった火竜の真名。
その際、ここまで辿り着いたアナンタ達の実力に驚きながらも、彼女達の為に戦いの準備の時間を与えてから戦闘を挑むなど、紳士的でもある。
神々が画策するアジ・ダハーカの復活とそれに伴う「くだらない調整」などを知っているようであり、
再び自分に勝利したアナンタ達に滅びを止めるように、すべてを終わらせるよう願いを伝えると、道を譲って去っていった。
&italic(){「この村に、お前達のような強き者が生まれた。滅びの竜を倒し、六魔を倒し、ここまで歩いてきた。}
&italic(){ 本当に世界の意志があるとするならば、私はこの流れこそを「世界の意志」と呼びたい。」}
表ダンジョンの番人達はガイアの眷族であり、アジ・ダハーカ完全復活までダンジョンを守護する役目を負っていた。
しかしゲオルギウスはガイアの意が打ち砕かれることを望んでいた。
六魔が潰えてついにガイア自身が動き出したことを偶然にもアナンタに伝えて呼び寄せることに成功し神々も知らぬガイアの暗躍の歴史を語った。
ガイアが倒されると同時に眷族であった彼もまた消滅、自身の証明としてかアナンタ達に語った内容を書き記した一冊の本を残した。
その表紙には一言、「ありがとう」と書かれている。
#endregion
*《立ちはだかるものたち》
#region(古の魔女メリサンド,close)
&bold(){古の魔女メリサンド}
&italic(){「おい……アデライーデ!長生きしろよ!勝手に死ぬんじゃないよ!?」}
ネレイドの女王アムピトリーテの親友であった女魔法使い。強力な大地魔法と幾匹もの使い魔を操る。
かつては魔法使い達のリーダーだったが、人間達が魔女への恐れと政治的な煽動によって起こした最悪の事件「魔女狩り」によって同族の大半と親友を処刑され、人間を嫌悪するようになった。
陽気であっけらかんとした軽い口調の人物だが、性格は無自覚に陰湿かつ陰険な一面がある。
そんな彼女が人間への復讐に走らなかったのは、最後まで人間との講和を諦めなかった風の魔法使いタバサ(メリサンドをライバル視してよく勝負を挑んでいた)の行動を尊重してのこと。
アムピトリーテが生まれ変わって本物の女王として目覚めるまで数百年も「魔女の箱庭」で待ち続けており、
彼女を迎え入れるためにミニチュアの中からモンスターを小出しにして興味を引き、実体化させたアデラの心の奥の罪悪感を切り捨てさせて女王本来の人格を呼び起こそうとするなどの揺さぶりを掛けてきた。
アナンタ達の活躍で一時の敗北を認め、諦めきれない様子でアデライーデを見送った。
#endregion
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#region(スカイドラゴン,close)
&bold(){スカイドラゴン}
だんじょん村の西、ベネットの家の裏手に存在する「竜の丘」の頂に棲む翼竜。
翼竜だけあり、竜の戦闘能力に加えて大旋風を使った技を得意とする。
このスカイドラゴンは、元々は「大旋風のワーグナー」と呼ばれており、悪龍アジ・ダハーカに仕える翼竜であった。
しかし、いかなる理由からかアジ・ダハーカを裏切る事になり、その代償に力を奪われてしまい、巣も追われてしまった。
その後は寄る年波にも勝てず、通り名も失うことになる。
去り際にアジ・ダハーカが所持していた財宝の一つ「翼竜のペンダント」と呼ばれていた物を盗んだ。
姉に冒険者を続ける事を認めてもらいたいラルフが最後の手段として選んだのが、この翼竜の巣にあると言われる財宝を奪取して提示することだった。
各情報の収集した結果、散歩の為に火の日は巣を空ける事を知ったラルフはアナンタ達と共に山へ昇るが、番人魔物トレジャーガーディアンとの戦闘中に竜が帰還してしまう。
一度は諦めかけたラルフはアナンタに活を入れられ、彼女たち共に「初めて」のドラゴンとの戦闘に挑み、翼竜は討たれることになる。
だが、金色に輝いていたペンダントは純金ではなくメッキの装飾品であった。
スカイドラゴン…ワーグナーにとって、その財宝は価値は低くとも「悪龍から奪った」という自身の誇りの為に保管していたのだろうか?
#endregion
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#region(氷竜,close)
&bold(){氷竜}
&italic(){「竜を相手に力比べか……。……やってみろ。」}
古くからだんじょん村とその近郊で信奉されていた土地神であり、氷室の守り神とされてきた竜。
地元の人間たちに崇められながら氷室の奥深くの地底湖に棲んでいたが、だんじょん村の過疎化と経済的困窮に伴い、土地神信仰が廃れていった事に淋しさと憤りを感じていた時、雪女の少女・アイと出会う。
そこでアイに、生物の生命力を吸収しながら活動する魔石「氷竜の胃石」を手渡し、彼女に無意識に人殺しをさせたうえで、人間たちが自分への信仰を取り戻すことを画策した。
しかし、すべてに気付いたアイによってその企ては失敗。半永久機関の『冷気封じの珠』を造る為に再び胃石を譲ってもらおうと現れたアナンタ達と戦うことになる。
竜としての戦闘能力、いかなる攻撃も通さない氷の防御壁を具え、アナンタたちを軽くあしらうが、アイの本気の覚悟とその力の前に敗北を認めた。
アナンタは氷竜に「再び土地神信仰を甦らせる」ことを約束。氷竜もアナンタやアイたちに期待をしつつ新たな胃石を渡すと再び湖の底で眠りについた。
その後、氷室への道の立て札は「この先、氷の神様宿る氷室使用地。」と書き換えられ、氷室小屋の脇には竜の石像が設置された。
#endregion
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#region(スルーア・マイ,close)
&bold(){スルーア・マイ}
&italic(){「寂しい時は、いつでも森に戻ってきなさい。悲しい時は、私達に手紙を書きなさい。}
&italic(){ だけど辛い時は、どんなに辛くても踏ん張りなさい。}
&italic(){ あなたを認めてくれた仲間達に、恥ずかしくないように振舞いなさい。}
&italic(){ それが、この道を選んだあなたの責務です。」}
黒服黒髪の年長の女性で「惰眠のスルーア・マイ」の称号を持つ妖精達の賢者。
お気楽すぎる妖精達に智慧を授ける為の本『スルーアの絵本』の作者でもある。
普段は妖精王女エイディーンの従者として彼女のワガママに付き合っているお目付役。
妖精の中でもとびきり有名な賢者で、本来なら相当な実力者だが、
始めて対峙した時は王女の我が侭に付き合わされて手加減に苦労していたと思われる。
その実態は、遥か昔に天界から堕天された女神スルーア・マイ。
神の姿を解放すると、髪が茶色になり、妖精の羽根から紅い血が翼を形取ったような姿になる。
いつからか、世話になっていた妖精界の居心地の良さから自分も妖精として暮らし始め、同時に儚い存在である妖精達が好きになってしまう。
そこで自分達の死や歴史に無関心な妖精達の為に絵本を創るが、カナヅチ妖精や王女エイディーンのように外の世界に憧れて飛び出す妖精が現れ、それの姿に感化される妖精が続出。
ある意味で後悔すると共に、妖精の悲惨な死の歴史が繰り返す可能性を嘆き、圧力をかける事もあった。
滅びの竜アジ・ダハーカの復活が近付き「くだらない調整」に妖精達が巻き込まれぬよう、流れの大元であるカナヅチ妖精を連れ戻すことで妖精達を全て連れ戻そうと考え、
悲惨な歴史の上演や、合成許可証の発行と妖精の森での好遇を提示するなどしてアナンタ達から離そうとするが、
戦いを通してカナヅチ妖精の夢と覚悟を受け取り、許可証を渡したうえで彼女を激励して見送った。
石版の順番を間違えたなどと言いつつ、3番目の石版には自分に打ち勝ったカナヅチ妖精に聞かせるための
第4の物語が用意されていた。賢者と呼ばれる彼女は、この結果を見越していたのだろうか・・・?
