『新田さんは捨牌だゾ』
────あの日。
「新田ー、射手座だよね?」
『あ? それがどうしたよ。つか飯食いながらテレビ見るなつったろうがヒナ』
「まぁまぁー…。…いや~、すごいよこりゃ。ほら、見なよ」
『…あ?』
「今週の星座ランキング、一位はなんと…!! 七日連続の射手座です!! しかも今日はいいことづくしでしょう! 黙っててもラッキーが訪れる貴方…ラッキーカラーは黄色です」
「前からずっと射手座一位だよ。素直にやばくね?(笑)」
『手抜きしてるだけじゃねぇか。くっだらねぇ……』
ピンポーン
「お届け物でーす」
『あっ、はーい』
「新田義史様…でよろしいですね?」
『え、まぁそうですけど…』
────このところ、俺はあまりにも。
「…おめでとうございます!」
『…え? なにが?』
「新田様が応募した一億円の壺の抽選………お届けに参りました!」
────『ラッキー』な人生だった。
…
……
『…え? なんで事務所誰も出勤してないの??』
「おう新田にサブ」
「あっ」
『おはようございますカシラ!! ──…で、このガランガランっぷりはどういったわけで?』
「ったく……、全員が全員風邪だとよ! …ふざけやがって」
「え? 何スカそれ?」
「困ったことにな? 全員の自宅かちこんでみたらマジな感じで寝込んでて……。こんな偶然あっかよ?」
『………とりあえずなにその俺だけハブられてる感?』
「っつーわけで今日は休みだ。さぁ帰れ帰れ」
「うそ?! マジスか?!!」
「あっ、もちろん……。風邪対策したテメェらには、たーんと給料はずんでやっからよ…! …さぁ帰れ!」
『…え? …………えっ?!』
────あまりにも幸運な一日だった。
…
……
「…いやあにぃ! それマジ運来てますって!! ばかにできないッスね~! 運勢占いも!!」
「ばーか。こんなんたまたまだよ。壺も、臨時休暇に臨時収入も。…運勢とか…くだらねぇ~…」
「いやいやマジあにぃついてますから!! …そうだ、今日の有馬記念ぶち込んじゃいましょうよ!! 適当な数字で!(つーか、この人の壺愛…統●信者に匹敵モンっすわ)」
『…しょーもねぇ……。んじゃ、1-2-3の三連単で買っとけ。アンズの誕生日が12月3日だからよ』
「(うっす! 分かりました!!)うわ…、なんでアンズちゃんのバースデー知ってんだよ。つか1-2-3って誕生日ホームゲッツーじゃねーか…。ぶふっ…!」
『いや本心と建前逆になってない? ──まぁ、とりあえず朝から酒とすっか。詩子さんのバー行くぞ』
「うっす!!」
…
……
カラン、カランカラン
『詩子さん朝だけどいるよね────…、』
ガチャッ、バン
「ぐえっぎゃああああぁぁぁぁ!!!!!!!!」
バタリッ
『え?! え??!!』
「えー?! 退店客にドアぶち当たっちゃったすよ?! なんで確認しなかったんスカ!!」
『バ、馬鹿野郎!!! 確認なんかできっかよ??! 俺エスパーじゃねーんだから?!』
「あっ、新田さん……」
『ひ、う、歌子さん……。こ、これは不運な事故で────…、』
「あ…ありがとう!!!」
『………ん?』「え??」
「そいつ…強盗野郎なのよ…! 助けに来てくれたのよね………? 新田さん…!」
『え???』
「お礼に今日は財布入らないわよ? た~っぷりサービスしてあげる…から♡」
────努力も才能もいらねぇ。息をするだけで幸運が訪れるんだ。
…
……
ブゥゥゥゥゥゥーーン………
『サブー、今日叙々苑まで付き合えよ。全部俺がごちそうしてやるわ』
「うひょ!! マジっすか?! (うっしゃあ、アンズの糞ラーメン屋回避~~~)…ははは~、心なしかあにぃドライブ楽しそうっすねー」
『…アホ。こんなことで舞い上がってるようじゃヤクザ者は勤めれねーよ。切り替えろ』
「またまた~~~!! ほんとはめちゃくちゃハッピーなくせに!」
『それに、いつまた悲惨な運命が来るかも分かんねえんだ。そんときに浮かれてた時のことを思い出したら余計惨めな気持ちになる。だからあんま調子に乗らないのが自分の為になんだよ』
「へー、新田さん流人生哲学…ためになるっス!!(調子乗ってなかったら肉なんか行かねーっしょ)」
『常に用心。常に警戒。嬉しいときも苦しかった思い出を過ぎらせて心を中性に保つ。これをやらなきゃ極────…、』
「あ、あにぃ!!! 前見て!!!!」
BAaaaaaaaaaannn…!!!
