守りし者たち ◆amQF0quq.k
殺し合いが始まって早1時間以上を経過したが、未だに夜は明ける様子を見せない。
深い森の中を歩く
一条薫と
冴島鋼牙は、未だに深い闇に包まれていた。
1つは夜の闇。
深夜の街頭にも照明設備が整っている現代日本で生活してきた一条にとって、これほど深い夜の闇を体験するのは初めてのことだった。
1つは森の闇。
群生する木々とそこから派生する種々雑多な植物は、無秩序に陰影を重ねて行き
一条の周囲を見渡す限り闇で包んでいた。
そして1つは殺し合いの闇。
ここが殺し合いの会場であるということは、いつ危険人物から襲われるか分からないということだ。
一条の全周囲を覆う物陰から、いつ凶刃を持った人物に現れてもおかしくない。
あるいは誰も姿を見せずとも、物陰から銃弾が飛んでくるかも知れない。
こうしてただ歩いている次の瞬間には襲撃を受けている、
そう認識する暇すら無く、命を落としているかも知れないのだ。
いかなる角度から何者が襲ってくるかもしれない。1秒先の命の保証も無い。
犯罪や未確認生命体と戦ってきた一条でも経験の無い、殺し合いの闇。
それが一条の前に広がっていた。
それでも人は歩みを進めない訳にはいかない。
まして一条は警官だ。
座して救いを待つ無辜の民衆ではなく、それらの人々を救いに行くべき存在。
どれほど困難な事態であろうと、解決のために自らが動かなくてはならない。
しかし、その歩みは決して迅速な物とはならなかった。
不安定な足場を1歩進むごとに周囲を警戒する。そんな調子で、慣れない森の中を進むのだ。
その歩みが順調な物になるはずが無い。
はずが無いのだが──
(…………しかしあんな長いコートで、よくあれだけスムーズに山道を歩ける物だ……)
一条の前方で白い布が閃く。
先を行く鋼牙が歩を進める度に、靴まで届きそうな長さの外套が揺れるが、
無造作に伸びる草木に引っ掛かることはおろか、汚れ1つ付かない。
道無き道を、鋼牙は軽快かつ力強くで進んで行く。
鋼牙の様子を見るに、どうやら山道に慣れていると言うより、
本人の持っている運動能力が並外れていることからの軽快さであるようだ。
しかもその様子からは、さりげなくだが周囲への警戒を怠っていないようにすら思える。
山道を淀みなく通り抜けていくと言えば、まるで獣のごとき印象を与えるが、
凛とした体勢を崩さず力強くに歩いていく様は、むしろ洗練した高貴さすら感じる。
強いてその印象を例えるならば騎士。
鋼牙からは、そんな突飛な印象さえ受けた。
その頼もしくすら感じる鋼牙の背中へ、一条は思わず声を掛ける。
「…………君は何故、私の前を行っている?」
鋼牙は一条に背を向けたまま、足も止めずに返事を返す。
「不満でもあるのか?」
「君は私の保護下にあるのだから、私の後ろに居てくれなければ困る」
「何が困る?」
「君が先に進んだら、いざと言う時に君を守れないだろう!」
一条は警察官であり、現状ならば鋼牙を守らなければならない立場にある。
そして事実一条は鋼牙を命を賭けて守る覚悟だ。
体面としても実情としても、鋼牙を保護する体制をとらない訳にはいかないのだ。
「武器を持っているのは俺だ」
「その剣は本来、民間人の君が持っていてはいけない物だ!」
「ではどうする? この場で没収するか?」
一条と鋼牙の間で僅かに空気が張り詰める。
鋼牙の鉄面皮に鋭い視線を向けていた一条だが、
やがて先程まで慎重な足取りだった一条は、一転して足早に歩き出し鋼牙の横を通り過ぎようとして行く。
「……そうだな、私が君より先を歩けば良いだけのことだったな…………!?」
夜が明けた訳でもないのだから、足下は当然暗いまま。
一条は何とも判然としない物に足を取られた。
転倒する。
そう思った瞬間、一条の身体が空中で止まった。
鋼牙が一条の身体を支えていたのだ。
「すまない……」
「……俺は警察の仕事がどんな物かは知らない」
「…………?」
「だがここで無理を押して、肝心な時に守りたい物を守れなくとも……警察官の使命を果たせるのか?」