なお、彼女が戦闘で使ってくる[[★クラウ・ソラス]]は、本来妖精の王家に伝わる天界由来の宝剣なのだが、
継承すべきエイディーンが悪戯で振り回して大事な宝玉を割ってしまい、以降はスルーアが取り上げていたもの。
(名前はスコットランド民間伝承の「Sleagh Maith:善き人々」より。Maithとつくことにより正に転ずる)
#endregion
//
#region(妖精アルラウネ,close)
&bold(){妖精アルラウネ}
&italic(){「脱げば~脱ぐほど~強くなる~♪」}
頭に生えた大きな花が特徴の花妖精で、カナヅチ妖精の&s(){変態仲間}友達。
可愛い女の子を動けなくするのが大好きという、かなり危ない趣味を持っているが、実際は気に行った娘を自慢の鞭で捕えて妖精界に誘拐してからは、
そこで葡萄酒やアップルパイをたらふく食べさせてお腹を満足させ、キャッチアンドリリースの精神に乗っ取って家に帰す、無害な存在。
ちなみにアルラウネの頭に生えている大きな花は太陽の熱エネルギーからマナを作り出すという、
錬金術師も真っ青なコンバートシステムを持っているが、アルラウネ自身は精神力依存の攻撃をしないので、大して存在意味が無い。
走りながら服を脱げるという伝説の魔法「ライトニングクロスアウト」を会得しており、能力解放時は刺激的すぎる姿を披露してくれる。
裏ダンジョン開設後、女神オブダンジョンがだんじょん村から離れた山にて天然の温泉場を発見。
(尚、見つからなかった理由は、人が入りにくい程の険しい土地と、徘徊する魔物の強さが原因。)
アナンタたちはカナヅチ妖精に内緒で湯治を楽しみに出発するが、それを察知して無理矢理に合流したカナヅチ妖精からアルラウネの温泉場占領の企てを教えられる。
無類の温泉好きで見つけた温泉場に土産物屋を設けるなどして、全て自分のテリトリーに加えるという内容を聞いたアナンタ達に対し、アルラウネは温泉神に認められた温泉にのみ棲息すると言われる
「温泉リヴァイアサン」をけしかけるなどして妨害してくるが、実はアナンタたちと混浴イベントを楽しみたいカナヅチ妖精がアルラウネと意気投合しての、回りくどい狂言計画だったことが判明。
「アナンタが負けたら一緒に入浴する」という条件付きの決戦の末、カナちゃんやアルラウネは敗北。
潔く負けを認め、アナンタ達の前から去っていった妖精たちだったが…?
#endregion
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#region(暴走合成竜,close)
&bold(){暴走合成竜}
愛の女神ラヴァーズが参加する以前の「合成竜計画」にて生み出され、管理の不十分から逃げ出して彷徨っていたいた合成獣の一体。
体色は黒く、蛇の髪に竜の翼と下半身をもち、蛇なのか竜なのかどちらともつかない不気味な姿。
高い攻撃力と業火などの強烈なブレス攻撃を得意としている。
既に怒りと憎しみでしか暴れる事が出来なくなっているのだが、瞬間移動する能力で女神様を探す先々に現れてはアナンタ達を翻弄し、アナンタをベネット達から隔離する為に罠を仕掛けるなど、戦術や知略にも長けているようだ。
愛の女神ラヴァーズの策で、女神オブダンジョンの能力を覚醒させるため、女神園の遠足場所にて偽の地図で他の班とはぐれてしまった女神様(の班)に用意した敵をぶつける予定であったが、この合成竜の出現で大幅に計画が狂ってしまう。
強さからの危険視か、或いは同じ境遇で生まれてしまった者への共感なのか、待ち伏せして罠を仕掛けアナンタだけを地面の下へ落として離別させ、更に女神様達の班を人質にとる形でベネットたちを襲うが、
遅れて助けに来たアナンタとラヴァーズが合流、女神様達の援護もあり戦況を覆される。
最後はラヴァーズの願いにより、アナンタの必殺の一撃で粉砕され、怒りと憎しみの暴走から解放された。
#endregion
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#region(ダゴン,close)
&bold(){旧王ダゴン(水王ダゴン)}
タコのような巨大で異形の体躯をもつ魔物。
元々は『六大魔物(六魔)』の「水王」の座に就いていたほどの実力者であったが、後に現れたクラーケンと闘った際に敗れ、その座を奪われた過去を持つ。
自分の支配下にある海原を通る、罪深いものたちが乗る船を襲っては沈め、海中へ引きずりこんでいる。
セドナの手掛かりを探すアナンタ達と、彼女たちが乗る幽霊船の前にセドナが現れ、それに伴うかのようにダゴンも出現。船を引きずり込もうと襲いかかるが、
船からの砲撃援護に助けられたアナンタ達に討ち取られる。
のちに「無理ゲータワー」にて、全盛期の「水王」の力を取り戻した姿で再登場する。
罪人の乗る船を沈める為か、人間達からは尊敬されてたりする。
その結果都会の雑誌では、少女に擬人化されたダゴンが活躍する漫画『前略!?タコ娘』が大好評連載中である。
名前の出自は、旧約聖書に出てくる海神の名。更にラブクラフト原作「クトゥルフ神話」に登場する、神に最も近い存在とされる半人半魚の名前より。
#endregion
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#region(死神アッサム,close)
&bold(){死神アッサム}
タナちゃんこと、死神少女タナトスと同じ死神。裏Dのザコ敵でも登場している。
大きな鎌を携え、首から下は体が透けて見えておらず、宙を浮いている。フードを被っており素顔を見ることができない不気味な姿だが、その下は可愛らしい女の子。
Pワールドのリバーサイドホテルにて、生前の少女タナトスの死の予定を実行、及び執行させようと画策してくる。
この際はアナンタ達と、セドナの助力によるタナトスの強い意志に拒まれ敗退するが、のちに「無理ゲータワー」にて素顔を晒し再登場する。
#endregion
//
#region(シャドウビースト,close)
&bold(){シャドウビースト}
山間部を黒い足跡だけ残して歩く「悪魔の足音」と呼ばれている肉食系魔獣。
その後、山間部で人々を襲っては喰らい近隣住民の脅威となる。
アナンタ達の世界においては十六度に及ぶ討伐隊の派遣で一応の収束を見た。参考:[[◎シャドウビースト]])
女神様の創り出したパラレルワールドにも、元は人間に飼われていた飼い犬が、
山に捨てられ、彷徨の飢えから、探しに来た飼い主を喰らって以来、
双頭に蝙蝠のような翼を持つ異形の姿と成り果てている。参考:[[★クルーエルシャドウ]])
暗闇の洞窟に潜み、老兵ハールバルズの隊を襲った張本人。
そしてアナンタ達一行にも眷属であるシャドウサーバントと共に襲いかかってくる。
#endregion
六魔
#region(魔王アールマザー,close)
&bold(){魔王アールマザー}
レイチェルの故郷「ブロッコリー村」のダンジョン最深部にて、太古の昔に巨大封印石で封じられていた巨大なモンスター。
六大魔物の一柱「魔王」。
魔王とは倒されてもいずれ別の魔王が現れ、過去幾たびも誕生と討伐が繰り返されてきたマナの塊のような存在である。
魔王の歴史は、審判の神セレネが冤罪と誤解により焼かれて最初の魔王メギドと化したときより始まっている。
12代モルダー、14代パズズ、15代アンコなど(8代メルヘェンといった例外もいたが)数々の魔王が現れては討伐されていった。
魔王を倒した者は「勇者」と呼ばれ、メギドとの戦いではマリアという人間が活躍したらしい。
前回の魔王は5年前に倒されたばかりで、しばらく魔王の居ない平和な時代のはずだったが、
