四重奏―カルテット―(後編)◆amQF0quq.k
2人では井坂のようにガドルボウガンを迎撃するのは至難。
ましてや逃げながらとなると不可能事と言っていい。
つまり容易にはガドルから逃げることはできない状況だ。
逃げるにしろ倒すにしろ、まずは目の前のガドルに対処する必要がある。
「あたしは
佐倉杏子だ。あんた名前は?」
「フェイト……
フェイト・テスタロッサ」
「なんか色々バタバタしちまったけどさ、あたしたちで組むにしろ何にしろ、まずはこの状況を切り抜けてからだ。
それまでは……裏切りは無しで行こうぜ、フェイト」
「うん、わかってる。行くよバルディッシュ」
『Yes Sir』
こうしてグロンギと魔導師と魔法少女、本来交わらないはずの3人が
同じく殺し合いに優勝するという志を抱き対峙する。
グロンギは殺し合いの運命を愉しむ者として。
魔導師は殺し合いの運命を受け入れた者として。
魔法少女は運命を
自業自得と見なした者として。
彼と彼女らの運命の行き着く先は、未だ見えない。
【一日目・未明】
【H-5/森】
【
ゴ・ガドル・バ@仮面ライダークウガ】
[状態]:健康、格闘体に変身中
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3(末確認)
[思考]
基本:ダグバを倒し殺し合いに優勝する
1:強者との戦いで自分の力を高める
2:杏子とフェイトを殺す
※死亡後からの参戦です
【一日目・未明】
【H-5/森】
【フェイト・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
[状態]:バリアジャケット展開中、ダメージ(中)、疲労(中)、魔力消費(小)
[装備]:バルディッシュ@魔法少女リリカルなのはシリーズ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3(本人確認済み)
[思考]
基本:殺し合いに優勝してジュエルシードを揃える
1:とりあえず杏子と手を組んでガドルに対処する
[備考]
※魔法少女リリカルなのは一期第十話終了後からの参戦です
【一日目・未明】
【H-5/森】
【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:ダメージ(中)、疲労(小)、下腹部に貫通した傷
[装備]:槍@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3(本人確認済み)
[思考]
基本:殺し合いに優勝する
1:フェイトと手を組んで殺し合いを有利に進める
2:とりあえずフェイトと手を組んでガドルに対処する
[備考]
※魔法少女まどか☆マギカ6話終了後からの参戦です
※首輪は首にではなくソウルジェムに巻かれています
そこは未だ深い森の中。
ガドルたちの姿が見えないところまで逃げていた井坂は、変身を解いてようやく一息つく。
ウェザーのメモリはいつでも取り出せるよう、上着のポケットへ仕舞う。
フェイトと杏子だけなら力で捻じ伏せることができた。
どうしても逆らうようなら殺して首輪のサンプルを回収しても構わなかった。
しかし後からガドルが現れたことで、事情が違って来る。
井坂の並外れた洞察力が、ガドルを見た瞬間に把握させた。
ガドルは恐らくウェザードーパントでも、勝てる保証が無いほどの戦力を有しているだろう。
そして何よりガドルは井坂とはまた別の種類の怪物だ。
井坂の人心掌握術すら通用しないであろう。
まあ、それでも構わない。
避けられる戦いは避ければ良い。
井坂の目的はあくまで殺し合いを打破して主催者を打倒すること。
そのためならどんな姑息な手段でもどんな卑怯な手段でも使うし
利用できる者は何でも利用してみせる。
それは
園咲冴子だろうと、そして照井竜だろうと
左翔太郎だろうと。
殺し合いの檻にすら井坂が屈することは無い。
自らを阻む物はどんな困難であろうと許さない。
それが井坂の生き方。
例えそれが運命に抗うに等しい難事だとわかっていても、井坂は臆しはしない。
怪物はただ己の欲望のままに進むことしか知らないのだ。
【一日目・未明】
【G-5/森】
【井坂深紅朗@仮面ライダーW】
[状態]:健康
[装備]:ウェザーメモリ@仮面ライダーW、
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3(本人確認済み)
[思考]
基本:殺し合いを打破して、主催者を打倒する
1:首輪の解除方法を探す
2:手駒を見付ける
3:リスクのある戦闘は避ける
[備考]
※仮面ライダーW34話終了後からの参戦です。
時系列順で読む
投下順で読む
最終更新:2014年06月14日 17:31