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キャラクター考察 - (2011/04/08 (金) 22:40:25) の編集履歴(バックアップ)


キャラクター考察

※「らんだむダンジョン」に登場する各キャラクターのプロフィール等の詳細をまとめるページです。
※データ欄とは違い、誰が仲間になるなどの進行上のネタバレ全開なので、閲覧時は注意。
※ 以上をわきまえたうえで、各キャラクター名の+部分をクリックして展開してください。

だんじょん村の人々などはこちら
冒険に関わる者達やボスの面々はこちら
賞金首、一般のボスキャラはこちら

主人公パーティー

+ アナンタ
アナンタ
「急に強くなった君には分からないだろう。今君が目にしているのが、
 君が蔑ろにしてきた、何百万という経験値の壁だ!」

本作品の主人公で、パーティーのリーダー的存在。職種は「ファイター」。
幼い頃、だんじょん村の前村長(故人)に拾われ、孫のように育てられる。
現在は亡くなった前村長と住んでいた家を村の公民館として開放し、宿屋で生活している。
彼女の名前は幼いアナンタが拾われる際に自分で名乗った物だとアナンタは聞かされているが、
あまり女性名らしくないので、本人は発音が悪くてそう聞こえただけで、元は別の言葉だったのではと考えている。
魔王が倒されてからダンジョンブームが過ぎ去り廃れていく村に賑わいを取り戻すために、幼馴染であり
親友でもあるシズナやベネットとともにダンジョン探検の再活性化を考案したのが、すべての始まりだった。

不器用ながらも何事にも真面目に正面から取りかかる、良く言えばまっすぐな性格、悪く言えば脳筋。
それでいて、時折鋭く本質を突いた物事の見方で他者を感心させることもある。
エルフのような長耳の持ち主だが、それにしては魔法をまったく使えない事がコンプレックス。
スキルで消費しているMPはマジックパワーならぬマッチョパワーである。
階段から転げ落ちてもちょっとの打撲だけ、滝から飛び降りても三針縫う軽傷で済むなど、
他の人間と比べて遥かに頑丈で打たれ強い身体と、ドラゴンでも痛がる攻撃力を備えているのも特徴的である。
(しかし本人の許可を取って触ってみたカナヅチ妖精曰く「二の腕はぷにぷに」。)

その実態は、力が衰え廃れていく天界の神々が生み出した『合成竜』のプロトタイプ(試作品)。
次世代の神を生み出す前段階として、人の器に古代の竜の魂を宿した実験体である。

かつて天界では、神の使い捨てじみた僕(兵士)として動物や天使など様々な生物を掛け合わせた
『合成獣』の研究が行われており、優秀な作品のみ魂の複製という形で次代に残し、それ以外を淘汰
していくという開発を繰り返した結果、最終的に『アナンタ竜』を祖に持つ合成獣だけが残っている。
衰退した神々は、かつての力を取り戻すため、この技術で自らに竜の魂を取り込む計画を考案した。
そこで「神」を器にする前の試作品として「人間」を器に生み出されたのがアナンタ。
翼こそ生えていないものの尖った耳は竜の角の名残で、彼女の首には竜の逆鱗が一枚生えている。
そのため、アナンタは首輪で首を隠している。(某イベントカットでも、首輪は外していない様子が伺える)

彼女の合成に参加した愛の女神・ラヴァーズはアナンタの母親的存在であり、女神オブダンジョンは妹、
合成竜カンヘルはラヴァーズが参加する前の世代の作品だが、合成獣として義理の姉のような位置にあたる。
だが合成獣たちが過酷な扱いを受けていたことに心を痛めていたラヴァーズは外見がほぼ人間だった
アナンタを「暴れて天界から逃げ出した」と偽って地上へ逃がし、
だんじょん村前村長がまだ赤子だった彼女を拾うことで現在に繋がっている。

天界を暴れて逃げたした事になっているアナンタは、天界が地上のバランス調整に利用する筈だった
悪竜アジ・ダハーカの復活を阻止した事で、本人の知らないところで天界から睨まれる立場になっている。