天界からの命を受けたアリサによって封印石が砕かれ、現代に魔王として復活した。
「魔王」の能力である『新たな魔物を生み出す』力で多くの魔物を発生させブロ村を危機に陥れるが、
まだ目覚めたばかりで完全な力を取り戻す前にアナンタ達により退治された。
しかし、早すぎたアールマザーの死は種族間の調整バランスを崩し、魂のまま卵の中で封印されていた
滅びの竜アジ・ダハーカの復活を促してしまう。そしてそれだけではなく……。
#endregion
//
#region(滅びの竜アジ・ダハーカ,close)
&bold(){滅びの竜アジ・ダハーカ}
「悪龍」「魔王」「古狼」「水王」「九尾」「地竜」。
古より六大魔物として恐れられる伝説の魔物の筆頭たる「悪龍」であり、最凶最悪の邪黒龍。
その瘴気のブレスはたった1日で地上の三分の一を焼き尽くすほど。
過去に何度も甦っては、幾つもの龍の眷属を従えて世界を滅ぼしてきた。
実は、天界が人間達の神々の信仰を集めるため、また増長した人間やその文明を粛正するための
「調整システム」の一端を担う存在でもあり、アジ・ダハーカ自身は定まった肉体(器)を持っておらず、
マナを吸収したその魂が膨大な瘴気を具現化して復活するようになっている。
早期にアールマザーが倒された事で、表ダンジョン最深部にて完全復活のために眠りについていた。
復活したばかりの不完全な状態だったものの「滅びの竜」の名に恥じない戦闘力・生命力を誇りアナンタ達に襲い掛かる。
溶岩の中に落とされてなお肉体を再生させるが、怒りで我を忘れた為に引き際を誤り、再び闇と還ることになる。
余談ではあるが「合成竜」計画で使用された魂の元のアナンタ竜は、アジ・ダハーカの息子である。
アナンタ竜は父親と眷属に背いて人間側に付き、アジ・ダハーカと善戦した多頭竜と言われている。
人間の信仰を取り戻すために天界の神々に復活させられたアジ・ダハーカだったが、同じく天界の未来のために計画していた「合成竜」のプロトタイプであるアナンタ(魂は「アナンタ竜」の複製/器は『人間』)に敗れるというのは、何とも滑稽で皮肉な結末である。
#endregion
//
#region(クラーケンさん,close)
&bold(){クラーケンさん}
水中戦なのでいつもより大きく見える水を得たクラーケンさん、
…ではなく六大魔物が一柱「水王」クラーケン。「海王」とも呼ばれる。
滅びの竜アジ・ダハーカが世界を脅かしている頃に海で暴れまわって倒れされたという凶暴な巨大イカ。
それぞれが意志を持つかのような巨大な十の足と、伝統と実績のある水属性の技を操り、幾つもの港町や船を滅ぼし沈めてきた。
最終的に港町に大量の火薬を仕掛け、港と引き換えに退治されて深海で繭に包まれて眠りについていたが、いつの間にか復活していた。
…が、ある時波打ち際で倒れていた人間の少女を拾ってからは子育てに目覚めてしまった為に凶暴性が無くなってしまっていた。
アナンタ達との戦闘も娘を喜ばせる為のパパの家族サービスみたいなもの。
とはいえ六魔であることは変わりなく、「無理ゲー」という女神様の解説にもある通り恐るべき戦闘能力に加え、クラーケンさんの応援でターン割り込みも行う強敵。
裏Dにてアナンタ達に敗れた後、再び眠りについて目覚める事になるが、それが別の騒動を起こすきっかけになってしまう…。
&italic(){「ぱぱーがんばってー!」}
&italic(){「ぱぱーまけないでー!」}
なお、娘の「クラーケンさん」も伝説のモンスターと呼ばれているのに見合った強敵で、
本気で殺しにかかってきていると恐れられたクラーケンダンスや
アナンタ以外全員防御して備えた天地創造の波など凶悪な技を放ってくるので、
初回のイベントバトル以外は見た目で油断してはいけない。
イカの着ぐるみのような物の足は切ってもすぐ再生するらしいので、[[☆テンタクルスドリル]]をDROPしても安心。
そんな彼女だが、自分の事はイカだと思っている。水中でどうやって息をしているかは不明。
#endregion
//
#region(地竜,close)
&bold(){地竜}
ある妖精が興味本位で育てていたトカゲ――実は太古の昔に存在した恐竜――が次第に巨大に成長し、遂に恐るべき「六大魔物(六魔)」の一角「地竜」にまで至った存在。
竜槍アースシャッターによってマナを奪う事で1000年間封印されていたが、盗賊により槍を抜かれた際に身を隠したという。
現代では封印されていたが、ガイアの糸引きと九尾の画策により復活。
伝説通りの山と見紛うばかりの巨体にまではまだ至っていないが、貪欲なる食欲に巨大な体躯を生かした技、強力な地属性攻撃や魔法を操る。
元が恐竜だけあってか冷気には弱い。マオの助力もあり、アナンタ達に敗れて再び魂が地の底に封印された。
同じ六魔である「九尾」のコノハに下僕同然で従っている行動から、一部のプレイヤーには笑いネタにされがちだが、
実際は言葉は通じずとも同じ土(地)属性同士の為、そこそこ仲が良いらしい。(参考:[[★若藻の妖剣]])
一度はアナンタ達を退けたこと、更にその防御力と攻撃力の高さから規制プレイをしている人にとっては壁となる強敵。
余談ではあるが「地龍」や「土竜」と書くと別物になってしまう。
#endregion
//
#region(九尾の狐コノハ,close)
&bold(){九尾の狐コノハ}
&italic(){「あぁ、ちょっと混沌の扉を叩いてみようかと……。お茶目心よ。見逃してくれない?」}
「六大魔物(六魔)」の一柱たる「九尾」。
他の六魔とは異なり、謀略を好む変わりもの。
普段は着物を纏い狐の面を斜めにかぶった妖艶な美女の姿を装っているが、
その本性は、金毛に九本の尻尾を持つ巨大な妖怪狐。
かつては人間の王を魅了し意のままとし、人間社会を内部から崩壊させて、世界のバランスが最も魔物側に傾いた時代を築き上げた。
かといって本人が弱いわけではなく、むしろ当時の地上では最強の存在であった。
人の体制に溶け込むため、人間が栄えれば栄えるほど九尾の天下となる。
その力は世界のバランスを司るとある巨大な存在すら圧倒したが、結局は敵の用意していた挟撃策に敗れ去り、その岩の体に封印されることになる。
これがアクセサリー「[[☆狗鬼灯キキョウ]]」にある、和国の殺生石である。
ある退治屋姉妹の個人的な暴走によって封印を弱められていたため、他の六魔に先んじて復活していた。
封印を解こうとした際の反動で消滅した退治屋姉妹の姉が着用していた狐憑きの面を利用して獣性を抑えており
人型を取る際の名として「コノハ」を名乗っていた。
悪龍アジ・ダハーカを打ち倒した人間が居ると知り、九尾はある筋書きによる計画を立てた。
先代魔王アールマザーの娘である生まれたばかりのマオにアールマザーに仕えていた幹部と偽って取り入り、
アナンタ達に倒された先代の復讐を促す一方で、生まれ出る魔物をマオに代わり指揮する権限を要求した。
だが実際は、自分の力を蓄える為に糧としたり、六魔などの強大な魔物の封印を各地で解くための生贄や捨て駒、
復活した魔物を飼いならすための餌として利用していただけにすぎなかった。
魔物を大量に生み出すことがマオ自身の命を縮めることも把握済みであった。
「古狼」の復活を画策、「地竜」を退けたアナンタ達に得意の幻惑術で同士討ちを誘い翻弄するが、
マオの技で幻惑術は打ち破られ、自らも戦いに敗れて再び封印されることになる。
九尾の死後、魔物を食糧としていた魔王軍の強大な魔物たちは共食いの末に壊滅、世界のバランスはより人間へと傾いた。
ラヴァーズの宮殿を襲撃した際、マオには天界の武具や道具を奪い魔王軍を強化するためと説明していたが、