「……………………」
一条は、やがて力が抜けたように嘆息した。
自分の態度を振り返ってみれば些か大人気無かった。
張り詰めた状況に、気づかぬ内に心身とも消耗していたらしい。
保護する立場である自分がしっかりしなくてはならない。
一条は改めて気を引き締めて、今すべきことを考える。
「……少し休んで構わないか?」
「ああ」
一条が休憩を申し入れると、鋼牙はあっさりと了承した。
森の一角に偶然形成された、開けた平地。
一条と鋼牙はそこで各々、半ば地面に埋まった岩と表出した木の根に向かい合って座った。
一息付いた一条は、正面の鋼牙の様子を見る。
鋼牙は休息を取っているにも関わらず僅かにも弛緩した様子は無い。
観察すればするほど不可解な人物だ。
先ほどは民間人と言ったが、それすら怪しい。
言語や外見から、鋼牙が日本人であることは間違いない。
しかし身体能力は明らかに凡夫のそれではないし、どこか修羅場慣れしているような空気すら纏っている。
警察官や自衛官などではないだろう。自身が警察官である一条には漠然とだがそれを察することができる。
一条の鋼牙に対する印象はやはり騎士だが、日本人でそれはさすがに有り得ないだろう。
つまり鋼牙は、その人物像の背景が全く見えないのである。
それでも、何故か一条は鋼牙に悪印象は持っていない。
むしろ根拠も無いのに、どこか信用できる気さえする。
(彼なら五代のことはともかく、未確認生命体のことは話しても問題ないか……)
一条は鋼牙に話していない殺し合いに関する情報があった。
1つは
五代雄介のこと。
殺し合いの参加者の中で唯一、一条にとって知人と言える人物。
むしろ戦友と呼んだ方が妥当か。
五代はその体内にある霊石アマダムの力により、古代の伝承にある戦士クウガに変身することができる。
クウガの力を得た五代は警察と連携して、未確認生命体と呼ばれる人類の脅威と戦っていた。
そして一条は五代と最も繋がりの深い警察官なのだ。
もう1つはその未確認生命体。
超古代においてグロンギと呼ばれたそれは、平和に暮らしていた人類リントに殺戮の牙を向けた戦闘種族。
そして蘇った現代においても、人類にゲゲルと呼ばれる殺人ゲームの牙を向けて来た。
普段は人間の姿で潜伏しているが、殺人や戦いの際には怪人に変身を果たし、
生物としては常軌を逸した生命力と、異常な身体能力を持つ。
その尋常ならざる戦力には、当初は警察の力でも全く対抗できなかったほどだが、
人類に味方する未確認生命体第4号=クウガの協力と、兵器開発や武装強化の甲斐もあって、
現在では多くのグロンギを倒すことに成功していた。
問題はどちらも殺し合いに参加していることである。
五代=クウガのことは隠しておいた方が良い。
クウガであると話しては、五代に対する要らぬ警戒やあらぬ偏見を招きかねないからだ。
しかし未確認生命体の方は、やはり話しておいた方が良いだろう。
鋼牙ならば未確認生命体の存在を知っても、無闇に恐れることも悪用することを考え無いと思えた。
「君には話していなかったが、私は警視庁の未確認生命体対策本部に所属している」
「……未確認生命体?」
「ああ、だから未確認生命体の情報を持っていて……知らないのか?」
「言葉の意味は分かる。だが、聞くのは始めてだ」
事も無げに答える鋼牙に対して、一条は怪訝とした表情を向ける。
鋼牙の返事の意味をそのまま受け取れば、未だ確認できていない生命体という言葉の意味は理解できても、
『未確認生命体』と言う固有名詞を聞いたことが無いと取れる。
しかし未確認生命体の社会的な知名度で、鋼牙のような日本人の成人が存在も知らないというのは有り得ない。
現代日本においては未確認生命体の脅威は公然の事実であり、
未確認生命体の存在が確認されれば、マスコミを通じて警告や避難勧告がされるほどである。
しかし鋼牙はその存在を聞いたことも無いと言う。
一条にしてみれば考えられない事態なのだ。
一条の様子に、無表情のままだが視線を鋭くした鋼牙の口を開いた。