+ シズナ
シズナ
「死にたがるなんてやめましょう?誰も死ななかった。それで、いいじゃないの。」

アナンタの幼馴染みであり、親友であるお嬢様気質の女の子。村で道具屋を営む姉と共に住んでいる。
幼い頃、父親の仕事の関係で一緒に都会へ引越しており、その後再びだんじょん村へ戻ってきた。
出戻りの存在である自分を温かく受け入れ守ってくれたアナンタたちには感謝している。
性格は温和で包容力があり子供受けするタイプであるが、かなり天然系おっとりでもあるので、
時折とんでもないボケをかまして周囲を巻き込む。
知識に秀でたぶん運動神経が鈍く、イベントで瞬発力を鍛えるトレーニングを受ける事も。
更に料理の腕前も壊滅的に悪く、クマをも殺す味のメニューを作ってはアナンタ達を恐れさせる。
また、可愛いモノ(子供や動物も含む)には目がなく初めて出会ったアイと即座に打ち解けるほか、
クマのぬいぐるみを大量に衝動買いしたりとハンパない。
一方そんな特徴に反し、実は怪力キャラなのを隠していることもアイテム解説などの端々から伺える。
特定の装備とあるスキルを併用することで「ファイター」であるアナンタ以上の物理戦闘能力を発揮することも。
おっとりした性格な一方、アナンタがおかしな事を始めると一緒になってそれに付き合うノリの良さもあり、
アナンタの忍者ごっこで伊賀者を名乗るアナンタに合わせて、
甲賀プリーストを名乗った上に、当たり前のように本物の分身の術や金縛りの術を使ってみせることも。

職種は「プリースト」。回復・補助系だけに限らず三属性の攻撃魔法も高レベルな物まで使用できるので
他の魔法使い職を名乗ってもいいのだが、回復魔法を使うのだからプリーストかなというのが本人の認識。
アデライーデからは賢者を名乗っても遜色ない才能だと賞賛されている。
(普通は自分が得意な属性一種だけで、回復・炎・氷・雷の四種というのはとんでもない才能らしい)
アナンタ達と比べ、胸囲が少ない事を気にしている様子…。

+ ベネット
ベネット
「……はぁ、呆れた。……呆れたけど……。
 なんかそこへにいけば、本当にいるような気がしてきた……。」

同じくアナンタの幼馴染みであり、親友の女の子。乙女座の生まれ。
アナンタからは「ベネっち」という愛称で呼ばれている。
そのためたまに本名が「ベネッチ」だと勘違いされることもあるらしい。
職業は「トリックスター」。俊足を生かしたスキルも敵の能力低下や状態異常を引き起こすものがほとんど。
また、解説欄からして曰く付きの危ない武器等もいとも簡単に軽々と扱うが「ベネットだから」という
理由で済まされてしまう。
皮肉屋で現実主義な分、冷静なしっかり者でもあり、暴走しがちなアナンタパーティーのツッコミ役兼制御要員。
並み大抵の事では驚かない性格ではあるが、仲間が悩む時は励まし、危機が及ぶなら全力で守る姿勢を見せる。
また厳しい言動が多いものの、その根底には深い思いやりが見え隠れする。
そんな姿勢からアナンタパーティーの名声が広まる頃には『チームベネット』のリーダーとして知られるように。

彼女の名は亡き母親の旧姓からとったそうで、名付けた父親も既に他界している。
狩猟民族の血を引いており、だんじょん村では狩猟で生計を立てていた。
そのぶん生活力もあり、調理の腕前はかなりのもの。自宅は村の西側MAPにある竜の丘の麓。

+ アイ
アイ
「私はみんなに教わったんだよ。……絶対に諦めるなって!まだやれる!」

ゲーム中盤から、とある事情でアナンタ達のパーティに加入する「謎の少女」。
幼く可愛らしい容姿の持ち主だが性格はやや大人びており、子供扱いされると不機嫌になったり、
大人顔負けの毒舌を放つ時もある。
当初はアナンタ達との行動に戸惑い、ある程度の一線を引いていたのだが、徐々に馴染んでいき、
彼女達と共に過酷な冒険を楽しむようになる。エビが大好き。

