天界にある愛の女神ラヴァーズの宮殿の門番を務める合成獣の少女。
その姿は人間に近いものの、頭の角、大きく硬質化した異形の両腕、背中の翼、腰から生えた尻尾など、
竜の特徴が大きく出た容姿をしている。そのため普通の衣服が着れず、だぼだぼで余裕の
あるエプロンを身に纏っている。
いわゆる裸エプロン状態。
アナンタや女神オブダンジョンと同じく「アナンタ竜の魂」を原点に生み出された合成獣であり、
カンヘル曰く「ラヴァーズ様が参加する以前の、『愛』が組み込まれていない『旧型』」なのだが、
直接的なつながりは無くともアナンタや女神様にとっては義理の姉にあたる。
性格は極めて冷静。大人びて冷淡な言い回しをするため恐れられ人を寄せ付けない印象が濃いが、
実際はカンヘル自身が合成獣の攻撃力や破壊力で周りの人を傷付けてしまわないよう気を遣っての
防衛行動である。そんなカンヘルだが、アナンタや女神様と同じで食欲旺盛で、だんじょん村に初めて
訪れた際は観光気分丸出しではしゃぎながら名物料理や土産物を聞いたり、後に母や妹達と揃って
情報屋の食堂でカニカマ炒飯を食べたりと可愛らしい一面が伺えれた。
また、長い間戦闘員として働いていたためか、文字の読み書きなどに関しては(特に腕の影響からか?)
女神様よりも未熟且つ未発達であり、今でもラヴァーズに指導してもらっている。(参考→「
カンヘルからの手紙」)