九尾の思惑からすれば不自然な行為であるため、計画進行を止めることなくマオも救える道として
セレスタの星強奪を目論んでいたのではないかと後にシズナが推測を語ったが、本人が敢えて語らず
墓の下まで持っていった真意を勝手に解釈してしまうのはコノハに悪いしフェアではないとマオが中断させている。
もし本人にこの推測を聞かせることができても、悪女気取りでシラを切り通したと思われる。
#endregion
//
#region(古狼,close)
&bold(){古狼}
&italic(){「オトナシク?何をいうか。仕掛けてキタのは貴様らが先ダロウ。}
&italic(){ それともまだ、カクゴが決まらぬのかね……? クカカ……!」}
「六大魔物(六魔)」が一柱「古狼」。
元々は体長が8mの、ドラゴン並の巨大狼。バネのような身体、鉄の鎧をも通す強靭な牙、圧倒的な膂力(りょりょく)で、何百年という単位で群れのリーダーとして君臨していたと伝えられる。
過去にこの古老を倒すべく、レベル70近辺で構成された十人組みの精鋭部隊やハンター等が何度も挑むが、全部返り討ちをくらい、結局この狼が老衰で死ぬまで手が出せなかったと言われている。
死後は、ココット村の墓地の最奥にて封印されていたが、ガイアの糸引きやコノハなどの謀略もあり復活を遂げていた。
しかし、幾重にも体躯を魔法の鎖で縛られた構造の封印だったため、すぐに外に出て暴れるような
ことにはならず、加えて本人もかつてのように暴れる意思も無かったため、アナンタ達と一戦交えると、
コノハ(九尾)の真の狙いやガイアの暗躍を仄めかし、あざ笑いながらその場を退いた。
#endregion
“世界の意志”
#region(ガイア,close)
&bold(){暴君ガイア}
&italic(){「どんなに発展シヨウト、行き着く先はフコウの袋小路ダ!}
&italic(){ シアワセとは変化量で決まる!}
&italic(){ ずっと高みにはイラレヌ。リセットはヒツヨウなのだよ!}
大地の神クロノスに作られた存在。
大地に根を張り、人間の繁栄のためにマナを調整する役割を持ち、人間繁栄の使命を喜びとする。
クロノスが死んだとき、人間は既に繁栄を果たしていたため神々はもはやガイアは不要と判断して処分した。
しかし生き残っていたガイアは神々に存在を知られることなく再生を果たし、
繁栄の使命を何度でも全うするためにマナを操作して六魔のような強大な魔物の復活を早め自作自演で滅びを招いては使命たる人間繁栄を実行していた。
地中に暮らす存在のため輝きに弱いらしい。
そのため眷族であるガーディアン創造も、雷属性を付与した眷族は生み出さなかった。
コノハの謀略により(クラーケンを除き)彼女を含むすべての六魔がアナンタ達にすべて倒され、世界のパワーバランスは人間側に大きく傾いた。
同時に、六魔を討伐したアナンタ達のチームが「世界の意志」への脅威とみなされた事で、バランスを保たんが為、自らが掲げた「理」を絶対のものにする為、
再び滅びの竜アジ・ダハーカの魂を蘇らせて、器を捨てて融合し自身の手で審判を下そうと表舞台へ姿を現した。
アナンタ達と戦闘になった際に、その場の大地のマナを奪ってアナンタ達を苦しめて優位に立とうとするが、彼女達を援護する為に登場した
元・魔王のマオの無尽蔵のマナによって拮抗は崩され、更に愛の女神ラヴァーズと合成獣カンヘルの参戦で形勢は逆転される。
挙句に最期はアジ・ダハーカの意思にも拒まれ、六魔と共に闇へ還された。
これで古よりの「くだらない調整」に終止符が打たれることとなった。
#endregion
#region(冬の神セドナ,close)
&bold(){冬の神セドナ}
#endregion
#region(竜宮のオトヒメ,close)
&bold(){竜宮のオトヒメ(竜変化オトヒメ)}
#endregion
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#comment
*シナリオ関連ボス キャラクター設定
※「らんだむダンジョン」に登場する、ストーリー関連のボスキャラの詳細をまとめたページ。
&color(red){&bold(){※データ欄とは違い、進行上のネタバレ全開なので、閲覧時は注意!}}
&bold(){※ 以上をわきまえたうえで、各キャラクター名の+部分をクリックして展開してください。}
&bold(){主人公やパーティー加入キャラは}[[こちら>キャラクター考察]]
&bold(){だんじょん村、ストーリー関連キャラなどは}[[こちら>キャラクター考察3]]
&bold(){賞金首、一般のボスキャラはこちら}([[表>ボスキャラリスト]]、[[裏>ボスキャラリスト2]])
*《立ちはだかるものたち》
#region(古の魔女メリサンド,close)
&bold(){古の魔女メリサンド}
&italic(){「おい……アデライーデ!長生きしろよ!勝手に死ぬんじゃないよ!?」}
ネレイドの女王アムピトリーテの親友であった女魔法使い。強力な大地魔法と幾匹もの使い魔を操る。
かつては魔法使い達のリーダーだったが、人間達が魔女への恐れと政治的な煽動によって起こした最悪の事件「魔女狩り」によって同族の大半と親友を処刑され、人間を嫌悪するようになった。
陽気であっけらかんとした軽い口調の人物だが、性格は無自覚に陰湿かつ陰険な一面がある。
そんな彼女が人間への復讐に走らなかったのは、最後まで人間との講和を諦めなかった風の魔法使いタバサ(メリサンドをライバル視してよく勝負を挑んでいた)の行動を尊重してのこと。
アムピトリーテが生まれ変わって本物の女王として目覚めるまで数百年も「魔女の箱庭」で待ち続けており、彼女を迎え入れるためにミニチュアの中からモンスターを小出しにして興味を引き、実体化させたアデラの心の奥の罪悪感を切り捨てさせて女王本来の人格を呼び起こそうとするなどの揺さぶりを掛けてきた。
アナンタ達の活躍で一時の敗北を認め、諦めきれない様子でアデライーデを見送った。
#endregion
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#region(スカイドラゴン,close)
&bold(){スカイドラゴン}
だんじょん村の西、ベネットの家の裏手に存在する「竜の丘」の頂に棲む翼竜。
翼竜だけあり、竜の戦闘能力に加えて大旋風を使った技を得意とする。
このスカイドラゴンは、元々は「大旋風のワーグナー」と呼ばれており、悪龍アジ・ダハーカに仕える翼竜であった。
しかし、いかなる理由からかアジ・ダハーカを裏切る事になり、その代償に力を奪われてしまい、巣も追われてしまった。
その後は寄る年波にも勝てず、通り名も失うことになる。
去り際にアジ・ダハーカが所持していた財宝の一つ「翼竜のペンダント」と呼ばれていた物を盗んだ。
姉に冒険者を続ける事を認めてもらいたいラルフが最後の手段として選んだのが、この翼竜の巣にあると言われる財宝を奪取して提示することだった。
各情報の収集した結果、散歩の為に火の日は巣を空ける事を知ったラルフはアナンタ達と共に山へ昇るが、番人魔物トレジャーガーディアンとの戦闘中に竜が帰還してしまう。
一度は諦めかけたラルフはアナンタに活を入れられ、彼女たち共に「初めて」のドラゴンとの戦闘に挑み、翼竜は討たれることになる。
だが、金色に輝いていたペンダントは純金ではなくメッキの装飾品であった。
スカイドラゴン…ワーグナーにとって、その財宝は価値は低くとも「悪龍から奪った」という自身の誇りの為に保管していたのだろうか?