その正体は、表ダンジョンに潜んでいたユキメと呼ばれていた雪女一族の少女。
冷気を生み出す体質から決まった村や土地に定住できず、住処を求めて転々としている時、アナンタ達に討伐された。
その後、ガイウスから身の上話を聞いたシズナが出した、村の東の元氷室を買い取って彼女に提供しようという案で
準備された氷室にこっそりと出入りしていた。そして奥に発見した洞穴を探索中に地元の土地神である氷竜に遭遇し、
自身の冷気を吸収する「竜の胃石」を授かるが、それは周囲の生物から生命力を奪って機能する危険なモノだった。
それに気付いたアイはアナンタ達の元から去ろうと決意するが、アナンタ達の優しさや温かさ、
周りの人々の協力、なによりアイ自身の諦めない努力の結果、半永久機能の『冷気封じの珠』を得て現在に至る。
その後、称号が「雪の少女」に。雪女だけあって冷気攻撃には強く、炎攻撃にはめっぽう弱い。
氷系、水系スキルの充実だけでなく、特製アイスクリームを使った強化スキルには何度も助けられるだろう。
アナンタパーティーの名が高まる頃には『氷牙の剣士』の異名で噂が伝わるようになっている。


イベントパーティーキャラ

+ ラルフ
ラルフ
「…こんなに楽しいんだ。止められるわけがないさ!」

表ダンジョン第二層を探索中に出会う冒険者の青年。戦士系で、職業名はそのまま「冒険者」。
武術の腕はイマイチだが頭は良く、冒険の知識も豊富。換金アイテム『Sラルフくん人形』の説明にて
実は14歳の時に「七つの海横断ウルトラクイズ」で優勝した経験がある事が判明するあたりで納得できる。
後にだんじょん村に情報屋兼クエスト屋が開業すると、青魂ボスの弱点や特徴を調べる依頼を請け負うなど、
情報屋主体の冒険者として優秀な活躍をみせる。

自身の身の上や過去を話さないが、元々気が弱く超安定型思考という冒険者らしからぬ気質の持ち主で、
常に自虐的な態度を取る卑屈な面があった為、その点を姉ローザに見抜かれて冒険者になる事を反対されてた。
苦しい状況から姉を説得する手段として、アナンタ達にスカイドラゴンの財宝を入手する為の協力を依頼。
終盤、留守を狙った筈のドラゴンが巣にいた事で挫折しそうになるが、アナンタの説教で
「自分が冒険者として認めてもらうには、実績だけではなく感動させる事」だと教わり悩みから脱出。
その甲斐もあってか、ローザの説得に成功できたようである。
その後、ブロッコリー村の魔物騒ぎの時は、だんじょん村の応援メンバーとして最後まで残って戦うなど、
実力的にも成長が見られた。(他の応援メンバーもラルフの姿勢をみて、自分も帰るわけには行かないと
愚痴る一方で彼の成長ぶりに驚いているシーンがある)
+ アデライーデ
アデライーデ
「私はアデライーデ!人間のアデライーデ!貴女が探しているアムピトリーテとは違う!」

表ダンジョン第二層を探索中に出会う女魔法使い。職業は女性なのに「ウィザード」。
アナンタ達と初対面の頃は、傲慢で女王様の如く尊大な態度を取るが、会話を重ねたり
綺麗な宝石をプレゼントしたりして慣れ親しんでくるうちに、照れ隠しをしながら接するようになる、
いわゆる王道的な「ツンデレ」タイプの性格。
水魔法を得意としており、裏Dイベントにて水中を濡れず息継ぎ無しで移動可能になる魔法「アデラバブル」を
伝授してくれる。また、魔法武器の開発も得意で、彼女の発明である魔弾弓『アデライーデキャノン』は、
精神力→攻撃力変換という独創性が評価され、MP切れ時の魔法使いの護身具としてじわじわ流行っている模様。
シズナを数々の魔法を使うエキスパート、天才と賞讃する以上に、二人で『ゲレメーン魔法石』に
仲良く名前を刻んだり、シズナ手製の怪料理を食べて「美味しい」と笑顔で答えたり、運動神経が
鈍い(アデラバブル習得イベントにて、泳げるが思った方向に進めないとの本人談より)など通じ合うものがある。