「……どうやら一筋縄でいく話では無いらしいな。とにかくその未確認生命体について説明しろ。できるだけ詳しくな」
一条はどこか腑に落ちない思いを抱えながら、鋼牙の言われるまま未確認生命体=グロンギの説明を始めた。
その生物的特徴と脅威と社会的な影響の大きさを。
警察がどれほど苦戦したかを。
そして人類を守るためグロンギと戦ったクウガの存在を。五代の存在を隠して上で。
「……そしてこの殺し合いにも未確認生命体は参加しているようだ」
「何故それが分かる?」
「警察は未確認生命体の人間態をB群と分類しているが、その内の2号と11号の姿を加頭の説明がされた空間で確認した……」
更に一条は未確認生命体への警告を促すために、
B2号が蝙蝠の怪人、未確認生命体第3号に変身することと、
B11号が状況証拠から推測して甲虫の怪人、未確認生命体第46号に変身する公算が大きいことと、
その2体の人間態と怪人態の姿を説明した。
ただ未確認生命体第3号は一条がその死体を確認し、解剖に回されたことを知っているし、
未確認生命体第46号もクウガによって倒されたことを聞いている。(46号死亡時と思しき、夜を昼に変えるほどの絶大な規模の爆発も見ている)
つまり2体とも死んでいるはずなのだ。
しかしその姿を確認できた。
それでも未確認生命体の生命力を知っている一条には、あまり不思議は無いように思える。
超古代より地中で眠りながら生き続け、
何10発と銃弾を浴びても死亡するどころか行動に支障すらきたさず、
僅かな肉片からでも全身が再生する例すらある。
あの生物の常識を完全に逸脱した生命力なら、再生したと言うことすら有り得ると思えた。
鋼牙はグロンギの話をただ黙って聞いていた。
「なるほど、確かにそれならば俺が知らないと言うのは不自然だな」
「……正直に言って、私には君が未確認生命体を知らないのが信じられない位だ……」
「やはりホラーでは無い、か……」
「……え?」
「…………俺も話すべきだろうな。ホラーのこと……そして魔戒騎士のことを…………」
「ホラー?」
今度はこれまで黙って聞き手に回っていた鋼牙が語り始める。
世の条理を越えた怪物と、それに立ち向かう戦士の物語を。
世界には人間の住む世界とは別に魔界が存在する。
そして魔界から陰我のあるオブジェをゲートとして、人間の世界へ通り抜け、
人間に取り憑き人間を喰らう魔獣ホラーが現れる。
魔獣は人間の陰我を増幅し、やがてこの世ならぬ怪物に変貌させるのだ。
鋼牙の話を聞く一条は、不審とまではいかないまでも、
あからさまに不可解と言わんばかりの表情を浮かべている。
無理も無い。
普通の人間が、突然魔界やホラーの話を聞かされたところで、
易々と呑み込めるはずも無い。
それでも鋼牙は揺るがない。
鋼牙には、誰に信じて貰えなくとも揺るがざる使命を持っているからだ。
やがて鋼牙の話は、そのホラーに対抗する者へ移る。
人間の中に存在する、魔獣を狩り、人を守りし者。
魔戒騎士という名の希望の光。
「そして俺も……魔戒騎士だ!」
「──!!」
鋼牙が突如として立ち上がり、剣を抜いて頭上で振るう。
一条は鋼牙の突然の行動、何より一連の挙動の早さと淀み無さに驚く。
そして次の瞬間、更に驚くべきことが起こる。
鋼牙の頭上で円形に空間の切れ目が発生していた。
切れ目から強い光が漏れ、光はやがて円形の面全体にまで広がる。
そしてそこから黄金色の物体が飛び出して来た。
黄金色の物体は鋼牙を覆い──狼面の鎧を形作った。
「これが……魔戒騎士」
黄金騎士の威風。
間近で見るそれに、さしもの一条も僅かに気圧された様子を見せる。
鋼牙を騎士と見た一条の印象は、極めて正確だったということだ。
用が済んだ鋼牙は、変身を解いてまた座り込んだ。
鋼牙が変身をしたのは、別に戦闘などの用が有ったからでは無い。
ホラーや魔戒騎士の話に信憑性を持たせるためだ。
そして何故そこまでして鋼牙が自分の話に信憑性を持たさなければならなかったのか?