#endregion
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#region(氷竜,close)
&bold(){氷竜}
&italic(){「竜を相手に力比べか……。……やってみろ。」}
古くからだんじょん村とその近郊で信奉されていた土地神であり、氷室の守り神とされてきた竜。
地元の人間たちに崇められながら氷室の奥深くの地底湖に棲んでいたが、だんじょん村の過疎化と経済的困窮に伴い、土地神信仰が廃れていった事に淋しさと憤りを感じていた時、雪女の少女・アイと出会う。
そこでアイに、生物の生命力を吸収しながら活動する魔石「氷竜の胃石」を手渡し、彼女に人殺しをさせたうえで、人間たちが自分への信仰を取り戻すことを画策した。
しかし、すべてに気付いたアイによってその企ては失敗。半永久機関の『冷気封じの珠』を造る為に再び胃石を譲ってもらおうと現れたアナンタ達と戦うことになる。
竜としての戦闘能力、いかなる攻撃も通さない氷の防御壁を具え、アナンタたちを軽くあしらうが、アイの本気の覚悟とその力の前に敗北を認めた。
ただし、胃石に人の生命力が必要なことをアイに言っていたり(仮に「人と一緒にいれば石は作用する」などと嘘を言っていればアイは知らずにアナンタたちを殺してしまっていただろう)、
新しい胃石を既に用意していたりしていた所をみると、もしかしたらこうなることを望んでいたのかもしれない。
アナンタは氷竜に「再び土地神信仰を甦らせる」ことを約束。氷竜もアナンタやアイたちに期待をしつつ新たな胃石を渡すと再び湖の底で眠りについた。
その後、氷室への道の立て札は「この先、氷の神様宿る氷室使用地。」と書き換えられ、氷室小屋の脇には竜の石像が設置された。
#endregion
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#region(スルーア・マイ,close)
&bold(){スルーア・マイ}
&italic(){「寂しい時は、いつでも森に戻ってきなさい。悲しい時は、私達に手紙を書きなさい。}
&italic(){ だけど辛い時は、どんなに辛くても踏ん張りなさい。}
&italic(){ あなたを認めてくれた仲間達に、恥ずかしくないように振舞いなさい。}
&italic(){ それが、この道を選んだあなたの責務です。」}
黒服黒髪の年長の女性で「惰眠のスルーア・マイ」の称号を持つ妖精達の賢者。
お気楽すぎる妖精達に智慧を授ける為の本『スルーアの絵本』の作者でもある。
普段は妖精王女エイディーンの従者として彼女のワガママに付き合っているお目付役。
妖精の中でもとびきり有名な賢者で、本来なら相当な実力者だが、
始めて対峙した時は王女の我が侭に付き合わされて手加減に苦労していたと思われる。
その実態は、遥か昔に天界から堕天された女神スルーア・マイ。
神の姿を解放すると、髪が茶色になり、妖精の羽根から紅い血が翼を形取ったような姿になる。
いつからか、世話になっていた妖精界の居心地の良さから自分も妖精として暮らし始め、同時に儚い存在である妖精達が好きになってしまう。
そこで自分達の死や歴史に無関心な妖精達の為に絵本を創るが、カナヅチ妖精や王女エイディーンのように外の世界に憧れて飛び出す妖精が現れ、それの姿に感化される妖精が続出。
ある意味で後悔すると共に、妖精の悲惨な死の歴史が繰り返す可能性を嘆き、圧力をかける事もあった。
滅びの竜アジ・ダハーカの復活が近付き「くだらない調整」に妖精達が巻き込まれぬよう、流れの大元であるカナヅチ妖精を連れ戻すことで妖精達を全て連れ戻そうと考え、
悲惨な歴史の上演や、合成許可証の発行と妖精の森での好遇を提示するなどしてアナンタ達から離そうとするが、戦いを通してカナヅチ妖精の夢と覚悟を受け取り、許可証を渡したうえで彼女を激励して見送った。
石版の順番を間違えたなどと言いつつ、3番目の石版には自分に打ち勝ったカナヅチ妖精に聞かせるための
第4の物語が用意されていた。賢者と呼ばれる彼女は、この結果を見越していたのだろうか・・・?
なお、彼女が戦闘で使ってくる[[★クラウ・ソラス]]は、本来妖精の王家に伝わる天界由来の宝剣なのだが、継承すべきエイディーンが悪戯で振り回して大事な宝玉を割ってしまい、以降はスルーアが取り上げていたもの。
(名前はスコットランド民間伝承の「Sleagh Maith:善き人々」より。Maithとつくことにより正に転ずる)
#endregion
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#region(妖精アルラウネ,close)
&bold(){妖精アルラウネ}
&italic(){「脱げば~脱ぐほど~強くなる~♪」}
頭に生えた大きな花が特徴の花妖精で、カナヅチ妖精の&s(){変態仲間}友達。
可愛い女の子を動けなくするのが大好きという、かなり危ない趣味を持っているが、実際は気に行った娘を自慢の鞭で捕えて妖精界に誘拐してからは、そこで葡萄酒やアップルパイをたらふく食べさせてお腹を満足させ、キャッチアンドリリースの精神に乗っ取って家に帰す、無害な存在。
ちなみにアルラウネの頭に生えている大きな花は太陽の熱エネルギーからマナを作り出すという、
錬金術師も真っ青なコンバートシステムを持っているが、アルラウネ自身は精神力依存の攻撃をしないので、大して存在意味が無い。
走りながら服を脱げるという伝説の魔法「ライトニングクロスアウト」を会得しており、能力解放時は刺激的すぎる姿を披露してくれる。
裏ダンジョン開設後、女神オブダンジョンがだんじょん村から離れた山にて天然の温泉場を発見。
(尚、見つからなかった理由は、人が入りにくい程の険しい土地と、徘徊する魔物の強さが原因。)
アナンタたちはカナヅチ妖精に内緒で湯治を楽しみに出発するが、それを察知して無理矢理に合流したカナヅチ妖精からアルラウネの温泉場占領の企てを教えられる。
無類の温泉好きで見つけた温泉場に土産物屋を設けるなどして、全て自分のテリトリーに加えるという内容を聞いたアナンタ達に対し、アルラウネは温泉神に認められた温泉にのみ棲息すると言われる
「温泉リヴァイアサン」をけしかけるなどして妨害してくるが、実はアナンタたちと混浴イベントを楽しみたいカナヅチ妖精がアルラウネと意気投合しての、回りくどい狂言計画だったことが判明。
「アナンタが負けたら一緒に入浴する」という条件付きの決戦の末、カナちゃんやアルラウネは敗北。
潔く負けを認め、アナンタ達の前から去っていった妖精たちだったが…?