実は彼女は、かつて人間と敵対したネレイド(人魚族)の女王アムピトリーテの生まれ変わり。
彼女の家は代々優秀な戦士の家系だが、一族の宝剣『ネレイドデス』はネレイド女王を仕留めた剣であり、
死に際の女王から「やがて自分は一族の子として生まれ変わり、その剣で一族を皆殺しにして滅ぼす」という
呪いをかけられた負の歴史を持つ。やがて誕生したアデラの代になって呪いは成就し、
幼い彼女に無意識に奇怪な行動をする癖が目立ち始め、遂に七歳の時に自分の父親を家宝の剣で傷つけてしまう。
呪いを恐れた父は女王に許しを請いネレイドデスを海に捨て、自分が自分でなくなる事を恐れて出奔する彼女に、
剣と同じく家に伝えられていた女王の杖『クイーンズスタッフ』を渡して恐怖の元凶を遠ざけるように送り出した。
そうして、アデライーデは魔法使いになる道を選ぶ。
そんな中『魔女の箱庭イベント』にて、アムピトリーテの親友だった魔女メリサンドと対峙。
人間である事を捨てるよう誘われるが、側にいたベネットの説得とアナンタ達の活躍で危機を回避。
自分自身の出自を受け入れ、己の運命と立ち向かいながら生きていく事を示した。

その後も、討伐するはずの吸血鬼姉妹の境遇に同情して、生活が楽になるまで世話を焼いたり、
(その際エンネやアイスからは「お姉様」と呼ばれ慕われ、勧められたゴスロリ服まで気に入って着用)
同じツンデレ属性で一方的にライバル視している大精霊ウンディーネからの、アデラ自身の誕生祝いの
パーティーの招待状を決闘状と勘違いするなど、たびたびアナンタ達を巻き込んだ。
+ レイチェル
レイチェル
「分かりました!レイチェル帰ります!胸を張って帰ります!
 ここまで皆さんを導けたことを誇りに思って。」

シズナの提案「大地の加護、お芋の力なくして厳しいダンジョンを乗り越えられますか!」で
都会に引っ越したリビエラおばちゃんの畑を5000Gで畑を買い取った際、そこの管理人として雇われ、
土いじりの喜びに目覚めた元冒険者の女の子。以前はフィールド専門で活動していたが、
この平和なご時世にフィールド専門では厳しいと求職していたところをシズナの勧誘に応じて来た。

何が育つかわからない謎の作物の種や苗、更には神話級の毒気に冒された作物ですら浄化して、
上手に育てて収穫する腕前を持つ。その能力に目をつけた吸血鬼姉妹にさらわれる事もあった。
性格はマイペースなやや不思議ちゃん傾向で、口調は馬鹿丁寧、不思議ちゃん同士シズナとは気が合うようだ。
何故か雇い主であるアナンタを「ご主人様」と呼び、そう呼ぶことに妙に強いこだわりを持つ。
かなりの笑い上戸で、食事中に笑わせてしまうと「けしからんテロ行為」と不機嫌になり口を聞いてくれなくなる。
「駄洒落が滑ると殺されても文句を言えない(アナンタ談)」だんじょん村における駄洒落鑑定役としても扱われている。
故郷の村への手紙は隔週ペース、毎回5人分程まとめて送っているとのこと。

元々は、だんじょん村から徒歩で急いで二時間程の隣り村「ブロッコリー村(略してブロ村)」の出身。
(ブロ村:昔だんじょん村と張り合っていた。米が特産。
     村名は村を興した初代村長の緑髪のアフロが由来。村民は遺伝で約50%が緑髪。)
実は、きたる魔王復活とその討伐へ向けた有力な「勇者候補」として多大な投資をかけて育成された過去を持つ娘。
幼い頃にその並外れた身体のバネとバランスで名工ローデヴェイクに惚れ込まれたのを切っ掛けに、周囲の期待を
一身に背負わされ、国の援助で専用のダンジョンが掘られ、名工により人類最強の剣が鍛たれたりと大量の投資がされ、
本人もそれに応えてフィールドでの実力で勇者の直系や神の子孫を抑えて「第一勇者候補」に登り詰めたが、
10歳の頃に遅れて完成した村のダンジョンにて、彼女が冒険者として致命的な重度の『閉所恐怖症』である事が判明。
計画に資産も希望も全てを注ぎ込んでいた村民たちの怒りと失望を一身に受け村を追い出されてしまう。
以来、明るい外面の奥では常に自分のせいで村長達の努力が無駄になった事、皆の役に立てなかった事を悔いていた。