『』
「な、な、…なにやってんスカ??!! 思いっきり前の車のカマ掘っちゃったスよ!!!」
『……いや運尽きるの即落ちすぎない??』
「…マジどうすんスか!! やべーっスよ!!!」
ガチャッ……バタン
「うわ!! 運転手出てきた!!! マジ俺寝たふりするスからね??!」
『…………ったく……。んだよーーもう~~~っ!!!』
コン、コン
『…は、はい……。す、すみま────…、』
「すいやせぇん!!!! あっし、無免許なので…警察呼ばれるとアウトなんです…!!! だから、『コレ』で事故は無かった…ということで!!! つ、次からは気をつけてくださいね~~!!!」
「……え???」『…え???』
────運転手から俺の手に渡されたのは壱万円の束だった。
────そいつは逃げるようにワゴンを走らせていく。
「………え…………???」
『………………これはー、……あれだな』
「え??」
『サブ、叙々苑は中止だ』
「…あ、あにぃ?!」
『…食わせてやんよ。銀座一流店……本物の『牛肉』ってやつを……なっ?』
「…!! あにぃいいい!!!」
[──…ザザーッ…………はすごいっ!! これは大波乱!! マックロサキー一着!!! 1-2-3フィニッシュですから倍率はなんと1580倍で……ザザーッ………]
────あまりにも、薔薇色だった。
────運がとことん味方してくれたから、俺も舞い上がらざるを得なかった。
────が。今思えば、あまりにもラッキー『過ぎた』…………のだ。
◆
「ひっ……ぐっ……、うっ、うぅ……………──」
「──うまるちゃん、タイヘイさん……。ひぐっ…………、わたし、怖ぇべよ…~~……ひぐっ………」
プラットフォームを過ぎて、改札口。
待合室にてすすり泣く女の子を俺達二人は見つけた。
……間違いねぇ。
ド無能トネガワに見せしめにされた…あの子だ。…そら色んな意味で泣けるわな。
「…で、どうするよ?」
「どうするもこうするもねぇ~だろ! オレ達で助けてあげないとかわいそうじゃね~か!!」
「…おいおい……。あの子の視点からだとよ、一人さみしいところをチンピラと筋者二人組に囲まれるわけだぜ? 恐怖でしかねぇだろうが」
「あんなぁ~~……。いい加減オレを殺し屋扱いしね~でくれよ?! …見たことないぞ、新田さん以外でオレを怖がるやつ…」
「…………………うんっ、……すまねぇ…」
……やっぱ俺疲れてんのかな。
野原ひろしさん……なんだかなぁーつうか。
口調は穏やか……ていうか情けないリーマン全開だが、どうにも隠し切れてない『殺』のオーラ…みたいなもんが見えて仕方ねんだよな。
………はぁ。的はずれな邪推を何故かやめられずにいれねぇわ。
「んじゃ、声掛けにいこうぜ~。……新田さん、…恫喝だけはやめてくれよ? いや、一応忠告だからな……?」
「…分かってるよそれくらい………」
透明な自動ドアをくぐり抜け、座り泣く彼女の近くへ寄る俺達。
…あー、この子なんつったっけ。えびなちゃん…だっけな。
…ま、どうでもいいか。
基本会話担当は自称善良市民の野原さんがやるんだしな。
「やぁ! こんばんは~~…!」
「──ひっ!!! ひ、ひ、ひ、ひぃっ!!!!」
「わっ!! とと……。怖がらなくてもいいぜ~!? オレ達は殺し合いに乗ってないんだからな!!」
「い、いやぁあぁぁぁあぁあぁ!!!!!」
「………え、え~~~~~と…。だ、大丈夫だか────…、」
「すいっ…すいませえええええええん…………!!! ほ、本当に抵抗は、しっしませええええん………!! だ、だから…わっ私を殺さないでくださいいいいいいぃぃぃぃっ…!!!!!」
…やっぱり……、野原さん見た目怖いんじゃんかよ……。
えびなちゃん、めちゃくちゃ怯えてるし。
……いや、俺を見てビビりまくってるって可能性は否定しねぇよ?