#endregion
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#region(暴走合成竜,close)
&bold(){暴走合成竜}
愛の女神ラヴァーズが参加する以前の「合成竜計画」にて生み出され、管理の不十分から逃げ出して彷徨っていた合成獣の一体。
体色は黒く、蛇の髪に竜の翼と下半身をもち、蛇なのか竜なのかどちらともつかない不気味な姿。
高い攻撃力と業火などの強烈なブレス攻撃を得意としている。
既に怒りと憎しみでしか暴れる事が出来なくなっているのだが、瞬間移動する能力で女神様を探す先々に現れてはアナンタ達を翻弄し、アナンタをベネット達から隔離する為に罠を仕掛けるなど、戦術や知略にも長けているようだ。
愛の女神ラヴァーズの策で、女神オブダンジョンの能力を覚醒させるため、女神園の遠足場所にて偽の地図で他の班とはぐれてしまった女神様(の班)に用意した敵をぶつける予定であったが、この合成竜の出現で大幅に計画が狂ってしまう。
強さからの危険視か、或いは同じ境遇で生まれてしまった者への共感なのか、待ち伏せして罠を仕掛けアナンタだけを地面の下へ落として離別させ、更に女神様達の班を人質にとる形でベネットたちを襲うが、
遅れて助けに来たアナンタとラヴァーズが合流、女神様達の援護もあり戦況を覆される。
最後はラヴァーズの願いにより、アナンタの必殺の一撃で粉砕され、怒りと憎しみの暴走から解放された。
#endregion
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#region(ダゴン,close)
&bold(){旧王ダゴン(水王ダゴン)}
タコのような巨大で異形の体躯をもつ魔物。
元々は『六大魔物(六魔)』の「水王」の座に就いていたほどの実力者であったが、寄る年波には勝てず、彼に憧れていたという後輩のクラーケンとの決闘に敗れ、その座を譲った過去を持つ。
自分の支配下にある海原を通る、罪深いものたちが乗る船を襲っては沈め、海中へ引きずりこんでいる。
パラレルワールドにてセドナの手掛かりを探すアナンタ達は、表ダンジョンにて賞金首の「幽霊船」になるはずだった、ドレーク船長率いる海賊船に乗り合わせるのだが、そこへセドナが現れ、それに伴うかのようにダゴンも出現。船を引きずり込もうと襲いかかるが、船からの砲撃援護に助けられたアナンタ達に討ち取られる。のちに「無理ゲータワー」にて、全盛期の「水王」の力を取り戻した姿で再登場する。
罪人の乗る船を沈める為か、人間達からは尊敬されてたりする。
その結果都会の雑誌では、少女に擬人化されたダゴンが活躍する漫画『前略!?タコ娘』が大好評連載中である。
名前の出自は、旧約聖書に出てくる海神の名。更にラブクラフト原作「クトゥルフ神話」に登場する、神に最も近い存在とされる半人半魚の名前より。
#endregion
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#region(死神アッサム,close)
&bold(){死神アッサム}
&italic(){「物理的に死神を退けるとは大したものだよ。さぞ名のある人間なのだろうな。}
&italic(){じわじわと死に導くやり方では、邪魔が入るか……。不本意だが、死因を変更させてもらおう。」}
タナちゃんこと、死神少女タナトスと同じ死神。裏Dのザコ敵でも登場している。
大きな鎌を携え、首から下は体が透けて見えておらず、宙を浮いている。実はその素顔は可愛らしい少女の顔なのだが、自身のコンプレックスからフードを被って隠しており、不気味な雰囲気を漂わせている。
死神とは本来むやみに命を奪うのではなく、現世で生きる者の死期を見定めたのちに魂を回収することを役割とする。
Pワールド編では、凶兆を呼び込む体質を備える(生前の)少女タナトスを死神にすべく、フラれてリバーサイドホテルにて自殺しようとする彼女を死に導くために暗躍する。
一定ターン後に強制即死=ゲームオーバーにする技に加え、ダメージ反射の技を備えているため苦戦する事は間違いない。
この時はアナンタ達の活躍、更に陰ながらセドナの助言によるタナトスの強い意志に拒まれ敗退するが、のちに「無理ゲータワー」にて、コンプレックスから脱却すべく素顔を晒し、強化されて再登場する。
#endregion
//
#region(シャドウビースト,close)
&bold(){シャドウビースト}
山間部を黒い足跡だけ残して歩く「悪魔の足音」と呼ばれている肉食系魔獣。
その後、山間部で人々を襲っては喰らい近隣住民の脅威となる。
アナンタ達の世界においては十六度に及ぶ討伐隊の派遣で一応の収束を見た。参考:[[◎シャドウビースト]])
女神様の創り出したパラレルワールドにも、元は人間に飼われていた飼い犬が、山に捨てられ、彷徨の飢えから、探しに来た飼い主を喰らって以来、双頭に蝙蝠のような翼を持つ異形の姿と成り果てている。参考:[[★クルーエルシャドウ]])
暗闇の洞窟に潜み、表ダンジョンにて賞金首になっていた「底の女」になるハズだった女性冒険者、更に彼女の仲間と老兵ハールバルズの隊を襲った張本人。
そして、自分たちを討ち取ろうと探索するアナンタ達一行にも、眷属であるシャドウサーバントと共に襲いかかってくる。
#endregion
六魔
#region(魔王アールマザー,close)
&bold(){魔王アールマザー}
レイチェルの故郷「ブロッコリー村」のダンジョン最深部にて、太古の昔に巨大封印石で封じられていた巨大なモンスター。
六大魔物の一柱「魔王」。
魔王とは倒されてもいずれ別の魔王が現れ、過去幾たびも誕生と討伐が繰り返されてきたマナの塊のような存在である。
魔王の歴史は、審判の神セレネが冤罪と誤解により焼かれて最初の魔王メギドと化したときより始まっている。
12代モルダー、14代パズズ、15代アン・コキュトスなど(8代メルヒェンといった例外もいたが)数々の魔王が現れては討伐されていった。
魔王を倒した者は「勇者」と呼ばれ、メギドとの戦いではマリアという人間が活躍したらしい。
前回の魔王は5年前に倒されたばかりで、しばらく魔王の居ない平和な時代のはずだったが、
天界からの命を受けたアリサによって封印石が砕かれ、現代に魔王として復活した。
「魔王」の能力である『新たな魔物を生み出す』力で多くの魔物を発生させブロ村を危機に陥れるが、
まだ目覚めたばかりで完全な力を取り戻す前にアナンタ達により退治された。
しかし、早すぎたアールマザーの死は種族間の調整バランスを崩し、魂のまま卵の中で封印されていた
滅びの竜アジ・ダハーカの復活を促してしまう。そしてそれだけではなく……。
#endregion
//
#region(滅びの竜アジ・ダハーカ,close)
&bold(){滅びの竜アジ・ダハーカ}
「悪龍」「魔王」「古狼」「水王」「九尾」「地竜」。
古より六大魔物として恐れられる伝説の魔物の筆頭たる「悪龍」であり、最凶最悪の邪黒龍。
その瘴気のブレスはたった1日で地上の三分の一を焼き尽くすほど。
過去に何度も甦っては、幾つもの龍の眷属を従えて世界を滅ぼしてきた。
