曲紹介
きみはわたしのかみさま。
曲名:『カミサマ』
- 佐倉 憂氏 初の可不オリジナル曲。
- Illustration:Warmtail
歌詞
陽が落ちる頃 怠惰な僕の
前に現れた人外の少女
白い髪と紅の瞳が眩しいから
きっとカミサマなんだろう
空想で埋まった片隅の塵箱
空にする決意も持ち合わせてない
折った筈の筆が
顔を覗かせ
まだ僕を求める
カミサマ僕に教えてくれないか
何者にも成れなかった人生を
終わらせるなら最期に
何を遺して消えるべき?
貴方は何も答えない
照らした黄昏の陽が表情隠す
出されたお茶を両手に包み
懐かしげに部屋を見回すカミサマ
大きい耳と緩く揺れる長い尻尾を
ただ目で追いかけてた
空想が詰まった昔の僕は
もうこの世から消えて塵になったんだ
夢を見上げた稚拙な姿は
塗り潰してしまった
カミサマ僕を殺してくれないか
何者にも勝てなかったこの身を
終わらせることも叶わない
臆病の塊だ
「貴方になら構わない」
"諦めきれずに ここまで生きて"
"認めたくない気持ちも隠したのかい?"
"君はいくつだ?"
"あと何年生きられるんだ?"
優しい笑顔で僕に告げる
カミサマ僕に教えてくれないか
何者にも成れなかった人生を
飾り付けるなら最初に
何を創って咲うべき?
貴方は僕を見詰めた
"その路の先を 描くのは君だ"
冷めた器を置いて囁いた
"今夜は冷えるからもうひとつ"
"温かいミルクでも頂いてくよ"
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最終更新:2023年12月12日 19:44