やがて、村長の失敗でブロ村のダンジョンにて魔王アールマザーが甦った際に再び村へ戻ることになり、
過去の失敗を返上すべく内心の恐怖を押し殺してダンジョン内で奮闘したが、圧倒的な実力と裏腹の無理を見かねた
アナンタの説得により、自身に足りなかった「自分独りだけでなく、仲間や親友を頼る大切さ」に気付かされ、
アナンタ達にすべてを託して、仲間をそこまで導けたのだと胸を張ってダンジョンから帰還した。
魔王討伐後はアリシア老婆の後押しもあり、アナンタ達と共にだんじょん村へ帰還した。

閉所恐怖症の発症しないフィールド主体の冒険者としてなら、第一勇者候補に相応しい強さを発揮する。
のちに勇者直系の少年、レックスの師匠となった。
+ カナヅチ妖精
カナヅチ妖精
「残すとか、残さないとか止めたいんです。あの村で、世界一の
 合成屋になること……。それが私の夢!」

シズナの提案で誘致された合成所の職人として招かれたハイテンションな花の妖精。
「カナヅチ妖精」とは自己紹介時に滑って逆ギレ気味に名乗った通称であり、本名は不明。
しかしスルーアや他の妖精からもカナヅチ妖精と呼ばれている。
一部の人からは「カナちゃん」の愛称でも呼ばれ、後にそれを自作合成アイテムのブランド名にした。

何故かセクハラに深く傾倒しており、レイチェルのお尻を触ってジャガイモ投擲されて死にかけたり、
度が過ぎると正座で説教を申しつけられた際に反省ならぬ反芻を示したり、
「はいてない」の真相を確かめる為に決死の覚悟で確認して肩透かしに見合わぬリスクを喰らったりと
事ある毎に村の女性陣に迷惑をかけている。それに留まらず地獄の鬼娘にさえもおさわりしたり、
妖精王女エイディーンに(進んで)魅了されてアナンタ達と闘ったり、花妖精アルラウネと結託して
温泉イベントの狂言騒動を起こしたりと見境がないが、実は自分がセクハラされるのには弱いらしい
(女神オブダンジョンのDE手帳の一言より)。
村に来て最初にしたのが風呂桶とバスタオルの準備、自分でも温泉を掘ろうとして油田を掘り当てたものの
女の子が入らない水には興味がないと斬って捨てるなど、その実現に異常な熱意を見せる温泉イベントだが、
元々彼女の温泉好きは親友のアルラウネの影響であるらしい。
セクハラ魔の印象が強いが、楽しみの大半は食だそうで、自分の人生は食が6、合成1、セクハラ3の割合
だと豪語する。張り切ってカレーを作りすぎた際に、カレーが好きなのかと効くと
「そんな、別に好きってほどじゃないけど……人生はかけてるかな」との答えが返ってきた。

本人曰く、かのエイディーンが「ちょっとついていけない」と誉めて(?)くれたという合成術の持ち主。
腕は確かで、既存の装備を改良・改造するだけでなく、美味しい料理から伝説級の武具の合成までこなし、
またアイのために二つの竜の胃石を合成して「冷気封じの珠」を作り出すなど、貢献度は大きい。

下っ端妖精であるが為に子供が遺せない彼女は「スルーアの絵本」を読んだ事で智慧(ちえ)に目覚め、
感化されて「自分の手で新しいモノを造り、残したい」という願望が生まれ、それがカナヅチを手に
取らせる動機となった。
その後、妖精独自の合成・錬金技術を学び、合成師として無許可(モグリ)のまま森を出て現在に至るが、
だんじょん村で店を営むうちに村への愛着が生まれ、自分の夢を持った彼女は後ろ暗い部分がある今のままでは
いけないと正式な許可証の取得を強く望むようになっていた。
そんな時、妖精の賢者である惰眠のスルーア・マイから合成許可証発行の通知を受け、
アナンタ達と共に指定された山奥の屋敷へ出向くが、それはカナヅチ妖精を人間界から隔離するための、
スルーアの口実でもあった。しかしカナヅチ妖精は自分の夢と誇りを示して結果的にスルーアに認められ、
晴れて合成許可証を与えられ、国に認められた正式な「合成屋」としての一歩を歩み出した。
+ 女神オブダンジョン(女神様)
女神オブダンジョン(女神様)
「魔物が来たら私が追い返します!安心して待ってていいのです!」