でも、なら尚更「ほら言わんこっちゃない」って言いたくなるわけだよ。
俺ら二人じゃガキの御守りなんて難しいんだっつうの……。
「おっかねよ……! じっ、ひぐっ………!! 死にだぐねよ………!! ひぐっ、誰が助げで……よ……。いやぁぁぁぁぁ……………、ぁぁぁ……」
ベンチの隅で丸まりこむえびなちゃん。
これじゃまるで死を覚悟した小動物……悪ガキを前にしたダンゴムシだよ。
余計追い込ませちゃってどうすんだ…。
俺はそっと野原さんの肩を叩いた。
「もう…行こうぜ……?」とその合図を示す、無言のアピールだ……────。
「…その方言………。もしかしてきみ、秋田出身か~?!」
「…あ?」「……ぇ?」
「オレも秋田出身だんておっかながるごどはねぜ~~~!! ほら、ササニシキ…他県のお米ど違ってしったげ旨ぇよな!!!」
あ??何いってんだ野原さん??
「おめ、末廣ラーメンって行ったごどあるが? ほら~!」
「…………え?? 末廣ラーメン……ですか………?」
「んだ。あの黒ぇスープにしわしわのラーメン絡まってでな────…、」
「……それでチャーシューはギザギザに切られていて、お麩が入ってる……あのラーメンですよね……!」
「おっ!! そうそう!! あのチャーシュー…東京じゃ炙ってるのが大半なんだが~、やっぱり特に焼かずそれでいて薄い秋田の末廣ラーメンがさぁ~~」
「………………は、はい!!」
「「うんめぇ~~~~~だよなぁ~~~~~~!!」」
「…………ぷっ!!! あはははは~~…! 息合っちゃい…ましたね……!」
「ハハハハ! 同じ秋田の人間だから阿吽の呼吸ってわけだぜ~~!」
……意味分かんねぇけど、えびなちゃんなんか泣き止んだし…、まっいっか。
野原さんが秋田出身という割と衝撃的でもない事実はさておき、…えびなちゃん同郷ってだけであっさり心許すんだな…。
いるだろ………。
秋田にも悪い奴とか…、簡単に信頼しちゃって大丈夫ではねぇだろ…………。
──あっ、今野原さん「どうだ見たか?」みたいなしたり顔でチラ見しやがった。
若干ムカついたわ……。
「あっ、わ…私海老名菜々って…いいます……。ど、どうかよろしくお願いします………。──えっと、のはらさん…? ですよね………?」
「おう! オレは野原ひろし。世界一を目指すビッグサラリーマンだぜ~。…で、こっちは新田さんだ」
「…どうも。海老名ちゃん」
「ひ、ひっ!!! …あっ、あわわ………。は、はじめまして…………」
「……まぁ~~、この新田さん…柄は悪いが根はいい人だから安心してくれ。な!」
「あ、あ、あ、…はいっ!」
……おいおい海老名ちゃん、そんな怯え切った目で見てくんなよ…。
いやつーか。つーかよ‥。
俺、このパーティで一人めちゃくちゃ浮いてね……?