実は、天界が人間達の神々の信仰を集めるため、また増長した人間やその文明を粛正するための
「調整システム」の一端を担う存在でもあり、アジ・ダハーカ自身は定まった肉体(器)を持っておらず、
マナを吸収したその魂が膨大な瘴気を具現化して復活するようになっている。
早期にアールマザーが倒された事で、表ダンジョン最深部にて完全復活のために眠りについていた。
復活したばかりの不完全な状態だったものの「滅びの竜」の名に恥じない戦闘力・生命力を誇りアナンタ達に襲い掛かる。
溶岩の中に落とされてなお肉体を再生させるが、怒りで我を忘れた為に引き際を誤り、再び闇と還ることになる。
余談ではあるが「合成竜」計画で使用された魂の元のアナンタ竜は、アジ・ダハーカの息子である。
アナンタ竜は父親と眷属に背いて人間側に付き、アジ・ダハーカと善戦した多頭竜と言われている。
人間の信仰を取り戻すために天界の神々に復活させられたアジ・ダハーカだったが、同じく天界の未来のために計画していた「合成竜」のプロトタイプであるアナンタ(魂は「アナンタ竜」の複製/器は『人間』)に敗れるというのは、何とも滑稽で皮肉な結末である。
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#region(クラーケンさん,close)
&bold(){クラーケンさん}
水中戦なのでいつもより大きく見える水を得たクラーケンさん、
…ではなく六大魔物が一柱「水王」クラーケン。「海王」とも呼ばれる。
滅びの竜アジ・ダハーカが世界を脅かしている頃に海で暴れまわって倒れされたという凶暴な巨大イカ。
それぞれが意志を持つかのような巨大な十の足と、伝統と実績のある水属性の技を操り、幾つもの港町や船を滅ぼし沈めてきた。
最終的に港町に大量の火薬を仕掛け、港と引き換えに退治されて深海で繭に包まれて眠りについていたが、いつの間にか復活していた。
…が、ある時波打ち際で倒れていた人間の少女を拾ってからは子育てに目覚めてしまった為に凶暴性が無くなってしまっていた。
アナンタ達との戦闘も娘を喜ばせる為のパパの家族サービスみたいなもの。
とはいえ六魔であることは変わりなく、「無理ゲー」という女神様の解説にもある通り恐るべき戦闘能力に加え、クラーケンさんの応援でターン割り込みも行う強敵。
裏Dにてアナンタ達に敗れた後、再び眠りについて目覚める事になるが、それが別の騒動を起こすきっかけになってしまう…。
&italic(){「ぱぱーがんばってー!」}
&italic(){「ぱぱーまけないでー!」}
なお、娘の「クラーケンさん」も伝説のモンスターと呼ばれているのに見合った強敵で、
本気で殺しにかかってきていると恐れられたクラーケンダンスや
アナンタ以外全員防御して備えた天地創造の波など凶悪な技を放ってくるので、
初回のイベントバトル以外は見た目で油断してはいけない。
イカの着ぐるみのような物の足は切ってもすぐ再生するらしいので、[[☆テンタクルスドリル]]をDROPしても安心。
そんな彼女だが、自分の事はイカだと思っている。水中でどうやって息をしているかは不明。
#endregion
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#region(地竜,close)
&bold(){地竜}
ある妖精が興味本位で育てていたトカゲ――実は太古の昔に存在した恐竜――が次第に巨大に成長し、遂に恐るべき「六大魔物(六魔)」の一角「地竜」にまで至った存在。
竜槍アースシャッターによってマナを奪う事で1000年間封印されていたが、盗賊により槍を抜かれた際に身を隠したという。
現代では封印されていたが、ガイアの糸引きと九尾の画策により復活。
伝説通りの山と見紛うばかりの巨体にまではまだ至っていないが、貪欲なる食欲に巨大な体躯を生かした技、強力な地属性攻撃や魔法を操る。
元が恐竜だけあってか冷気には弱い。マオの助力もあり、アナンタ達に敗れて再び魂が地の底に封印された。
同じ六魔である「九尾」のコノハに下僕同然で従っている行動から、一部のプレイヤーには笑いネタにされがちだが、実際は言葉は通じずとも同じ土(地)属性同士の為、そこそこ仲が良いらしい。(参考:[[★若藻の妖剣]])
一度は天界にてベネット達を退けたこと、更にその防御力と攻撃力の高さから規制プレイをしている人にとっては壁となる強敵。
余談ではあるが「地龍」や「土竜」と書くと別物になってしまう。
#endregion
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#region(九尾の狐コノハ,close)
&bold(){九尾の狐コノハ}
&italic(){「あぁ、ちょっと混沌の扉を叩いてみようかと……。お茶目心よ。見逃してくれない?」}
「六大魔物(六魔)」の一柱たる「九尾」。
他の六魔とは異なり、謀略を好む変わりもの。
普段は着物を纏い狐の面を斜めにかぶった妖艶な美女の姿を装っているが、
その本性は、金毛に九本の尻尾を持つ巨大な妖怪狐。
かつては人間の王を魅了し意のままとし、人間社会を内部から崩壊させて、世界のバランスが最も魔物側に傾いた時代を築き上げた。
かといって本人が弱いわけではなく、むしろ当時の地上では最強の存在であった。
人の体制に溶け込むため、人間が栄えれば栄えるほど九尾の天下となる。
その力は世界のバランスを司るとある巨大な存在すら圧倒したが、結局は敵の用意していた挟撃策に敗れ去り、その岩の体に封印されることになる。
これがアクセサリー「[[☆狗鬼灯キキョウ]]」にある、和国の殺生石である。
ある退治屋姉妹の個人的な暴走によって封印を弱められていたため、他の六魔に先んじて復活していた。
封印を解こうとした際の反動で消滅した退治屋姉妹の姉が着用していた狐憑きの面を利用して獣性を抑えており人型を取る際の名として「コノハ」を名乗っていた。
悪龍アジ・ダハーカを打ち倒した人間が居ると知り、九尾はある筋書きによる計画を立てた。
先代魔王アールマザーの娘である生まれたばかりのマオにアールマザーに仕えていた幹部と偽って取り入り、アナンタ達に倒された先代の復讐を促す一方で、生まれ出る魔物をマオに代わり指揮する権限を要求した。
だが実際は、自分の力を蓄える為に糧としたり、六魔などの強大な魔物の封印を各地で解くための生贄や捨て駒、復活した魔物を飼いならすための餌として利用していただけにすぎなかった。
魔物を大量に生み出すことがマオ自身の命を縮めることも把握済みであった。
「古狼」の復活を画策、「地竜」を退けたアナンタ達に得意の幻惑術で同士討ちを誘い翻弄するが、マオの技で幻惑術は打ち破られ、自らも戦いに敗れて再び封印されることになる。
九尾の死後、魔物を食糧としていた魔王軍の強大な魔物たちは共食いの末に壊滅、世界のバランスはより人間へと傾いた。
ラヴァーズの宮殿を襲撃した際、マオには天界の武具や道具を奪い魔王軍を強化するためと説明していたが、九尾の思惑からすれば不自然な行為であるため、計画進行を止めることなくマオも救える道として
セレスタの星強奪を目論んでいたのではないかと後にシズナが推測を語ったが、本人が敢えて語らず墓の下まで持っていった真意を勝手に解釈してしまうのはコノハに悪いしフェアではないとマオが中断させている。もし本人にこの推測を聞かせることができても、悪女気取りでシラを切り通したと思われる。