ダンジョンの第三層で出会う、長ったらしい名前が怪しすぎる女神。細かい年齢は不詳だが、
実はアナンタより少し歳下な程度なので、実に子供っぽくて人見知りが激しい。
当初はアナンタたちとクイズを通して親しくなり、
やがて宿屋で一緒に宿泊したり、情報屋で仕事をしながらご飯を食べたりなど、
アナンタ達から「(うちの)女神様」と呼ばれ、仲間同然のお付き合いとなる。
また非常に食欲旺盛且つ甘い物大好きの食いしん坊であり、天界が支給するダンジョン
制作の経費の三割を「WE(わたしエネルギー)」と称しておやつ代に流用するほど。
冗談でなく甘い物を多量に摂らないと色々と維持できないようなのが謎である。
名前の通りダンジョンを創造(制作)したり管理するのが神としての仕事のようだ。

アナンタ達がアジ・ダハーカを討伐後は、アナンタ達の要望で『裏ダンジョン』を制作開始。
しかしダンジョンを創造するのに必要なDE(ダンジョンエネルギー)を不審者達に奪われてしまい、
困り果ててアナンタ達に奪還を相談するシーンも。
紆余曲折はあったものの、これまでの活躍が天界に認められ、今年から天界で次世代の女神を育成する
「女神園」(おままごとで遊んだりする幼稚園のような施設,砂遊びで300m級の山とか作るらしい)へ通う事になる。
先生である愛の女神ラヴァーズや同級生からは「メガちゃん」と呼ばれ、将来を嘱望された存在。

そんなメガちゃんの正体は、天界の神々が計画して生み出した『合成竜』。
「神の器」に「アナンタ竜の魂」を封じ込んで作られた次世代の神の成功版。
表ダンジョンで独りぶらついていた理由は、合成竜としての「暴走の有無」の確認のためである。
また、当初は他の神と違い悪魔のような羽が生えていることを疑問にしており、その事で女神園で独り浮いて
馴染めていないと悩んでいたが、実際は彼女の生まれの事情を予め説明されていた周りの園児達が、
他の弱体化した神々と違い、合成竜として潜在的に強大な力を秘めた彼女を畏怖し、特別視してのことだった。
しかし遠足イベントで暴走した合成竜から班の友達を守り尊敬を受けた後に、
作って貰ったお弁当が崩れて大泣きする年相応さを見せたのを切っ掛けに、自然と打ち解けていったようである。
女神園の先生、愛の女神ラヴァーズは彼女を生み出した母親的存在であり、プロトタイプ合成竜である
アナンタは姉にあたるのだが、一連の真実が発覚後も、呼び方に関しては姉妹としてより馴染みのある
従来通りがいいと言うことに落ち着いて、変わらず「女神様」と呼ばれている。

+ 愛の女神・ラヴァーズ(女神先生)
愛の女神・ラヴァーズ(女神先生)
「私は決断出来なかったのです。女神として天界に尽くすか、天界を裏切ってでも母として生きるか。
 ……そして一番中途半端な道を取ってしまった。」

女神オブダンジョンが通う、立派な女神を養成する「女神園」の担任の先生女神。
愛の女神だけあって慈愛に満ちており子供思いの優しい女神様だが、思考回路の所々にぶっ飛んでる
ところがあり、感情表現だけに限らず行動にも確信的で含んだような部分が目立つ。
(アナンタ曰く「美しい薔薇の棘を抜いて、代わりにタコの吸盤をつけたような人」。しかし、女神オブダンジョンのデマに騙されてアイにマヨネーズケーキを送るなど、冗談抜きでおバカな一面も見られる。)
こうみえても数々の逸話を持つ天界の上位神の一人。
☆エグゼクティブワンド◎ラヴァーズの冠◎愛に目覚めよなど関連する装備も複数。
アナンタたちとは裏D編・遠足イベントにて出会い、友達と共にはぐれてしまった女神様の班を探すため
に同行する。実は最初からある程度仕組まれた計画で、調整された危機を体験させる事で女神様の能力を
覚醒させるのが目的であった。が、過去に生み出された暴走合成竜とアナンタの出現で事情が急変する…。

その実態は、衰退を極めていく神々が次代の天界のために計画した合成竜計画のメンバー兼、
現・管理者である。更にはアナンタや女神オブダンジョンの生みの親、便宜上では母親である。