秋田なんか行ったこともねぇし、二人と違って真っ当な人間でもない。…末なんちゃらラーメンなんて知らねぇし……。
二人が会話盛り上がったら入る余地ねぇわけで、すげえ居心地悪いんだけど…。
…なに?? 俺どうすりゃいいわけ…???
…ま、とりあえず。
今は先導切って、それなりの存在アピールするとすっか。
「……野原さんに海老名ちゃん。とりあえずここ出ないか? …いや、行き先は決まってないけどよ、俺も知り合い巻き込まれてるし…探すのを第一にしねえかな」
「…あっ、はい…! そ、そうですね……! 私もうまるちゃんを…みっ見つけなきゃいけないですから……………」
「おっそりゃまずいな~…! じゃあ、新田さん行こうか!」
「…あぁ」
俺は後ろを振り返り出口へ。
野原さんも続いて身体をターン。
海老名ちゃんはよいこらせ、と立ち上がった。
──────────その時だった。
「え??」
「は?」
「…あぁ??」
ガガガガガガガ──ッと。
地鳴りのようなノイズがやかましい。
『ニワトリの咆哮』が響き渡った。
「──…あっ??!!!」
◆
…
……
その声は山へと響き、
『みんなアァァァ────────!!!!!! 俺は殺人ニワトリだッ、聞いてくれエェェェェ────────ッッッ!!!!!!』
「うおっ??!! な、なに?!!」
「…あーー?? なんじゃこのバカ騒ぎは………っ!! 制裁……っ!!」
…
……
湖に波紋を立て、
『新田義史って男に気をつけろ──────────────────ッッッッ!!!!!!!!!!!!』
「うっさ!!! なんなのこれ?! きりえおねいちゃん!!!」
「…え?? え? に、新田……………? 」
…
……
都市を揺らし切る。大爆音。
魂の叫び。
『ヤツは間違いなくころしあいに乗っているッッ────……、いやそれどころか、殺人よりももっとやべぇことをするぞオオォ────────!!!!!!??』
「…新田、やべーことになっててうける。ワロス」
「え? ヒナちゃん知り合い??」
…
……
渋谷という街すべてを、馬鹿の戯言2500dB(デシベル)で埋め尽くした。
『何をしでかすかは俺もわかんねぇー……。ただ、外患誘致罪以外のすべての犯罪をコンプリートした伝説のヤローだアァァァ────────!!!!!! 絶対に出くわすなアァァァ────────!!!!!!』
「……野咲…………。新田から今救ってやるからな………!」
…
……
聞き逃した者は一人もいない。──否、既に死亡した三名を除いて。
全ての参加者たちが、この叫びを深く深く耳に通し、意識付けられた。
『今新田さんに会ってるやつは逃げろッッ!!!! 逃げろって!! マジで逃げろ、逃げろォ────────ッッ!!!!!!』
────血と金と暴力に飢えた男の、存在を。
◆
…いや、いや。
いやいやいやいやいやいやいや、…いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや?!
いやっ!!?
…なにこれ……………?
「……………………………」
「……………………………え? …えっ………」
野原…さん……?
海老名…ちゃ………ん???
な、なんで……、そんな……、
変な目で……見てくるのかなぁ……………………?
お、俺が…………。
俺が、なにか、しちゃい、ました、か…………………………?
「…新田さん……──…、」
「いや俺は殺し合いに乗ってねぇエよっ??!!」
「ひ、ヒィッ!!!!」
「ちょ!! ビビらないでよ海老名ちゃん??! いやマジな方で…これは罠っていうか…。違ぇ…! これは娘の同級生のバカチンピラが勝手に騒いだだけでっ!!!! 事実無根の馬鹿騒ぎなんだよ!!!!」
…汗が、止まんねぇ……。
ンだよこれ………?!