それは次の話に移行するためである。
「しかしホラー……未確認生命体の他に、警察がその存在にすら気付いていない人類に対する脅威が存在していたなんて……。
そして君の方は君の方で、未確認生命体の存在を知らない…………」
「いや、俺が未確認生命体を知らなかったのは…………恐らく未確認生命体が存在しないからだ」
「……どういう意味だ?」
「俺の居る世界では、という意味だ。……俺たちはそれぞれ、別の世界の住人である公算が大きい」
鋼牙の話に一条は戸惑いを隠せない。
未確認生命体関連以外には超常的な話に免疫の無い一条は、あからさまに当惑している。
まだホラーなら未確認生命体と、魔戒騎士ならクウガと同じような感覚で把握することもできた。
しかし多重世界の話となれば、完全に一条の観念の外の世界となるのだ。
「…………それは……我々の住む世界が、魔界のように君の住む世界とは別世界であると……」
「空間を異にしているという意味ならそうだが、魔界のような全く様相の違う世界では無いだろう。
おそらくパラレルワールドのような物だ」
鋼牙の科学知識は魔導に関する物に偏っている。
しかし魔界や鎧の召喚の知識から、自分が居る世界と別空間の存在、
そこから派生する別世界の存在という可能性を思いつくことができた。
そして当初は自分から話すつもりは無かった、魔戒騎士の存在を明かしたのは、
自分たちの持つ情報を率直に明かしてくれた一条に対する、鋼牙なりの返礼である。
一条の明かした情報には、警察内の機密情報も含まれているのだろう。それでも一条はそれを明かした。
だからこそ自分が鎧を召喚する姿を見せてまで魔界の存在を裏付けて、
更に異世界の可能性を示唆した。
一見すると愛想と無縁に見える鋼牙だが、内情は義理堅い人物でもある。
「信じる信じないはお前の勝手だ。それにこれはあくまで仮説に過ぎない」
「…………確かにその仮説が正しければ、我々の認識の食い違いも説明がつく。
……いずれにしても、事態は私の考えていたより重大な物であるようだ…………」
1警察官である一条の理解を超えた、鋼牙の仮説。
それでも一条は、鋼牙の話を荒唐無稽だと一蹴する気にはなれなかった。
一条には、鋼牙がいい加減な話やその場凌ぎの嘘をする人間とは思えない。
会ってほとんど時間も経っていない、決して愛想が良い人物ではない鋼牙だが、
やはりどこか信用に足る人間に思える。
会って間もなかったはずの五代雄介を、何故か信用できたように。
「話も済んだなら、そろそろ出発するぞ」
「あ、ああ」
鋼牙は立ち上がり、まだ困惑から抜け切っていない一条に出発を促す。
確かに充分に休息は取ったし、これ以上は取り立てて話すことは無い。
言われた通り出発しようと、一条も腰を上げる。
「俺が先を行って良いな」
「……そうだな、この場では君の方が主導した方が良いだろう。……だが未確認生命体を相手には無理に倒そうとしないことだ」
「魔戒騎士は人を守りし者だ。俺の剣は人間を斬ることは無い」
鋼牙の返答を聞いて、一条の足が止まる。
「人間、と言うのは未確認生命体のことか?」
「人間は人間だ。俺もお前も未確認生命体とやらもそうじゃないのか?」
「……未確認生命体を人間だと思わないことだ。さっきは無理に相手をしないように言ったが、未確認生命体を倒せる機会があるならそれを逃すべきではない」
一条の返答を聞いて、今度は鋼牙の足が止まる。
「さっきのお前の説明によれば、未確認生命体と言うのは人間で間違いないはずだ」
「…………生物学的に見れば……人間に分類されるだろうな…………」
未確認生命体=グロンギはその遺体を警察に回収され、解剖学的な研究を受けている。
そして研究の結果、グロンギとは人間が体内の鉱石から神経網のような物が全身に伸びて、その結果身体が変質した存在だということが判明した。
それは霊石アマダムの効果でクウガに変身する五代雄介と本質的には同じ存在だと言える。
即ちクウガに変身する五代雄介が人間であるのと同じ意味で、グロンギも人間であると言えるのだ。