当初は錬金術士レディ・ミラなどの協力を得て発達した「合成獣」の技術であり、
ミラから買い取ったホムンクルス技術を応用し、天使や動物など様々な生き物を掛け合わせ合成して、
優秀な物のみを魂の複製という形で次代に残し、それ以外を淘汰していく事を繰り返した結果、
悪竜の息子でありながらアジ・ダハーカに善戦したというアナンタ竜を祖に持つ合成獣だけが生き残った。
しかし生み出された合成獣たちの待遇は、僕以下の使い捨て同然の兵士扱いと非常に劣悪で、
それに反発したミラが計画から離反。その後、間もなくして合成獣たちが暴走する事件が続発した。
天界の上層部は「生物である以上、愛情などの精神的要素が欠けていた事が原因」と仮定し、
そこで教育係として愛の女神であるラヴァーズがメンバーに起用されることに。結果的に合成獣の
暴走は減ったものの待遇が悪いのは変わらずで、彼女自身もその事で心を痛めていた。

そんな中、合成獣やゴーレムの技術を神々自身の体に適用し、力を取り戻した次世代の神を生み出す
「合成竜」の計画が進められ、最終段階とも言える「神の器の合成竜」を生み出す前の「人間の器」を
使った試作実験でアナンタが誕生。
目立った能力も無く、このままでは天界で生き延びれない事、ほぼ人間であった事からラヴァーズが
「暴走した失敗作の処分」と偽り、密かにアナンタを地上へ逃がした事が、すべての始まりであった。
成長したアナンタと再会した際にすべてを告白。天界に戻るか滅びの竜を倒した罪で処罰されるか問う
ものの、本心では自らの死を覚悟しており、アナンタ達を生み出した贖罪と計画の責任を引き受け、
愛する娘に殺される事で解決しようとしていた。
だがアナンタの説得で生きて罪を償うこと、だんじょん村の人々を参考に努力と可能性の素晴らしさを
天界に伝える事で、天界の未来を少しずつ変える決意を新たにした。

+ 合成獣カンヘル
合成獣カンヘル
「ふざけるなよ。何が愛だ……!
 お前達だけが仲良くして、お前達にだけ未来があって……。
 後は全部過去の失敗作でしたなんて許されるか!そんな理不尽が許されるもんか!!」

天界にある愛の女神ラヴァーズの宮殿の門番を務める合成獣の少女。
その姿は人間に近いものの、頭の角、大きく硬質化した異形の両腕、背中の翼、腰から生えた尻尾など、
竜の特徴が大きく出た容姿をしている。そのため普通の衣服が着れず、だぼだぼで余裕の
あるエプロンを身に纏っている。いわゆる裸エプロン状態。
アナンタや女神オブダンジョンと同じく「アナンタ竜の魂」を原点に生み出された合成獣であり、
カンヘル曰く「ラヴァーズ様が参加する以前の、『愛』が組み込まれていない『旧型』」なのだが、
直接的なつながりは無くともアナンタや女神様にとっては義理の姉にあたる。
性格は極めて冷静。大人びて冷淡な言い回しをするため恐れられ人を寄せ付けない印象が濃いが、
実際はカンヘル自身が合成獣の攻撃力や破壊力で周りの人を傷付けてしまわないよう気を遣っての
防衛行動である。そんなカンヘルだが、アナンタや女神様と同じで食欲旺盛で、だんじょん村に初めて
訪れた際は観光気分丸出しではしゃぎながら名物料理や土産物を聞いたり、後に母や妹達と揃って
情報屋の食堂でカニカマ炒飯を食べたりと可愛らしい一面が伺えれた。