#endregion
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#region(古狼,close)
&bold(){古狼}
&italic(){「オトナシク?何をいうか。仕掛けてキタのは貴様らが先ダロウ。}
&italic(){ それともまだ、カクゴが決まらぬのかね……? クカカ……!」}
「六大魔物(六魔)」が一柱「古狼」。
元々は体長が8mの、ドラゴン並の巨大狼。バネのような身体、鉄の鎧をも通す強靭な牙、圧倒的な膂力(りょりょく)で、何百年という単位で群れのリーダーとして君臨していたと伝えられる。
過去にこの古狼を倒すべく、レベル70近辺で構成された十人組みの精鋭部隊やハンター等が何度も挑むが、全部返り討ちをくらい、結局この狼が老衰で死ぬまで手が出せなかったと言われている。
死後は、ココット村の墓地の最奥にて封印されていたが、ガイアの糸引きやコノハなどの謀略もあり復活を遂げていた。
しかし、幾重にも体躯を魔法の鎖で縛られた構造の封印だったため、すぐに外に出て暴れるような
ことにはならず、加えて本人もかつてのように暴れる意思も無かったため、アナンタ達と一戦交えると、
コノハ(九尾)の真の狙いやガイアの暗躍を仄めかし、あざ笑いながらその場を退いた。
#endregion
“世界の意志”
#region(ガイア,close)
&bold(){暴君ガイア}
&italic(){「どんなに発展シヨウト、行き着く先はフコウの袋小路ダ!}
&italic(){ シアワセとは変化量で決まる!}
&italic(){ ずっと高みにはイラレヌ。リセットはヒツヨウなのだよ!}
大地の神クロノスに作られた存在。
大地に根を張り、人間の繁栄のためにマナを調整する役割を持ち、人間繁栄の使命を喜びとする。
クロノスが死んだとき、人間は既に繁栄を果たしていたため神々はもはやガイアは不要と判断して処分した。
しかし生き残っていたガイアは神々に存在を知られることなく再生を果たし、繁栄の使命を何度でも全うするためにマナを操作して六魔のような強大な魔物の復活を早め自作自演で滅びを招いては使命たる人間繁栄を実行していた。
地中に暮らす存在のため輝きに弱いらしい。
そのため眷族であるガーディアン創造も、雷属性を付与した眷族は生み出さなかった。
コノハの謀略により(クラーケンを除き)彼女を含むすべての六魔がアナンタ達にすべて倒され、世界のパワーバランスは人間側に大きく傾いた。
同時に、六魔を討伐したアナンタ達のチームが「世界の意志」への脅威とみなされた事で、バランスを保たんが為、自らが掲げた「理」を絶対のものにする為、再び滅びの竜アジ・ダハーカの魂を蘇らせて、器を捨てて融合し自身の手で審判を下そうと表舞台へ姿を現した。
アナンタ達と戦闘になった際に、その場の大地のマナを奪ってアナンタ達を苦しめて優位に立とうとするが、彼女達を援護する為に登場した元・魔王のマオの無尽蔵のマナによって拮抗は崩され、更に愛の女神ラヴァーズと合成獣カンヘルの参戦で形勢は逆転される。
挙句に最期はアジ・ダハーカの意思にも拒まれ、六魔と共に闇へ還された。
これで古よりの「くだらない調整」に終止符が打たれることとなった。
#endregion
#region(冬の神セドナ,close)
&bold(){冬の神セドナ}
四季の「冬」を司る女神で、裏ダンジョンで出会ったアオボシの正体。
かつて1年の半分を占めていた冬の季節を奪い、覆すために春の女神プリマヴェラが起こした「四季戦争」の際に、他の四季神の加勢による不利の中で両腕と右目を失い力の大半を失うものの、プリマヴェラの心臓を凍りつかせるほどの実力者。
また、オーディンと同じく自らは考え方が古く、頭が固い「古の神々」と自称している。
アナンタたちを利用して、別のところで封印されていた右腕([[★氷爪プロキオン]])を取り戻すと、プリマヴェラの春の城を攻め、彼女を氷漬けにして拉致したあと、完成したばかりのパラレルワールドの中へ逃げ込んだ。
氷漬けにしたプリマヴェラの為に気に入った死者を集めようと、アナンタの行く先々で事件を誘発するようなカタチで出会うが、実際はその先々で不幸になるはずだった人々を救っていた。
最終的に、セドナキャッスル内の、拡大し続けた揚句に崩壊一歩手前の異空間でアナンタ達と対峙。
約束通りアナンタと闘う為に姿を変えて戦闘を挑んでくるが、自身の矛盾と仮の名前の真意をアナンタに問われて動揺しながら敗北。
その後、崩壊を始めた異空間の拡大を防ぐためにからアナンタ達とプリマヴェラを脱出させて残るが、寸前でオーディンに助けられ一命を取り留める。その後はラヴァーズやオーディン達の計らいで極刑を免れ、謹慎処分となった。
その後はアオボシの名義でだんじょん村の冒険者登録をおこなったり(ただし、容姿の関係でアイが保護者役に)、周りの人々から不健康に見える肌の色を指摘されたので、食事を改善するなど、村で打ち解けるようになってきている。
#endregion
#region(竜宮のオトヒメ,close)
&bold(){竜宮のオトヒメ(竜変化オトヒメ)}
竜宮城を統べる王姫で、海神ポセイドンの養女。
銀髪が美しい女性だが、実は猫かぶりの性格で、本性は男勝りで乱暴な口調で喋り、派手好きでロック音楽を愛する乱暴者である。おとぎ話のウラシマタロウも、相当な迷惑を被ったとされる。
その実態は、巨大な海竜。
乱暴なロックで魚たちを洗脳し、伝統ある「海底マナナン音頭」に取って代わろうと意気込んでいるが、その本心は凶暴なだけで人々に捨てられた番魚ピラニャンたちを更生させるためにロックを教えて夢中にさせ、次の海底音楽祭で皆を驚かせようというものだった。
竜宮城にてアナンタ達と激闘後、服が破れたために暴走状態に陥り、元の姿(海竜)に戻ってしまうが、マナナンの説得により全裸ながらも少女の姿に戻り、再びマナナンと口論するのだった。
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- 容量が50000越えしそうなので、ストーリーボスだけ分割しようと思います。 -- 名無し (2011-12-21 19:06:51)
- 分別、隔離作業完了。補足更新などよろしくお願いします。 -- 名無し (2011-12-22 09:01:47)
- ココット村の魔法陣と対応しているようだが、どれが対応しているのか・・ -- 名無しさん (2013-05-24 19:38:32)
- ↑すまん、六魔ね -- 名無しさん (2013-05-24 19:50:08)
- 魔法陣は、 赤ー魔王 青ー水王 黄ー九尾 緑ー地竜 紫ー古狼 黒ー悪龍 -- 名無し (2014-05-12 14:02:27)
- vohpd@j:dj;c;kg/d/n/c:v::c:bn:c;vbmkk:g: -- bj;;;gf;h;dn:dh@i (2016-02-10 17:10:25)
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