「……だが、未確認生命体と我々は決して相容れることの無い存在だ。奴らは殺し合いに関係なく殺戮に生きている。そして殺し合いの中でもそれは変わらないはずだ」
「だから殺して良いと言うのか?」
「そうしなければ、我々は皆殺される。未確認生命体とはそれほど危険な存在だ!」
“グロンギが人間である”ことは間違いない。
しかし“グロンギ”は人間と決して共存できる存在ではないのだ。
もしその可能性が万が一にも存在するなら警察も五代もグロンギを問答無用で殺しはしない。
特に五代は本来穏やかで暴力を好まない人物だ。闘争や、ましてや殺人などという手段は本来なら絶対に取らない。
それでも五代は1度として対話すら試みずグロンギを倒し──殺していった。
グロンギの凶暴性や残虐性とは、それほどまでに常軌を逸しているのだ。
しかし幾ら言葉で説明しても、鋼牙にそれは伝わらないだろう。
グロンギの禍々しさは、実際を知らなければ分からない。
「…………警察官とは……守りし者ではないのか?」
「守りし者か、君の言う通りかもしれない……だが人を守るためには、その手を汚す覚悟が必要な時もある」
「確かにその覚悟が必要な時もあるだろう。だがそれは…………最初から守る意思を放棄した者が語っていい覚悟ではない」
「君こそ未確認を知らないからそう言えるんだ!!」
再び睨み合う一条と鋼牙。
今度は一条だけでなく、鋼牙の方も強固な意志を感じる。
そして2人は同時に視線を外した。
「行こう」
「ああ」
一条と鋼牙は再び歩き始めた。
短い間だが2人はお互いの性格を漠然とでも把握していた。
即ち2人とも強情であり、譲れない部分は絶対に譲らない人間であることを。
だからこそ、2人ともがそれ以上の議論は無意味だと悟り話を打ち切ったのだ。
一条はまた殺し合いの闇を進む続ける。
どうやらこの殺し合いは、一条の想像を超えた事態であるようだ。
あるいは1警察官の手に負える事態では無いのかもしれない。
それでも一条は歩みを止めることは無い。
警察としての使命を全うする。
出来る出来ないではなく、一条はそうする覚悟だ。
例え同行者と意見を違えてもだ。
鋼牙もまた殺し合いの闇を進む続ける。
魔戒騎士である鋼牙にとってすら、想像を超えた事態であるようだ。
あるいは牙狼の称号を持つ黄金騎士にすら、手に負える事態では無いのかもしれない。
それでも鋼牙は歩みを止めることは無い。
人を守りし者としての使命を全うする。
出来る出来ないではなく、鋼牙はそうする覚悟だ。
例えそれが未確認生命体と呼ばれていようともだ。
【1日目/黎明 F-4 森】
【冴島鋼牙@牙狼─GARO─】
[状態]:健康
[装備]:魔戒剣、魔導火のライター
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:護りし者としての使命を果たす
1:加頭を倒し、殺し合いを終わらせ、生還する
2:再び
バラゴを倒す
3:一条と共に行動し、彼を保護する
4:零ともできれば合流したい
5:未確認生命体であろうと人間として守る
[備考]
※参戦時期は最終回後(SP、劇場版などを経験しているかは不明)。
※魔導輪ザルバは没収されています。他の参加者の支給品になっているか、加頭が所持していると思われます。
※
ズ・ゴオマ・グと
ゴ・ガドル・バの人間態と怪人態の外見を知りました。
※殺し合いの参加者は異世界から集められていると考えています。
【一条薫@仮面ライダークウガ】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1~3、警察手帳
[思考]
基本:民間人の保護
1:警察として、人々を護る
2:魔戒騎士である鋼牙の力にはある程度頼る
3:他に保護するべき人間を捜す
4:未確認生命体に警戒
※参戦時期は少なくともゴ・ガドル・バの死亡後です
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最終更新:2013年03月14日 21:51