「合成竜計画」で生み出された合成獣たちの待遇は劣悪で、カンヘル自身も過去は天界の兵士として
酷使され、敵の首を取らなければ食事も与えられなかったほどだった。
やがて愛の女神ラヴァーズが計画に参加。合成獣達の待遇に心を傷め改善を訴えた彼女に引き取られる事で、
カンヘル自身もラヴァーズに深い恩義を感じるようになる。
そんな最中にアジ・ダハーカ復活計画の失敗、更にその原因が合成竜計画の副産物のアナンタである事が
露見。ラヴァーズの立場が危うい状況の中、裏ダンジョンから繋がった(実際はラヴァーズが故意に繋げた)
ルートを辿って天界の宮殿に現れたアナンタ達と出会う。ラヴァーズの命ではアナンタたちを通すように
言われていたカンヘル。…だったが、アナンタと自分の境遇の差の葛藤からの憤り、そしてラヴァーズを
護る為にアナンタに襲い掛かる。だが最終的にはその闘いで傷付きながらも、自害寸前のラヴァーズの前に
現れて彼女を留まらせた。
その後、天界上層部の規制で身動きの取れないラヴァーズの代理で、地上で起こった魔物騒ぎを調査する為に
だんじょん村に訪れ、アナンタ達に協力を申し出て同行。パーティー時の職種は「ゲートキーパー」。
その際にベネットの判断力を感心して、彼女がパーティーのリーダーかと問う場面が見られた。

+ マオ
マオ

だんじょん村から遠く離れた地で誕生した推定で0歳3カ月ほどの幼き魔王。
「魔王」とは六魔の一柱であり、魔王が死ねば別の魔物が次の魔王となるという理により新たな魔王が現れる。
ブロッコリー村で覚醒しかけの段階でアナンタ達に倒された「魔王」アールマザーが
最期に遺した卵から生まれた魔物であり、末娘にあたる。
赤い髪に人間の幼女そのままの可愛らしい姿に似合わず、一人称は「ワシ」であり、
威厳を出すためか年寄り染みた古臭い言い回しを好む。
牛乳粥(というより、ミルクを使った料理)が大好きで、コノハによく料理を作ってもらっていたらしい。

「魔王」であるため魔王アールマザーと同じく魔物を生み出す力を持つ。
しかし魔物の濫造はマナの塊である魔王の身を削る行為であり、意気込んで頑張れば頑張るほど
急速に体が蝕まれていく。コノハが作った★魔王の腕輪とローブは、マナの増幅とマナの拡散抑制の
効果があり、延命処置になっていたが、副作用として耐えがたい頭痛に襲われるようになっていった。
マナ枯渇で腹に穴が空き、もはや先はないと判断したコノハの言に従って腕輪とローブを外して頭痛から解放され、
後は死を待つばかりになったが、シズナが授かっていた★セレスタの星によって一命を取りとめた。
魔王としての力は神力と中和・相殺されほとんど失われたが、無尽蔵のマナという新たな力を得ている。

その後、パーティー入りする時の職種は(元)魔王っぽく「闇の皇女」。
女性が皆赤い髪であるココット村でアナンタ達と行動を共にした際は、可愛らしさからごく自然に好意的に見られ
(正体は伏せているが)、生意気盛りのやんちゃな少年からも気になる少女として意識されていた模様。
九尾討伐後、心を整理するためしばらく旅に出る。
その後だんじょん村の共同墓地にコノハを弔い、そのままだんじょん村へ滞在することに。
やがて最後の戦いの後のダンジョン来訪100人パーティーに感化されて冒険者になる。
ハンターオフィスの冒険者登録で元魔王と記載したのは何の問題もなかったが年齢が規定に引っ掛かり、アイの被保護者という形で登録できた。
実はアイもアナンタ達の被保護者として登録されているのだが、被保護者が他の子供の保護者になっちゃダメという規定はないのだろう。
もっともアイの場合は冒険者としての実績や名声が高い故の特例として認められたという可能性もあるが。
闇社会に生きる元魔王として、密書&金と引き替えにブツを受け取り(八百屋と魚屋へのおつかい・依頼主シズナ)、
ブツ以外の品(おまけのにんじん5本)まで上納させたり、手こずらせた相手をしめ殺す(買った鯖を酢で締めて美味しく食べる)仕事に励んだりしている。


  • ガイウスは「証の品」を持っていなくても賞金をくれる。災厄の種火を倒した直後ブラッドエレメンタルにボコられた挙句、あたかも『持っている』かのように、賞金を受け取ってしまった私が言うのだから間違いない。(「証の品」は後できちんと回収しました。) -- ミスターX (2010-12-22 12:43:38)
  • マオさんのデータですが、諸事情で中途半端になってしまいました。後日追加しますが、どなたか詳細追加してもらっても構いませんので、お願いします。 -- 分裂バフォメット (2011-01-03 09:37:38)
  • ページサイズが限界に達していたため分割 -- 名無しさん (2011-02-24 21:13:01)
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