意味わかんねぇよ??!!
…あっ、これ別に冷や汗ってわけじゃねぇよ??!
「に、ニワトリだ!! 殺人ニワトリって自称してるバカがいて…。ほら、馬鹿丸だしだろ??! そいつがこいた大嘘なんだよ!!! あれは!!?? だ、だから──……、」
「…すまねぇ、新田さん」
…はぁっ??!!
「これはアンタを信じきれないオレたちが悪いんだ…。たしかにアンタの言うことは真実かもしれないし、…オレたちだって新田さんと行動したい………」
「…な、ななな、ならっ──……、」
「だけどオレも、海老名ちゃんも…、…死にたくない…」
「……………………………に、新田…さん……」
やめろ………。
やめてくれ………。
そんな目で見ないでくれ。
「…本当にすまねぇ…新田さん……」
そんな熊を前にしたような目で見ないでくれ。
「は、は………………。に、新田さん……………」
そんな囚われの羊みたいな哀愁の目で見ナイデクレ………。
ヤメロ…。
手ヲ……。
手ヲ振ッテクルナ…。
疑心暗鬼ニナルノハ理解デキルガ。
俺ノ気持チニモナッテクレ。
ナァ、頼ム。
俺 ヲ 信 ジ テ ク レ…。
「すまねぇ…。出てってくれ、新田さん」
…………………。
…モウ、ナニヲ言っても無駄だった。
……
「…………………に、新田さ──…、」
「俺に近寄んじゃねぇエッ!!!!!」
「ひっ!!!」
「ぃっ……………!! に、新田…………………」
「──────闘争本能に火がついちまってな。…引きちぎられたいなら来いよ。おい」
「「…………………………っ…」」
…海老名ちゃんをガードする野原さん。
二人をチラリと見た後、俺は静かに階段を降りていった。
背中に突き刺さる敵意&恐怖の眼差し。
…ははっ。
バカの雄叫び一つでここまで状況が変わるとは。恐れ入るぜ……。
漆黒のスーツを揺らし、同じくどす黒い革靴を鳴らしながら、悪魔と名付けられし俺は行き先もなく彷徨い歩いた。
頬を伝うひと粒の涙。
──すっげぇ泣きたい気分なのに、こんなときに限って涙腺は謎の断水ぶりだった。
【1日目/E1/渋谷駅/AM.01:43】
【新田義史@ヒナまつり】
【状態】放心
【装備】AT拳銃
【道具】???
【思考】基本:【???】
1:。
【野原ひろし@野原ひろし 昼飯の流儀】
【状態】健康
【装備】???
【道具】キンッキンに冷えた5000ペリカの缶ビール@トネガワ
【思考】基本:【対主催】
1:海老名ちゃんを守る。
2:新田を警戒。
【海老名菜々@干物妹!うまるちゃん】
【状態】健康
【装備】???
【道具】???
【思考】基本:【対主催】
1:新田さんを警戒。
2:野原さんと動く。
3:うまるちゃんたちと合流したい。
◆
────『蝮』は笑った。
「新田ァあ~~? …ざけやがって、顔面をグチャグチャにぶち殺してやるっ!!!」
────『復讐の鬼』は願った。
「…新田………。うぅ…タエちゃん…、お願い……。私に優勝する力を…、貸して……………」
────『冥土』は警戒した。
「………信憑性はともかくとして…。新田という輩、マーダーであろうとなかろうと会ったら即殺のみでしょう。…協力なんて絶対不可能ですから」
巡り巡る、参加者たちの心情。
新田という男の存在が、殺し合いを大きくかき混ぜることとなる────……!
最終更新:2025年06月01日 17:28